大ヒット『家政婦のミタ』脚本家が語る!『過保護のカホコ』裏話

連載

くりPのウマいい話。

2017/08/08

大ヒット『家政婦のミタ』脚本家が語る!『過保護のカホコ』裏話

テレビの現場は毎日が「学園祭」のような雰囲気。この連載では、他では聞けないテレビ制作の舞台裏&芸能界㊙︎グルメ情報を紹介。今回は話題の水ドラ『過保護のカホコ』を大特集! 数々のヒットドラマを手掛ける脚本家・遊川和彦さんとの【スペシャル対談】が実現!【絶品㊙︎差し入れ】も大公開!!

栗原 甚

栗原 甚

日本テレビ・ドラマプロデューサー

大ヒットドラマ『家政婦のミタ』の脚本家! 遊川和彦が語る『過保護のカホコ』㊙︎裏話!!

遊川和彦

遊川和彦

脚本家

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さん大平プロデューサーは、今まで数多くタッグを組んでヒットドラマを作ってきましたが、ドラマのテーマ(題材)は、いつもどうやって決めてるんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
毎回、大平さんといろいろ話をしてて、決まるんですよ。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
今回の水曜ドラマ『過保護のカホコ』は、遊川さん提案されたんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
『過保護のカホコ』は、くだらない話をしている中で、よく大平さんが自分の家庭の話をするんです。

その内容が、あまりにも“過保護ぶり”なので、「面白いからドラマにしたら?」ってふざけて言ったんです。

そしたら後日、「企画書が通りました!」って言われたんですよ(笑)。
主人公・カホコを演じるのは、高畑充希さん
カホコの初恋相手を演じるのは、竹内涼真くん。NHKの朝ドラ『ひよっこ』でブレイクした注目の若手俳優だ!

なぜ今、このドラマを作るのか?
日本中が“過保護”になっている!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
最近、社会全体“過保護”になってますよね?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
そういう時代なんです!

「世の中、何かおかしいな!」っていうのも含めて、僕はいつも「なぜ今、このドラマをやるのか?」って言う意味がないと、「ドラマを作っちゃいけない!」って思ってるんですよ。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
まさに、そうですよね!ドラマを作る意味って、大事ですよね。

遊川さんが手掛けてきたドラマは、そういう「テーマ性」がハッキリしているので、毎回、視聴者に刺さって、話題になるんだと思います。
カホコの父親を演じる時任三郎さんからの差し入れ!焼きたてフランス菓子「ココフラン」のアップルリング。完熟リンゴをサクサクのパイ生地で包んだ逸品だ!!
今の日本が生んだ「過保護の象徴」のような女子大生・カホコ。その母親役には、黒木瞳さん!カホコを溺愛し、娘のすべてを把握していないと気が済まない専業主婦役だ
黒木瞳さんからの差し入れ!創業明治28年「浅草今半」のお弁当!!

ヒットメーカー・遊川和彦!
『過保護のカホコ』脚本制作の舞台裏!!

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんが、脚本を作る過程を教えてもらえますか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
「テーマ」が決まったら、その後、主人公の「キャラクター」はどうしようかと考えます。

最初は「表向き良い子」なんだけど、「では舌をペロッと出すような女の子」にしようと思ったんですよ。

ただ、それだと「視聴者には共感を得ない」と思ったんです。

じゃあ、アホ寸前ギリギリキャラクターでやってもらおう、と!
21歳にして、生活のすべてにおいて親まかせ。超過保護に育てられてきた“究極の箱入り娘”カホコは、少しずつ成長し、最後には「家族の危機」を救う!?笑いあり、涙ありのハートフル・コメディーだ!
竹内涼真くん演じる麦野くんは、カホコとは真逆! アルバイトを掛け持ちして学費を稼ぎながら、画家を目指すワイルドな大学生だ!!

女優・高畑充希の演技力に期待!
カホコは、彼女にしかできない役!!

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
女優・高畑充希に対して、視聴者が持っているイメージは、【cool(クール)さ】【clever(クレバー)さ】です。

それを消すためには、なるべく【fool(フール)】だけど【真っ直ぐ】、つまり、【fool(フール)&pure(ピュア)】を意識しました。

あと「物わかりが悪い、飲み込みが悪い」、でも「一生懸命やる」キャラクターが良いかと…
同じ大学に通う麦野くんに「お前みたいな過保護が、日本をダメにするんだ!」と言われたカホコ。その言葉がきっかけで、カホコの“自分探し”がはじまる!!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
あと「腑に落ちるまでの表情を撮ると、面白いだろうな〜」と思ったんですよ!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
表情の変化ですね!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
そう、いろいろ考えて戸惑ったりなんかうまく言えないっていう表情を撮ったら面白い!

「女優・高畑充希なら、できるだろうな」と思った時に、「このドラマはイケる!」と思ったんです。

たぶん、他の女優さんだったら、あの表情変化はできなかったと思います。

そういう意味では、この主人公は高畑充希にしかできない…

久しぶりに、そういう女優に出会いました!
21年間、ぬくぬくと生きてきたカホコを演じるのは、演技力に定評のある女優・高畑充希さん。ぜひ、“表情の変化”に注目して観て欲しい!

脚本家歴は、30年以上!
遊川和彦の「意外なスランプ」とは!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんみたいに、30年以上、ずっと第一線で書き続けている脚本家は、非常に少ないと思うんですけど、モチベーションは何ですか?

今までスランプとか、無いんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
ありますよ!

スランプがあると、次のレベルに行けるチャンスだと思うんです。

それが分かったから、書き続ける事ができているんですよ。
個性豊かな豪華キャスト陣でお贈りする、水ドラ『過保護のカホコ』。それぞれ家族の悩みを抱えた数世帯が入り乱れる、痛快ホームドラマでもある!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
何歳の頃、スランプが訪れたんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
ドラマ『GTO』(1998年)の時に、第1のスランプがやってきました。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
え! そうだったんですか?

『GTO』観てましたよ〜!
高畑充希さんと竹内涼真くんは、同じ事務所の先輩と後輩。とても仲が良く、撮影現場では、笑いが絶えない!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
31歳で脚本家デビューして、そのまま勢いで書いてきたんですよ。

30代「今までにないドラマを作ってやる!」「エンターテイメントを作ってやる!」って書いてきたんですけど、10年くらい経つと…なんか手詰まり感が出てきた。

「毎回、同じような事をやっているんではないか…」と。

その頃、プロデューサーと対立して、仕事が無くなる事もありました。
またも、時任三郎さんからの差し入れ!とんかつ「まい泉」のミニバーガー。色々な種類があって、キャスト&スタッフは大喜び!!

ドラマ『GTO』で開花した!?
脚本家・遊川和彦の第2ステージ!!

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
その頃「『GTO』の脚本を書きませんか?」という話が来ました。

「原作ものだから、やりませんよね?」と言われたんだけど、「原作を読むだけ、読んでみます」と返事したんです。

そして読んだみたら面白いから「やります!」と。
竹内涼真くんの写真集『1mm』を凝視する平泉成さん&時任三郎さん(笑)
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
今まで僕は、原作ではなく、すべてオリジナルで脚本を書いてきました。

だから「原作があるなんて、こんな楽なことはない!」と、実は、思ってました。

それで第1話を書いたら、プロデューサーに「原作のまんまですね…」と言われたんです!

そこで初めて、「原作ものの脚本を書くということは、そういう事じゃないんだ!原作のままじゃ、ダメなんだ!!」と気づいたんです。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
原作があると、キャラクターが完成していると思いがちですが、実写化する際には、ドラマ用にキャラクターを再構築する必要がありますもんね。
佐藤二朗さんは、カホコのおじさんを演じる。夫婦ラブラブで、派出所の警官役だ。手に持っているのは、竹内涼真くんの写真集「1mm」に対抗した、佐藤二朗さんver.のパロディー写真集「1m」だ(笑)
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
原作のまま書き起こした脚本は、「魂を感じない!」という事が分かったんです。

そして「この主人公は、どんな人間なんだ?」と、改めて考える作業をしました。

その時に「あぁ、俺は10年間、この作業をすっ飛ばして、あんまりやってこなかった」という事に気づいたんです。

つまり、キャラクターを徹底的に考える作業です。

何が好きで、どんなクセがあって、何を着てて…という所まで考えないと、「キャラクターっていうのは動かない!」という事を、いみじくも原作ものを書いた時に教わったんです!!
写真集が2冊同時発売!?そしてカホコが、同時購入!?(笑)水ドラ『過保護のカホコ』の撮影現場は、いつも遊び心に満ちていて、楽しい!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんの脚本を作る過程で、大きな変化が起きたんですね!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
キャラクターをとにかく徹底的に考えて、「キャラクターが完成するまで、脚本を書かない」という感じになりましたね。

それまでは「“神”のように俯瞰で見てて、お前ら動け!」みたいな感じで、脚本を書いてた自分がいました。

それ以降は「人の内面に入っていって、主人公がどう動くかを考える」作業が始まったので、それから10年くらい、また仕事ができました。

epoch(エポック)と言うか、そういうpoint(ポイント)があったので、僕は、長く仕事ができているんですよ。
第4話では「俺には、おまえが必要なんだ!」という麦野くん(竹内涼真)のセリフに、胸キュンした女性が続出!今週は、どんなセリフが飛び出すのか!?

ドラマ『家政婦のミタ2』は!?
「続編」について語った!!

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
その後、またスランプが訪れるんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
50歳になった頃、「そろそろ自分が訴えたいものテーマ性とか、そういうものを、どう伝えるか?」

「今までと同じことをやっていては、いかん!」と思い始めました。

理由は「今までの成功例をやればいいや」という人を、たくさん周りで見てきたからです。

「また、そのPART2をやるのか〜」「新しい事を考える気は、無いんだな〜」みたいな…

僕は「それが一番、老いるんだな」と思ったので、「じゃあ、それはやめよう!」と自分に誓ったんです!

もし「『家政婦のミタ2』をやってください」と言われても…「やめよう!」と。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
『家政婦のミタ』(2011年)の続編をやらないのは、そういう理由があったんですね!
カホコの祖母を演じるのは、三田佳子さん。祖父を演じるのは、西岡德馬さんだ
三田佳子さんからの差し入れ! 箸でキレるとんかつで有名な「まい泉」のカツサンド!!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
「今まで作ったことがないものを、作ろう!」と決めたのが、50代です。

そうすると、そのモチベーションがあるので、また長く続けていけたんです!
カホコが初めて恋をする麦野くん(竹内涼真)は、画家を目指す大学生。コレは、カホコがファミレスで寝てしまった時に、麦野くんがデッサンした似顔絵。ドラマの中で、何度となく出てくる重要なアイテムだ

ドラマ『女王の教室』で
自分のスタイルを確立した!?

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
ちなみに『女王の教室』(2005年)をやっている時に、初めて「あっ!これが、俺のスタイルだ!!」というのが分かったんです。

それまでは、いかにも自分は分かって書いてるように見えて、「なんで俺は、山田太一さんや倉本聰さんみたいなスタイルが無いんだろう」と思ってました(笑)。
水ドラ『過保護のカホコ』の宣伝として、竹内涼真くんがLINE LIVEをした時の1コマ。大好評だったため、今月もう一度やるとのウワサが…!?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
歳をとって、気づくことは、いくらでもあるんですよ!

その歳にならないと、気づかないことがある!!

「もう1回学習しよう!チャレンジしよう!」っていうモチベーションを保つ方法を見つけられたっていう事が、僕が長年やってこれた理由だと思います。

自分で言うのも何ですが、前向きさがあるし、ドラマを作るのが好きなんですよ(笑)。
カホコ(高畑充希)と麦野くん(竹内涼真)は、どことなく顔が似ている!?

撮影現場に足繁く通う脚本家!
しかも、7〜8割の撮影に立ち会う!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんが、よく撮影現場に来るのは、なぜですか?

撮影現場に来る脚本家って、聞いた事ないです。あまり、いないですよね?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
いないですね(笑)。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
30代のデビューした頃から、撮影現場に来てるんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
もちろん!
水ドラ『過保護のカホコ』の主題歌は、星野源さん!最新シングル『Family Song』は、毎週ドラマのクライマックスで流れる。「家族」をテーマにした、素敵な曲だ!!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
どれくらいの頻度で、来てるんですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
行けるだけ、行ってます!

7〜8割くらいかな?
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
そんなに多いんですか!

連ドラは、OAしながら脚本を書いていくので、忙しいですよね?
竹内涼真くんがCMしているロッテさんから『モナ王』の差し入れ!

実は「脚本家」ではなく…
「演出家」になりたかった!?

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
僕は、本当は脚本家になりたくてなった訳ではなく、「演出家」になりたかったんですよ!

だから、「演出家」に対する妬み(ねたみ)がある(笑)。

というのは冗談だけど…ドラマが完成した後で、「なんで、こうなってるんだ!?」という事があるんです。

どんなにプロデューサーディレクターと打合せをしても、それぞれが持っている自分の中のイマジネーションとか主観は違うので、そういう事が起こるんです。

でも、「撮り終わった後で、文句を言っちゃいけない」

だったら「最終的には、できるだけ撮影に付き合わないとマズイな」と思ったんです。
高畑充希さんの後ろに座っているのは、南雲ディレクター
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
連ドラは、1人のディレクター全話を撮るわけにはいかないですよね?
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
そうですね。

撮影して、編集して、MAして、その間に次回分のロケハンして…などやってると、全話を撮るのは、物理的に不可能です。

だから、3〜4人のディレクターで、ローテーションさせます。
水ドラ『過保護のカホコ』の特大ポスターを見つけて、テンションが上がる竹内涼真くん

「できる限り、現場に居よう!」
現場に口を出す脚本家!?

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
という事は、全話に関わっているのは、脚本家プロデューサーだけです。

プロデューサーに任せても良いんだけど、ここ数年は、プロデューサーの仕事がいっぱいあるから、現場に居られない時もある。だから、「脚本家の僕は、できる限り現場に居よう!」と。

面白くしたいから現場に居るだけなんですけど…ドラマ業界では「現場に口を出す脚本家」っていう風に言われてます(笑)。

放送したものに対して、「あれはプロデューサーが悪い」とか「ディレクターが悪い」とか言い訳をしたくないんですよ。

「そういう事を言った瞬間、自分がダメになる」と思っている。

だから、真っ当な事をしてるだけなんです(笑)。
「究極の箱入り娘」カホコに対して、ダンボールにスッポリはまった…「箱入り息子」の竹内涼真くん(笑)

遊川さんが途中退出!
撮影現場で、何が起きた!?

ここで急きょ、遊川さんが途中退出!

なんと、ディレクターから撮影現場に呼ばれてしまい、スペシャル対談は一時中断

15分後、戻って来た!!

麦野くん(竹内涼真)&カホコのいとこ・糸ちゃん(久保田紗友)。カホコ(高畑充希)は麦野くんに初告白したが、「ごめん、無理」と秒速で玉砕!糸ちゃんは、カホコの恋のライバルになるのか!?

衣裳打合せにも、立ち会う脚本家!
遊川和彦の徹底した「こだわり」とは!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
「どうしたんですか、何があったんですか!?」
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
ディレクターから、衣裳の相談がありまして…
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
衣裳合わせに参加する脚本家も、珍しいですよね?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
そうですね(笑)

でも、衣裳キャラクターを表現するものですから。

最近は、ディレクター役者に遠慮して、あまり言えないんですよ。

役者「この服で決まりだよね!」とか言われると、ディレクターは「そうですね…」となっちゃう。

こういう事態を止めるのが、大変なんですよ。

脚本家の僕なら、「その服は、着ないでくれ!その色は、ダメ!!」と言えますから(笑)。
水ドラ『過保護のカホコ』は、“究極の箱入り娘”カホコ(高畑充希)が、自分とは正反対の環境で育った麦野くん(竹内涼真)と出会い、回を重ねるごとに成長していく!

回を重ねるごとに、右肩上がり!
遊川脚本ドラマ…高視聴率の秘密とは!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さん脚本のドラマは、回を重ねるごと右肩上がりに視聴率が上がっていきますよね?

その秘密というか、秘訣は何ですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
自信はないけど…自分なりに面白い展開で、視聴者を退屈させない気持ちで作っています。

自分の中で、毎回毎回、計算して盛り上げていく…伏線の張り方から最後の刈り取るところまで、ちゃんとやってます。

「視聴率が良かろうが、悪かろうが…やる!」という風に、自分の中で信念として決めているから…

というか、ヤセ我慢でやってる(笑)。

自分の中で恥ずかしくないものを作っているので、逆に、どんな批判も受けますよ。
スペシャルコンテンツ『AIカホコ』。LINEで検索して、お友達登録するとAIカホコが会話をしてくれる。写真は、土ドラ『ウチの夫は仕事ができない』が「AIカホコ」に話しかけたスペシャルコラボ!?(笑)

脚本で一番大事にしている事は…
なんと「第3話」が最終回!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんが、脚本で一番大事にしている事は、何ですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
一番大事なのは、「もっと面白くしよう!もっと面白くなるはずだ!!」という気持ちが、あるかどうかですね。

「視聴者を退屈させたくない」という気持ちが強いですね。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
遊川さんの作品は、第3話で、最初のヤマ(山場)が来ますよね?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
3話最終回だと思って、作ってます。

視聴者は、必ず10話観てくれる訳じゃないから、出し惜しみなんかしちゃダメ!

どんどん面白い話を出していかなきゃ、ダメなんです。

一方で、脚本家だから「ネタは取っておきたい、貯めておきたい」という気持ちはあります。
放送前に、その回の内容を象徴するハッシュタグでツイートしている水ドラ『過保護のカホコ』。コレは、第3話でカホコがダッシュするエピソードを予期させる写真だ(笑)
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
でも、ネタを取っておいても、途中から視聴者が観てくれなくなったら、おしまい。

最近のドラマは、最終回まで大した展開がなくて、最終回に全部ネタを入れてるでしょ?

アレは、とても見苦しい!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
出し惜しみしないって、凄いですね!

なかなか出来ない事ですよ。
カホコ(高畑充希)は、毎回、麦野くん(竹内涼真)の何気ない一言に感化され、少しずつ成長していく…同時に、恋心まで芽生えてしまう。今後も、2人から目が離せない!

ネタは、どんどん前倒し!
出し惜しみしない「勇気」!!

脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
出し惜しみしないっていうのは、「勇気」です。

人間、何とかなるもんですよ!

僕は、「自分の力を信じなさい」って、みんなに言いたい!

たとえネタを取っておいても、それまでの回がツマらなければ、視聴者は観るのをやめてしまうし、戻ってこない。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
でも、最終回までのネタや展開などは、一応、決まってるんですよね?

もしかして、決まってないんですか!?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
だいたいは、決まっています!

でも、詳しい中身は決まってません。

だいたいの方が、面白い!

すべて決まっていると、型にハメて書いてしまうので、面白くなくなってしまうんです。
ドラマで披露した、カホコのコスプレ姿の数々!中でも「お坊さんは、やった事がないからやりたい!」と高畑充希さん本人からの強い希望で実現した!!

脚本家・遊川和彦のモットーは
「明日の自分に期待する!」
まだ8話の展開が、どうなるか分からない!?

栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
視聴者の反応を見て、変えていくという事ですか?
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
そういうのもあるけど…先ほど話したように、6話でやろうと思っていたネタを4話前倒ししたりするので、書いていくうちに、どんどん違う展開になっていきます!

でも、その方がいいなと思える!!

最近、「今日の自分と、明日の自分は違うんだ!」と分かったんです。

「今日にこだわらずに、明日の自分に委ねよう!」

「明日の自分に、期待しよう!!」
という勇気を持つ事です。

だから、実は…まだ8話がどうなるか分からないんです(笑)。
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
え!そうなんですか!?

今週、8(水)に第5話がOAですよね。そして今、第6話を撮影中!

でも、まだ第8話の脚本が完成していない…ますます、今後の展開が楽しみです!
脚本家・遊川和彦さん
脚本家・遊川和彦さん
期待してください!
栗原プロデューサー
栗原プロデューサー
今日は、ありがとうございました!!
史上最強の箱入り娘・カホコ(高畑充希)は、「家族の危機」を救えるのか!?麦野くん(竹内涼真)との「恋」は実るのか!?

話題の 水ドラ『過保護のカホコ』は、毎週水曜よる10時から絶賛放送中!

脚本家・遊川和彦ワールドが楽しめるので、まだ観てない方は、ぜひ一度ご覧ください!!

Yahoo!ロコココフラン ウイング新橋店
住所
東京都港区新橋2丁目20

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アクセス
新橋駅[JR汐留口(銀座方面北側口)]から徒歩約1分
新橋駅[JR銀座口]から徒歩約1分
新橋駅[ゆりかもめ1A]から徒歩約1分
電話
03-3572-2712
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

Yahoo!ロコとんかつ まい泉 青山本店
住所
東京都渋谷区神宮前4-8-5

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アクセス
表参道駅[A2]から徒歩約3分
明治神宮前駅[エレベータ]から徒歩約8分
外苑前駅[3]から徒歩約8分
電話
03-3470-0071
営業時間
11:00~22:45(L.O.22:00)
定休日
なし
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

この記事を書いたライター情報

栗原 甚

栗原 甚

日本テレビ・ドラマプロデューサー

日本テレビ 制作局 演出・プロデューサー。今まで数多くの人気バラエティー番組を手掛け、2013年からドラマ制作も兼任。独創的かつ常識破りの企画で、毎回視聴者を虜にする有名クリエイター。最近では、伝説のギャグ漫画『天才バカボン』を実写ドラマ化し、話題を呼んだ。

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