オープンしたのは、いちご飴や台湾カステラなど食べ歩きグルメが集結する大須スイーツ激戦区。ホワイトで統一されたハイセンスな店構えが印象的。

店内に足を踏み入れると、まるでギャラリーのような洗練された空間が目の前に。イートインスペースはありませんが、アート作品をバックに購入したクロッフルを撮影するのがこの店のブーム。SNSでも注目を集めています。

クロッフルのベースとなる生地は、甘さと塩味のバランスが絶妙な塩クロワッサン。
コクはありつつクドさのない上質な発酵バターを生地に練り込み、成型をしたら発酵。発酵時間もその日の気温や湿度によって微妙に調整するこだわりようです。

まず味わいたいのは王道の「プレーン」。クロワッサンならではの幾層にもなった生地をワッフルメーカーで焼き上げた一品で、中はもっちり、外はカリカリ、バターのリッチな香りもたまりません。

湯煎の仕方も試行錯誤したという「チョコ」や、贅沢な宇治抹茶を使う「まっちゃ」、チェダーチーズを合わせた「チーズ」、独特の風味と香りが際立つ「シナモン」（各450円／税込）など、フレーバーは「プレーン」を含め5種類。

片手で食べられるクロッフルのほか、食べ応えのあるメニューもラインナップ。
写真の「ブラウンチーズ」は、バニラアイスをのせたクロッフルに、ノルウェー産の山羊のチーズをふんだんにかけた一品。チーズはスクリュー状に削られていて、ふんわりとした食感とチーズのうま味が口いっぱいに！ アイスと合わせることで塩キャラメルのようなコクを楽しめます。

あんことバターの王道コンビをトッピング。アツアツのクロッフルにバターが次第に溶けだし、最後の一口まで飽きさせない味わい。
そのほか、「エビアボカド」「ピザ」（各650円／税込）などの惣菜系、月替わりの限定メニューなどもお目見えします。

クロッフルと合わせて味わいたいドリンクメニューも充実。
写真はいちごや桃、パイナップルなどの果物をベースとした韓国の果実酢「美酢（ミチョ）」と牛乳をブレンドした一杯。ヨーグルトに似たさっぱりとした味わいと果実の風味が加わったヘルシーなドリンクで、砂糖不使用、素材の味わいが引き立つナチュラルな味わい。

スイーツには定番のコーヒーもこだわりが…。
竹炭で焙煎した芳香な豆を仕入れ、注文ごとに抽出しています。
クロッフルとの相性をとことん考慮した自慢の一杯！

店内は消毒液の設置のほか、行列を制限するソーシャルディスタンスの確保、定期的な換気も万全で、感染予防対策も徹底的。

ブーム到来の期待が高まる「クロッフル」。
いち早く味わってみてはいかがでしょうか？

取材・文／久保 愛　撮影／森澤直人

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