アメリカ人を「いきなり!ステーキ」にいきなり連れてってみた

特集

本場外国人がハマる本当にうまい店

2017/08/01

アメリカ人を「いきなり!ステーキ」にいきなり連れてってみた

猛暑が続く中、この夏を乗り切るには、肉のパワーを、それもワイルドに焼き上げたステーキの力を借りるのが手っ取り早い。そこで、肉食大国アメリカの方々を、日本を代表するステーキチェーン「いきなり!ステーキ」へ連行! 肉を食らいながら本場のステーキ、日本のステーキについて語ってもらった。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

本場のステーキ文化を学ぶ、いきなりすぎるステーキ座談会

 

明治初期に日本で肉食が公に解禁されてから約150年。憧れの“ご褒美フード”として君臨してきたステーキだが、最近ではおいしいステーキがリーズナブルな価格で食べられるように。身近になってきたからこそ知りたいあれやこれ。ステーキ先進国のアメリカ国民を召喚し、日本のステーキを食べながらステーキ文化について大いに語ってもらおうじゃないか。

いきなり座談会に参加してくれた
ハングリーアメリカンはこの3人!

左からワシントン州出身の学生・ビルさん(来日5カ月目)、カリフォルニア出身のミュージシャン・キャメロンさん(来日4年目)、カリフォルニア出身の実業家・マイロさん(来日41年目)

ーー本日はよろしくお願いします! お三方ともかなり体格がいいですが、やっぱり日毎夜毎に血のしたたるような極厚ステーキを食べているんですよね?

ビルさん
ビルさん
「は? そんなわけないでしょ。やっぱりちょっと贅沢できる時に食べるかなあ。おいしいものを食べようとするとアメリカでも高いから」
マイロさん
マイロさん
「私はちょっと元気がない時に行きますね。食べたら元気が出ます」
キャメロンさん
キャメロンさん
「拙者はできることならオールウェイズ、いつでも食べたいでござる」
ファンキーな風貌でファンキーな日本語を操るキャメロンさんと日本語がすこぶる達者なビルさん。日本ではあまりステーキを食べないという2人。どうやら日本のステーキにいい印象がないらしい

ーー日本のステーキはどんな印象ですか?

キャメロンさん
キャメロンさん
「日本のステーキはステーキじゃないよ! 小さいし薄いし紙みたい。全然ダメ!! 本物のステーキが食べたいでござる」
ビルさん
ビルさん
「僕もそんな印象だなあ」
キャメロンさん
キャメロンさん
「HEY! YOU!! 今日は“いきなり”ステーキなんじゃないのか? そんな与太話はどうでもいいから、早くうまい肉を食べさせてくれよ」

ーーわ、わかりました…。一刻も早く肉を食べましょう。

\駆け込んだのは…/
いきなり!ステーキ渋谷センター街店

センター街をしばらく歩いていると、いきなりいい香りがしてくる

「いきなり!ステーキ」は2013年12月に銀座に一号店をオープン。本格炭火焼きを武器にしながら、立ち食いスタイル肉の量売りなど、革命的な手法で開店直後からいきなり話題をかっさらった。その後、グングンと店舗数を増やし、ついに今年ニューヨークにも進出を果たす。

ーー先ほどは、失礼しました。それにしても本日お集まりいただいたメンバーは、皆さんユニークですね…肉だけにッ!!

一同 「……(ガン無視)」

シャイな日本人の捨て身の肉ギャグを無視し、メニューを真剣に見入る腹ぺこアメリカ人たち

ーーえ、えーっと。アメリカ人の皆さんは陽気で、なんでもジョークにする印象があるんですが、ステーキに関するアメリカンジョークってあるんですか?

一同 「(ピクッ)」

キャメロンさん
キャメロンさん
「……ステーキに関するジョークだって?」
マイロさん
マイロさん
「われわれはステーキに関していつでも真剣だ、ノージョークだよ」
肉を選ぶまなざしは、まさにノージョーク
「いきなり!ステーキ」では日本語以外に英語中国語などのメニューも用意されている。キャメロンさん、それ英語のメニューじゃないですけど(でも怖くて言えない…)

ーーす、すみません!! 今メニュー表を見ていただいていますが、本場アメリカではどのような部位のステーキが人気なんですか?

キャメロンさん
キャメロンさん
「一番良く食べられているのはリブアイ。アバラ部の肉で赤味と脂身を両方楽しめるでござるな。あと、ポーターハウスニューヨークストリップもよく食べるでござる」
リブアイは、背中の中部にある三角の部分。ポーターハウスはイラストの背中上部の部位。ニューヨークストリップは、サーロインとリブの間に位置する(写真/アフロ)
ビルさん
ビルさん
「ポーターハウスはヒレとサーロインのいいところを両方楽しめる部位として人気だよ。ニューヨークストリップは、サーロインより脂が少なめでしっかりとした肉の食感が味わえるんだ。ストリップといっても、いかがわしいところの名前じゃないからね(笑)」

ーー(見事なステーキギャグかましてるじゃねーかよ!)皆さん、こちらでは注文を受けてからカットするオーダーカットシステムを導入しているので、注文しに行きましょう!

オーダーカウンターでシェフに肉の種類とグラム数、焼き加減をオーダー。すべての店舗でカット場が用意されている。キャメロンさんが注文したのは「リブロースステーキ」
マイロさんとビルさんは「本格熟成国産牛サーロインステーキ」をチョイス。「自分の食べる肉を調理前に確認できるというのはいいですね」(マイロさん)
オーダーしたら、あとは自席で焼き上がりを待つだけ。じっくり炭焼きにして肉に炭の香ばしい香りをまとわせる

ーーアメリカではどんな焼き方が好まれているのですか?

ビルさん
ビルさん
「日本ではレアやミディアムレアなどが好まれる印象だけど、アメリカはミディアムレアやミディアムが多いかなー。ウェルダンが好きな人も結構多いですよ」
マイロさん
マイロさん
「ウェルダンくらいよく焼くと、肉の香ばしさが楽しめるのです」
キャメロンさん
キャメロンさん
「そうそう、よく焼くと脂がおいしいでござるよ! 日本人はみんな脂身を残しているけど、もったいないでござるよ、あそこがうまいのに!」
ビルさん
ビルさん
「アメリカでは、脂身もしっかり味わいます。日本では刺身や寿司のように生で素材を味わう食文化があるからレアが好まれるのかもしれないですかね」

ーー他に、アメリカ人から見てここが不思議だな、と感じる日本人のステーキの食べ方ってありますか?

ビルさん
ビルさん
「ステーキと一緒にライスやパンを食べることかな。アメリカではステーキを食べる時はステーキだけしか食べない」
キャメロンさん
キャメロンさん
「オールウェイズ、ステーキだけ。ライスも野菜もいらないでござる」
肉にまつわるうんちくを披露してくれるマイロさん。大人の風格を見せつけるが、誰よりも早くエプロンを装着しやる気満々

ーー最近、日本では熟成肉が人気を集めていますが、肉の熟成(エイジング)はアメリカでは昔から行われていたんですか?

マイロさん
マイロさん
「アメリカではかなり昔からエイジングビーフ専門のレストランがありました」
ビルさん
ビルさん
「日本ではアメリカよりも値段が高い印象です」
マイロさん
マイロさん
「私が来日した70年代、日本ではまだ熟成肉は珍しかった。きちんと熟成させていなかったから、ラム肉は匂いがきつく味もよくなかったです。その頃はまだ熟成技術が浸透していなかったんだと思います」
ビルさん
ビルさん
熟成させることでジューシーになり柔らかくなりますからね。日本では霜降り肉のような柔らかくてすばらしい牛肉があったから、赤身を熟成させるという発想に至らなかったんじゃないかな」
キャメロンさん
キャメロンさん
「STOP!!」

ーーど、どうしました!?

キャメロンさん
キャメロンさん
ステーキTIME!

アメリカのステーキ文化について見識を深めていた最中、焼きたてのステーキが3人の前に到着。

「本格熟成国産牛サーロインステーキ」(量売り価格:1g当たり税抜10円 ※200gからのオーダーカット)。写真は405gで4050円
「USヒレステーキ」(量売り価格:1g当たり税抜11円 ※200gからのオーダーカットで、一部店舗限定メニュー)。写真は318gで3498円。こちらはみんなでシェア!
「リブロースステーキ」(量売り価格:1g当たり税抜7.3円 ※300gからのオーダーカット)。写真は402gで2934円

ーーステーキを食べる前にお写真を一枚いいですか?

キャメロンさん
キャメロンさん
「写真!? 今じゃなきゃダメ? OK、OK。ササっと早めに撮ってね!!」
笑顔が語るステーキ愛。この笑顔がウソだとしたら何を信じればいいのか

ーーお待たせしました! それでは皆さんお召し上がりください!!

マイロさん
マイロさん
「待ってたよ!」
ビルさん
ビルさん
「いただきます!」
キャメロンさん
キャメロンさん
「YeeeeeeS!!!!」
マイロさんは迷わずコショウに手を伸ばし、クリクリ…
ビルさんも、塩であることを確かめたあと、ステーキにクリクリ…

ーーちょっと待った! マイロさんとビルさんは、まずは塩やコショウをがっつり振りかけましたね?

ビルさん
ビルさん
「ん? ああ、全般的に日本のステーキはアメリカに比べて薄味なんだよね」
マイロさん
マイロさん
「確かに最初日本にきたときはそう感じた。でも、だからこそ自分好みに味が付けられるとも言える。ノープロブレムね!」

\マイロ流の食べ方/
まずコショウをかけ、おろしにんにくを肉に塗り込み、その上からタバスコを振りかる。

「いきなり!ステーキ」では、にんにくペーストとガーリックチップスがデフォルトでついてくるが、さらにすりおろしにんにくを塗り込む

\ビル流の食べ方/
塩コショウを少々かけ食べ、途中、いきなり特製ソースにトライ。

普段ソースはあまり使わないというビルさん。「アメリカでは、ソースはお店よりも家庭で使うことが多いイメージ。バーベキューとかね」(ビルさん)

ーーあれ、そういえばキャメロンさんは、さっきからずいぶんとおとなしいですが……。

お口に肉が入っていると、静かなキャメロンさん

\キャメロン流の食べ方/
そのまま食べる。

何もかけずに食らいつく! これぞワイルドアメリカンスタイル

ーーパッと見は男らしいですけど、付け合わせの野菜だけ器用にのけて、子供みたいですね……。

野菜だけきれいに取り除いています……
キャメロンさん
キャメロンさん
「男の人生に野菜は不要」
ビルさん
ビルさん
「アメリカ人の中でも彼はかなりの肉食系だね(笑)」

ーーアメリカでは、ステーキの付け合わせってどんなものが一般的なんですか?

ビルさん
ビルさん
「庶民的な感じだよね、ポテトとかブロッコリーとか」
マイロさん
マイロさん
「日本ではどんな食べ物にでもコーンがたくさん付いてくる気がしますね。そんなにいらないと思う時はあります」
マイロさんはそうは言いつつ、体のためにサラダもしっかり注文

ーーそれにしても、皆さん本当においしそうに食べますね。日本のステーキの感想を聞かせてください!

マイロさん
マイロさん
「さっきからあなたは質問ばかりですね。今、味わっているところだから少し黙っていてもらえませんか?

ーーす、すみません!!(でも、それが仕事なんです…)

〜しばし実食タイム〜

ーーそろそろ、よろしいでしょうか…? まずは「本格熟成国産牛サーロインステーキ」を食べたビルさんとマイロさんからお願いします!

まずはビルさんから日本のステーキをジャッジ!
ビルさん
ビルさん
「日本のサーロインは初めて食べたけど、肉質が良くサッパリしてて食べやすい。日本の牛肉は、やはり甘味が強いですね」
マイロさん
マイロさん
「本当ですね。今まで他の部位ばかり頼んでいましたが、もう戻れない気がします…。よく熟成されていて肉の旨味が口の中に広がっていくのがわかる。焼き方もとてもいいね

ーー「リブロースステーキ」を食べたキャメロンさんはいかがですか?

キャメロンさん
キャメロンさん
「日本のステーキ、ダメじゃなかった!! アメリカ、思い出した。アメリカのステーキみたいに肉が分厚くて、「肉食べてる!!!!」って感覚を久々に味わえたでござる」
ジャスチャーを交え、肉の厚みの大切さについて語るキャメロンさん
ビルさん
ビルさん
「みんなでシェアした『USヒレステーキ』は肉質がしっかりしていてまさにアメリカのステーキだね。適度な噛み応えがあるけど、柔らかいのは日本のレストランならではかもしれない」
キャメロンさん
キャメロンさん
「うん、ヒレは柔らかかった。普段レアでは食べないけど、これはレアで食べるのがうまいでござるな」

ーーマイロさんはいかが……、マ、マイロさん!?

ステーキのおいしさをかみしめ、体の芯からに幸せに浸るマイロさん。ですが、大人気で行列もできるお店なので、食べたら早めに席を譲りましょう
マイロさん
マイロさん
「私はおいしいステーキを食べたあとはゆっくりしていたい。すぐ動くのは好きじゃない。体の中で幸せを感じるからね。この時間が好きなんですよ」
ビルさんはこれから大学院のゼミの授業へ。キャメロンさんはこれからライブだという。久々に満足のいくステーキを食べて、きっとキレキレのアクトを見せてくれるはず!

ーー皆さん、“ステーキ”な時間を過ごしていただけたようで、何よりです!

一同 「(爆笑)」

マイロさん
マイロさん
「HAHAHA! ナイス・ジョーク!(サムズアップ)」

ステーキに関するアメリカンジョークを聞いた際のあの殺気だった空気はどこへやら。まぁ、おいしいステーキは、国境を超え人々を笑顔にしてくれる……ということで!

取材・文=工藤カツレツ、写真=山崎あゆみ

Yahoo!ロコいきなりステーキ渋谷センター街店
住所
東京都渋谷区宇田川町33-13

地図を見る

アクセス
渋谷駅[3a]から徒歩約3分
渋谷駅[井の頭線中央改札出口(北側)]から徒歩約5分
渋谷駅[井の頭線西口]から徒歩約5分
電話
03-6416-3329
営業時間
通年 11:00~23:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。


\肉欲が高まったあなたへ/

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