全国からフードファイターが集結!?「メガ盛り名古屋めし」3選

特集

メガ盛り&食べ放題で夏を乗り切ろう!

2017/08/02

全国からフードファイターが集結!?「メガ盛り名古屋めし」3選

名古屋は知る人ぞ知るメガ盛りの聖地。高校球児が甲子園を、サッカー少年が国立競技場をめざすように、フードファイターは名古屋をめざす。というのは大袈裟かもしれないが、メガ盛りを売りにした店がたくさんある。その中から選りすぐり3品を地元在住のライター、永谷正樹が身体を張ってご紹介!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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目の前にそびえ立つ「メガ盛り名古屋めし」3選!

「ひつまぶし う家 名駅店」の特上ひつまぶし

朝は喫茶店で豪華なモーニング、昼はあんかけスパでガッツリと、夜はビール片手に手羽先や味噌串かつで至福のひととき。三度のめしが名古屋めしでもノープロブレム。そんな名古屋めしをこよなく愛するライターの私、永谷正樹が自信を持ってオススメするメガ盛り名古屋めしを紹介しよう。

\私が挑戦します!/

永谷正樹(ながやまさき)

永谷正樹(ながやまさき)

ライター・カメラマン

ご紹介するのはこの3メニュー!

1.「吉野屋」の冷やしころカレーきしめん
2.「ひつまぶし う家 名駅店」の特上ひつまぶし
3.「そーれ」のフライパンスパ名古屋盛り


episode1.
「いくら食べても減らないカレーきしめん地獄」

 

中区新栄の路地にたたずむ「吉野屋」。一見、どこにでもある庶民的なうどん屋さんに思えるが、ここは難攻不落のメガ盛り店としてフードファイターの間では有名なのだ。名古屋めしのきしめんをはじめ、うどんやそばなどすべてのメニューは並盛でも450グラムと、2人前以上のボリューム。大盛りとなると、約3.2キロで「吉野屋」基準の約7人前。つまり、巷のきしめん店の15人前のボリュームになる。

こちらが店主の畔柳謙一郎(くろやなぎけんいちろう)さん

店主の畔柳さんご自身も食べることが大好きで、お客さんに満腹になってもらいたいという思いから、平成3年の創業時から量は多めだった。メガ盛りメニューを出すようになったのは10年以上前とか。

「約2キロの中盛は8割方成功するのですが、大盛は1割ほど。テレビに出ているフードファイター並の胃袋を持ってる方くらいしか完食できませんよ」と、畔柳さん。
いや、やはりここは大盛にチャレンジすべきだろう。オススメのメニューをたずねたところ、夏季限定の「冷やしころカレーきしめん」(並盛は720円、中盛は1070円)の大盛(1350円)に決定。いざ、勝負だ!

ひぇぇぇっ! 畔柳さんが腕をプルプルさせながら運んできた「冷やしころカレーきしめん」の、あまりの巨大さに思わず悲鳴が
上から見るとこんな感じ。丼横に置いたスマホと比べると、その大きさがわかるだろう。しかも、丼の底まで麺がぎっしり。具材は温泉卵6個に大量の福神漬けとネギ。もう、このビジュアルだけでヤラレた感が……
写真右側が並盛り。これもまた麺が丼の底までギュウギュウ詰めなのだが、大盛の凶暴さ(笑)と比べると、可愛く思えるから不思議
それではいただきます!

ここで怯んでは名古屋めしライターの名が廃る。気を取り直して、いただきま~す! おっ、ツルツル&モチモチ食感の麺がうまい♪ メガ盛りばかりがクローズアップされがちだが、自家製麺のクオリティはかなり高い。

暑い夏にはうれしい、つゆまで冷え冷え!

市内のうどん屋さんにも「冷やしカレーうどん」はあるにはあるが、冷たいのは麺だけでつゆは熱々。なぜなら、つゆを冷たくすると、カレーの辛さや香りが飛んでしまうのだ。が、ここの「冷やしころカレーきしめん」は、つゆまで冷え冷えなのに、カレーの味と香りはしっかり。おかげでどんどん食べられる。いやぁ、今日のような暑い日は冷たい麺にかぎるね。

「温かいカレーうどんの倍の量のスパイスを使いました。また、牛肉や豚肉を使うと、脂が固まってしまうので、鶏のささ身やムネ肉を代用しました」(畔柳さん)

通常サイズの2人前、つまり、ここの並盛の量を食べたところで、さすがに飽きてきた……

つぶした温泉卵を麺に絡めたり、福神漬けを箸休めにするも、どうしても入っていかない。心ではファイティングポーズをとっているものの、身体が拒んでいるのだ。いくら食べても減らない巨大な丼から目を背け、遠くを見つめるしかなかった。

そして、ついに撃沈

食べ残した場合、中盛は並盛の倍、大盛は並盛の4倍の値段、「冷やしころカレーきしめん」の場合は、770円×4で3080円を支払わねばならない。

「興味半分で注文して、ほとんど食べずに写真だけ撮って帰ってしまうお客さんもいて、せっかく作ったものを捨てるのが忍びなくて……。やむを得ずペナルティを科すことにしたんです。もちろん、注文時にこのルールを伝え、お客さんも承諾した上で挑戦してもらっています」(畔柳さん)

生半可な気持ちではココのメガ盛メニューに挑めないということだ。お腹に自信のある人は私のリベンジを果たしてくれ!

 

吉野屋

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

episode2.
「重量900グラム! 鰻好きの夢が叶う巨大ひつまぶし」

2016年7月、ひつまぶしの激戦区である名古屋駅前に開店した

鰻屋へ行くたびに量の物足りなさを感じるのは私だけではあるまい。注文時にご飯を大盛にしても、鰻とのバランスが悪くなり、結果的に最後の方はご飯だけを食べることになるのだ。一度でいいから、心ゆくまで鰻を食べまくりたい。私が長年抱いていた願いを叶えてくれるのが、2016年7月、名古屋駅前に開店した「ひつまぶし う家 名駅店」だ。

こちらが山本英稔(やまもと ひでとし)社長

名古屋駅界隈は、ビジネスや観光で県外から大勢の人が訪れるので、多くの有名鰻店が出店している。どの店も「ひつまぶし」を求めるお客が行列を作り、週末は1時間以上待つことも珍しくはない。いわば、このエリアはひつまぶしの激戦区なのだ。

「新規参入ゆえに、他店にはないものを出せないかと、オープン前に全国の養鰻場を訪ねました。そこで通常よりも1.6倍の大サイズの鰻を見つけたんです。1年を通してこれを提供できないかと考えました。だから、あえて産地は限定せず、時季ごとに全国の養鰻場から厳選した鰻を仕入れています」と、山本社長。

こちらは「大ひつまぶし」(3410円)

これが、いちばん人気の「大ひつまぶし」(3410円)。350グラムのご飯の上に、大サイズの鰻2/3尾(200グラム)がどーんとのっている。この肉厚すぎる鰻に驚愕! 一刻も早く食べたいという衝動に駆られたが、私がチャレンジするメガ盛りメニューは、これではないらしい。

このど迫力! 「特上ひつまぶし」(5900円)

「お待たせいたしました」と、山本社長自らが運んできたのは、「特上ひつまぶし」(5900円)。桶のような巨大なお櫃に大サイズの鰻一尾半がぎっしりと敷き詰められている。ちなみにご飯は450グラム。また、大サイズの鰻は一尾あたり300グラム。一尾半なので、450グラム。総重量は900グラムになる。えっ、この写真では大きさがわかりにくいって!?

「大ひつまぶし」(右)と並べたら、そのデカさは一目瞭然。「特上ひつまぶし」は、フードファイターのためのものかと思いきや、男性客を中心にわりと頻繁に注文が入るという。気が済むまで鰻を堪能したいのだろう

茶碗に鰻とご飯をよそって、まずはそのままパクリ。うっ、うまい! 内心、ここまで肉厚な鰻は、焼くとかたくなるのではないかと思っていたが、身は脂がしっかりとのっていて、フワフワの食感。皮もパリパリで香ばしい。

薬味をのせた2杯目もめちゃくちゃうまい!

私のこの表情からも伝わるだろう(笑)。鰻のポテンシャルをさらに高めているのがタレ。甘すぎず、辛すぎず、バランスが絶妙なのだ。この味を完成させるまでに研究を重ねたことが伝わってくる。

だし汁をかけて味わう3杯目もハンパないうまさ!

白湯かだし汁かよくわからないモノを出す店もあるなか、ここのは味と香りがしっかり。味も劇的に変わるので、ひつまぶしを〆るにはぴったり。って、まだお櫃には半分ほど残っているではないか! でも、私のお腹はまだ八分目ほど♪

3通りの食べ方をもう一回りして完食!

もう、これが限界。でも、鰻をとことん食べまくるという夢が叶い、心地良い充実感。今年は8月6日(日)に2回目の土用丑の日があるので、また行きたいなぁ。

 

ひつまぶし う家 名駅店

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

episode3.
「行く手を阻むあんスパ・チョモランマ」

そーれはあんかけスパ発祥の店だ!

ラードで炒めた極太麺をピリ辛でとろみのあるソースで味わうあんかけスパ。麺の上にのせる具材と麺の量が選べるのも特徴だ。ここ、あんかけスパ発祥の店「そーれ」では、レギュラーサイズが280グラム、1.2倍盛が420グラム(+50円)、1.5倍盛が550グラム(+100円)、2倍盛が950グラム(料金の2倍)と、いずれも計算がまったく合っていない(笑)。

男性なら1.2倍盛は難なく、1.5倍盛は少し頑張れば完食できると思う。が、それをはるかに超えるメニューがあるらしい

ちなみにこれが、ウインナーとハム、トマト、玉ネギ、ピーマンなどをトッピングした定番の「ミラカン」(レギュラーサイズ・900円)。

店主の金岡晃弘さん。その手に運ばれてきたのは……

注文して待つこと約15分。店主の金岡さんが必死の形相で運んできたのが、直径43センチのフライパンにテンコ盛りの「フライパンスパ名古屋盛り」(10000円)。その重量たるや、麺6キロ、ソースと具材合わせて4キロの計10キロ! 20人前のボリュームとか。あまりの重さにマッチョな金岡さんでも長く持っていられないほど。

「2倍盛でも足らないほどよく食べる常連さんがいたんですよ。これでもかと麺を1.5キロにして出してもペロリと完食しました。あまりにも悔しかったので、3キロの麺を調理に使うフライパンにのせて出したら、さすがにギブアップしました。3キロだと見た目がイマイチだったので、倍の6キロにしました」と、金岡さん。

先ほどの「ミラカン」と比べると、こんな感じ。具材はウインナーとハム、ゆで卵、玉ネギ、ピーマンのほか、名古屋めしの味噌かつとエビフライ、手羽先。これが“名古屋盛り”と呼ばれる所以だ
フライパンのまま運ばれてきた!

上からよりも横から見た方がそのスゴさが伝わると思う。目の前にそびえ立つその姿は、まさにあんスパ・チョモランマ(笑)。以前にテレビの取材で某フードファイターがチャレンジしたものの、失敗に終わったらしい。誰一人として完食した者はいないのだ。って、ただのデブである私ごときが完食できるわけがない。

思わず頭をかかえる。これが胃袋に収まるわけがない……

あんかけスパは大好きだが、この量は悪夢としか言いようがない(笑)。しかし、名古屋めしライターとしては、何かしらの爪痕を残さないと、メシの食い上げである。今、食べきれないほど食べてるんだけど。

極太麺にたっぷりのソースを絡めて口へ運ぶ

ソースは香味野菜のコクとトマトの酸味、コショウの刺激がとてもバランス良く仕上がっていて、さすがに発祥店ならでは。麺に飽きたところで、箸休めに味噌かつやエビフライ、手羽先をパクリ。あんかけソースは揚げ物にも合うんだよなぁ。うまい! 本当にうまい! でも、この量は……ムリ(涙)。だんだんとフォークを動かす手の動きが鈍くなり、口数も少なくなってくる。とうとう開始のゴングから32分16秒、KO負け。トホホ……。

 

そーれ

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材メモ/名古屋めしは並盛でも量が多く、大阪のように食べ歩きには向かないといわれています。しかし、今回紹介したメガ盛り名古屋めしのように、量的に振り切れていると、そんなことはどうでもよくなってきます(笑)。お腹に自信のある人はぜひ、チャレンジしてみてください!

取材・文・撮影/永谷正樹

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