組み合わせは無限大!福岡に名古屋発祥の油そば専門店が登場

組み合わせは無限大!福岡に名古屋発祥の油そば専門店が登場

2021/01/24

豚骨ラーメンとうどんの2大名物を筆頭に、多彩な麺の専門店が乱立する街・福岡。その激戦区に2020年12月、名古屋を発祥とする油そば専門店「歌志軒(かじけん)」が九州初上陸を果たしました。自分好みの油そばにカスタマイズができる、「楽しさ無限大」のこの店の魅力を、詳しくご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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2020年12月、福岡市中央区大名に「歌志軒」が九州初上陸

九州随一の繁華街・天神の西側に隣接する大名エリア。新旧の多彩なジャンルの飲食店がしのぎを削るグルメ激戦区に麺で旋風を巻き起こすべく、愛知県名古屋市から「油そば専門店 歌志軒(かじけん) 大名店」が九州初上陸を果たした。

西鉄福岡(天神)駅から徒歩9分、地下鉄赤坂駅から徒歩5分、雁林町通り沿いに建つビルの1階に店がある。「歌志軒」のロゴがかっこいい、大きな看板が目印

白を基調とした清潔感のある店内には、カウンター席とテーブル席を配置。オープンキッチンになっており、できあがるまでのライブ感も堪能できる。福岡県在住のデザイナー・林檎(apple)さんが描いた、「和」をテーマにした壁画も必見。ダイナミックでポップなデザインが、油そばを楽しむ雰囲気をさらに演出していた。

筆者訪問時の店内の様子。ソーシャルディスタンスを意識して、カウンターに8席と、2人用の席2卓、4人用の席1卓を用意する。現在は、席と席の間にパーテーションを設けて、さらなる感染予防に努めている
福岡の夏の伝統行事である「博多祇園山笠」をテーマに描かれたという、テーブル席側の壁画。カウンター側には、「麺」をテーマにした絵が描かれていた

「油そば」とは、簡単にいうと「スープのないラーメン」のこと。アツアツのゆでた麺にラー油と酢をかけ、豪快にかき混ぜて味わう。名古屋市を拠点に国内外で50店舗以上を展開する「歌志軒」ではそれを、「おいしさを追求した麺&豊富なスパイスとトッピングにより無限に楽しめる料理」として提供。季節限定メニューやその店でしか味わうことができないオリジナルメニューなど、何度も行きたくなる仕掛けが充実しているところも、「歌志軒」ならではの魅力だ。

ベーシックな並盛(140g)の「油そば」(690円)。「歌志軒麺」に、チャーシュー、メンマ、白ネギ、ノリをオン。これに、スパイスと追加のトッピングをプラスすれば、自分だけのオリジナル油そばが完成する

麺を極めたスープのないラーメンの魅力を徹底解剖

ここで、「油そば専門店 歌志軒 大名店」の店主・竹元 礼さんが登場。油そばのおいしさの秘密や楽しみ方、大名店ならではの特徴などについて、いろいろと教えていただいた。

\この人に聞きました!/

「油そば専門店 歌志軒 大名店」の店主・竹元 礼さん(写真撮影のため、特別にマスクを外していただいております)
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「組み合わせ次第で無限の楽しみ方ができるところが、油そばの魅力。豚骨ラーメンが主流の福岡ですが、このジャンルは少なく、きっと受け入れてもらえるだろうと、流行に敏感な人たちが集まる大名への出店が決まりました」
おいしい麺を提供するうえで、重要な要素となる「湯切り」。まず湯がポタポタしなくなるまでザルを斜めに傾け、そのあとたたくように素早く湯切りを行う。こうすることで、油そばの味が水っぽくなるのを防ぐそうだ
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
スープに頼らない、おいしさを追求した麺は自家製です。数種の小麦を厳選してブレンドし、『歌志軒』秘伝の製法で仕上げます。季節によって配合を調整するところもポイント。お客様に最高の状態でお召し上がりいただくため、毎日仕込みの段階から麺と勝負をしています。麺は中太もちもち麺の『歌志軒麺』か食感の異なる2つの麺を半々の割合でミックスした『無双麺』、量は『並盛』・『大盛』・『倍盛』・『でら盛』からお選びください」
「並盛」は1玉140g。麺の増量は「大盛」が1.5玉210g、「倍盛」が2玉280g、「でら盛」が2.5玉350gと、70gずつ増えていく。料金はメニューによって異なるので、詳しくはお店でご確認を
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「麺のうまみを引き立てるために欠かせないのがタレです。『歌志軒』では、コクとうまみを絶妙なバランスで配合した秘伝の醤油ダレを使っています。あっさりとしていてくどくはなく、まったりとしたコクの調味油も門外不出。これらの2つが麺と絡み合った時、『歌志軒』ならではの味わいを醸し出します」
秘伝の醤油ダレ(左)と門外不出の調味油(右)。注文を受けると、これらを丼に入れるところから油そばの最終工程が始まる
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「基本のトッピングは、『油そば』がチャーシュー・メンマ・白ネギ・ノリ、『無双油そば』がチャーシュー・メンマ・白ネギ・もやし・キャベツになります。このほかに、チャーシューの量が3倍になる『チャーシュー油そば』と、台湾ミンチ・メンマ・白ネギ・ノリ・ニラ・卵黄・魚粉をのせる、辛党派にピッタリな『油そば無双焔(ほむら)』を、メニューでご用意しています」
基本のトッピングの中では、絶妙な厚みの特製チャーシューに注目。ジューシーな肉のうまみを堪能でき、食べ応えも十分。これが2枚、麺の上に盛り付けられる

豊富なトッピング&独自メニューで自分好みの味を楽しもう

油そばの食べ方についても、「歌志軒」ならではのこだわりがある。大名店では、カウンター側の壁画と各テーブルに設置された説明書きで、その流れを紹介。食べる前に読むことを推奨している。ここで、その正しい食べ方について、写真を使って詳しく紹介しよう。

まずは、卓上のラー油と酢をためらわずに入れよう。量は「並盛」で1周半、「大盛」で2周、「倍盛」で2周半、「でら盛」で3周が基本。辛みを追加する場合は、一味唐辛子がオススメだ。

「歌志軒」のラー油はほとんど辛くなく、酢も酸っぱくはないのでご安心を。おいしい油そばを堪能するため、ためらわずに思いっきりかけよう

次に、麺を底から素早く豪快に、油とタレの水気がすべてなくなるまでよくかき混ぜよう。混ぜ方が不十分な状態で食べると、最後のほうが油っぽい味になるそう。混ぜている途中も、ラー油や酢を追加投入した場合、その味が強く感じられるそうなのでご注意を。

麺に粘り気が出るまで混ぜ続けることがコツ。グルテン効果で麺が乳化し、味に一体感が生まれる。竹元さんいわく、混ぜ方が少ないと、醤油の味が強くなるそうだ

麺に粘り気が出たら、冷めないうちに一気に食べよう。食べ進めている間も、よく混ぜることがおいしさを持続させるポイント。卓上の調味料を投入して、味変を楽しむのもアリだ。

卓上の調味料は、酢とラー油のほかに、一味、コショウ、生ニンニク、白ゴマ、乾燥ニンニクを用意。味を濃くしたい場合、スタッフにそのことを伝えれば、激辛一味や追加の醤油タレも用意してくれる

有料のトッピングも種類が豊富だ。基本トッピングを増量させたり、ベースの味を変化させたり、食感にアクセントを加えたり、おいしさを倍増させたりなど、さまざまな組み合わせが可能。毎月ラインアップに変化があり、旬の食材を使った期間限定やその店でしか提供されない食材もあるので、訪問するたびに新しい味にも出合える。何度もリピートして、あなたにとって1番の味を探してみてはいかがだろう。

筆者訪問時の大名店の有料トッピングメニューがこちら。表の右側には、組み合わせ方の一例も紹介されていた。店舗によっては、価格が異なる場合があるので注意しよう
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「当店の注文システムは、入口左手の券売機で食券を購入いただくスタイルになっております。券売機の上に設置したボードには、オススメのトッピングや期間限定メニューをご紹介していますので、どれを注文しようか迷われた際は、ぜひご参考ください」
毎日更新されているという、食券機の上に設置されたメニューボード。カラフルな色使いで、オススメをわかりやすく紹介している
筆者訪問時における、大名店の人気No.1トッピングは「和風」(写真は並盛・890円)。「油そば」の基本トッピングに、「半熟玉子」と「揚げ玉ねぎ」が加わる
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「サイドメニューには、『ライス』(小100円~)、各種『丼』(280円~)、『スープ』(50円)、『ワンタン』(100円)、『水餃子』(5個入り300円)、『黒豚一口餃子(5個入り350円)』をご用意しておりますので、おなかいっぱいになりたい時はご注文ください。大名店では丼メニューの充実に力を入れており、限定丼も定期的に登場します。最新情報は大名店の公式SNSで随時発信していますので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね」
筆者訪問時に用意されていた、期間限定丼の「ほむら丼」(スープ付き300円)。ピリ辛の台湾ミンチがヤミツキになるひと品。途中、「半熟玉子」をくずして混ぜて食べると、マイルドな味わいに変化する

感染予防を行いながら営業中&テイクアウトもあり

通常時の「油そば専門店 歌志軒 大名店」の営業時間は、昼が11:30~15:00(LO14:30)、夜18:00~23:00(LO22:30)で、不定休(緊急事態宣言中は変更あり)。入店時の手指消毒と検温のお願い、飛まつ防止用のパーテーションの設置、ソーシャルディスタンスを意識した席の案内など、感染予防対策もしっかりと取り組みながら、営業を行っている。

券売機を正面に見て右側には、検温も行える手指消毒マシンを設置。左側面には、食物アレルギー表が貼り出されていた
手をかざすだけで、優しい霧状のアルコールが噴射される手指消毒装置。これが、各テーブルとカウンター各席に用意されているところも、安心して食事ができるポイントだ
ウェーティングコーナーは、6人に制限。手書きのポップで、密にならず、スムーズな案内ができるように対策が講じられていた

紙エプロンやヘアゴムなど、女性客にとってうれしいサービスもあり。カウンターテーブルの下にバッグなどを掛けるためのフックを各席に配置したり、ティッシュ箱をテーブルの側面に設けたりするなど、空間を有効に使うためのアイデアも店内各所に施されていた。卓上の調味料の使い方など、竹元さんの客目線での気配りを感じさせるところも多く、安心して食事が楽しめる環境が整っている。

食券機の右横に用意された、ヘアゴム(左)と紙エプロン(右)
店主の竹元 礼さん
店主の竹元 礼さん
「『スープ』、『ワンタン』、『黒豚一口餃子』、ドリンク各種以外はすべて、テイクアウトが可能です。詳しくは、券売機横のウェーティングコーナーの壁に案内書きを貼っておりますので、ご参考ください」
テイクアウトに関する説明書き。メニューボードと同様、注文可能なメニューや注文の手順について、カラフルな色使いでわかりやすく紹介している
「お土産用歌志軒油そば」(4食タレ付き1300円)も販売。「おうちごはん」や「宅飲み」でも重宝しそうだ

油そばを食べるごとにランクがアップする、ポイントカードシステムもある。上位のランクに進めば進むほど、特典が豪華に。最高ランクの「神」に到達すると、永年有効パスポートが進呈されるそうだ。竹元さんいわく、将来的には地元店とのコラボメニューや、既存の「歌志軒」にはない魚介を使ったメニューにも挑戦したいそう。今後も楽しみなワクワクする1軒に、皆さんもぜひ一度、足を運んでほしい。

カウンターの上部に掲出された、ポイントシステムを紹介するポップも、竹元さんの手作り。毎月12日はポイントが2倍になるそうなので、お見逃しなく

※記事で紹介している内容は、2021年1月7日時点での情報になります
※掲載している料金は、すべて税込みになります
※緊急事態宣言などによって、営業時間やサービス内容が変わる場合がございます。最新の情報は、「歌志軒」のホームページや大名店の公式SNSでご確認ください

取材メモ/麺のかたさや替え玉、追いダレなど、豚骨ラーメンでも「自分らしさ」にこだわる福岡人。なので、地元の麺好きの人ならきっと、この自由にカスタマイズができる「歌志軒」の魅力にハマるはずです。女性1人でも気兼ねなく利用できる店。今後の展開も楽しみですね。

取材・文=西田武史(シーアール) 撮影=髙尾正秀(一部を除く)

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