実験フェス「TOKYO LAB」冨田ラボが語るみどころ

2017/06/17

実験フェス「TOKYO LAB」冨田ラボが語るみどころ

6月21日(水)、渋谷CLUB QUATTROにて開催される「TOKYO LAB 2017」。音楽だけでなく、「食」「衣」ともシームレスに組み合わさった実験的フェスについて、若手のジャズミュージシャンを含む自身初の編成で出演予定の音楽プロデューサー冨田恵一氏にみどころを聞いた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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東京の中心で新たな実験的フェスが開催

「TOKYO LAB* 2017 S/S~beyond JAZZ,beyond NEXT」と称した新たな音楽フェスが開催

6月21日(水)、渋谷CLUB QUATTROにて「TOKYO LAB* 2017 S/S~beyond JAZZ,beyond NEXT」と称した新たな音楽フェスが開催。

S/S(Spring/Summer)といったファッションのシーズンを表す言葉や、「beyond JAZZ beyond NEXT」という気になる音楽的なキーワードが含まれるこのイベントは、名前のとおり「音楽」を中心に「食」「衣」とも融合した新たな都市型フェスということで、そのみどころについて、出演者の音楽プロデューサー冨田恵一氏(冨田ラボ)にお話を聞いた。

\ここがみどころ!/
1.【音】東京オリンピックでの演奏を目指す?「T.O.C」Bandの初演奏
2.【食】新しい食材を使ったオリジナルフードにも注目
3.【衣】会場や舞台を彩る華やかな衣服たち

まずは動画でみどころをチェック!

【音】ステージは2部構成。国内ジャズシーンの未来を担う、若手実力派アーティストが一堂に集結

20名を超えるアーティストたちが渋谷CLUB QUATTROに集う夜。いったいどんな化学反応が起きるのか…
DJ 大塚広子。徹底したアナログ・レコードの音源追求から生まれる説得力、繊細かつ大胆なプレイで多くの音楽好きを唸らせている。当日はオープニング、2部の前、終演後の3回プレイ

ステージは「beyond JAZZ」「beyond NEXT」という2部構成で開催される本フェス。

第1部の「beyond JAZZ」では、第2部でも登場するアーティスト一人ひとりが中心となって結成する、4グループが舞台に登場。

若手No.1トランペッターの名を不動のものとしつつある類家心平が率いる「RS5pb」:田中 TAK 拓也(ギター)、鉄井孝司(ベース)、吉岡大輔(ドラムス)、中嶋錠二(ピアノ)
新世代のギタリストとして注目を浴びる井上銘が率いる「MAY INOUE STEREO CHAMP」:類家心平(トランペット)、渡辺ショータ(キーボード)、山本連(ベース)、石若駿(ドラムス)
ベース守家巧が率いる「Takumi Moriya Les Six」:加納奈実(サックス)、坪口昌恭(キーボード)、西田修大(ギター)、横山和明(ドラムス)、オマール・ゲンデファル(パーカッション)
若干24歳ながら各方面から絶大な支持を受けるドラマー石若駿率いる「Clean Up Trio feat.Niran Dasika」:井上銘(ギター)、須川崇志(ベース)、ニラン・ダシカ(トランペット)

ジャズシーンで活躍する新進気鋭のアーティスト4人が率いるグループの若々しくもハイレベルな演奏は、往年のジャズファンから初めてジャズを聴くという若者まで心をわしづかみにすること間違いないだろう。

そして、注目の第2部「beyond NEXT」では第1部で出演したプレイヤー4名に加え、松下マサナオ(Yasei Collective)、角田隆太(ものんくる)、江﨑文武(WONK)などを含む「T.O.C BAND」の10名編成で演奏。

本フェスが初演奏となる「T.O.C BAND」率いる冨田恵一氏(冨田ラボ)より、みどころを聞いた。

この日「T.O.C BAND」初のリハーサルを終えて当取材に応えてくれた冨田氏
冨田恵一(冨田ラボ)

冨田恵一(冨田ラボ)

音楽家、プロデューサー

--今回、「T.O.C BAND」結成に至った経緯を教えてください。

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
本イベント主催で、アパレルやエンタメ事業を手がける「CANALIZE」プロデューサーの柴田さんから、「若手のジャズアーティストたちとなにかやりませんか?」という提案があり、僕も昨今のジャズシーンで活躍する若手プレイヤーたちには興味があったので、「是非やりたいです」と進んでいった形です。

--本イベントが、結成して初めての演奏になるということですね。

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
はい、僕は交流が元々ある方や、慣れているメンバーで演奏することが多いのですが、今回のメンバーは名前と演奏については知っているものの、全員が「はじめまして」から始まる関係だったので、むしろどんな化学反応が起きるかとても楽しみにしていました。

--イベント当日、演奏する楽曲について教えてください。

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
最初に「組曲」を作ってくださいというオファーがあったので、書きおろしで長尺のインスト曲(楽器のみで演奏する楽曲)を1曲演奏予定です。演奏時間は20分強ですが、メドレーのような形で展開していくので、初めて聴いた方でも飽きさせないよう曲調にバリエーションを持たせました
リハーサルの様子。10人ものメンバーが息を合わせながら演奏する様子は圧巻

--本日、初めてのリハーサルを終えていかがでしたか?

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
決して簡単な曲ではないにもかかわらず、1回のリハーサルだけでも本番はかなり面白い出来上がりになるかと思いました。まるでドキュメンタリーを観ているような感じで、1回目の演奏ではみんな周囲を様子見しながらの演奏だったんですけど、2回目、3回目と数を重ねるごとに意思疎通が取れてきて、まさに楽曲が進化していく様子が手にとってわかりました。

--楽曲の中では各プレイヤー、個人個人の見せ場もありそうですか?

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
もちろん、それを意識して楽曲を作りました。普段、冨田ラボでは曲ごとにフィーチャリングするボーカリストを決めるのですが、その場合は歌い手の魅力を最大限引き出せるような曲を書きます。今回はインスト曲ということで、10人のプレイヤーが歌い手の役割になるので、みなさんの演奏が曲を飛び越えてくれるとうれしいなと思って書きました。

--実際にリハーサルではそんな瞬間もありましたか?

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
いや~たくさんありましたね(笑)たとえばトランペットの類家さんの奏でる音に、僕がなにかしら違ったものを合わせると、それをドラムの石若さんが聴いていてすぐに反応するだとか、ジャズやライブの醍醐味とも言えるインタープレイが垣間見える部分が何度もありました。
うれしそうにリハーサルの様子を語ってくれた冨田さん

--第2部は「beyond NEXT」というテーマですが、ジャズに親しみのない方でもなにかを飛び越えたような音楽だと理解できそうですか?

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
はい、わかると思います。ジャズというとまだ伝統的な4ビートのものやウッドベースの音色などを浮かべる方が多いのが現状です。しかし、実際ジャズを演奏しているプレイヤーなどから見たときは、まったくそんな狭いジャンルとは捉えておらず、ジャズミュージシャンが関わっている音楽をすべてジャズと呼んでいるくらいのイメージです。

--それでは、どんな方でも楽しんでいただけると。

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
はい、今回も冠に「JAZZ」というキーワードがあるからといって、ロックやポップスが好きな方も「じゃあ、関係ないな」と思わないでほしいですね。見に来てもらえれば「あ、こういうのもジャズなんだ」というような発見が必ずあるイベントになるかと思います。

--ちなみにバンド名「T.O.C BAND」は「Tokyo Olympic Ceremony」Bandの略称と伺ったのですが…

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
(笑)雑談中に出ていた話なんですが、それをもとにプロデューサーの柴田さんが名付けました。2020年の東京オリンピック開会式か閉会式で演奏しようということです。3年後の開催なので、若手のメンバーはそのころ20代中盤〜30代でちょうど脂が乗っている時期でもありますし。これだけ、最先端の若手アーティストが一同に会する機会もなかなか無いと思うので、ぜひ初演の今回に足を運んでいただければと思います。

--来場される方にメッセージをお願いします。

冨田恵一(冨田ラボ)
冨田恵一(冨田ラボ)
ストーリー性のあるダイナミックな曲であり、それぞれの見せ場もあるので、演奏しているプレイヤー全員が主役だと思って聴いてもらえるとうれしいです。また個人だけではなくプレイヤー同士の掛け合いもぜひ楽しんでいってください。

【食】浅草の新店シェフが提供する充実のフードも見逃せない

葉山を拠点に「食と健康について」世界規模の展開を見据えた森永製菓の新規プロジェクト「SEE THE SUN」。イベントでは、こちらの食材を使用したフードメニューを提供予定
「SEE THE SUN」とコラボするのは今年3月末浅草橋にオープンした「THE GOOD VIBES」。”普通に最高に美味しい”をコンセプトにボリュームたっぷりのサンドイッチを提供している

イベントでは2部構成のステージに加えて、オーガニック食材を展開するプロジェクト「SEE THE SUN」と、六本木けやき坂のフレンチ店のチーフシェフがプロデュースする話題のサンドイッチ店「THE GOOD VIBES」がコラボレーションし下記のメニューを提供予定。

【THE GOOD VIBESオリジナル】
・味噌カツとスモークエッグのミニドッグ
・スイカとキュウリ、トマトとオリーブマリネ、赤タマネギのビネグレット

【SEE THE SUN コラボメニュー】
・ベジサラミとビーガンコールスロー
・ビーガンチーズとスモークパプリカのミニドッグ

【TOKYO LAB 限定メニュー】
・ベジミートと夏野菜のラタトゥユ

\イベントディレクターのコメント/

柴田広嗣(LDL inc.代表・CANALIZE顧問)
柴田広嗣(LDL inc.代表・CANALIZE顧問)
新しいプロジェクトと新しいお店が提供するフードということで、注目です! 音楽ステージは5F、フードは4Fでの提供となりますが、4Fにもモニター設置しているのでぜひフードも楽しみながらご鑑賞ください!
Yahoo!ロコThe Good Vibes
住所
台東区浅草橋5-4-2

地図を見る

アクセス
浅草橋駅[JR西口]から徒歩約5分
秋葉原駅[1]から徒歩約6分
浅草橋駅[A4]から徒歩約7分
電話
03-5829-6815
営業時間
11:30~16:0018:00~
定休日
日曜・祝日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

【衣】スタイリングや空間演出にも注目

本イベントを主宰する「CANALIZE」は、今年4 月にインターネット上にブティック、ギャラリー、書店などの機能を持つ“物語を運ぶお店”というコンセプトストアをオープンしたばかり

「FUJI ROCK FESTIVAL」や「GREENROOM FESTIVAL」など、音楽要素だけでなく「ファッション」の要素が強いフェスが増加している昨今、本イベントでも「ファッション」と「音楽」の融合が楽しむことができる。

イベントを主宰する「CANALIZE」がステージで演奏するアーティストの衣装を一部スタイリングするほか、草花を活かした空間演出を実施するなど、視覚の面でも感性を突き動かす仕掛け作りがある。

オンラインサイトではメンズ・レディースともにオリジナルブランドのほか、幅広いセレクトアイテムを取り扱い。本イベントについても、サイトでチケットを購入した方のみ特別ブスへの招待も行っている
フードを提供する4Fにも「CANALIZE」のブースを用意し、一部のアパレルアイテムやイベントTシャツのほか、時代の先端で挑戦する人たちの言葉を収めた『Canalize book vol.0』を販売

\イベントディレクターのコメント/

柴田広嗣(LDL inc.代表・CANALIZE顧問)
柴田広嗣(LDL inc.代表・CANALIZE顧問)
昨今の若い世代は「音楽」や「ファッション」を分け隔てなく、同一の価値観で楽しむ印象があります。そんな世代の方でも楽しめるシームレスな空間をぜひ体験しに来てください。
Yahoo!ロコ渋谷クラブクアトロ
住所
渋谷区宇田川町32-13 4F・5F

地図を見る

アクセス
渋谷駅[3a]から徒歩約3分
渋谷駅[井の頭線中央改札出口(北側)]から徒歩約5分
渋谷駅[井の頭線西口]から徒歩約5分
電話
03-3477-8750
営業時間
不定
定休日
不定休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/リハーサルの様子をうれしそうに語る冨田さんの印象が強かったです。2020年の夢の実現に向けた第1歩となるかもしれない今回のイベント、ぜひその初回から軌跡を追ってみたいと思いました。

取材・文=Yahoo!ライフマガジン編集部

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