たまの贅沢に! 専門家が教えるホテルの朝食ブッフェの楽しみ方

特集

新年度、「朝ごはん」で一日をはじめよう

2017/04/03

たまの贅沢に! 専門家が教えるホテルの朝食ブッフェの楽しみ方

季節の食材などを取り入れたメニュー、目の前で実演調理してくれるライブキッチンなどで注目度が急上昇中のホテルブッフェ。今回は、ちょっとラグジュアリーな朝を満喫できるホテルの最新モーニングブッフェを紹介!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

ブッフェのプロが選ぶ、注目のホテルブッフェとは?

今回、注目のホテルブッフェを教えてくれるのは、ブッフェ評論家・フードジャーナリストである東龍さん。なんと高校3年生の時からさまざまなブッフェの食べ歩きを始め、今でも週に1〜2回はホテルのモーニングブッフェに足を運ぶほど。

そんな東龍さんおすすめの、ぜいたくな朝を味わうことができるホテルの最新モーニングブッフェとは?

フードジャーナリストである東龍さんは、料理審査員やプロデューサーとしても活躍している
東龍(Toryu)

東龍(Toryu)

ブッフェ評論家・フードジャーナリスト

\プロが教える!/
【ホテルブッフェ5つの楽しみ方】

1. オープンキッチンで味わうゴージャス感
2. 目の前で調理してくれる料理
3. 普段食べないものをセレクト
4. 上る朝日と絶景を楽しむ
5. 季節限定メニューは必食!

\紹介するのはこちらの3店!/

1. 「フレンチ キッチン」@グランドハイアット東京
2. 「SATSUKI」@ホテルニューオータニ
3. 「ジランドール」@パーク ハイアット 東京


1. ライブ感あふれるオープンキッチンでゴージャス感を味わう!

オープンライブキッチンを眺め、できたてのフレンチトーストに舌鼓!

まず紹介するのは、六本木ヒルズに隣接する「グランハイアット東京」。この2階に位置する「フレンチ キッチン」で楽しめるのが、伝統的なビストロ料理をスタイリッシュにアレンジした料理を中心としたモーニングブッフェ。

オーダーを受けてから調理するフレンチトーストや、目の前でカーヴィングしてくれるジャンボブラン(骨付きハム)は必食だ。

【モーニングブッフェデータ】

メニュー数:約50種
金額:3700円(税・サービス料別)
時間:6:30~10:30
ジャンル:フレンチ

ブッフェ台の奥はオープンキッチンになっており、軽やかな手さばきで料理を作るシェフたちの様子を眺めることができる。まさに全面ライブキッチンだ
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
フレンチ キッチンでモーニングブッフェを食べる醍醐味は、料理だけでなく、ダイナミックなオープンキッチンを眺め、贅沢な空間づかいを感じること。ホテルで朝食を食べるゴージャス感を味わうことができる点にあります

目の前にキッチンが広がる席から料理がサーブされるタイミングを図るもよし、個室でゆったり外を眺めながら食べるもよし。気分に合わせて食べる場所を選べるのもフレンチ キッチンの魅力だ。

冷菜のハムだけでも風味や調理法の違う種類が並ぶ。それぞれの味の違いを食べ比べできるのもモーニングブッフェならでは
メイン料理は、いつでもアツアツの状態で提供される。野菜1つとってもなかなか家庭では再現できない、目にも楽しい料理が並ぶ

メインが並ぶホットステーション、ハムなどの冷菜が並ぶコールドステーションのほか、エッグステーションでは、目玉焼き、オムレツ、エッグベネディクト、スクランブルエッグ、ポーチドエッグの5種もの卵料理の中から好きな調理法の卵料理をセレクトできる。ベーカリーステーションに並ぶホテル内で焼き上げたパンはなんと20種以上だ。

2.できたて&目の前で切り分けてくれる料理を食べる!

一見、ボリューミーに見えるフレンチトーストだが、軽い口当たりで何枚でも食べられてしまいそうだ。はちみつやメープルシロップをたっぷりかけていただきたい
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
ここに来たら、注文してから調理してくれるフレンチトーストはぜひ食べていただきたいです

そう東龍さんが語るように、フレンチ キッチンのフレンチトーストは至高の一品。

1〜2日寝かせたトーストを、生クリームや卵黄などに丸々一晩漬け込んでいるだけあって、中はしっとりとふわふわしながらも、外はサックリ。食感も楽しめるフレンチトーストになっている。

目の前でカーヴィングしてくれるジャンボンブラン。カーヴィングステーション前はいつも、香ばしい香りに誘われた人たちが列をなしている

キッチンの一角に香ばしくも朝にぴったりな爽やかな香りを漂わせるジャンボンブランは、シェフが好きな厚さに切り分けてくれる。数枚を薄めに切ってもらうのがおすすめだ。脂身がとろけ、うま味が一気に口の中に広がる。

食べたいものをお皿に盛っていくと、あっという間にお皿が埋まってしまうから不思議だ

フレンチ キッチンでは、それぞれが個性の立ったメニューが多い。そんな個性豊かな一品を中心に、自分なりに朝食をプロデュースしてみるとまた違った視点でブッフェを楽しむことができる。

店内の広い席はもちろん、これからの暖かくなってくる季節には、テラス席でモーニングブッフェを楽しむのもおすすめ。フレンチキッチンでは、男性にもうれしいジャンボンブランをはじめ、ミート系の料理も多いため、少し早起きしてモーニングデート、なんてプランはいかがだろう。


3. 普段口にすることのない料理を試せるのもブッフェならでは!

ホテルのモーニングブッフェ界最多の品揃え!? “新・最強の朝食”

ホテルニューオータニの中にあるSATSUKIは、なんと常時180種ものメニューが並び、“最強の朝食”と称されるほど。さらに新しく生まれ変わった最強の朝食の秘密とは?

【モーニングブッフェデータ】

メニュー数:約180種
金額:5000円(税・サービス料別)
時間:7:00〜10:00
ジャンル:洋食、和食

ホテルニューオータニの一角にお店を構えるSATSUKI。暖かな光を放って出迎えてくれる
常時約180種ものメニューが並ぶ広いブッフェ台。なんとお水ひとつとっても5種もあると言うのだから驚きだ
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
ここ、SATSUKIの特徴は何といってもメニューの多さ。食材1つから作り出される料理の数が段違いです。普段あまり口にすることのない料理も多いので、そういったものをあえて食べて冒険をたくさんしてみるのもブッフェの楽しみ方の1つですね

店内中央に広々と並べられた料理の数々。これだけの広いスペースでありながら、休日にはブッフェ台に行列ができるほど。和洋中、など多くのジャンルが取りそろえてあるため、好みが分かれる三世代ファミリーや大人数での食事にもぴったりだ。

和食だけでもこれだけの品ぞろえだ。豆腐や納豆までもすべて自家製、梅干しは3種もありすべて漬け方を変えているので、ご飯とともに味の違いを楽しむこともできる

ホテルのモーニングブッフェとなると、やはり洋食のイメージが強いもの。しかし「朝は和食派!」という人にも大満足の品数がうれしい。

アツアツの釜揚げうどんが食べられるコーナーは、外国人観光客にも人気。夏は冷たいうどんを提供するなど季節に合わせて変えているそうだ。

もちろんパンの品数も桁違い! 自家製バターとの相性抜群なハード系ブレッドをはじめ、クイニーアマンなどの甘いパンも

ほかのホテルのブッフェではなかなかお目見えすることができない発酵ドリンクも3種置かれている。

SATSUKIでは発酵ドリンクのほか、無農薬の有機野菜を使用。実はこれが“新・最強の朝食”と言われるゆえんだ。食から育む「美と健康」に着目し、日本中から集めた上質な素材を使用したワンランク上のブッフェを提供している。

アサイーや梅、ゆず麹などの発酵ドリンク。玄米黒酢でさっぱりと飲みやすく仕上げられている。小さなグラスに注いでそれぞれの味の違いを楽しんでみてほしい
無農薬の玄米のみを食べて育った鶏が産む卵で作る白いオムレツはチーズやオリーブなど6種のトッピングが可能。玄米やセロリの葉、赤オニオンなどが包まれている。目も舌も楽しませてくれるボリュームオムレツだ
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
ホテルニューオータニのSATSUKIに行ったら必食なのがこのオムレツです。目の前で焼き上げてくれるライブキッチンになっていて、目の前で焼いてくれるシェフのフライパンさばきも見ていて面白いです

オムレツだけでも6種のトッピング、さらにはエッグベネディクトやスクランブルエッグ、ボイルドエッグなど卵料理だけでも、一度訪れただけではなかなか制覇できない。これがSATSUKIに何度も足を運びたくなってしまう魅力なのだ。

これだけ色とりどりのメニューを取り分けても、まだほんの一部
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
SATSUKIは『たくさんのメニューを食べることができる』というブッフェ最大の魅力を体現したモーニングブッフェですね。こだわりが凝縮されたそれぞれのメニューの味をしっかりと味わうため、重なりあわないように2〜3口ずつお皿に盛り付ける『ちょっと盛り』がおすすめです

ブッフェといえば好きなものを好きなだけ食べられるがゆえ、ついつい無理して食べてしまいがち。それぞれの種類を少しずつ取り分けることで多くの種類を食べることができ、心を満たすことで体にも優しい食べ方ができるのだそうだ。

180種類、というメニュー数の多さゆえ、5000円という値段ながらも何度でも通いたくなってしまうSATSUKI。そのひとつひとつに、料理を口に運ぶ人たちの美しさ、健康を考えたワンランク上に心遣いが溢れている。女性同士はもちろん、カップルで訪れても、みんなが満足できるモーニングブッフェだ。


4. 上る朝日と高層階からの絶景でよりぜいたくに楽しむ!

41階から大パノラマを眺めながら楽しむ
洗練された大人のブッフェ!

最後に紹介するのはパーク ハイアット 東京にあるジランドール。ここではホテルで過ごす朝を、より特別な時間にしてくれる都心の絶景が魅力だ。

【モーニングブッフェデータ】

メニュー数:約70種
金額:4200円(税・サービス料別)
時間:6:30〜10:30(土日祝は11:00まで)
ジャンル:フレンチ、ヨーロピアン

ロビー階の広い廊下を歩いていると左手に現れる、吹き抜けの開放的なスペース。ここがジランドールだ。季節の花があしらわれた燭台が目印だ
ジランドールは41階の高層階フロアに位置している。上る朝日を浴びながら都心を見下ろし、特別な朝を迎えることができる
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
ジランドールのモーニングブッフェでまず楽しんでもらいたいのが41階からの眺望。ホテルのモーニングブッフェの会場というのは、低層階にあることが多いのですが、朝から景色を楽しみながらいただけるのはなんとも贅沢です

ジランドールがあるパーク ハイアット 東京は、いわゆる「都心」の一番西に位置している。そこから東側を望むと、目の前にある都庁やコクーンタワーなど、新宿のランドマークはもちろん、東京タワーやスカイツリーなど、東京を象徴するランドマークたちを一望できてしまうのだ。天気が良い日は、房総半島を眺めることもできるのだとか。

朝日に映える美しい陳列。シリアルが6種類と充実していながらも、厳選されたメニューが並ぶブッフェ台だ
コールドステーションには、ヤギの乳を使ったチーズなど、通常は朝食に並ばないようなこだわりの食材がそろう。今や定番になっているリコッタなどのチーズも、はちみつとともに素材の味をそのまま楽しむことができる

ジランドールのモーニングブッフェは、陳列はもとより、メニューも洗練されているのが特徴だ。ジュースもリンゴとクランベリー、パイナップルとマンゴーなどのミックスジュースも提供されている。本物思考のゲストが足しげく通うのも納得だ。


5. 何度も足を運びたくなる秘密は季節限定メニュー!

今の期間限定のいちごのデニッシュ。ホテル内のベーカリーで焼かれたできたてだ
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
ブッフェに何度も足を運びたくなる理由の1つに「季節限定メニュー」があります。食材が一番おいしく食べられる季節などに、最高の調理法で提供してくれるのも、やはりホテルのホスピタリティの賜物ですね

ジランドールでは、季節限定メニューはもちろん、日によってヨーグルトの種類を変えたりなど定番メニューの入れ替えも常時行なっている。いつ訪れても新鮮な気持ちで朝食を楽しんでもらうための心づかいだ。

ブッフェにはオムレツ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグなど5種類からお好みの卵料理を1つつけることができる。黄金のオムレツは中がトロトロでペロリと食べられてしまう
まるでコース料理のようなブッフェメニュー。目の前に広がる都心の風景と調和し、ぜいたくさをより一層盛り上げてくれる
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
東龍(Toryu) ブッフェ評論家・フードジャーナリスト
パーク ハイアット 東京は外資系ホテルの先駆けと言われ、格式高いホテルです。その中にあるジランドールはモーニングブッフェに関しても、本格的なヨーロピアンスタイルをしっかりと貫いています。さすが日本屈指のラグジュアリーホテルならではといったところです

こだわり抜かれたシリアルやチーズなど、定番を押さえ、新しいものを取り入れてメニューにフレッシュさを出しつつも、自分たちの格式はぶらさない。そんな本物思考がここ、ジランドールで朝食をとる特別感を作り出しているのだろう。

上る朝日を眺めることができる、朝早くの時間に行くのがおすすめだ。天空のオアシスで、いつもとは違う特別な時間を過ごすことで一日のパワーをチャージしてみてはいかがだろうか。

取材メモ/日々進化し続けるホテルのモーニングブッフェ。定番メニューが固定化されているイメージの朝食というジャンルだからこそ、それぞれのホテルこだわりのポイントなどを見つけていくこともホテルのモーニングブッフェの面白さなのかもしれない。ホテルに訪れた際は、ぜひ東龍さんのおすすめポイントやブッフェテクニックを参考にしてみてほしい。

取材・文=Rina Onodera 写真=延原優樹

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES