マスタードに合う料理が充実!福岡・春吉のレトロな新店が話題

マスタードに合う料理が充実!福岡・春吉のレトロな新店が話題

2020/10/30

2020年9月4日の「串の日」、福岡市中央区春吉に誕生した「NIKOMIGUSHIますたーど」。店名のとおり、料理の引き立て役であるマスタードを看板料理と並ぶ存在として位置付けた、新しいタイプの居酒屋です。料理はもちろん、レトロな店内にも注目。どんなお店なのか、早速ご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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串の日(9月4日)に誕生!昭和の雰囲気が漂う大人の居酒屋

日本3大歓楽街の一つ・中洲と隣接しながらも、落ち着いた空気が漂う大人のグルメタウン・福岡市中央区春吉。小規模ながらも食通に愛される店が数多く点在するこの街の一角に、今回紹介する「NIKOMIGUSHIますたーど」も店を構える。

地下鉄七隈線天神南駅から南へ徒歩約8分、春吉2丁目交差点近くに店がある。レトロと洗練さを併せ持つ、ひと際目立つ外観が目印。タヌキの置物は傘立てだそうだ

のれんをくぐると、まるで昭和にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな大人の空間が広がる。カウンターの向こうでは、割烹着に身を包んだ女性スタッフが笑顔でお出迎え。穏やかな時間が流れるアットホームな時間の中で、心地よいもてなしを受けながら、リラックスできる。

天然杉を取り入れた、落ち着いた雰囲気の店内。席は、カウンターのみの15席。感染予防対策もしっかりと行いながら、営業をしている(写真撮影のため、女将には、特別にマスクを外していただいております)

この店の最大の楽しみは、「国内外から厳選されたマスタードと創作料理のマリアージュ」だ。じっくりと煮込んだ看板料理の「和牛もつ煮込み串」(1本220円)をはじめ、マスタードの酸味や辛み、甘みを生かした多彩な創作料理を用意。自分好みの酒を片手に、それらを堪能できる。

「NIKOMIGUSHIますたーど」を手掛けるオーナーが博多の名物入りを目指す、「和牛もつ煮込み串」とマスタードのマリアージュ。さまざまなフレーバーで試してみて、自分好みの食べ方を見つけよう

バラエティーに富んだ料理と豊富な酒でマスタードの魅力を再発見

ここで、開業以来、キュートな笑顔と心地よいもてなしで多くの利用客のハートをつかんでいる、「NOKOMIGUSHIますたーど」の女将・一木ハルカさんが登場。開業のきっかけやお店の特徴、オススメの料理や酒など、いろいろと話を伺った。

\この人に聞きました!/

「温かい雰囲気を大切にしながら、おもてなしをしている」と話す、「NIKOMIGUSHIますたーど」女将の一木ハルカさん(写真撮影のため、特別にマスクを外していただいております)
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「博多の名物になるような『もつ煮込み串』の新しい食べ方を模索していた当店のオーナーが、マスタードの魅力にハマったことが、開業のきっかけです。調べてみると、種類は実に豊富。それらのフレーバーに合った料理を創作して、お客様自身で好みを探してもらう居酒屋にしようと、店名に『ますたーど』を入れたんです」
入口近くの窓に記された「黄色い花は刺激的」の文字。この文字を見ると、私がまだ知らないマスタードの新たな魅力に触れることができそうで、期待が高まる
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「マスタードは現在、福岡県朝倉郡筑前町の『ギャラリー茶寮 南の風』で製造されている『マスターネ。』のプレーン、しょうゆ、ブルーベリーの3商品は固定にして、そのほかは当店のメニューとのバランスを見ながら、随時入れ替えを行っています。お客様にはまず、『お通し』(500円)の時にマスタードを3種類選んでいただきますので、食べ比べをして、好みの味を見つけてください」
お店を訪れた日のマスタードのラインアップ。写真中央の3商品が「マスターネ。」。プチプチ食感で辛さはなく、肉と好相性の調味料として、食通に知られている
「お通し」と一緒に運ばれる3種類のマスタードは、写真のような形で提供される。別途、+300円でさらに3種類のマスタードをテイスティングできる「追加調味料3種類盛り」というメニューもあり
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「看板料理の『和牛もつ煮込み串』(1本220円)新鮮な和牛を使用し、毎日じっくりと煮込んでご提供しています。串に刺さっているもつは、センマイ・小腸・ハツみそ風味のあっさりとした味付けにしていますので、お客様のお好みのマスタードを付けてご堪能ください」
来店客の多くが、1人5本は食べているという「和牛もつ煮込み串」。串はくじになっており、当たりの焼き印が出るともう1本プレゼントされるといううれしい特典付き
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
『ポテサラますたーど』(580円)『馬ユッケますたーど』(980円)といった、マスタードでひと手間を加えた創作料理も豊富です。特に、『辛子蓮根のクワトロフォルマッジ』(1100円)は、食べ応えがありますし、複数人でシェアできますのでオススメです。メニューは3カ月に1度、マイナーチェンジを行っています。今後の新作もご期待ください」
4種類のチーズで味わえる「辛子蓮根のクワトロフォルマッジ」(1100円)。中には、シャキシャキのからしレンコンがイン。お好みで、別添えのハチミツをかけて食べるところもポイントだ
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「アルコールは、『和牛もつ煮込み串』と好相性のものを、バラエティー豊かに取り揃えています。特に焼酎は、30種以上のフレーバーを常備。ワサビやレタス、ジャガイモ、昆布、クリといった珍しい焼酎もありますよ」
日本各地から厳選して仕入れたという、珍しい原料で製造された焼酎の数々。「こんな原料で焼酎ができるんだ」という発見もあり、面白い
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「超極細の白髪そうめんでいただく『ネギ玉とろろ煮麺』(1人前780円~)や和スイーツ風に仕上げた『ますたーどアイス最中』(420円)など、〆の麺やデザートとして、マスタードと一緒に味わえるメニューもご用意しています。1軒目としてはもちろん、2軒目での利用も大歓迎ですので、お気軽にお越しください」
「ますたーどアイス最中」(420円)。別添えの「ふくろう最中」は、アイスをサンドしていただくのがこの店流。「マスターネ。」のしょうゆ味をかければ、みたらし団子風の味わいが楽しめる
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「今後も、『たこさんウインナー』や『雲仙ハム』、『いかそうめん』など、マスタードとの相性が抜群で、昭和レトロな居酒屋の雰囲気に合った新メニューを登場させる予定です。これらの情報は、お店のSNSでも随時発信していますので、お見逃しなく」

職人の技が光るこだわりの和空間で思い思いの時間を満喫

番組登録者数約1万人の建築系YouTuberなどの職人たちが手掛けた、エレガントでインパクトのある和空間も要チェックだ。細部にまで1つ1つこだわって作り上げたというだけのことはあり、アートな世界もしっかりと体感できる。

伝統工芸士の作品を使用し、双松を中心としてレイアウトされたという、グラスや酒をディスプレイする棚。グラスも、時代を感じさせるものが並んでいる
熟練の職人が手作りした、天然竹製のハンガーフック。精巧な造りが施されており、洋服がかかっていない時はレトロな空間をオシャレに演出するパーツになっている

所々で、遊び心あふれるデザインも施されている。マスタードの店にちなみ、天井やイスなどの差し色も、店内に置かれた「商売繁盛だるま」も、外につり下げられたちょうちんも、マスタードカラー。割烹着姿の女性店員と店内に流れる昭和歌謡で、まるでタイムスリップをしたかのような、心安らぐ雰囲気を演出する。支払い時に登場する、30年前の手彫りの会計トレイも、ぜひ注目してほしい。

店内の壁にずらりと並ぶメニューの短冊も、縁はすべてマスタード色。竹製の花入れに飾られていたのも、マスタードの花だった
小学校の教室でよく見かけた、某文房具メーカーのキャラクターの容器を発見。右側にある駄菓子はサービスで、来店客は自由に好きなだけ取ることができる
露店や駄菓子店でよく見かける、棒付きのキャンディー。一木さんいわく、こちらは客を見送る際に、「またお待ちしております」と言って手渡すものだという

現在の営業時間は19:00~翌3:00で、ラストオーダーはフードが2:00、ドリンクが2:30。日曜日のみ定休となる。店内では、スタッフのマスク着用や入店時の手指消毒のお願いなど、感染予防対策にも十分に気を配り、利用客に安心してくつろいでもらえるような環境作りを心がけている。

手指消毒用の消毒液は、入口ではなく、カウンター席のポイントポイントに設置。15席しかないため、常に密にならないよう気を配りながら、席の案内を行っている
女将の一木ハルカさん
女将の一木ハルカさん
「『和牛もつ煮込み串』のクジのほかにも当店では、サイコロを振って出た目の文字が刻印された杯で日本酒を飲む、『遊興杯(ゆうきょうはい)』と呼ばれる遊び用の酒器も置いております。一説には、年末のドラマでおなじみの『忠臣蔵』に登場する浪士の1人がよくこれで遊んでいたとか? 店内で利用したい方は、お気軽にお声がけください」
「遊興杯」は2種類を用意。1つは、伝統工芸の漆器になっている。複数人で利用する際に、日本酒を楽しく飲む1つの手段として、覚えておこう

満席になることも多いそうなので、どうしても席を確保したい場合は、電話やグルメサイトなどで事前予約をしたほうがベスト。皆さんも春吉近辺で飲みたくなった時はぜひ、行きつけにしたくなるようなアットホームな1軒にも足を運んでほしい。

店名をモチーフにした、店頭の看板もインパクト大。国体道路の春吉交差点から県道553号を南へしばらく進むと左手に見えるので、訪問する際の目印にしよう

※記事で紹介している内容や料金は、2020年10月30日時点での情報になります
※掲載している料金はすべて税別になります

取材メモ/名店が点在する春吉エリアの、新たな顔になりそうな1軒。カウンター席越しに女将の一木さんとお話ししている時は、某人気刑事ドラマのあの方のような気分になってしまいました(笑)。昭和レトロな空間で、皆さんも思い思いの時間を楽しんでくださいね。

取材・文=西田武史(シーアール) 撮影=長﨑辰一

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