日本情緒あふれる国内最高級のラグジュアリーホテルが京都に開業

日本情緒あふれる国内最高級のラグジュアリーホテルが京都に開業

2020/11/05

京都にある二条城のすぐそば、三井総領家(北家)の邸宅が存在した場所に、ラグジュアリーホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」が11月3日に開業した。受け継がれた門や景石、灯籠などを移設・再配置した施設の外装やスパ、食事など、気になるホテルの見どころを紹介しよう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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旧三井総領家邸宅の跡地に「HOTEL THE MITSUI KYOTO」開業!

慶長8年(1603年)、徳川幕府によって築城された二条城。そのすぐそばで、250年以上にわたって三井総領家(北家)の邸宅が存在した場所に、11月3日「HOTEL THE MITSUI KYOTO」が開業した。

日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」というブランドコンセプトのもと、伝統文化や建築、工藝、食などに見られる日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練された振る舞いで、すべてのゲストに特別なくつろぎを提供する。

エントランス

日本の建築美と時の積み重ねが感じられる外装デザイン

外装は、当時から受け継がれてきた多くの遺構とともに、この地に脈々と刻まれた「時の記憶」を踏襲しながら、現代の表現技法で新たに蘇らせ、歴史性を先進性が感じられるデザインとなっている。

ゲストを出迎えるエントランスには、今から300年以上前の元禄16年(1703年)に創建され、三井家の時代より受け継がれてきた梶井宮門を移設した。

移設された梶井宮門

京都の竹林をイメージしたというエントランスロビーは白木の壁面で構成され、ロビーの中心、優美に敷き詰められた細石の上に彫刻家泉田之也氏による陶の彫像を設えた。

客室などを含めたパブリックエリアは、“伝統再生”をテーマに、古都京都における日本の美、情緒を感じさせるだけでなく、新たな価値を加えたデザインで旅に新しい発見を与えてくれる。

エントランスロビー

また、ホテルの中心に位置する約1300平方メートルの広大な中庭は、三井家の時代から受け継がれてきた庭を現代に再生したものだ。数々の灯篭や景石も再配置されており、歴史を感じる美しい景観が広がる。

古くから京都には、庭と建物が一体となり美しく調和しているさまを表す「庭屋一如」という言葉があるが、ロビーエントランスからラウンジ、中庭の水盤までが一体となった空間にも庭屋一如の精神が根づいている。

庭園と水盤

ここでは、受け継がれてきた時の流れとともに、季節を彩る草花、花の香、風や水の音、虫の音を感じることもできる。

美しい中庭を望むラウンジ

快適で広々としたラグジュアリーな客室

客室(ニジョウスイート)

スイートルーム22室を含む全161室の客室は、客室面積は平均50平方メートルと広く、ゆったりとした空間が堪能できる。室内は、日本の伝統的な茶室を現代的に解釈し、選び抜かれた自然素材と技術でデザインされており、心地よいラグジュアリーが感じられる洗練された空間で、モダンな和の空間美を楽しむことができる。

客室(Onsenスイート)。プライベート空間で天然温泉が楽しめる

Onsenスイート」では専用の天然温泉を用いた露天風呂を備え、この空間のために設えた植栽や灯籠、石積みを配した庭とともに特別な時間を過ごすことができる。

客室(プレミアルーム)
客室(プレジデンシャルスイート)。1部屋のみのスイートで、客室面積は213平方メートルと最大

高い建物がない京都ならではの広い空。客室から見える朝焼けと夕焼けの絶景も堪能したい。

ホテルから望める景色

天然温泉を活用したスパエリア「サーマルスプリング SPA」

スパエリアに続く美しいコリドー

ホテルの敷地から湧き上がる温泉水を活用したスパエリア「サーマルスプリング SPA」では、「静謐を湛える(たたえる)」のコンセプトのもと、時・音・光・香・水をテーマに、静けさと水に包まれた癒やしとくつろぎの空間となっている。

サーマルスプリングとは水着を着用して入る天然温泉を用いたプールのことで、穏やかに流れる時間とともに京都ならではの温泉体験を提供する。静寂に包まれた空間、その空間でかすかに響く水の音、そして心地よい光が京都の旅を一層印象的に演出する。

サーマルスプリング SPA

約1000平方メートルのスパエリアでは、サーマルスプリングのほかに、プライベート温泉SPA トリートメントフィットネスジムが楽しめる。

ちなみに、スイートルーム「Onsenスイート」はこのスパエリアの中に併設されている。

プライベート温泉

プライベート温泉は本格的な日本の入浴体験を提供する貸し切り温泉だ。約100平方メートルのプライベート空間には、ゆっくりとくつろげるリビングスペースも用意され、この空間のために設えた日本庭園とともに、ゲストを特別な和の体験に誘う。

トリートメントルーム

「SPA トリートメント」では温泉水の成分を利用したホテルオリジナルのトリートメントメニューを提供する。サーマルスプリングやプライベート温泉とともに利用することでで、「HOTEL THE MITSUI KYOTO」ならではの豊かなスパの旅を堪能できる。

最上の食のおもてなしが体験できるレストラン&バー

シグネチャーレストラン「都季 -TOKI-」(ガストロノミー鉄板)、オールデイダイニング「FORNI」(イタリア料理)の2つのレストランでは、地元の京都産はもちろん、国内外のよりすぐりの食材を用いた料理が楽しめる。

レストランの他にも「THE GARDEN BAR」や、茶室やレストランの別室などさまざまなシーンで利用できる木造建築の「四季の間」など、大切な人との楽しいひとときやくつろぎの時間を過ごせる空間をそれぞれ庭園を囲むように配置されている。

「都季-TOKI-」

フランス料理と日本料理それぞれの食材と調理法を融合・昇華させ、素材の力を存分に引き出した、新たな鉄板料理を提供する「都季-TOKI-」。目の前に広がる水景とその奥に臨む日本庭園を眺め、京都の四季の移ろいを感じながら、美食を楽しむことができる。

「都季-TOKI-」の鉄板料理イメージ

京野菜や地元の食材の魅力を余すところなく引き出した、ジャンルにとらわれない新しい料理の数々に口福のひとときを過ごすことができる。

「FORNI」店内からは庭園が望め、開放的な雰囲気で食事を楽しむことができる

イタリア語で複数の窯(かま)を表す「FORNI(フォルニ)」は、まき窯で焼き上げるピッツァから本格的なグリル料理まで、幅広いイタリア料理を提供する。豊かな自然が育む地元食材をふんだんに使用したイタリア料理が、きめ細やかなおもてなしとともに堪能できる。

「FORNI」まき窯で焼き上げるピッツァ

京都やその近郊から届く旬の食材を香ばしく仕上げるグリル料理、国産フレッシュパスタやイタリア仕込みのリゾットなどが味わえる。

「FORNI」本格グリルも楽しめる
「THE GARDEN BAR」店内

季節の移ろいとともに変化する本ホテルの⽇本庭園。「THE GARDEN BAR」では⻩昏とともにライトアップされる⽇本庭園を眺めながら、甘味やお酒とともにくつろぎの時間を過ごすことができる。

「THE GARDEN BAR」のアフタヌーンティーセット

「THE GARDEN BAR」で提供されるアフタヌーンティーは、銅や真鍮(しんちゅう)の菓子缶や茶筒(開化堂)木製ティートレイ(中川木工芸)や青磁の茶器や菓子皿(茶陶朝日焼)といった伝統工藝品に触れながら、四季折々の美しい情景を写し取ったスイーツの数々をゆったり楽しむことができる。

絶妙なバランスで提供されるセイボリーとスイーツ、スコーン、数種類のコンディメントで構成され、ホテルでの優雅なひとときを楽しむ充実のアフタヌーンティーセットとなっている。

「THE GARDEN BAR」ゆったりとくつろげる低めのカウンター席
デスティネーションカクテル「雲母(キラ)」

さまざまなカクテルやウイスキーなどが楽しめる「THE GARDEN BAR」。その中でも京都らしさを感じられる、デスティネーションカクテル「雲母(キラ)」は、和のボタニカルを原料に造られた京都のジン、伏見の日本酒、そして、オリジナルオレンジビターで創りあげた、京都の美しさや豊かさを表現した一杯だ。

宿泊の際には四季折々に表情を変える庭園を眺めながら、おすすめの一杯を片手に美酒に酔いしれる極上のひとときを楽しみたい。

「四季の間」

四季の間」は、かつてこの地に存在した三井総領家の邸宅の一部を総檜造で現代に再現したものだ。

「四季の間」上質な和の空間はお茶会に最適

お茶会や食事会の会場として、また2つのレストランの別室としても利用できるほか、ゲストのさまざまな要望に応える特別な空間となっている。


エントランスから一歩足を踏み入れたときから、建物そのもの、庭園、客室、レストラン、スパ、温泉と全てにおいて極上の体験が約束されるホテル「THE HOTEL MITSUI KYOTO」。古都京都で受け継がれてきた歴史を感じながら、心と体を癒やし満たすひとときを、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

文=シーアール

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