かつて商人の町として栄えた小江戸・川越は、昔ながらの風情が色濃く残る町。落ち着きある町並みや歴史的建造物の数々は、大人の浴衣散歩にはもってこい。今日はライターKが、夏におすすめしたい、川越のひんやりスイーツ&スポットを案内します。
Yahoo!ライフマガジン編集部
浴衣で巡る! 夏の小江戸・川越でやりたい3つのこと
こんにちは。ライターKです。暑い日が続きますね〜。みなさん、いかがお過ごしですか? 私はというと、大好きな彼に「最近たるんでない? ラ○ザップ行って体も心も引き締めてこいよ!」とコミットされる日々。
もう話すたびに「ラ○ザップ行ってこい」しか言われなくて、逆に食欲が増してきましたね。ふっ…。
ということで今日は、若干暴れ気味の心身を癒やすべく、小江戸・川越にひとり旅へ出かけてきました。浴衣を着るだけですっと背筋が伸びて、いつもと違う自分になれた気がするから不思議ですね!
江戸時代から商人の町として栄えてきた川越は、小江戸と呼ぶにふさわしい風情あふれる町。ここには多くの歴史的建造物やグルメ、お祭りまで、浴衣で巡りたい場所がたくさんあります。今日はライターKが巡ってすすめたくなった、ひんやりスイーツ&スポットを3カ所厳選しました!
- ライターK
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- 「行ってきます!」
まずは浴衣にチェンジ!
着物&浴衣レンタル店「*NANAKO*」へ
まずは浴衣に着替えるべく、駅チカの着物&浴衣レンタル店「*NANAKO*」へ。元は写真スタジオの同店だが、昨年6月から着物&浴衣のレンタルを開始した。それぞれ200点以上がそろい、今年の新作浴衣も選べるというからうれしい!
- ライターK
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- 「今日は3500円の浴衣レンタルプラン&ヘアセット(700円)をお願いしました!」
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- 「1日で100人のお客さんが来ることもあるそうですよ〜! 写真スタジオなだけあって、ベテランの着付師さんやヘアメイクさんが常駐しているのもポイントですね」
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- 「やっと決まった〜! さて、着付けてもらって町に繰り出しましょう!」
着替えたら小江戸を散策!
蔵造りの町をぶらり
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- 「お店から15分ほど歩くと、川越一番街商店街に到着! 風情がありますね〜。ここに連なる蔵造りの建物は、明治時代から増えたそうですよ」
ひんやりスイーツを食べ歩き
大学いも店なのに!?「大学いも 川越いわた」の名物アイスキャンディー
大学芋の専門店「大学いも 川越いわた」は大学芋のほか、サツマイモを使った6種のミニチーズケーキや芋羊羹など、多彩なイモスイーツがそろう。そして実はここ、旬の果実を使ったアイスキャンディーも名物。すべてご主人が手作りしており、ユニークなフレーバーが受けて瞬く間に人気となった。
「おいもの出荷が少なくなる夏場に、初代の祖父がはじめたのがアイスキャンディーでした。7年前、川越に移転した際に私も始めてみようかなと。せっかくなら見た目も楽しめる、ちょっと個性的なものにしたくて」と、ご主人の花俣さん。
- ライターK
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- 「表面から素材がきれいに見えるようにするのは、なかなか難しいのだそう。まさにご主人の努力の結晶ですね〜! アップル・スイートポテトやパクチー・モヒートなどの変わり種にも注目です」
※問い合せは本店(049-298-5164)へ
懐かしの菓子屋横丁を歩く
ノスタルジックな雰囲気を味わう
23軒の菓子屋、駄菓子屋が並ぶ菓子屋横丁は、だんごや飴など、昔ながらの手作り菓子の店がずらり。ここは明治のはじめに、菓子職人の鈴木藤左衛門が菓子製造の店を開いたのがはじまり。そこから暖簾(のれん)を分けて店が増えていき、最盛期は70軒ほどの店が集まっていた。
かつては菓子の製造・卸の地として栄え、関東大震災の際は東京に代わって製造共有をまかなう役割を果たしていたそう。現在も寛政8年から続く「松陸製菓」をはじめ、伝統の製法で作る菓子屋が多くある。
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- 「にぎわっていますね〜!」
\SNSで話題/
駄菓子屋・江戸屋に立ち寄り
最後に立ち寄ったのは、自由に詰められる「はかりあめ」(100g250円〜)がかわいいと話題の駄菓子屋「江戸屋」! もともと菓子問屋だった江戸屋には、約300種の駄菓子が大集合!
- ライターK
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- 「はかりあめだけでなく、店内は懐かしの駄菓子やおもちゃがた〜くさん! 喜ぶのは子供たちだけでなく、まとめ買いしていく大人が多いというのも納得です」
足湯カフェでひと息
疲れを癒やす「足湯喫茶 椿や」
地域最大級の蔵造りの施設「椿の蔵」内に昨年オープンした足湯喫茶。9メートルを超える吹き抜けの大空間を抜けると、一番奥が喫茶スペースになっている。庭園で足湯につかりながらゆったり過ごせ、川越で作られた「河越抹茶」によるスイーツや地ビールなどが楽しめる。
- ライターK
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- 「川越にちなんだメニューが食べられるとのこと、楽しみですね〜!」
- ライターK
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- 「風呂敷や和柄の布を使ったペンケースなど、ステーショナリーもたくさん! 帰りにお土産を選ぼう〜」
- ライターK
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- 「ふ〜! 8〜10席なので待つこともあるそうですが、待っている間に施設を見ていられるのもいいですね。さて、リフレッシュしたあとは最後のスポットへ!」
旅のゴールは涼しげな夏の祭りへ
「川越氷川神社」の「縁むすび風鈴」
縁結びの神様で知られる「川越氷川神社」では、9月10日(日)まで催事「縁むすび風鈴」が開催中だ(毎日9時〜21時まで)。期間中は境内が2000個以上の江戸風鈴で彩られ、限定のお守りも販売。昨年は約30万人が訪れたそうで、いまや川越の夏の風物詩となりつつある。
- ライターK
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- 「併設する氷川会館内の「むすびcafé」では、風鈴をイメージしたスイーツも食べられるそうですよ〜」
権禰宜(ごんねぎ)の荒川さんによれば「昔の人は、風が人の想いを神様や大切な人に運んでくれると信じていました。メールや電話で簡単にやりとりできる時代だからこそ、そういった昔ながらの心を、目に見えない風を音で届けてくれる風鈴で感じてもらいたい、とこの祭事がはじまりました」
\夜はロマンチックな「光の川」も/
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- 「ちなみに、願いごとを短冊に書いて風鈴に掛けることもできるんですよ!」
- ライターK
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- 「美しい風鈴の音に、心が洗われました〜! フォトジェニックなのはもちろんですが、ちょっと立ち止まって耳を傾けてみて。より幻想的な夜の時間帯もおすすめですよ。ぜひ大切な人と足を運んでみてくださいね」
取材メモ/川越は個人的にも大好きな場所。昔懐かしい心地よさを感じていただけたでしょうか。取材中も浴衣姿の人がちらほら。都内からも1時間くらいなので、また一人でお出かけしたいと思います
取材・文=金城和子、撮影=近藤信也、三佐和隆士
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