祝『ここさけ』実写化!『あの花』のW聖地・秩父巡礼自転車旅

特集

楽しい! 自転車ライフのススメ。

2017/04/19

祝『ここさけ』実写化!『あの花』のW聖地・秩父巡礼自転車旅

TVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再び集結し、2015年に大ヒットとなった、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』。この夏には実写版が公開されることも決まり、さらに注目を集める『ここさけ』と『あの花』の聖地・秩父をレンタサイクルで巡礼した。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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あのキャラの世界を自転車で旅する

アニメやドラマなど、作品の舞台になった地域をファンが旅する「聖地巡礼」。登場キャラクターと同じ目線で作品の世界観を追体験できるとあって、放映が終わった後も人が絶えることがなく、社会現象ともなっている。その聖地の代表の一つが、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』の舞台となった、埼玉県にある秩父駅周辺エリア。物語の名場面に登場する「あの場所」を、レンタサイクルに乗って探しに出かけた。

見逃せない「聖地」はこちら!

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のキービジュアルにも登場する旧秩父橋は巡礼の人気スポットだ(©「あの花」製作委員会)

1.秩父神社
2.定林寺(じょうりんじ)
3.旧秩父橋
4.羊山公園


『心が叫びたがってるんだ。』

『あの花』のスタッフが再び手掛けた『心が叫びたがってるんだ。』も、埼玉県の秩父市が舞台となっている(©「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会)

1.万松山 大慈寺(ばんしょうざん だいしじ)
2.横瀬駅(よこせえき)
3.三菱マテリアル横瀬工場


『あの花』巡礼は西武秩父駅前からスタート

西武秩父駅のロータリー。いきなりのシンクロっぷりに期待が高まる

巡礼のスタートは、池袋駅から特急電車のレッドアロー号で約78分の西武秩父駅。

作中のお土産店は現在温泉施設に改装中(©「あの花」製作委員会)
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「駅前からいきなり聖地発見です! 大きく傾斜した屋根に印象的なデザインの窓枠など、現在は画面右のお土産店が温泉施設に改装中ですが、それ以外はほぼ同じです。これは盛り上がります!」

レンタサイクルは電動アシストつきがおすすめ!

電動アシストタイプは20台貸出可能となっている

まずは、駅前ロータリーにある「秩父観光情報館」で自転車を借りよう。緩やかな起伏のある秩父を快適に走るには、電動アシストタイプがぴったり。20台のみで予約は不可のため、週末や休日はできるだけ早めに駅に到着しておくのがベター。返却は17時までとなっている。(電動アシストタイプ:8時間2000円、4時間1000円。普通自転車はその半額。満13歳以上で、顔写真入りの身分証明書が必要)

「秩父観光情報館」内の「あの花」「ここさけ」関連の展示が巡礼気分を盛り上げる
無料配布される巡礼マップも2作品分用意。自治体の巡礼へのホスピタリティを感じさせる
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「秩父観光情報館で自転車を借りるときには、受付で『あの花』と『ここさけ』の聖地のマップを配布しているのでお忘れなく。「あの花」の『めんまのおねがいさがし in ちちぶ 舞台探訪』には、劇場版の舞台も載っているので永久保存版です!」
アニメの世界のように青く晴れ渡った空と秩父の山々を背に出発!

『あの花』聖地その1:「秩父神社」

秩父地方の総鎮守でもある「秩父神社」

三峯神社、宝登山神社とともに「秩父三社」の一つと数えられ、秩父地方の総鎮守でもある「秩父神社」。関東屈指の歴史を持ち、12月に行われる「秩父夜祭り」が有名。

じんたんがたそがれているのは秩父神社の入口付近
石垣や石塀などが緻密に再現されている(©「あの花」製作委員会)
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「秩父神社は、第2話で登場していました。神域なので、じんたんのように腰掛けるのは遠慮しておきますが、夕暮れ時にまた訪れたくなるほど劇中の雰囲気通りの場所ですね」

「あの花自販機」を見逃すな!

おなじみの「あの花」キービジュアルでラッピングされた自販機

秩父神社前の交差点には、『あの花』のラッピングが施された自販機が。ミネラルウォーター「秩父源流水」の『あの花』バージョンやご当地ラムネも販売している。

ミネラルウォーター「秩父源流水」も「あの花」パッケージで登場!
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「これからの時期のサイクリングは水分補給が大切。というわけで、ここで『秩父源流水』を買っておくのが良いかもしれません」

秩父鉄道線・秩父駅周辺も見どころ満載

劇中に度々登場する、秩父駅近くの線路際。何気ない風景だが、作品を知るファンにとっては大切な場所だ

ラッピングバスに遭遇!

「超平和バスターズ」の6人がラッピングされる「ちちぶ巡礼バス」

『あの花』聖地その2:定林寺(じょうりんじ)

観音堂が印象的な定林寺の参道。劇場版のシーンと同じカットをパシャリ

秩父札所の17番の「定林寺」。市街地から少し離れた静かな場所にあり、聖地巡礼の休憩スポットとしても人気が高い。

本堂を囲む回廊の美しさはアニメで描かれた通り
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「回廊を持つ観音堂が印象的でしたね。オープニングをはじめ、本編や劇場版にも数多く登場する『あの花』の名場面に欠かせない存在です」
様々な登場人物たちが登場する「あの花」聖地の代表的存在(©「あの花」製作委員会)
埼玉県の有形文化財に指定されている百観音の梵鐘(ぼんしょう)

本堂の手前下にある鐘つき堂も必見。百観音の姿が浮き彫りにされた梵鐘は、埼玉県の有形文化財に指定されている。鐘を突いたときの音のすばらしさから、「秩父三名鐘」の一つといわれている。

定林寺の裏の「けやき公園」も見どころあり!

9話に登場するオーバーパス

定林寺から少し足を伸ばすと、オーバーパス(第9話に登場)と、青いベンチ(第3話)のある「けやき公園」にたどりつく。

作中に登場する三毛猫は見つかりませんでした
編集H
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「第3話で、あなるとの約束を守れなかったじんたんが落胆して座り込むベンチがここ。何てことないない公園のベンチですが、座るとちょうど定林寺と秩父の山々の風景が広がっていて気持ちがいいです」
ベンチに座るとこんな景色を楽しむことができるのでぜひ訪れたい。右側の森に包まれた建物が定林寺

「あの花」聖地その3:旧秩父橋

「旧秩父橋」から現在の秩父橋を望む

「けやき公園」から国道299号線を1.5kmほど北上すると、ハープのような橋が見えてくる。ここが「あの花」のキービジュアルにも登場する「秩父橋」だ。現在の橋は1985年に完成した3代目で、2代目のアーチ型の橋は「旧秩父橋」と呼ばれ、そこから現在の秩父橋を眺める角度がおなじみの場面に使われている。『あの花』の聖地巡礼では外せない名所だが、周辺には駐車スペースがほとんどないため、自転車の利用が便利。

アニメに登場するのは2代目のアーチ橋の上が多い(©「あの花」製作委員会)
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「一番有名な聖地がここ『旧秩父橋』ではないでしょうか! 『実写版ここさけ』の予告編でもチラリと映っていたので、どちらのファンもニヤリとできそうです。映画の公開が楽しみ過ぎます!」
旧秩父橋を降りる階段もファンには思い入れの深い場所のはず
初代の秩父橋の橋桁がいまでも残る

ナビマークも整備されドライバーもフレンドリー

車道には自転車の走行場所を示す「ナビマーク」がペイントされ、ドライバーも自転車と共存している
西武バスが運行する『あの花』ラッピングバスにも遭遇!

『あの花』聖地その4:羊山公園

羊山公園の「芝桜の丘」からは、日本二百名山の一つ武甲山(ぶこうざん)の姿を眺めることができる

『あの花』巡礼の最後に訪れたのは、オープニングや第2話の回想シーンで登場する「羊山公園」。南北に細長い公園で、第2話の「芝桜の丘」と、オープニングの「展望広場」は1kmほど離れているので、ここでも電動アシスト自転車が本領を発揮する。

この日回ってきた聖地を一望できるのも「展望広場」の魅力
秩父の街並みを見下ろすカットはここがモチーフになっているようだ(©「あの花」製作委員会)

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「『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の聖地巡礼はこれにて終了。続いては、『心が叫びたがってるんだ。』の舞台を訪れます」

「心が叫びたがってるんだ。」も巡礼!

『心が叫びたがってるんだ。』は、自分の言葉を封印してしまった少女「順」の成長を描く青春群像劇だ(©「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会)

幼いころに言葉を封印してしまった高校生の成瀬順。彼女を中心に、それぞれの悩みを胸に秘めた4人の主人公たちの成長を描くアニメーションの『心が叫びたがってるんだ。』(ここさけ)。「あの花」に関わりのあるモチーフが随所に散りばめられていることも、ファンの話題を呼んでいる。

1.「ここさけ」聖地その1:万松山 大慈寺

秩父札所十番の「大慈寺」は、石段が目印の山寺だ

急な石段の上に仁王門を構える「大慈寺」は、主人公の一人、坂上拓実の通学路に位置し、ヒロインから秘密を打ち明けられる印象的なシーンに登場する。

拓実と順が秘密を分かち合ったのもこの石段(©「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会)
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「拓実の通学路に面した道にあるお寺ですね。オープニングのタイトルバックで拓実が聴いていた曲が、『あの花』のテーマ曲『サークルゲーム』だと気がついたときはちょっと鳥肌立ちました(笑)」

2.横瀬駅(西武鉄道)

舞台となる学校の最寄り駅として設定されている「横瀬駅」は、駅舎やホームでのシーンに登場する
ここもまた、作中での再現度が高い聖地として人気がある(©「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会)

3.三菱マテリアル横瀬工場

セメントなどを製造する工場も「秩父らしさ」を演出する

横手駅の線路際からもよく見える、石灰石の産出地として知られる秩父のランドマークであるセメント工場

夜景+ライトアップされた工場という、ある意味鉄板の組み合わせ。背景美術の美しさもこの作品の見どころ(©「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会)
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「駅や工場など、どこにでもある風景ですが、夕暮れから夜の場面はとても幻想的。自分の思いを言葉にするか否か葛藤する主人公たちを、優しく包み込む秩父の風景。現実と作品の世界が重なり合う不思議な経験ができました」

今回の巡礼では、記事には載せきれないほど多くの“聖地”に巡り会えました。何気ない街頭や踏切なども、作品というフィルターを通して見ると特別な存在になる。徒歩でもない、自動車でもない、自転車だからこそ実現できる聖地巡礼に出かけてはいかがだろうか。


Yahoo!ロコ秩父観光情報館
住所
埼玉県秩父市野坂町1-16-15

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アクセス
西武秩父駅[出口]から徒歩約0分
御花畑駅[西口]から徒歩約4分
秩父駅[出口]から徒歩約15分
電話
0494-21-2277
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Yahoo!ロコ秩父神社
住所
埼玉県秩父市番場町1-1

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アクセス
秩父駅[出口]から徒歩約5分
御花畑駅[西口]から徒歩約8分
西武秩父駅[出口]から徒歩約12分
電話
0494-22-0262
営業時間
通年 5:00~20:00
定休日
年中無休
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Yahoo!ロコ実正山定林寺(第17番札所)
住所
埼玉県秩父市桜木町21-3

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アクセス
秩父駅[出口]から徒歩約12分
御花畑駅[西口]から徒歩約21分
大野原駅[出口]から徒歩約22分
電話
0494-22-6857
営業時間
通年 8:00~17:00
定休日
年中無休
口コミ・写真など

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Yahoo!ロコ旧秩父橋
住所
埼玉県秩父市

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アクセス
大野原駅[出口]から徒歩約10分
秩父駅[出口]から徒歩約30分
御花畑駅[西口]から徒歩約40分
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Yahoo!ロコ羊山公園
住所
埼玉県秩父市野坂町

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アクセス
西武秩父駅[出口]から徒歩約11分
御花畑駅[西口]から徒歩約12分
横瀬駅[出口]から徒歩約18分
電話
0494-24-7481
営業時間
24時間開放 ※芝桜開花期間中は8時~17時
定休日
無休
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Yahoo!ロコ万松山 大慈寺 (札所十番)
住所
埼玉県秩父郡横瀬町川西5151

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アクセス
横瀬駅[出口]から徒歩約20分
御花畑駅[西口]から徒歩約20分
西武秩父駅[出口]から徒歩約22分
電話
0494-23-4124
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Yahoo!ロコ横瀬駅(西武)
住所
埼玉県秩父郡横瀬町

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アクセス
横瀬駅[出口]から徒歩約1分
西武秩父駅[出口]から徒歩約25分
御花畑駅[西口]から徒歩約25分
電話
0494-22-3103
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Yahoo!ロコ三菱マテリアル株式会社 横瀬工場生産課製造係
住所
埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270

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アクセス
横瀬駅[出口]から徒歩約13分
電話
0494-23-4277
口コミ・写真など

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取材メモ/秩父駅周辺は、物語に登場する場所ではもちろん、直接描かれていない場所を走っているときも作品の中にいるような心地よさを感じられる街でした。

取材・文・撮影/杉山元洋

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