今じわじわとブームとなっているカヌレ。ここ『カヌレシェブン』は日曜限定のカヌレ専門店。これでもかというぐらいのガリガリッとした外皮のカヌレは一度食べたらヤミツキになること間違いなしです!
Yahoo!ライフマガジン編集部
普段はビストロ、日曜限定でカヌレ専門店となる『カヌレシェブン』
大須の街にひっそりと佇むカジュアルフレンチのお店『ビストロシェブン』が、日曜の週末限定でカヌレ専門店『カヌレシェブン』としてオープンしました。普段はカウンター14席のこじんまりとした店内で、気軽にフレンチを楽しめるビストロとして人気です。
『ビストロシェブン』でいただけるスイーツは、シェフの奥さまでもありパティシエでもある園絵さんが手掛けます。
「フランスが大好きで、フランスのスイーツの中でも特にカヌレが大好きな夫婦2人が、自分たちの美味しいと思う理想のカヌレを作り出しました。理想のカヌレを完成させるまで、たくさんのカヌレを食べ研究を重ねました。多くの人が行き交う大須の街で、私たちのカヌレがたくさんの人に愛されたら嬉しいです」と、本場フランスでパティシエをしていた経験もある園絵さんは語ってくれました。
ミツロウのガリガリッとした食感が美味しいカヌレ
『カヌレシェブン』のカヌレの特徴は、なんと言っても表面のガリガリッとした食感。このガリガリッとした食感を生み出しているのが、ハチミツで作ったミツロウです。溶かしたミツロウをフランスの伝統的な銅型の焼型に流し込み、表面に薄いミツロウの膜を作ることで、特徴ある食感を生み出します。
ふんわりと甘い香りを漂わせる『カヌレシェブン』のカヌレは、店内のオープンでひとつひとつ丁寧に焼き上げられます。最初は高温で綺麗な気泡ができるように焼き上げ、徐々に温度を下げながら表面のガリガリ感を引き出します。
カヌレの美味しさを一番堪能できるのが、やはり焼き立てです。焼き立てのカヌレが店頭に並ぶのは、オープンしてすぐの11時30分とのことなので、是非ともこの時間帯を狙いたいですね。
また、香ばしい風味が美味しいカヌレにはショコラやアールグレイ、カフェなどのバリエーションがあり、美味しさだけでなく見た目の可愛らしさも引き立てます。
ガリガリっともちもちの食感、香ばしい風味がクセになる『カヌレシェブン』のカヌレたち
それでは『カヌレシェブン』に並ぶ、キラキラと宝石のように輝くカヌレをご紹介します。
シンプルな素材だからこそ材料にはこだわっており、マダガスカル産のバニラビーンズ、低音殺菌牛乳、発酵バターなどを使用し作っています。バターとラム酒の香りがふんわり漂い、コーヒーだけでなくワインともぜひマリアージュしたい一品です。
フランス産の高級チョコレートとブランデーを使った濃厚な味わいのカヌレに、フワンボワーズのパートドフリュイをトッピング。チョコレートの上質な香りと甘酸っぱさがマッチします。
口に入れた瞬間にふわっと香るアールグレイと、オレンジリキュールの香りが爽やかなカヌレ。さらにオレンジピールをトッピングしアクセントにほんのり優しい柑橘系の香りを一口ごと噛みしめて。
香ばしいコーヒーのカヌレにチョコレートとガナッシュをトッピング。その上にキャラメルでコーティングしたナッツをのせ、それぞれ異なる食感を楽しめます。
テイクアウトのみで販売される『カヌレシェブン』のカヌレたち。カヌレたちが顔を覗かせるギフトボックスは、手土産やちょっとしたプレゼントにもピッタリです。
コロナ感染症対策としてキッチンの定期的な除菌やスタッフの体調管理、マスク着用はもちろん、店内の換気にも気を配っています。
フランス・ボルドー地方の伝統菓子「カヌレ」を、本場フランスで腕を磨いたパティシエがオマージュ。ガリガリっとした外皮、中のもっちり感との食感のハーモニーは『カヌレシェブン』ならではの味わい。おうち時間が続く今、心癒されるティータイムのお供にぜひ『カヌレシェブン』のカヌレを味わってみてはいかがですか?
※『カヌレ シェブン』は、「ビストロ シェブン」と同店舗で、日曜日の11時30分~16時(売り切れ時代終了)までが『カヌレ シェブン』となります。
取材・文/石川蘭 撮影/森澤直人