日本初「街中回遊ゲーム」で盛り上がる 光秀がつくった福知山市

日本初「街中回遊ゲーム」で盛り上がる 光秀がつくった福知山市

2021/01/11

主君を討った明智光秀と、その盟友ながら味方になることを拒んだ細川藤孝(幽斎)。戦国ドラマでは悪役にされることが多い2人も、まちの基礎をつくった京都府北部の「福知山」「舞鶴」では名君として慕われている。クライマックスを迎える「麒麟がくる」で注目される城下町を訪れた。

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反乱域に造成された400年前のニュータウン

福知山には「光秀愛」を公言する人が多く、福知山駅前にある「福知山市立図書館」(℡0773・22・3225)には、関連書籍を集めた「明智光秀コレクション」のコーナーまで設けられている。
光秀がこの地に城を築いたのは、丹波平定後の1579(天正7)年ごろのこと。
「丘陵の先端地に福知山城を築城し、近くを流れる由良川の氾濫域に城下町を整備しています。城郭地区、町屋地区、武家屋敷地区、寺屋敷地区に分かれる旧城下町地区は、いわば400年前のニュータウンなのです」(福知山市文化・スポーツ振興課の松本学博さん)
由良川の川筋を変えて水害に備えながら、川岸には多くの船着き場を設けて水上輸送の態勢を整えた。間口の広さによって課税する地子銭も免除。活気があって暮らしやすい都市計画を遂行したのだ。

逆臣も神に

その善政に感謝するとともに「逆臣」の“汚名”を着せられた怒りを鎮めるため、光秀を主祭神として祭るのが「御霊神社」(0773・22・2255)だ。拝殿のあちこちに明智の桔梗紋が装飾されているが、あまりに数が多いため、いくつあるかは分かっていないという。

小ぶりながら美しい

現在の「福知山城天守閣」(0773・23・9564)は1986(昭和61)年に復元されたものだが、未加工の石がそのまま積まれた「野面積み」の石垣は築城当時のまま。五輪塔や灯籠などの石造物も「転用石」として使われているのが面白い。

日本初のまち歩きゲーム

福知山では21年1月末まで、日本初となる街中回遊ゲーム「非接触自動スタンプラリー in 福知山」を行っている。市内46カ所(12月1日現在)に発信機が仕掛けられていて、それに呼応するカードを持った人が近くを通れば、自動的にポイントが加算されていく仕組み。カードは福知山駅に併設した観光案内所(受け付けは9~15時)で貸し出している。遠くに行くほどポイントは高くなり、10点以上で記念品も贈呈。記事で紹介した場所にも発信機が仕掛けられているので、まち歩きの際は試してみるといい。同時に無料通話アプリ「LINE」を使った謎解きゲームも実施中だ。
(取材・文=二口隆光/日刊ゲンダイ)2021年1月1日掲載

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