ヘミングウェイが訪れそうな、海辺カフェの絶品「さざえカレー」

ヘミングウェイが訪れそうな、海辺カフェの絶品「さざえカレー」

2016/03/26

「千倉の海は、ヘミングウェイが愛したカリブ海に似ている」。そう感じた店主が営む「Sand CAFÉ」は、休日を豊かに過ごす人のための場所だ。この店で生まれた「さざえカレー」は夏のリゾートを思わせるスパイシーな風味が魅力。海沿いの休日を彩る絶品カレーでリゾート気分を盛り上げよう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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2日間仕込んだルーは、記憶に残る「コク甘スパイシー」

「Sand CAFÉ」は千倉の海沿いにたたずむカフェ。店の正面には真っ直ぐに国道が走り、その先には明るい海と青い空がどこまでも続いている。地元で育った店主の込山敏郎さんは、この通りの風景に魅せられて25年前に「Sand CAFÉ」をオープンさせた。

ヘミングウェイの書く世界をイメージしたという店内には、込山さんの集めたアンティークが並べられ、ヘミングウェイの写真が飾られている。

「ヘミングウェイが好きなんです。粗野で男らしい、それでいて詩情がある世界観にあこがれています」と込山さん。

「さざえカレー」(1380円)。コクがありスパイシーだが、優しい味のカレールー。サラダの野菜は地元農家の直売。新鮮で味が濃い

ここで生まれたソウルフードは、「さざえカレー」だ。かつて海辺の町では、サザエが「肉より安い」という理由でカレーに入れられていたのだとか。そんな海の町ならではのぜいたくな家庭料理をアレンジしたのが、このカレーだ。

具はタマネギとサザエだけ、と実にシンプルだが、食べてみると、シャキっとしたタマネギとプリっとしたサザエの食感が楽しい。スパイシーな香りの中にほのかに甘味を感じるコクのあるカレールーは2日間かけて煮込み、サザエの肝を裏ごしして加えている。素朴だが、ずっと記憶に残る味だ。

アンティークコレクションを眺めながらコーヒーを味わう

カフェには、「デッキシューズ」というショップが隣接している。店内にはアンティークのコレクションのほか、ご自身でデザインしたオリジナルグッズ、近隣アーティストの作品、海の漂流物などが並ぶ。込山さんのセンスが光る、すてきなショップだ。

自慢のコーヒーは地元のショップで焙煎(ばいせん)された豆を使っている。メニューはさざえカレーのほか、ピザ(900円~)、サラダ(550円~)、デザート(400円~)など

カフェのカウンターの正面に並ぶプジョーのコーヒーミルや、コンロに乗せられたシンプレックスのケトルも、込山さん自慢のコレクションだ。ミルクガラスのマグカップ、真鍮(しんちゅう)のアッシュトレイなど、どれをとってもその場に溶け込んだように存在し、心地よい空間を作り出している。

ニューイングランドのケープコッドあたりのカフェをイメージしたという外観。海を感じるオシャレなデザイン

おすすめの時間帯は、午前中です。窓から入ってくる光が最高にきれいなんですよ。この爽やかな日差しをお客様に見せたくて、開店を10時30分に設定しています」と込山さん。自然がもたらす恵みもこの店の一部として、訪れた人にくつろぎを与えてくれる。

一杯一杯ハンドドリップで淹(い)れてくれるコーヒー(450円~)と、一緒に絶品カレーを食べながらここで過ごす時間は、きっと人生をすてきなものにしてくれるだろう。

※掲載の内容は2016年3月時点の情報に基づきます。
※2019年5月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

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