【関東編】一度は見たい絶景の滝&渓谷3選

特集

涼と絶景に癒される滝&渓谷めぐり。

2017/08/14

【関東編】一度は見たい絶景の滝&渓谷3選

東京近郊に住む人にとっては、山深い場所にある滝や渓谷はなかなか身近に感じられない場所。だからこそ、「たまには日常を忘れたい!」なんて人にはうってつけ。ということで、東京から車で1時間半~3時間でたどりつける3スポットを集めてみました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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SNSきっかけの名所から東洋のナイアガラまで

ガイドブックではなく、観光する場所もSNSで検索するこの時代。インスタにあがった画像から人気に火がつくという、まさにSNS時代に象徴されるスポットが、千葉県君津(きみつ)市の「濃溝(のうみぞ)の滝」

さらに“東洋のナイアガラ”こと群馬の「吹割(ふきわれ)の滝」日本三名瀑の一つである茨城の「袋田(ふくろだ)の滝」と、関東の滝&渓谷はなかなかの猛者ぞろい!

地元の味が楽しめる立ち寄りスポットと共に、それぞれの魅力を見ていきましょう!

ー関東で行きたい絶景の滝&渓谷ー
1.清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)(千葉県)
2.吹割の滝(群馬県)
3.袋田の滝(茨城県)


1.清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)(千葉県)

SNS発信の“ジブリの世界”

\ここが絶景!/

清水渓流広場にある濃溝の滝(亀岩の洞窟)。夏は青々とした木々が美しく、それを鏡のように写すほど水が澄んでいる

笹川湖・片倉ダムの上流部にある清水渓流広場の、コナラの木に囲まれた遊歩道を進むと現れる濃溝の滝(亀岩の洞窟)。約350年前、川廻しと呼ばれる農地拡大のための河川工事によって作られた滝で、削られた岩場が亀の形に見えることから“亀岩の洞窟”と名が付いた。

以前は地元民の憩いの場所であったが、15年にSNSに投稿された画像が「ジブリの世界みたい」と話題を集め、今や国内外から観光客が訪れる名所に。

3月や9月には、洞窟に差し込む朝日と反射する水面がハートをかたどるとして、カップルを中心に熱視線を集めるが、夏は深緑、秋は紅葉など、季節によってさまざまな表情を見せてくれる。

蛍が飛び交うロマンチックな夏の夜☆

「日中は深緑に覆われる遊歩道の散策、夜は蛍が飛び交う幻想的な風景をお楽しみいただけます!」と話すのは、君津市観光課の鹿島晋平さん。

実はホタルの里としても知られ、夜の森の中をホタルの光が飛び交う空間は、まさにファンタジーの世界!(ホタルが見られるのは7月中旬頃まで)

 

清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

【立ち寄りグルメ】
風鈴堂

地元自慢の卵をオムライスやプリンで

1日20食限定の「~永光卵かおるしそときのこの十穀米~ とろっと和ムライス」880円

清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)の入口近く、16年9月にオープンしたレストラン。オムライスや卵かけごはんなど、おいしい空気と上総の名水、房総の自然に囲まれて育った鶏の生みたて卵“永光卵(えいこうらん)”を使った卵料理を味わえる。中でも、十穀米で作る「~永光卵かおるしそときのこの十穀米~ とろっと和ムライス」は、トロッとした卵にしそときのこを合わせた和風テイストな逸品。

「きみつソフト」350円

デザートには、1日1000本以上も出たことがあるという、濃厚なのに後味がさっぱりとした君津牛乳の生乳仕込み「きみつソフト」がオススメ。さらに、店内には君津産「菜の花たまご」をたっぷりと使った「舞プリン」300円やしっとり柔らかいバウムクーヘン「百年バウム」302円などを販売するコーナーもあるので、お腹も満たし、お土産も買えちゃう!

木を多用した装飾が印象的な店内。外には「君津の本気をお見せします」と書かれたのぼりがはためく
レンガをあしらった一軒家レストラン。オレンジの看板が目印

風鈴堂

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2.吹割の滝(群馬県)

“東洋のナイアガラ”に偽りなし!

\ここが絶景!/

30mという長い横幅が珍しい「吹割の滝」

1936(昭和11)年に国の天然記念物および名勝に指定された「吹割の滝」は、高さ7m、幅30mにもおよび、“東洋のナイアガラ”の異名を持つ名瀑。巨大な割れ目に向かって三方向から大量の川水がごうごうと流れ込み、水しぶきが跳ね返る様は、息を飲むほどの迫力。

秋はナラの木など、周りを囲む木々が色づく。紅葉の見頃は例年10月下旬~11月上旬

「山の雪解け水で水量が増す春、深緑に映える夏、紅葉が美しい秋と、季節のおりなす絵模様は訪れる人を十分に楽しませてくれます。遊歩道が整備されていて吹割渓谷をぐるりと一周することも可能。観瀑台からのすばらしい景観をお楽しみください」(利根町観光協会の井上さん)

その“観瀑台からのすばらしい景観”がコチラ。

下に写る人間と比べると、その圧倒的なスケール感が分かるはず。滝の上流に見られる浅い河床は、たたみ千畳ほどの広さを誇ることから「千畳敷」と呼ばれる

吹割渓谷には、吹割の滝以外にも、「鱒飛(ますとび)の滝」、般若の顔に見える「般若岩」「浮島橋」「吹割橋」「夫婦岩」など見どころが多く、整備された遊歩道を通って間近に見られるのがうれしいポイント。特に、上流から「吹割の滝」を望める地点では、滝つぼに吸い込まれるような感覚になるほど!

そして「地元で収穫された野菜を販売しているドライブインなどもあり、採れたての旬の野菜などを購入することができます。これからの季節は、夏が旬のトマト・とうもろこしなどがおすすめです」(利根町観光協会の井上さん)と話すドライブインを、続いて紹介!

 

吹割の滝

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【立ち寄りグルメ】
吹割の滝 伽羅苑

産地ならではの絶品アップルパイ

伽羅苑の店内にあるアップルパイ専門店クヴェレの「吹割りんごの手作りアップルパイ」(中)800円、(大)1500円(写真)

「吹割の滝」の入口にある大型観光ドライブイン「吹割の滝 伽羅苑(きゃらえん)」。駐車場が無料で利用でき、さらに「吹割の滝」の地下通路へ道路を横断せず徒歩約5分で行けるのでとっても便利!

そして、土産物は迷って困るほどの数を取りそろえ、農産物の直売、自家製十割蕎麦なども提供している。その充実のラインナップのなかでも、15年に登場して以来人気を集めている商品がある。

スタッフの石坂芽衣子さん
スタッフの石坂芽衣子さん
「店内で焼きたてをお求めになれるのが、『吹割りんごの手作りアップルパイ』です。地元のお母さんたちが一つずつ手作りしています。中身のりんごは地元群馬県利根沼田産100%で、りんご本来のおいしさを活かすため、クリームやシナモンは入れていません」

吹割の滝周辺は関東最大級のりんごの産地で、ほどよい酸味と甘みのあるりんごのおいしさを、シンプルに味わうことができる。ひとまずアップルパイを食べて、お土産選びを存分に迷いましょう!

スタッフの石坂芽衣子さん
スタッフの石坂芽衣子さん
「吹割の滝には、今も地元の子供たちに昔話として伝えられている『吹割竜宮伝説』という昔話があります。その昔話では、吹割の滝の滝壺と竜宮城がつながっているとされていて、竜宮のつかいの大亀『亀太郎』を祭る神社『亀太郎神社』も伽羅苑の店内にありますので、ちょっとしたお立ち寄りスポットにもぜひ!」
無料駐車場には乗用車が約100台停められる

吹割の滝 伽羅苑

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3.袋田の滝(茨城県)

四季の変化が美しい日本三名瀑

\ここが絶景!/

遠くから眺める「袋田の滝」は、岩肌を流れる水がなめらかな白いラインを作っている。写真は春の風景

高さ120m、幅73mの大きさを誇る「袋田の滝」は、華厳(けごん)の滝(栃木県)、那智(なち)の滝(和歌山県)と並んで日本三名瀑の一つに数えられる。大岩壁を四段に流れることから“四度(よど)の滝”とも呼ばれるが、平安時代の歌僧・西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と称賛したからとも伝えられている。

その西行法師の言葉にあるように、四季折々で変化する表情がこの滝の大きな魅力。季節ごとの見どころを、大子町観光協会の齋藤さんに聞いた。

水量の多くなる夏は、ダイナミックにしぶきがはねる。時に虹が見られることも

「春は新緑の季節です。白糸のように岩を流れ落ちる様子が美しいです。夏には、青々とした木々との爽やかな景色が満喫できます。また秋になると赤や黄色に色づく紅葉と滝のコントラストが美しく、紅葉の見頃は例年通りですと11月上旬から中旬になっております。寒さ厳しい冬には滝全体が真っ白に凍結し、その神秘的な風景は『氷瀑』と呼ばれています」(大子町観光協会の齋藤さん)

紅葉と滝のコントラストは日本画のような美しさ
滝全体が真っ白に凍結した“氷瀑”と呼ばれる冬の滝

また、袋田の滝の上流には、もう一つの滝がある。

「袋田の滝の上流に架かる『生瀬滝』は、袋田の滝を仰ぎ見る吊り橋を渡り、急勾配の階段を登る(約20分)と、その姿を現します。さらにハイキングコースを歩けば、月居観音堂があり、静けさの中で奥久慈の山々を一望できます」(大子町観光協会の齋藤さん)

高さ約10m、最大幅約27mの「生瀬滝」。山道を約20分登ってでも行く価値あり!
 

袋田の滝

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【立ち寄りグルメ】
こんにゃく関所・ゆば壱

奥久慈の名産を味わい尽くす!

「ゆば壱膳」1500円

「袋田の滝」から車で約10分の場所にあるのが、茨城県久慈郡の名産・こんにゃくを直販する「こんにゃく関所」。さらに併設の「ゆば壱」では、国産大豆と天然水で仕上げたゆばや大豆製品を販売している。

こんにゃく関所の店内。作り立ての「さしみこんにゃく」も販売されている
大豆製品が並ぶゆば壱の店内(左)と味のある看板が目印の外観(右)

試食ができるほか、店内にある食堂では、こんにゃくやゆば、奥久慈しゃもを使った料理や、袋田のおいしい水で作る自家製うどんなど、奥久慈の名物をゆったりと楽しむことができる。なかでもオススメ料理を、スタッフの高村和成さんに聞いてみた。

スタッフの高村和成さん
スタッフの高村和成さん
「トロッとした食感が売りの“生とろ刺身こんにゃく”、幻の食材と言われる“凍(し)みこんにゃく”の天ぷら刺身ゆば、ゆばを器にしたゆばサラダ自家製うどんなど当店自慢の品を一度に味わえるゆば壱膳がオススメです。ほかにも薪釜で焼く本格PIZZAなどいろいろな調理法で地元の品々を味わえるお店です。こんにゃく、ゆばの試食、おからの無料サービスもご用意しておりますので、ぜひ一度お立ち寄り下さい!」
左から「凍みこんにゃくのPIZZA」2000円、「大子産葉わさびと生ゆばのPIZZA」1800円
おからの無料サービス
“関所”をイメージした和の外観

こんにゃく関所

口コミ・写真など

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ゆば壱

口コミ・写真など

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絶景を見ると、写真に収めて感動を共有する、が最近では主流だけど、写真に気をとられすぎず、自分の目に感動を焼き付けるのも忘れないように。また、自然あふれる場所なので、足元や周りの状況にも十分注意して、絶景を楽しみましょう。絶景後の地元グルメはまた格別!


取材メモ/大きな割れ目に水がごうごうと流れ込む「吹割の滝」のスケール感、まるで大迫力の映画の世界を目の当たりにしているようで心を持っていかれます。個人的には、そんなダイナミックな滝が好みです。

取材・文=小林未亜(エンターバンク)

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