モノ・マガジン編集部に聞いた! 先取りしたくなる夏アイテム

特集

2017夏の売れ線アイテム教えます!

2017/06/15

モノ・マガジン編集部に聞いた! 先取りしたくなる夏アイテム

話題性やトレンドをダイレクトに反映しているジャンルの一つが“モノの世界”。そこで、老舗のモノ雑誌「モノ・マガジン」編集部に伺い、今年の夏に話題になりそうなアイテムをプロに取材。この夏、先取りしたくなるアイテムはもちろん、人に話したくなるウンチクも満載!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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この夏注目の3大ジャンルはビール、アウトドア、サングラス

「モノ・マガジン」編集部に“夏アイテム”をキーワードに取材し、そこで話にあがったのがビール、アウトドア、サングラスの3ジャンル。昨今クラフトビールで話題になっているビール業界の新商品、本格的かつ普段使いもできるアウトドアアイテム、毎日日差しを浴びたくなるサングラスを紹介。この夏は3ジャンルのアイテムをゲットして、来るべき夏の訪れに備えよう!

取材の話にあがった実物のアイテムを手に取りながら丁寧に解説してくれた「モノ・マガジン」編集部の小川太市さん

\この人に聞きました!/

モノ・マガジン編集部の小川太市さん(40歳)。ワールドフォトプレスが出版する雑誌「モノ・マガジン」の編集担当。「モノ・マガジン」は、1982年に創刊し、今年で35年目を迎える

この夏、見逃せない3大アイテム

1.多様化時代のビール
2.アウトドアは“チョイさし”がキーワード
3.毎日かけたくなるサングラス

「モノ・マガジン」は、モノ=道具だけでなく、最新のフードやカルチャーなどの情報も満載

16年夏の話題アイテムを振り返る

--17年の夏に話題になるアイテムをお伺いしたいのですが、まずは昨年の夏に流行ったアイテムを聞かせてください。

モノ・マガジン編集部の小川太市さん(以下、小川さん)
モノ・マガジン編集部の小川太市さん(以下、小川さん)
「16年はアウトドアやグランピングが話題になりましたね。それまでキャンプは、屋外で面倒な準備をしなければいけないというイメージだったのが、ゴージャス&手軽にキャンプを楽しもうと変わってきた印象があります。もう一つはクラフトビールが非常に盛り上がった年でもありました。グランピングもそうですけど、ひとつステージをあげた違う世界のキャンプやビールを楽しめるようになってきました」

17年夏、注目の3大アイテム

1. 多様化時代のビール

--なぜビールの人気が出てきたのでしょうか?

小川さん
小川さん
「ビールに多様性が出てきたのが一つの理由だと思います。その代表例の一つがクラフトビールですね。ビールはここ数年売り上げが落ち込んでいましたが、クラフトビールが出てきたことによって持ち直していると思います。代官山のスプリングバレーブルワリー東京などが人気の火付け役で、最近では大手メーカーも力を入れていて、サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリーでこだわりのビールを作られています」

--小川さんが気になっているビールはありますか?

小川さん
小川さん
「クラフトビールではありませんが、まずはキリンの『KIRIN Home Tap(キリン ホームタップ)』。6月から全国でサービスが開始され、家で本格的な生ビールを味わえるようになりました。これは会員にレンタルサーバーが自宅に届き、キリンビール横浜工場でできたビールが直送で届きます。鮮度が命のビールのうまさを家でも味わえ、ビールを注ぐといった“作業”も楽しめます」
白いサーバーにボトルを入れて使用する「KIRIN Home Tap(キリン ホームタップ)」は、1リットル2本が月2回届き、月額7452円~(税込)。追加注文も可。※沖縄県および、一部離島地域を除く
小川さん
小川さん
「次にアサヒのスーパードライは有名ですが、そのビールが誕生して今年で30周年を迎えます。その30周年を記念して特別に作られたのが、5月30日に発売した『アサヒスーパードライ 瞬冷辛口』です。これは希少なホップを使っていて、そのホップの特徴である冷涼感を最大限に引き出しているため、飲んだ瞬間に涼やかさを感じられます」
冷涼感とキレ味にこだわった「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」。左の350ml缶が225円前後、右の500ml缶は290円前後。※いずれもオープン価格

--クラフトビールではいかがでしょうか?

小川さん
小川さん
「最近は定番のピルスナーだけでなく、エールやスタウト、フルーツビールなども充実しています。デザインやラベルがおもしろいものも多いですね」
最近のビール業界は、家で生ビールが楽しめたり、ラベルやボトルなどのデザインに凝っているビールなど種類豊富

--最近では“ラベル買い”する人も多いと聞きます。

小川さん
小川さん
キリンの『グランドキリン 梅雨のエキゾチック』のラベルはおもしろいですよね。味わいが個性的なクラフトビールのブランドである上に、デザインにも遊び心があり、ビールにも選ぶ楽しさがあることを教えてくれます。またボトルにもこだわりがあり、それまでビンの重さが国内最軽量の170gだったのを、140gまで軽量化しました。これはビンの製造時に二酸化炭素を減らすことにもなり、環境にもいいそうです。さらには『グッドデザイン賞』まで受賞しているスグレものです」
6月6日に発売した新商品のキリン「グランドキリン 梅雨のエキゾチック」は数量限定(オープン価格)

--いろいろなタイプのビールがあり、まさに多様化の時代ですね。

小川さん
小川さん
「今年、外食産業ではキリンが新たに開発した『タップ・マルシェ』というクラフトビール専用のサーバーを導入したことにより、クラフトビールが手軽に飲めるお店が増えたそうですね。ウチでもソトでもビールを選ぶ楽しさが増えるというのは歓迎すべきことかと思います」
 

2. アウトドアは“チョイさし”がキーワード

--昨年のグランピングのような話題になっているモノはありますか?

小川さん
小川さん
「今年は全体の傾向として趣味が分散化している印象を受けます。トレイルランニングや自転車など、いろいろなアウトドアアイテムを使うシーンが増えているので、ちょっと便利だなと思える“チョイさし”アイテムを紹介したいと思います。まずはモンベルの『EXライト ウインド ジャケット Men’s』は、重さがなんと45g! 風よけにもなるし、ちょっとした雨にも耐えられます。さらに、内側に収納用のポケットがあり、コンパクトに折りたためるポケッタブル仕様で、胸ポケットに入るぐらいの大きさです」
世界最高レベルの撥水加工が施されたモンベルの「EXライト ウインド ジャケット Men’s」8434円。色はブルー、イエロー、グリーン、ホワイト
片手で持てる程度の大きさに折りたためるので、持ち運びにも便利
小川さん
小川さん
「これは自転車に乗っていて雨が降った時に羽織りたいなと思った時にも使えますし、旅行へ行く時に1着あると便利ですね。山登りなどのアウトドアオンリーではなく、普段使いに活用できるので、僕は『チョイさし』アイテムと呼んでいます(笑)。僕はそのような表現をしましたが、このウェアは世界的な評価も高いです。ヨーロッパ最大の国際見本市で『Out Door INDUSTRY AWARD 2012 Gold Award』、国際的な権威のあるデザイン賞『German Design Award 2014』(ドイツデザイン賞)では、ライフスタイルカテゴリーにおいて特別賞を受賞しています」

モンベル(東京京橋店)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

モンベル(ALBi大阪駅店)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

ーー“チョイさし”とはいえ、デザイン的にも優れているのはうれしいですね。

小川さん
小川さん
「二つ目は、自転車のボトルゲージに装着できる『サーモス 真空断熱ストローボトル(FFQ-600)』。自転車専用として作られているので、使いやすさも魅力ですね。室温35度でも10度以下を6時間キープできるので、暑い夏にはぴったりのアイテムだと思います。自転車のボトルゲージにも挿せるので“チョイさし”ということで(笑)」
THERMOSの「サーモス 真空断熱ストローボトル」希望小売価格3600円(税抜)。最大径約73mmとコンパクトで容量は600ml

サーモス スタイリングストア 二子玉川ライズ・ショッピングセンター店

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

小川さん
小川さん
「最後はColumbia(コロンビア)の完全防水のスニーカーです。完全防水の靴と言うと、普通は何かガッチガチな靴を想像しますが、見た目は普通のスニーカーです。夏だとフェスなどで使えそうですね」
上から「ホーソンレイン ウォータープルーフ」1万800円、「ベントラリア2アウトドライ」1万4040円。※いずれもColumbia

コロンビアショップ(ALBi店)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

--夏はなにかと水のある場所で遊ぶ機会が多いです。

小川さん
小川さん
「そうですね、渓谷でバーベキューなど、水のある場所に出かけることが多い夏にほしいアイテムです。紹介した3アイテムはいずれも本格的なアウトドアアイテムでありながら、普段使いもできるので“チョイさし”という言葉がぴったりかなと(笑)。今年の夏は、ウインドジャケット、ストローボトル、防水スニーカーの“チョイさし三種の神器”があればかなり役に立つと思いますよ」
 

3. 毎日かけたくなるサングラス

--サングラスは正直意外でしたが、ジワジワと人気が出てきているのでしょうか?

小川さん
小川さん
「サングラスは昨年ぐらいから温故知新ではないですが、古いデザインのタイプを見かけるようになりました。今年はそれがより先鋭化しています。また夏は日差しがあるから外に出たくない人も多いと思います。あえてこういう表現をさせていただきますが、今日は“日差しを浴びたくなるサングラス”を紹介していきます」
モノ・マガジン編集部では、「男のメガネ」をテーマにしたムック「モード・オプティーク」(写真右)を6月初旬に発売
小川さん
小川さん
「最初はOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)のライトカラーのサングラスです。今年はこのライトカラーがトレンドになると思っています。クラシックテイストのサングラスは、女性もかけられますね。OLIVER PEOPLESは、西海岸のカリフォルニアにあるブランドです。日本も西海岸と同じく日差しが強いので、西海岸の風を感じられるようなサングラスは日本にも合うと思うんですよね」
OLIVER PEOPLESのサングラス。上から「M-4 SUN Col.BC」「M-4 SUN Col.G」「ROSSEN Col.AG」各4万1040円
小川さん
小川さん
「次は大阪の偏光レンズ専門メーカーTALEX(タレックス)の『OZNIS(オズニス)』です。サングラスに搭載されているレンズ『ザ・レンズTALEX』は、プロのアスリートや登山家からも認められたプロ仕様です。このレンズは紫外線だけではなく、雑光を取り除いてくれるので、目に優しいんです」
TALEXの「OZNIS FLAT11」2万8080円は、レンズとフレームが一体感のあるフラットなデザイン ※フレームカラー・レンズ設計により金額は変わります
小川さん
小川さん
「このサングラスのレンズはグレーベースで少し緑がかった色をしていますが、実はレンズの色はただ単純にファッションと言うわけではなく、色によって用途が違うんです。これは色によってカットする光の波長が違い、例えば黄緑系のレンズカラーであればサングラスを掛けているのに視界が明るく感じたり、赤色系のレンズならコントラストが強くなり、物体の輪郭が強調されて対象物のわずかな動きにも反応しやすくなります」

タレックスプロショップ&ショールーム

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

ーーなるほど、レンズの色には理由があったんですね。

小川さん
小川さん
「最後はこれも日本のアイウェアブランドの999.9(フォーナインズ)の『999.9 feelsun』。999.9の特徴は日本人に合わせたメガネを作っているところです。やはり顔の形や鼻の高さは欧米と日本では違います。日本人の顔に合わせたサングラスなので、掛け心地が良く、気負わず掛けられるデザインですね」
999.9(フォーナインズ)の「999.9 feelsun」。上から「F-07S」「F-09S」「F-08S」各3万7000円(希望小売価格・税別)

Four Nines GINZA

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

--日本人に合わせたサングラスなど、さまざまなタイプがあるんですね。

小川さん
小川さん
「そうですね。なのでOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)のデザイン、TALEX(タレックス)の機能性、999.9(フォーナインズ)の日本人に合わせたサングラスと、3つだけでもこれだけ語れる要素があるので、サングラスをあまり知らない人でも、どれか興味をひくものがあると思うんですよね」
 

--ビール、アウトドア、サングラス以外に、小川さんが個人的にこの夏、話題になると思うジャンルはありますか?

小川さん
小川さん
「この夏はグルーミングに注目しています。パナソニックがメンズ用の『ボディトリマー ER–GK60』 という商品を出しました。手足や胸だけでなく、ビキニゾーンまで1台でお手入れできるアイテムです。実は欧州では主流になっていますし、これから肌の露出が多くなる季節ですので、その対策としてメンズグルーミングはオススメです」
パナソニックから5月に発売されたばかりの「ボディトリマー ER–GK60」(オープン価格)
小川さん
小川さん
「あとは小屋ですね。実際にモノ・マガジンで小屋の特集をすると反響ありますね。小屋と言ってもいろいろありますが、個人的には車で牽引できるモービルハウスが注目されるのではないかと思っています」

今回登場したアイテムは、多様化するビール、普段使いもできるアウトドアアイテム、機能性&デザインで選ぶサングラスなど、いずれも夏のシーンで活躍するグッドアイテムがズラリ。

取材中に素朴な疑問で「ビールもモノの定義に入るんですね」と小川さんに質問したところ、「食べ物や人でも編集部の興味をひくものはイコール“モノ”だと思っています。よく専門誌と言われますが、モノ・マガジンは入門者のための本。使ってみたい、食べてみたいと思えるのがモノの力だと僕は思います」とのこと。

確かにビールは飲んでみたい、アウトドアの“チョイさし”は使い勝手がいい、サングラスはかけてみたいといずれも納得のアイテムばかりで、さらにはウンチクも語れる。“●●してみたい”と何かのきっかけになるかもしれない夏アイテムをGETして、例年とはひと味違う夏を過ごしてみては?

人に紐づくならすべてを“モノ”と定義する「モノ・マガジン」は毎月2日、16日に発売
SUV特集の6-16号(6/2発売)は好評発売中、ヤマハを特集した7-2号は6/16発売予定

取材メモ/モノにはいろいろなこだわりが詰まっているんだなと、ウンチク満載の取材でした。人生でサングラスを買ったことはないけれど…今年はウンチク系のサングラスを買うか悩み中です。

取材・文=嶌村優(エンターバンク)、撮影=菊池さとる

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