人口あたりの焼肉店は全国一「肉のまち」福知山の名店を訪ねる

人口あたりの焼肉店は全国一「肉のまち」福知山の名店を訪ねる

2021/01/11

福知山は「肉のまち」でもある。人口10万人当たりに換算した焼き肉店の数は27・86店で、都道府県ランキングで1位の石川県(27・25店)よりも多い。いろんなお菓子処がそろっているのも、このまちの魅力だ。食べ歩きスポットを紹介する。

日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイDIGITAL

「洗いダレ」で食べるコース焼き肉 殿様が絶賛した「鬼そば」

肉好きにはたまらない

明治期に「山陰常設家畜市場」が開設され、大阪府貝塚市、広島県尾道市と「西日本3大家畜市場」として栄えたこともあり、食肉文化が根付いているのだ。
「御肉料理 竹下」(℡0773・23・1014)はコース料理がメインの名店。この日は芸術品のように美しい「ふらの和牛」が提供された。
「その日その日で一番おいしい肉を出しています」(2代目店主の竹下忠伸さん)
だしベースの「洗いダレ」につけて食べるスタイルで、肉のうま味をダイレクトに感じられる。
「ビストロq」(℡0773・21・4183)はディナータイム(要予約)の本格フレンチで人気のレストラン。ランチタイムはフレンチハンバーグ(100グラム)の食べ放題(60分1000円)もやっている。
「焼きたてを提供するので、1時間で8個ぐらいがマックスだと思います」(オーナーシェフの塩見晋作さん)
プレーンから欧風牛スジカレーまで4種類のソースが選べるので、大人の男性なら“1周”はできそうだ。

「七姫そば」「鬼そば」「天ぷら」のセットも人気

伝統の料理は肉だけではない。山あいの里まで足を運べば、そばの名店「雲原 大江山 鬼そば屋」(℡0773・36・0016)がある。田舎風の十割そばを冷たいつゆでいただく「鬼そば」は、歯応えと風味が抜群。参勤交代の際に立ち寄った宮津藩主が絶賛し、お代わりしたという逸話も残っている。鬼そばを極限まで細くした「七姫そば」も人気だ。

創業100年

いろんなお菓子がそろっているのも、このまちの魅力だ。まずは1920(大正9)年に創業した「千切屋」(℡0773・22・3632)の「踊せんべい」。ドッコイセのはやし言葉で踊る福知山音頭を味で表現したというせんべいで、「口溶けの良さが特徴です」(4代目の足立大介さん)。その姉の足立あいさんは20年7月、アメリカンケーキや焼き菓子をメインにした「A BAKES」(℡080・5339・8267)をオープン。丹波産の良質な卵などを使った優しい味わいで、ファンになる市民は多い。

夫婦で切り盛り

上夜久野駅前にある「宮cafe」(℡0773・38・0038)は、老人福祉施設に勤めていた宮崎葉子さんが「高齢者が気軽に集まれる場所をつくりたい」と考え、夫の嘉和さんと一緒に始めた古民家カフェだ。オリジナルブレンドコーヒーは380円。「ぜんざい」(450円)、「夜久野駅そば」(350円)といった常連客の要望に応えたメニューもある。
(取材・文=二口隆光/日刊ゲンダイ)2021年1月1日掲載 ※情報は取材時点のものです

この記事を書いたライター情報

日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイDIGITAL

株式会社日刊現代が発行する夕刊紙「日刊ゲンダイ」および、公式サイト「日刊ゲンダイDIGITAL」には、旅やグルメ、レジャーなどの“おでかけ情報”が満載。好奇心旺盛な記者や専門家が実際に現地に出向いて取材し、本当にオススメできる選りすぐりのスポットを紹介します。

日刊ゲンダイDIGITAL が最近書いた記事

おすすめのコンテンツ

連載