京都で話題の新感覚ゲストハウスに女1人で泊まってみた

2017/03/28

京都で話題の新感覚ゲストハウスに女1人で泊まってみた

世界中の高感度な旅人が集うと評判の東京・蔵前のゲストハウス「Nui.」。その姉妹店で、初の関西進出となる「Len」は今、京都に開業して3年目の春を迎えようとしています。今回は、ゲストハウス初体験のアラサー女子ライターが同施設の魅力を泊り込みでレポートします!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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皆本類(みなもと るい)

皆本類(みなもと るい)

ライター

30代になったことだし、新しい京都旅がしたい!

殺人的に観光客で混み合うオンシーズンの京都。それでも「そうだ 京都、行こう」と性懲りもなく思ってしまうのは、見所たっぷりの歴史あるこの街の計り知れない魅力ゆえなのでしょうか。

とはいえ、30代も板についてきたワタクシ。20代の頃のように寺社仏閣観光を中心としたアクティブな旅もいいけれど、これからはリラックスムードで、まるで暮らすかのように京都を楽しんでみたいと思うように…。

さらに、自分の中の古都のイメージを覆す想定外な京都旅できたら嬉しい! さらに、それがリーズナブルに気楽に経験できたら言うことありません! 

そんな思いを抱えていたところに、情報通の友人から「ゲストハウス『Len(レン)』に行けば、君のような(小うるさい)アラサー女性も望み通りの京都旅ができる」との進言が。

というわけでゲストハウスを利用するのは初めてですが、思い切って行ってみることにしました。

河原町駅から歩いて8分ほど。四条や祇園などの市街地へのアクセスがいいうえ、鴨川にもすぐ出ることができたり、京都の山々を見ながらのんびり過ごしたりもできる好スポット

今回伺ったLenは、東京・入谷の古民家ゲストハウス「toco.(トコ)」、東京・蔵前のカフェバー併設のホステル「Nui.(ヌイ)HOSTEL & BAR LOUNGE」の成功で知られる「Backpackers’ Japan」が、2015年3月初めて関西に開業したゲストハウスです。外観をひと目見ただけで、「アリ。これはワタクシ的にアリ」と確信めいたものを感じました。

洗練された雰囲気に早速ノックアウト

施設に入って右側に構えるバーカウンター。飲食物のオーダーはもちろん、スタッフとゲストの交流の場にもなっています

扉を開けると、まるでお洒落な友達の部屋に遊びにきたような、スタイリッシュかつ居心地のいい空間が広がります(そんな友達いないけど)。話によると世界中の旅行者が集まるっているらしいのですが、早速外国人の方がスタッフと談笑しているところに遭遇しました。こういうのだけでも気分はアガりますね。


もうすぐにでもこの空間に溶け込んで、柱の一部にでもなりたい! 

はやる気持ちを抑えてまずはチェックイン。ゲストハウスへの宿泊は初めてのワタクシにも、鍵のかけ方や設備についてスタッフの方が親切に説明してくれます。

1F部分はカフェ、バー、ダイニングとして旅行者だけでなく気軽に利用できるのも特長。地元の方も思い思いに過ごしています

計70名が宿泊できる大型ゲストハウス

2階以上は、宿泊者のみが利用できるスペース。ゲストハウスといえばカーテンで仕切られた2段ベッドが並ぶドミトリータイプが主流のイメージでしたが、こちらにはゲストのニーズに合わせてさまざまなタイプの部屋があります。

女性専用ドミトリー(1人1泊3000円~)。男女混合ドミトリー(1人1泊2600円~ ※8人部屋)と同様、手作りの特別製の丈夫な2段ベッドを設置。部屋の扉はチェックイン時に教わる番号で解錠します

ドミトリータイプに宿をとるのも今回初めてでしたが、カーテンや読書灯でプライベート空間が心地よく保たれるので、思った以上に快適でした。

「Len」の中で一番広いキングダブルルーム (1室1泊 1万800円~)。2人用の個室で、机、椅子、洗面台が備わっています

友達やカップルで利用するときは、個室タイプを利用するのもいいですね。ゲストハウスのアットホームな雰囲気を味わいつつも自分の時間も大事にしたい(ワタクシも本来はそのタイプ)という人にも個室はおすすめです。

ドミトリー、個室ともトイレ、シャワーは共用。シンプルなつくりですが清潔感は万全。24時間利用できます

ゲストハウス初体験の人ならおそらく気をもむであろう、トイレ&シャワーの共用問題。同施設は空きさえあれば各フロアのものを自由に使っていいスタイルのため、私は特にストレスなく利用できました。計70名が泊まれるゲストハウスとしては大型施設であることゆえのメリットです。

2Fにある、カフェのような共有スペース。共用キッチンも完備で自炊もできます

いずれの部屋も一般的なホテルと比べるとやはりリーズナブル、それにオンシーズンでも通常価格に数百円プラスという良心的な価格設定。同施設のゲストの大半が連泊するというのも納得です。

それにしても廊下や共有スペースすれ違うゲストにやたらとオシャレな方が多いのは気のせいでしょうか…?

朝昼晩…、1日中最高に楽しめるLenの食事

ダイニングタイムの人気メニューの「フィッシュ&チップス」と「シーザーサラダ」。フィッシュ&チップスの魚はカレイと舌平目から選べて、繊細で品のいいお味

ゲストハウスとしての基本的な設備バッチリの同施設ですが、やはりその本領を発揮するのは1階エントランス。時間によって、カフェ、バー、ダイニングへと形態が変化し、1日中楽しめます。

「Len」に訪れる人なら必ず通ることになる1Fエントランスはレセプションの場所でもあり、時間ごとにカフェ、バー、ダイニングへと形態が変化する飲食空間でもあります

まず8時~17時はカフェタイム。東京・奥沢の「ONIBUS COFFEE」で焙煎されたスペシャルティコーヒーをいただけます。特にバリスタが一杯一杯丁寧に淹れてくれたコーヒーで始める朝食は至福です。

焼きたてのクロワッサンとカフェラテの朝食が大好物のアラサー・皆本。相当にレベルが高い2品に感服しました
週末のみランチも提供、この日のワタクシはチキン南蛮セットをチョイス。ボリュームもたっぷりなので男性もきっと満足できるはず!

それから17時~24時(ラストオーダー23時30分)はバータイム。近隣住民の方をはじめ、観光を終えて帰って来たゲスト、個性豊かなスタッフとの語らいを求めてやってくる人など、たくさんの人が集まります。飲み物は定番以外にも、旅行から戻ったときの話の種になりそうな、少し変わったビールやドリンクが多数取り揃えられています。

バーカウンターを取り仕切る目黒健さん(写真右)のおすすめは「京都醸造」のクラフトビール。日本好きの外国人3人がつくるビールは季節ごとにシリーズあり。「京の真夏」「秋の気まぐれ」などネーミングセンス抜群
バーでありながらも開放的な空間なので、ビール片手に少しパソコン作業というのもここなら野暮ではありません

そして特筆すべきが、17時~22時(ラストオーダー22時)のダイニングタイム。国籍も年齢も多様な同施設のゲストに合わせて、それに合わせてフードもたくさんの種類があります。すべてキッチンのスタッフによる手作り、もしくはスタッフが自分たちで食べて美味しいと思ったものだけを買い付けて提供しているのだとか。そんな気合十分のメニューは、またこちらのご飯を食べるためだけでも再訪したいと思わせるほどのレベルの高さです。

お料理はハーフサイズにも対応しているので、おひとりさまにも優しいダイニングです
美味しいお酒と食事とをお供にひとりの時間に浸るのも素敵ですが、スタッフの方との語らいもゲストハウスの魅力

ちなみに同施設を運営するBackpackers’ Japanの創業メンバーは、ワタクシと同じ1985年生まれのアラサー世代が多いとのこと。同年代の人がこんなに素敵な空間をつくりあげていると思うとちょっと感慨深くなります。

隣に居合わせ、お話を聞かせてくださった京都大学の院に在籍する男性。東京出張の際に「Len」の系列店で過ごした時間の素晴らしさが忘れられず、以降月に1回「Len」を訪れるのを楽しみにしているそう

Len周辺のおすすめ飲食店3選

朝、昼、晩とさまざまな顔をみせてくれるLen。こちらだけでも丸1日堪能できてしまいそうです。ただ連泊する場合、近隣にある飲食店にも足を伸ばしてみるのも一案です。

「Len」で出会った方々にヒアリングの結果、ワタクシがビビッと来たのは以下の3店。

西冨屋コロッケ店

具材の組み合わせが、なんとも心憎い同店のコロッケ。グッと来る大人な一味が加わっていて、これは絶対にお酒がすすみます!

1軒目は、同施設から目と鼻の先、可愛らしい外観の「西冨屋コロッケ店」です。同店では、「ブルーチーズ」、「奈良漬とレモンピール」、「グリーンカレー&パクチー」などの一風変わったコロッケを販売しています。ランチと酒場営業の時間は店内でもいただけますが、それ以外はテイクアウトのみ。「Len」のゲストは持ち帰って施設内で食べることも多いとか。

風情ある京都の町並みに、外国風ながらとてもしっくり馴染んでいる西冨屋コロッケ店

炭火焼く鳥 ソリレス

「ジュージューいわせる」のがソリレス流。グループはもちろん、デートでの利用客も多いお洒落なお店です

2軒目は、こちらも「Len」から徒歩1分ほどの場所にある「炭火焼く鳥 ソリレス」。新鮮な鳥肉を網の上で焼いて食べるスタイルで大人気のお店です。アラサー世代の多いLenのスタッフも終業後に同店の寄って帰ることもうなずける、ワタクシ的には心の底から口に合う同世代感満点のおつまみも見逃せません。

パクチーがのったよだれ鶏、半熟卵付きのポテサラ、こだわり果実で作ったサワー…。アラサー女にいちいち刺さりまくりのメニューが目白押し

Kawa Café

フランスのビストロ料理のほか、和食メニューもある同店。ノンストップ営業の安心感も嬉しいポイントです(※写真は日替わりランチ)

鴨川にも徒歩圏内の同施設、鴨川周辺の散策の際にうってつけなのが3軒目の「Kawa Café」。川の流れを目の前にした京町屋の中で、ランチ、お茶、ちょっと一杯、しっかり食事…、など使い勝手のいいお店です。

Kawa Cafeは鴨川を眼前に臨める好ロケーションのため、地元の女の子もたくさん押し寄せます。毎日お店にやってくるというアオサギも魅力の1つ

いずれも自分の近所にあったらいいのにと思えるお店揃い。徒歩10分圏内に素敵なお店が頻出する京都はやっぱり何度でも来たくなる街です。

「Len」が京都のホームになる!

レセプションでは、近隣のおすすめスポットなどもフランクに教えてくれます

周辺の散策を終え「Len」に戻ると、レセプションのスタッフから「おかえりなさい」の声。そういえば、出がけのときにも「行ってらっしゃい」と送り出されたのを思い出しました。まだたった1日しか経っていないのにすっかりホーム感に満たされているのを発見したワタクシ。

これからも度々訪れるであろう京都、特にオンシーズンはその賑わいに圧倒されることもあります。でもこれからは洗練されながらもホッと一息のつける、こんなゲストハウスを起点に、ちょっと大人な京都旅をしていきたいと思った次第です。

女1人移動で疲れて戻ったときも、「Len」のほど良い賑わいと暖かな明かりに癒されます

Len KYOTO KAWARAMACHI

住所:京都府京都市下京区河原町通り松原下ル植松町709-3
TEL:075-361-1177

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・文/皆本類

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