「山の日と言えば、山盛りグルメ! 登らなくても食えばいい!」と、山の日を曲解するメガ盛りライター・小山田滝音が、山盛りグルメを提供しているサービスエリアを突撃。夏のレジャーシーズン、おでかけの途中にぜひ味わいたい山盛りメシを食べ巡ってきた!
Yahoo!ライフマガジン編集部
「そこに山盛りグルメがあるから」
かの登山家、ジョージ・マロリーは「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われて「そこに山(エベレスト)があるから」と語った。一方、ライターの小山田は言う。なぜ君はそんなに盛られたメシを食うのか。「そこに山盛りグルメがあるから」と。
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「こんにちは、ライターの小山田滝音です。今日もハラ減ってます。さて、今回はサービスエリアで提供している山盛りグルメを巡ります。さあ、今からグルメ登山に出発です」
第一の山.「15枚のヒレカツを乗せた丼」
都心から約1時間。まず小山田がやってきたのは、館山自動車道 市原サービスエリア下り線「BOSO FUN CLUB」内にある「まんぷく食堂豚屋」。市原サービスエリア自体が2014年にリニューアルされ、リゾート地を彷彿する造りになったそう。
まんぷく食堂豚屋が山盛りグルメを提供し始めたのは今から約2年半前。なんでも、インパクトのある商品を出したかったとか。ではさっそくご紹介しよう。
どんっ!
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「で、でかい…。この器。優勝力士が傾ける盃くらいの大きさがあるんじゃないでしょうか。とりあえずヒレカツの枚数を数えて見ましょう。1まーい、2まーい、3まーい……じゅ、15枚!?」
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「まずはヒレカツからいただきます。(一口食べて)うん、美味しい。とてもサクサクで、やわらかくて食べやすいですね」
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「うっぷ。ヒレカツですが、ソースの味が濃くなくあっさりしすぎずでちょうどいい感じでしたね。キャベツ&ご飯がまたそのヒレカツの濃さと絶妙にマッチしていて、意外といけました。たらふくいただきまして、まさに朝飯前って感じっすな。さあ次へ行こう!」
第 2の山.「筑波山に見せたご飯盛りカレー」
市原サービスエリアから移動すること約1時間30分。続いて小山田がやってきたのは、常磐自動車道 Pasar守谷上り線にある「COOKBARN」だ。
ここで提供しているメニューが「筑波山メガ盛りカレー」(1480円)。早速ご覧いただこう。
どんっ!
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「これ、ご飯だけで950グラムですか(さっきも900グラムの米食べたんですが)。よし、気合い入れて登頂するぞ!」
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「カレーがとろっとろ! 味はちょっとスパイシー。牛肉がいい感じにアクセントになっていて、食べやすく仕上がっていますね。カレーの濃厚さとスパイシーさ、口触りの良さのバランスはクセになります。夏こそ食べたくなるような味わいです」
これだけ食べても健気に食レポをする小山田。実直な男である。
第3の山.「7本のエビが上に立った山盛り丼」
Pasar守谷サービスエリアを出発して、約1時間。小山田が最後にやってきたのは、東北道Pasar羽生サービスエリア内にあるかつ丼専門店「よ〜いDON」だ。
こちらで提供している山盛りメニューがこちら!
どんっ!
- ライター小山田
- ライター小山田
- 「うん、外はサックサク、中はプッリプリ。よく食べる一般的な海老フライよりもかなりやわらかくて食べやすいですね。尻尾まで美味しい。そして、このソースがまたいい感じで箸を進ませてくれます。ご飯と合うからどんどんイケちゃう!」
サービスエリアの運営を行っているネクセリア東日本株式会社・営業開発課の佐藤美菜さんによると、「サービスエリアの利用客には家族連れが多く、複数人で分け合って食べられるメニューを考える中で、さらに肉体労働をしている人やドライバーにもガッツリ食べてもらえるようにこうしたメニューが開発された」とのこと。話題性だけでなく、旅行の思い出に残るメニューを作りたいといった思いもあったとか。
実際に注文した客は、出てきた瞬間にその大きさに驚く人がほとんどで、写真撮影などをして楽しんでいるそう。店舗によっては今後、秋に向けて検討中のメニューもあるようなので、ぜひ新作にも期待したい。
というわけで、山の日である今日は、全国各地の山盛りグルメを味わってみるのはいかがだろう。暑くバテ気味になってしまうこの季節だからこそ、山盛りグルメがパワーを与えてくれるに違いない。
取材・文/小山田滝音
撮影/川村将貴