東京にいながら気軽に「京都・老舗の日本茶」をテイクアウト

特集

古くて新しい。日本茶の奥深き世界へ

2017/05/24

東京にいながら気軽に「京都・老舗の日本茶」をテイクアウト

日本を代表する茶どころ、宇治を擁する京都。江戸時代創業の老舗が軒を連ね、良質な日本茶を提供、今や国を超え世界でも評判だ。それら老舗が2010年代に入って東京店を構えるようになり、最近力を入れているのが日本茶テイクアウト。どんな味わいが楽しめるのか、二大老舗の東京店をのぞいてみた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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京都の老舗の日本茶が、より身近に

コーヒーをテイクアウトするように、東京にいながら、京都の老舗の日本茶を手軽にお持ち帰りできるのをご存知だろうか。熱い夏は、キリリと渋みの効いた冷茶を、ガブガブといくのもまた一興。本格的な味わいを、気兼ねなく楽しんでみたい。

「祇園辻利 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」の「特選グリーンティー COLD」(310円)は、外国人にも人気のメニュー

\紹介するのはこの2軒!/

1.「祇園辻利 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」(押上)
2.「一保堂茶舗 東京丸の内店」(丸の内)

1.「祇園辻利 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」(押上)

お茶にスイーツなど16種のテイクアウトが揃う

萬延元年(1860年)に京都・宇治で創業。屋号を「辻利(つじり)」とし、宇治茶の製造と販売を開始したが、のちに京都・祇園を拠点とするようになったため、現在の店名に。2012年、東京スカイツリー併設の商業施設「東京ソラマチ」開業と同時にオープンしたこちらの店は、「祇園辻利」としては京都以外で唯一の店舗だ

「特選グリーンティー COLD」(310円)は濃い抹茶に砂糖が加わることで、飲みやすい味わいに。これからの暑い時期、喉を潤すのに最適だ

初夏のこの時期、店長・礒田衛(いそだまもる)さんおすすめの日本茶テイクアウトメニューが、冷たいお茶と温かい煎茶。特に煎茶は、新茶で出してくれる。注文を受けてから一杯ずつ急須で淹れるため時間を要するが、丁寧に抽出された旬のお茶の葉の味わいを楽しめるのは、新茶の季節だけの贅沢。最後の一滴まで堪能したい。

この日のお茶の葉「新茶清水(きよみず)」。「5月の間は、他にも続々と新茶が入荷します」と店長の礒田さん
礒田衛さん。「煎茶」は注文ごとに急須で淹れる。最後の一滴まで、余すことなく抽出してくれる
「煎茶」(420円)。新茶らしいフレッシュな味わいが特徴だ
左は「冷煎茶」(310円)、右は「冷ほうじ茶」(310円)。ほうじ茶はすっきりとした香ばしさ、煎茶はキレのある苦味が光る

こちらのお店、テイクアウトメニューが実に多彩。人気の「抹茶ソフトクリーム」「抹茶オレ」、抹茶オレに抹茶ソフトクリームをのせた「抹茶オレフロート」など、定番だけで16種も。「テイクアウトを通して、宇治茶の魅力に触れてほしいんです」と店長の礒田さんは話す。

「抹茶ソフトクリーム」(470円)。濃厚な抹茶の味わいが広がる

店舗前に広がるベンチ席では、思い思いの商品を味わいながら、のんびりくつろいでいるお客さんの姿が印象的だ。5月のこの季節なら、「新茶」のお茶の葉も販売。煎茶、玄米茶、ほうじ茶などの定番は手軽なティーバッグも充実している。気に入った商品があれば、ぜひ購入してみたい。

東京スカイツリーに併設する商業施設「東京ソラマチ」6Fに立地する
5月の間は、京都から続々と新茶が入荷する

祇園辻利 東京スカイツリータウン・ソラマチ店

住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 6F
アクセス:
押上駅B3出口から徒歩約2分
押上駅A2出口から徒歩約3分
とうきょうスカイツリー駅出口1出口から徒歩約5分
電話番号:03-6658-5656
営業時間:11:00~23:00 (ソフトクリームは21:45L.O.、HOT煎茶は21:00 L.O.)
休み:東京ソラマチに準ずる

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.「一保堂茶舗 東京丸の内店」(丸の内)

丁寧な一杯から日本茶の魅力が伝わる

お茶の葉、茶器、陶器を扱う店として、享保2年(1717年)、京都の中心部近く、寺町二条に「近江屋」の名で創業。扱うお茶の品質の良さで評判を呼び、弘化3年(1846年)、山階宮(やましなのみや)より「茶、一つを保つように」と「一保堂(いっぽどう)」の屋号を賜った。以来、現在に至るまで「お茶の葉の魅力を伝えたい」と一意専心。今回紹介する東京丸の内店のほか、ニューヨークにも支店がある。

丸の内仲通りに立地する。場所柄、ビジネスパーソンの利用も多い

東京丸の内店は2010年開業。こちらの日本茶のテイクアウトメニューで目を引くのが「抹茶プレミアム」。注文ごとに点ててくれる、丁寧な一服だ。「丸の内という場所柄、海外出張で東京を訪れた外国のお客さまも多く、抹茶の需要があったんです」。ならば良質なものをお手軽にということで生まれたのが、テイクアウトの「抹茶プレミアム」(540円)だという。また5月は新茶も人気のテイクアウトメニューだ。

「抹茶プレミアム」(540円)は注文ごとに、丁寧に点てて提供する
「抹茶プレミアム」は凜とした渋みのなかに、まろやかな甘みもただよう
「新茶」(486円)は6月下旬までの販売予定。若葉のフレッシュな香りと苦み、上品な甘みも漂う煎茶だ
テイクアウト用のカップは4種類から好きなものを選べる

京都の本店と同じく、喫茶室「嘉木(かぼく)」も併設。抹茶、玉露、煎茶、番茶を和菓子とともに楽しめるが、提供の際は淹れるところからスタッフが教えてくれる。ほかにもお茶の葉の販売はもちろん、有料だがお茶の淹れ方教室が開催されることも。日本茶の魅力を発信すべく、さまざまな工夫を凝らしている。

喫茶室「嘉木」。丸の内という土地柄、ビジネスでの利用も意識して、京都の本店にはないメニューも用意する
初夏の今の時期、店頭には新茶が並ぶ
100gで1万円の玉露から、100gで500円のほうじ茶まで。幅広いラインナップも一保堂の魅力

一保堂茶舗 東京丸の内店

住所:千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
アクセス:
日比谷駅D1出口から徒歩5分
JR有楽町駅国際フォーラム口出口から徒歩5分
電話番号:03-6212-0202
営業時間 11:00~19:00(喫茶室「嘉木」は18:30L.O.)
休み:年末年始

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・文/岡野孝次 撮影/原 幹和

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