おぼえておきたい、うな丼をおいしく食べるための5つのポイント

おぼえておきたい、うな丼をおいしく食べるための5つのポイント

2017/07/25

専門店には手が出ないけど、丑の日にうなぎは食べたい。それならチェーン店のうな丼が一番。 最近は味だけでなく、産地選定や品質管理も徹底した商品がそろう。ならばもっとおいしく食べるには? 「すき家」さんのご協力のもと、グルメ評論家のマッキー牧元さんに、その方法を教えてもらった。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

\教えてくれるのは、この方!/

マッキー牧元さんが手に持っているのは「すき家」のうな丼のアレンジ商品「山かけうな牛」(980円)
マッキー牧元さん

マッキー牧元さん

グルメ評論家

グルメ評論家が指南! うな丼をさらにおいしくする簡単テクニック

猛暑のなか迎えた、土用の丑の日。老舗のうな重で舌鼓といきたいが、あいにく懐は寒い。そんな時には、チェーン店のうな丼。1000円札1枚でもお釣りがくるなら、気も楽だ。そして。どうせなら、もっとおいしく食べたい。そこで“うなぎ四十八手”ともいうべき技について教えを請うべく、グルメ評論家のマッキー牧元さんにチェーン店へご同行いただいた。

\まずは買い出し!/

マッキーさんと一緒に、編集部近くの「すき家 赤坂六丁目店」へ買い出しに行きました! 「うな丼」は通年販売ではなく、例年4月頃からオンメニューされ、その年によって終了時期も異なります

■チェーン店のうな丼をよりおいしく食べるために、まずは、5つのポイントに着目!

1.山椒をかけるか、否か?
2.うなぎとご飯は別々? 同時に食べる?
3.山椒はご飯?それともうなぎにかける?
4.腹側?皮側?どちらを舌にのせる?
5.頭としっぽ、どちらから口にする?

すき家の「特うな丼」テイクアウト(1180円)。蒲焼1枚の「並盛」(780円)の他、蒲焼2枚でご飯が大盛りの「特うな丼」(1180円)も。期間限定でうなぎとのセットのみで「しじみ汁フェア」を開催中

Q.山椒をかけるか、否か?

A.「かけた方が、おいしさが増すことが多いです」

山椒はうなぎの臭み消しに効果を発揮する、とマッキーさん
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「うなぎに山椒をかけるのは、味のアクセントにもなります。しかし、そもそもの由来、役割は「うなぎの臭み消し」。うなぎの香りを楽しみたい場合は別ですが、手頃な価格のうな丼なら、山椒をかけた方が、風味が増す場合が多いです。ただかけ過ぎは禁物。少しずつかけて、より食欲が増す量に調整しましょう」

Q.うなぎとご飯は別々? 同時に食べる?

A.「まずはうなぎを味わい、次に蒲焼とご飯を一緒に口に運びましょう」

蒲焼とご飯を一緒に食せば、味わいの一体感が楽しめる
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「僕の場合、まずはうなぎを箸で切って単体で口に運ぶことが多い。『あっ、今うなぎを食べている!』という幸福で満たされるからです。しかし食べ進めるうちに、うなぎとご飯、別々に口に運ぶのにも飽きてきます。そんな時、ご飯と一緒に食せば、うなぎとご飯とタレが渾然となって口の中で溶けていく、別の味わいが楽しめるんです」

Q.山椒はご飯?それともうなぎにかける?

A.「ご飯にかけた方が、より香りが楽しめます」

うなぎの蒲焼の下に山椒を振ると、ご飯と一緒に口に運びやすい
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「これには科学的根拠があります。香りは、脂にしか溶けない。だからといってうなぎ側に山椒をかけても、うなぎ自体の香りが優ってしまう。山椒の香りがうまく漂わないのです。しかし熱々のご飯にかけると、蒸気の力でふわっと香るようになる。人間は味覚より香りに左右されるので、山椒はご飯にかけた方が食欲は増す場合が多いです」

Q.腹側?皮側?どちらを舌にのせる?

A.「ふっくらとした身質を楽しみたいなら、腹側を舌にのせて」

腹側を舌にのせると、より身の味わいが楽しめる
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「腹側を下にしてうなぎを口に運ぶと、身がたたえる脂や、ふっくらとした食感を堪能できる。皮側を下にする場合は、皮の粘膜や、よく焼けたパリパリ感などを楽しみたい場合です。今回の『すき家』さんのうな丼は、身が柔らかく、ふっくらした食感が特徴的なので、腹側を舌にのせて食べることをおすすめします」

Q.頭としっぽ、どちらから口にする?

A.「交互に食べると、最後まで飽きずに楽しめます」

うなぎのしっぽの手前、ここにおいしさが凝縮されている
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「しっぽ側のココ! 意外と見落とされがちですが、尾を動かす時の起点になるので、うなぎ自体の味わいが最も凝縮され、噛み応えもあります。対して頭側はがのってやわらかく、ふんわりしたおいしさが。交互に食べ比べると、飽きずに完食できるでしょう」

以上の5つが、うな丼をよりおいしく食べるための基本編であるが、探究心に火のついたマッキーさんに、さらなる高等テクニックを披露していただいた。

\うな丼にまつわる3つの上級者テク/

【テク1】ご飯でうなぎを蒸らす
【テク2】ご飯でうなぎをサンドして食べる
【テク3】口の中で、箸の上下を入れ替えて腹側を舌にのせる

【テク1】ご飯でうなぎを蒸らす

いったん、蒲焼を取り除き、ご飯を取り出す。蒲焼を元の位置に戻したら、上から取り出したご飯をのせる
ご飯を敷き詰めました。この後、上からフタをして、しばらく蒸らす
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「江戸時代後期、うなぎの出前はご飯とうなぎを別々にして届けられていたそうです。その際、うなぎが冷めないように、熱々の糠(ぬか)が塗られていた。しかし食べる時に糠を拭かなくてはならず、それが面倒なため、今度はご飯の間にうなぎを挟むようになった。これがうな丼の原型である、と言われています。今では蒲焼は上にのっていますが、昔風に熱々のご飯で挟めば、適度にうなぎを蒸してくれます

【テク2】ご飯でうなぎをサンドして食べる

蒲焼をご飯でサンドして、口に運ぶ。ちょっとした箸づかいのテクニックが必要
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「単にうなぎとご飯を一緒に食べるよりも、蒲焼とタレとごはんの一体感が楽しめます。タレの風味をより味わいたい時には、オススメの食べ方です」

【テク3】口の中で箸の上下を入れ替えて、腹側を舌にのせる

口に運んだ際に、瞬息で箸を下向きに回し、うなぎの腹側を舌にのせる。「高等テクニックですよ」と話すマッキーさん
マッキー牧元さん
マッキー牧元さん
「こうすると、蒲焼とご飯を一緒に堪能しながら、腹側のうなぎの身のふっくらとした味わい、も楽しめる。さまざまなおいしさが立ち込める、素晴らしい方法です」
取材後も、さらなるおいしさを追求すべく、さまざまな挑戦を試みるマッキーさん。その好奇心の旺盛さに、編集部一同、感服させられたのでした

ここまでマッキー牧元さんにうなぎ、とりわけチェーン店のうな丼をさらにおいしく食べるためのテクニックを指南していただいた。しかし、これはあくまで一例。いろいろ試して、自分にあった方法を見つけるのも一興だ。ゆえに食べ方のバリエーションもさまざま、まさに四十八手といえるのだ。

\「すき家のうな牛4兄弟」も販売開始!/

うな丼もトッピングでバリエーション豊かに。うなぎと牛肉を一緒に楽しめる「すき家のうな牛4兄弟」が登場した。個性豊かなラインアップが自慢。

「うな牛 並盛」(880円)。牛肉とうなぎの贅沢なコンビだ
「ねぎキムチうな牛 並盛」(980円)。贅沢コンビに、旨辛ねぎキムチをトッピング
「ねぎ玉うな牛 並盛」(980円)。青ねぎでさっぱりした味わいに
「山かけうな牛 並盛」(980円)。スタミナ満点の組み合わせだ

\買い出しした「すき家」はコチラ/

今回訪れた「すき家 赤坂六丁目店」は、地下鉄・千代田線の赤坂駅出口からすぐの立地。お昼時は、近くで働くビジネスパーソンでにぎわう。

取材メモ/うな丼に向かう時、いつも同じ食べ方をしていた私。ちなみに毎回、せっかちに蒲焼とご飯を一緒にかき込んでいた。うなぎに没頭するあまり、山椒をかけ忘れることもある。それが、こんなにもレパートリーがあったとは! まずはゆっくり、蒲焼とご飯を別々に口に運ぶことから始めたいと思う。

取材・文=岡野孝次 撮影=原 幹和


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