青森三大ねぶた祭り! ねぶた巡りで行きたい地元3大グルメ

特集

今年の夏は青森で「ねぶた」を見たい!

2017/07/23

青森三大ねぶた祭り! ねぶた巡りで行きたい地元3大グルメ

全国から約600万人が訪れると言われる「青森三大ねぶた祭り」、弘前ねぷたまつり、青森ねぶた祭、五所川原立佞武多。弘前→青森→五所川原と3カ所で行われるが、開催日がほぼ同時期のため3カ所をぐるっと回る見物客も多い。そこで、祭りと併せて訪れたい3エリアの絶品地元グルメをご紹介!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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食のプロが徹底解説! 
青森県で外せない地元3大グルメの食べ方

青森ならではの地元グルメをご案内するのは、野菜ジャーナリストの篠原久仁子です!

人と地域を野菜果物にまつわる情報でつなぐ日本初の「野菜ジャーナリスト」として活動。全国の農産物や流通現場を幅広く取材し、各メディアを通して「美味しい」情報発信をしている

畑の取材で全国各地を飛び回る日々の楽しみは、その土地でしか味わえないグルメ! もはや「ご当地ごはん」マニアと化している篠原が、最近、足しげく通っている青森で祭りシーズンに外せないグルメスポットを食べ歩いてきました!

【青森三大ねぶた祭りグルメ】
1.弘前で食べる「奇跡のりんご」フレンチ
2.青森の鮮魚市場で作るオリジナル海鮮丼「のっけ丼」
3.ネタになる! 五所川原の「あげたい」

約80台が出陣!「弘前ねぷたまつり」

開催期間は8月1日(火)~7日(月)。ねぷたは、三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした迫力あるものばかり

まずは先陣をきって8月1日から「弘前ねぷたまつり」が始まる弘前へ。祭りの楽しみ方とおすすめスポットを教えてくださったのは青森県庁の蓑島聖人(みのしまきよと)さんです。

いやし系のキャラクターで場を和ませてくれる蓑島聖人さん
蓑島さん
蓑島さん
「扇形ねぷたは、雄壮な武者絵などが描かれる『鏡絵』と、妖艶な美女などが描かれる『見送り絵』との対比に注目です! 最終日の『なぬかびおくり』も必見! 岩木川河川敷で1団体のねぷたに火をつけるフィナーレは泣けてきますよ」
篠原
篠原
「えー! はかない。でも、荘厳なんでしょうねぇ」

1.りんご産地ならでは! 「奇跡のりんご」のフレンチ

さて、弘前で食べに行ったのはフレンチです! 「なんで?」と思われるかもしれませんが、弘前は「洋館とフランス料理の街」とも呼ばれるほど洋風建築が立ち並び、フランス料理店も多い街なんです。
中でも代表的な存在なのが、弘前城近くにある「レストラン山崎」

まるでりんごのような赤を基調とした椅子とソファが印象的な店内

県外から食べに来る人も多いという同店のスペシャリテが「木村秋則さんの自然栽培りんごの冷製スープ」です。木村さんが無農薬で栽培したりんごは「奇跡のりんご」と称され、2013年には阿部サダヲさん・菅野美穂さん主演で映画化されたので、ご存じの方もいらっしゃるのでは?

今回は全ての料理に、その「奇跡のりんご」を使っているというフルコースをいただいてきました。

「木村秋則さんの奇跡のりんごフルコース」(12960円)いただきまーす!
前菜1皿目は「長谷川自然牧場産熟成豚肉のソーセージのピンチョ りんごピクルス」。まずはシンプルに、りんごそのもののフレッシュさを味わう
続いて「地場産グリーンアスパラとアワビの柔煮 りんごドレッシング」
左が山崎隆シェフ。山崎シェフは1994年の開店当初から、地元食材を使った「弘前フレンチ」で地域を元気にする取り組みを続けている

山崎隆シェフは、本場フランスなどで修行を積んだ後、地元の生産者を応援したいという思いで同店をオープン。30年以上前から木村さんの畑に通い、信頼関係を築いてきたから実現できたコースなんだそう。

3皿目、ついに、りんごの冷製スープが登場。

ピンクの彩りを添えているのは、「紅玉」の皮を乾燥させたもの。山崎シェフは、皮やジュースを絞った後の果肉まで料理に。味わい深く捨てる部分がほとんどないのだそう
自ら、大切そうにサーブしてくださった山崎シェフ。生産者さんへの思いを語りだしたらと止まらない!
スープを飲む手も止まらない!
篠原
篠原
「んー! りんごの薫りとシナモンが相まって、飲むアップルパイみたいです! 濃厚な甘さなんだけれど味に透明感があって、すーっと体にしみわたります!」
山崎さん
山崎さん
「秋は『紅玉』という品種を使うからほどよい酸味があるんだけれど、正月以降のりんごは甘みが増していくんだよ」
篠原 
篠原 
「季節ごとに変化する味わいも、また飲みに来たくなる理由なんでしょうね」
お魚のメインディッシュは「鯵ヶ沢産幻の魚イトウ、帆立貝とりんごのソース」。りんごの果肉、シードル、帆立の煮汁を入れた、バター薫る甘酸っぱいソース。さっぱりした白身に合う
メインディッシュ2皿目は「青森県産牛フィレとフォアグラのソテー木村さんのりんごチャツネ風味」。カレー風味のスパイスとりんごが絶妙なハーモニー! あー、また食べたい! 
「木村さんのりんごのデザート」。りんごのコンポート、そしてりんごのアイス。りんごパウダーとアボカドオイルで作ったアイスは、のど越しがねっとり、それでいてパウダリーな不思議食感
「アップルハーブティー」。スープを作った時に残った皮をフリーズドライにして使用
篠原 
篠原 
「りんごが主役のものもあれば、りんごでメイン食材に酸味や甘みを添えていたり、いろいろな表情が楽しめて夢中で食べちゃいました」
山崎さん
山崎さん
「地方にこそ、いい食材があるってことが伝わったらうれしいです」

地元食材と腕あるシェフの見事なコラボレーション! 食べて土地を知るには絶好の名店です。

Yahoo!ロコレストラン山崎
住所
青森県弘前市親方町41 小田桐ビル1F

地図を見る

アクセス
中央弘前駅[出口]から徒歩約5分
弘高下駅[出口]から徒歩約16分
弘前駅[出口]から徒歩約19分
電話
0172-38-5515
営業時間
11:30~14:00(L.O) 17:30~20:30(L.O) お席が空いていない場合もございますので、お手数ですがお電話でご確認の上ご予約下さいますようお願いします。
定休日
月曜日 / 12月30日~1月1日(年末年始) / 8月13日(お盆)
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

誰でも「ハネト」になれる「青森ねぶた祭」

開催期間は8月2日(水)~7日(月)。4日(金)~7日(月)の4日間は、約20台のド迫力の大型ねぶた運行が見られる

続いて、8月2日から開催される「青森ねぶた祭」へ。

蓑島さん
蓑島さん
「こちらのねぶたは人形型で、複雑な造形と躍動感、華やかさが魅力です。『ハネト(ねぶたの踊り子のこと)』の正装をすれば誰でも参加できるので、全力で飛び跳ねてほしいですね。あっ、はしゃぎすぎてケガをする人もいるので、参加前のストレッチはお忘れなく

2.鮮度抜群! オリジナル丼が作れる街中の鮮魚市場

青森市に来たら、一度は体験したいのが「元祖青森のっけ丼」。JR青森駅から徒歩約5分の「青森魚菜センター」を目指しましょう。

ビジネスホテルや商店街の近くにあり、アクセス良好!

ここでは、好みのネタを市場内のお店から選んで、世界でたった一つのオリジナル海鮮丼を作ることができます。好きなものをちょっとずつ食べたい女子にはたまりません!

まずは入り口すぐの案内所で食券10枚つづり(1300円)を購入。

食券制というのがまたワクワク感を高めてくれる!
ちょっと追加したい時に便利な5枚つづり(650円)もある

赤い旗を目印に、丼ぶりのごはんを引き換え、具材選びスタート

これが、ごはん販売店の目印
「かっちゃ(おかあさん)」の笑顔にあえるだけでも幸せな気分に

ここでは無計画な買い物は禁物! まずは全体を下見します。目についたものから買い始めると食券が足りなくなること必至ですので。

トッピング用にディスプレイされた、大きくて新鮮なネタのオンパレードに大興奮! 市場内は、魚介類のテーマパーク状態
お総菜やおみそ汁も買えるので生ものが苦手な人でも大丈夫
帆立専門店の看板娘。肌がものすごくキレイ! 美の秘訣は帆立なのか!?
ぼたん海老の上手な食べ方を教えてくれた、ユーモアたっぷりのおとうさん

「のっけ丼」をお得に楽しむ裏ワザ

「のっけ丼」の醍醐味(だいごみ)は、お店の方とのコミュニケーション。基本的には食券何枚と表示されていますが、価格交渉も可能! さっそく、ポイントを教わり、実践してみました。

超人気店の「田中商店」。サービス精神あふれる「おねえさん」が親切に対応してくださる
篠原 
篠原 
おねえさ~ん、券3枚の大トロが食べたかったんだけれど、もう2枚しかないやぁ」
おねえさん 
おねえさん 
「東京から来たのにかわいそうだから、1枚おまけしてあげるわよ」

もうわかりましたね。青森のおかあさん「かっちゃ」には、「おねえさん」と話しかけることが交渉を有利に進めるコツでした!

【「大間のマグロ」の大トロが400円以下!】
ねぶたの季節は「大間のマグロ」が旬真っ盛り! 築地での初競りでは、手の届かない価格が話題ですが、ここなら赤身は券1枚(130円)、大トロでも券3枚(390円)で食べられちゃうから驚き! 漁船を持っているお店も多いから実現できる価格であり、ほぼ原価なのだそう。

大間の天然本まぐろは7月に漁が解禁し、9月頃まで店頭に並ぶそう。取材時は下北産をいただいた

【ニーズに応えて進化! ついにビールも!】
元はプロ向けの市場だったそうですが、新幹線開通をきっかけに市場の活性化のために一般の方向けに試食を出したところ大好評。「ごはんがあったらいいのに」、「食べられる場所が欲しい」そんな声を少しずつ実現させて、今のスタイルに至ったといいます。

今年の春からはリクエストの多かったビールも登場!(500円)
好きなネタばかりで大満足!もうお腹ぺこぺこ~

さて、買い物が終わったら、2階の休憩室へ。

1階の場内にも休憩所があるが、2階の方がゆったりくつろげる。各テーブルにはお箸、醤油(しょうゆ)、わさび、お茶が設置されている
篠原 
篠原 
「マイ『のっけ丼』完成! センターは、ねぶたシーズンに旬を迎えるウニです! いただきまーす!」
ごはん(食事券1枚)、ウニ(同3枚・時価)、ぼたん海老(同2枚)、大トロ(同3枚のところおまけで2枚)、ほたて(同2枚、貝柱たっぷりサービス)、「おねえさん」からいただいたしめ鯖(プライスレス)
ぼたん海老からいただきまーす!

「のっけ丼」は朝から夕方4時までやっていますが、最も品数が多い時間帯は10時から13時の間だそう。祭り見物で夜更かししちゃった翌朝のブランチはここで決まりですね。

Yahoo!ロコ青森魚菜センター 本店
住所
青森県青森市古川1丁目11

地図を見る

アクセス
青森駅[東口]から徒歩約5分
新青森駅[南口]から徒歩約48分
筒井(青森県)駅[青森方面口]から徒歩約54分
電話
017-763-0085
営業時間
7:00~16:00※のっけ丼の営業時間 ※お店によって時間帯が異なります ※ご飯がなくなり次第終了
定休日
火曜日、1月1日・2日、 ※GW・年末・お盆は営業時間が異なる場合あり ※臨時休業あり
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

高さは断トツNO.1五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)

開催期間は8月4日(金)~8日(火)。3台の大型立佞武多と中型、小型のねぷたと合わせ、15台前後が運行する予定。大型立佞武多は重さ約19トンもあるそう

最後は、4日から始まる五所川原立佞武多へ!

蓑島さん
蓑島さん
1996年に復活した立佞武多はなんと高さ約23m! 特に、立佞武多3台が一堂に会する交差点は圧巻の眺めです。思わず口を開けたまま見上げてしまい、翌日は首が痛くなりますが(笑)。『ヤテマレ!ヤテマレ!』とかけ声で参加しましょう」

3.行けばきっと言いたくなる「あなたに『あげたい』」

「あげたいの店みわや」に到着! のぼりもあって見つけやすい

その「大型立佞武多」を祭りシーズン以外でも観覧できる「立佞武多の舘」のすぐ裏に、縁起のよさそうなスイーツが食べられるスポットがあります。その名も「あげたいの店みわや」

名物の揚げたいやき「あげたい」が、約40年前から3世代にわたり地元で愛され続けているのだそう。

「たいやき」(90円)、「チョコたい」(140円)など揚げてないノーマルなたい焼きもある。子供に大人気なのは「チョコ」と「クリーム」 ※クリームたいは140円(参考)

まずは一番人気のベーシックな「あげたい」(120円・税込)からいきましょう! 注文を受けてから、揚げてくれます。

中温の油で揚げること1~2分。まさに油の中を「およげ!たいやきくん」。多い日には1日300匹も揚げるそう。うかがった時だけでも30匹の注文が入っていた

迷った末、しっぽからいただきまーす! カリッ!

揚げているから冷めてもカリカリ食感のままなのだそう
篠原
篠原
「うわぁー!! なにこれ、カリッカリ~! あんこが透けて見えるくらい皮が薄くて、揚げかりんとうみたい!」
一匹で二度おいしい「あげたい」。すっかりそのとりこに
篠原 
篠原 
「どれどれ、頭はどうかな? こうきますかー! 今度は肉厚でふわっふわ! ドーナツのような、もちもち感がすごい! 頭としっぽでまるで別の食べ物みたいですね!」
「あげたいの店」店主の神千代茂(じんちよしげ)さん
神さん
神さん
「『揚げ』たいやきならではでしょう。頭にも餡(あん)はもっと入れられるんだけどさ、たいやきって、生地も楽しみのひとつだと思うの。だから、あえて餡の量を調整して皮の食べ応えも出してるんだよね
篠原 
篠原 
「なるほど~計算されたバランスだったんですね」

【「もったいない精神」から生まれたヒット商品】

篠原 
篠原 
「でも、何で揚げちゃったんですか?」
地元の方がいらっしゃったとたん、何を話しているかわからないくらいの津軽弁に(笑)。私と話している時は、標準語風にしてくださっていたことが判明
神さん
神さん
「残ってしまったたいやきが、もったいなかったから揚げてみたんだよね。この店は学校の通学路にあるから、帰り道の子供たちに食べてもらったらおいしいって話題になって。それが商品化のきっかけ。『バーガーあげ』と『カレーあげ』は、子供たちのリクエストからできたんだよ」
篠原 
篠原 
「確かに、子供の好きな2大メニューですね~」
「あげたい」の顔に微妙にメイクが施してあるのは、中身の違いがわかるようにするため。ノーメイクが定番の「あげたい」。目が赤いのが「チョコ」
「バーガーあげ」(120円)。肉ダネが餃子に近い風味なので、鯛の形をした中華風揚げ肉まんのよう。おやつではなく、ごはんになる

今では、「合格させて『あげたい』」、「結婚させて『あげたい』」など願掛けで買っていく人も多いのだとか。「誰かの幸せを願って」という言い訳で、カロリーなんか気にせず食べちゃいましょう!

青森の祭りと地元グルメを満喫して、最高の夏にしてくださいね。

Yahoo!ロコあげたいの店みわや
住所
青森県五所川原市上平井町99

地図を見る

アクセス
五所川原駅[出口]から徒歩約7分
津軽五所川原駅[出口]から徒歩約9分
十川(青森県)駅[出口]から徒歩約22分
電話
0173-34-2064
営業時間
9:30~18:00(売切れの場合は繰上閉店)
定休日
日曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文=篠原久仁子 撮影=福田栄美子

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