名古屋めし「味仙」の楽しみ方を観光大使・森下千里が伝授!

特集

いますぐ食べに行きたい、愛しの中華

2017/05/16

名古屋めし「味仙」の楽しみ方を観光大使・森下千里が伝授!

独特の食文化で賛否両論(?)を巻き起こすことの多い「名古屋めし」。そんな名古屋には中華にも独自のスタイルがあるのだそう。それを楽しめるのが名古屋人のソウルフードとも言われる「味仙」! 今回は、東京ではまだなじみの薄い「味仙」の楽しみ方を常連の森下千里さんに教えてもらった!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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「味仙」は中華にあらず!? 「味仙」というひとつのジャンル!

創業者の三男が愛知県日進市に構える『郭 政良 味仙 日進竹の山 本店』。郊外店舗のため広々とした店内。家族連れなど大人数で楽しめる。昨年、東京にも出店し大きな話題に

「名古屋めし」といえば、味噌カツ、手羽先、小倉トーストなど枚挙にいとまがないが、本場の“名古屋人”に言わせれば、それら猛者を押しのけ、絶対に外せないものがあるのだとか。その名は「味仙」!

はてなマークが頭をよぎる人も多いだろう。「味仙」とは、名古屋を中心に約10店舗を構える台湾料理店の名前。チェーン店ではなく、創業者とその兄弟がのれん分けを繰り返しながら、店舗数を増やしてきた。ほぼ同一のメニューを提供しながらも、店舗ごとに味が異なるため全店舗を巡礼する人も多いのだとか。

そんな、「味仙」が昨年の「神田店」オープンに続き、今年3月に「神田西口店」として東京2号店をオープン! しかも、「神田店」には上陸しなかったメニューも、「神田西口店」では味わえるのだ。

調べれば調べるほど、奥が深そうな「味仙」の世界…。

そこで! 本日は「味仙」を子供の頃から愛して止まないという名古屋出身で「あいちしあわせ大使」を務める森下千里さんに本場の「味仙」の楽しみ方を伝授してもらった!

\教えてくれるのは/

森下千里

森下千里

タレント

自身のInstagramで「味仙」訪問をポストした際のショット。東京進出のニュースを知り、twitterで「大好きなラーメンがついに!」とツイートしたことも。ただ、東京の店舗へは今回が初来店

これぞ名古屋めしの頂点! 森下千里が東京の「味仙」初潜入!!

東京の店舗は初めてという森下さん。名古屋以外でも「味仙」の味を楽しめることに大興奮のご様子で、ガラガラっとドアをスライド!
森下千里
森下千里
「今日はよろしくお願いします! 私も東京の店舗は初めてなんです。赤が基調なのは一緒ですね。入ったらニンニクの香りが漂うのも一緒だ!」

森下さんのハイテンションぶりに、いい取材になりそうだと、期待を高鳴らせる取材班。しかし、衝撃は突然起きた。今回の特集が「中華」であることを森下さんに伝えたときのこと…。

森下千里
森下千里
『味仙』は私にとっては中華じゃないですよ!」

取材冒頭からいきなり「えっ」と息が止まる取材班。「中華」特集の取材として、果たして成立するのだろうか…。

森下千里
森下千里
『味仙』は『味仙』というひとつのジャンルなんです。中華料理を食べているという感覚はないんですよね。東京に出てきて、いわゆる中華料理を食べましたが、『味仙』とは違うものだと思っています。あっ、でも確かにメニューを見たら中華ですね!
いつもは頼むものが決まっているので、メニューを見ないという森下さん。「あっ、こんなに中華っぽいメニューが!」と驚きのご様子

名古屋人の“味仙愛”の強さに圧倒されつつも「メニューは中華」というワードを無事いただいたので、ほっと胸をなでおろす取材班。ではさっそく、「味仙」の楽しみ方教えてください!

\実践すれば誰でも“味仙通”/

森下流とは果たしてどんな食し方なのか

見るからに興味をそそられるワードが並ぶ。順に追っていくこととしよう。

森下千里
森下千里
「今日は一杯飲んでいいですか? この撮影のためにお昼抜いてきたので、食べる気満々ですからね!
「『味仙』では飲むときと飲まないときがありますが、お酒に合う料理が多いので、飲める人は飲んでください!」(森下さん)
 
森下千里
森下千里
「ビールで喉を潤したら、さっそく料理を注文しないと。先ほども言いましたが、私は決まったメニューしか頼まないんです。いつも頼むのが「コブクロ」「青菜炒め」「海老団子(気分によって「イカ団子」)」です。特に「コブクロ」「青菜炒め」はマストです!」

この発言を受けて反応を示したのが、名古屋出身の店長・紀平卓馬さん。「名古屋でもその二つは人気のメニューです! 個人的にも大好きです!」と同調する。

森下千里
森下千里
「そうなんですね。それを聞いて安心しました。名古屋の友だちは、みんなそれぞれのマイメニューを持っていて頼むものが分かれるときがあるんですよね。ただ、それも楽しみだったりするんです! 自分だったら頼まないような料理が出てくると、つい興奮しちゃいますね」
店長の紀平さんにメニューについて尋ねる森下さん。初めて見る料理もあったそう。この日は未体験の「ケイジャン」もオーダー

そうこうしているうちに、森下さん待望の「コブクロ」がテーブルに!

食欲を刺激する唐辛子の匂いがあたりを包むと、森下さんのテンションはMAXに!
「コブクロ」(800円)は見た目の赤さよりは辛さ控えめ。コブクロの弾力とネギのシャキシャキとした歯ごたえが癖になる
森下千里
森下千里
これですよ。これ!子供の頃から愛してやまない味です。今思えば、よくこんな辛い内臓料理を食べていたなと(笑)。ただ、あって当たり前の料理だったので、気づいたらずっと食べていましたね」

一度、食欲に火がついたら止まらないのか、次々と運ばれてくる料理をパクパクと食べ続ける森下さん。

森下千里
森下千里
「『ケイジャン』は初めて食べましたが、これもおいしいですね! 今まで食べてこなかったことを後悔しています」
「ケイジャン」のおいしさに目覚めて思わず笑みがこぼれる。「これは、今後のマイメニューに追加されましたね」(森下さん)
「ケイジャン」(800円)は鶏肉とキャベツの炒め物。回鍋肉のような味わいながら、使用している肉が鶏のため、脂が少なくあっさりといただける。唐辛子が入っているが「味仙」にしては辛さ控えめ
「青菜炒め」(750円)は目にも鼻にもニンニクのインパクトが抜群! 店長の紀平さんいわく、一皿に対して大きめのスプーン山盛り量のニンニクを入れているのだとか
「海老団子」(800円)は海老本来の味が楽しめる優しい味わい。「辛い」「ニンニク食べ過ぎた」というときのお口直しにはうってつけ

注文した4品をひととおり食べ終えたところで、「そろそろシメかな」と予期する取材班に、次なる「味仙」の掟が森下さんより伝授された。

 
森下千里
森下千里
『コブクロ』はおかわりしなきゃダメです! 一皿目で残ったタレを二皿目にかけて味を進化させるんです」

いまいち、何を言っているのか理解できないでいると、実演してくれることに。

森下千里
森下千里
「食べきってタレだけが残った『コブクロ』の皿は店員さんに取られないように絶対死守してください! その上で『コブクロ』をおかわりします。二皿目が届いたら、残ったタレをこんな感じで上からドバーッとかけるんです! こうすることによって、タレの量が増えて辛さも2倍になります。これをやらずして、『コブクロ』を食べたとは言えませんね」
カメラを忘れて真剣な表情で熱く「コブクロ」愛を語ってくれる森下さん
せっかちな名古屋人にとって、料理がすごいスピードで出てくるのも味仙の人気の理由なんだとか。森下さんレベルになると、コブクロはレンゲで食べるのだ!

シメの「台湾ラーメン」に異変あり! 神田西口店に新味登場

無事、オーダーした料理を食べ終わり「いやー、それにしてもよく食べるな」と感心する取材班。しかし、まだまだこれで終わりではない。

森下千里
森下千里
最後はやはり『台湾ラーメン』ですね。これを食べないと『味仙』に来た意味がありません」

何を隠そう、「味仙」の名物は台湾ラーメンという麺料理。名古屋ではラーメン店のおよそ半数が提供しているとも言われる料理だ。その発祥がここ「味仙」で、昭和40年代には誕生していたのだとか。特徴は何と言っても刺激的な辛さ。赤唐辛子と一緒に炒めたひき肉とニラ、ニンンクが奏でる、これでもかという強烈で癖になる味わいは他では味わうことはできないと、多くの人々をトリコにしている。

「台湾ラーメンには辛さ控えめの『アメリカン』と2倍の『イタリアン』があるのですが、友だちと行くときは全種類頼んで、回して食べることもあります」(森下さん)
「台湾ラーメン」(800円)を食べるときはひき肉・麺・スープをよく絡めるのがポイント

ここで、3つ目の掟が登場である。

 
森下千里
森下千里
「ほんとに辛いので初めて食べるときは注意してください。すすらないで、かむようにして食べるのがポイントです。最初は辛いと思うだけかもしれませんが、食べ進めていくうちに、奥深い味に魅了され始めるはずです」
「台湾ラーメン」が目の前に運ばれただけで、自然と笑みがこぼれる森下さん。「他のラーメンとは一線を画すので、ここでしか食べられないんですよね」

ラーメンをすすらない? 果たしてそんな食べ方が正しいのか疑問に思っていると、「普通のラーメンの感覚で麺をすすると、間違いなくむせ返ります」と店長の紀平さんもまたまた同意。慣れてくると、すすって食べられるようになるとのことなので、日々精進されたし。

店長の話を聞いている間も、どんどん箸を進めていく森下さん。これで、今日の取材も無事終えられると思っていたところでサプライズが! 実は、名物の台湾ラーメンに新味が登場したという。「神田西口店」オープンに合わせ、新たに「台湾ラーメン 味噌」がライアップに加わったのだ!

森下千里
森下千里
「えっ。そうなんですか!? それはぜひ食べてみないと!

ということで、「台湾ラーメン」を完食しながらも、新味にも挑戦してもらうことに。

(写真左)「台湾ラーメン」(800円)、(写真右)「台湾ラーメン 味噌」(850円)。味噌が入っているぶん、「台湾ラーメン 味噌」の方が若干色が濃い。味噌はもちろん愛知県の八丁味噌を使用
2種類の「台湾ラーメン」を2つ並べて味比べ。「八丁味噌の辛味が程よくマッチしますね。味噌を加えるだけで、ここまで味が変化するとは驚きです」(森下さん)
森下千里
森下千里
「あっ、こっちの新味のほうが辛いかもしれない。味噌のどろっとした感じがあるぶん、口に残るんですね。味噌本来の辛味も加わり、味もより濃厚になっています。名古屋人は味噌がほんとに大好きなので、これはうれしいですね!」
新たな味の発見に興奮を隠しきれない森下さん。「これを食べにまた来ます!」と宣言

しっかりと、最後まで味わい尽くして、ご満悦の表情の森下さん。新たな発見もあり、ますます“味仙愛”をつのらせている…。

ここまで読んでどうしようもなく「味仙」を体験してみたくなったであろう初心者の方たちへ向けて、森下さんに訪れる際の心構えも聞いてみた。

 
森下千里
森下千里
「『台湾ラーメン』は跳ねるので、気をつけて食べてください。慣れないうちは白い服を着てこないように! ただ、店頭にはペーパーエプロンの準備もあるので、スタッフさんにエプロンをもらうのも手ですね。それと、『味仙』に来るときはニンニク臭くなるのを恐れてはダメです! 『ニンニク臭くなりに来たんだ!』くらいの気持ちで来てほしいですね。だから、女の子同士で来るのがオススメです。みんな、臭くなるんだから、周りに遠慮する必要もなくなるし(笑)。ただ、デート直前はやめておきましょう。私だったらデートで一緒に来たいくらいですけど(笑)」

すっかり森下流の極意を教わって、おなかいっぱい胸いっぱい…。「味仙」の楽しみ方、とくと拝聴いたしました!

赤を基調とした店内。唐辛子とニンニクの香りが立ち込め、入った瞬間から食欲がそそられる
Yahoo!ロコ郭 政良 味仙 東京神田西口店
住所
東京都千代田区内神田3-7-4 香文堂ビル2F

地図を見る

アクセス
神田(東京都)駅[JR西口]から徒歩約0分
神田(東京都)駅[1]から徒歩約2分
三越前駅[新日本橋駅2]から徒歩約5分
電話
03-3526-2706
営業時間
月曜~土曜11:00~23:30(L.O.)日曜・祝日11:00~22:30(L.O.)
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/森下さんの味仙への愛情がとてつもないことに気付かされた取材となりました。味仙は台湾ラーメンしか食べたことがなかったので、今回教えを請うたことを実践させていただきます!

構成・取材・文/荒尾 英(Roaster)、撮影=中野 理


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