新旧「流しそうめん」を“繁栄の地”・京都で楽しんできた!

特集

「そうめん」が大好き!

2017/08/15

新旧「流しそうめん」を“繁栄の地”・京都で楽しんできた!

皆さん、流しそうめんはお好きですか?縦割りの青竹の中を流れる純白のそうめん。それはまさに食とレジャーを兼ね備えた“夏の風物詩”。しかし、イベントなどでは見かけるものの、家庭で行うのは少し面倒くもあります。そこで今回はお家でできちゃうお気軽流しそうめんを専門家と実践してきました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

取材したのはこのひと

鼻毛の森

不審者じゃありません

紆余曲折の末、絶妙な言葉「遊び」で残念な歌詞をつづる「現実的すぎる」J-POPに流れ着いた「理想論撲滅ソング」専門のシンガーソングライター。「大門素麺」の地、富山県砺波市出身で現在は(石川県)金沢在住。

話題の「そうめんスライダー」を話題の「世界流しそうめん協会」会長と

竹林なう。この中の1本ぐらいに「姫」がいてもなんら不自然ではありません
鼻毛
鼻毛
どうも。基本“流し”での演奏活動は行っていないシンガーソングライター、鼻毛の森です。この度、地元・金沢から京都へやってきました。竹林が生い茂る大自然と近代的なベッドタウンが混在する木津川市南部へと(琵琶湖経由で)流れ着きました。夏の定番、流しそうめんを世界中のどこよりも楽しめる環境があるということで。
流しそうめんってシンプルがゆえに風情たっぷりですよね
鼻毛
鼻毛
さて、なぜここ(木津川)なのか。実は流しそうめんの(レーン長)ギネス記録にチャレンジする取り組みや専門家としてのメディア露出などで近年の流しそうめんブームを牽引する「   
世界流しそうめん協会」会長・上田悠貴さんの出身地&活動拠点がこちらだからなのです!実際に彼の活動で触発されてか、近年は全国各地での関連イベントが増えており、関連グッズの売り上げも全体的に伸びているそうで。“発祥の地”ではありませんが、あえていうなら“繁栄の地”…まあ、結局こじつけなんですけどね!

待ち合わせ場所にやってきました

廃校となった小学校を再利用する形で昨年オープンした「うめだにカフェ」。コーヒー(HOT・ICE)などドリンクメニューはほぼ税込200円の店!いつの時代だ
鼻毛
鼻毛
上田さんが待ち合わせに指定した場所に来ました。かつては小学校で、昨年までは公民館として使用されていたというまさに地元民の集いの場。こんなノスタルジックな空間で夏の風物詩「流しそうめん」を楽しめるなんて最高ですね!

流しそうめんグッズを担いで来た

ウッス
鼻毛
鼻毛
雰囲気的には“青竹レーン”使用の本格流しそうめんがぴったりなのですが、今回の企画は“誰でも”、“気軽に” 楽しめる“いまどき”の流しそうめんのご提案が最大のミッション。

そこで、今回使用するのはこちらのグッズ!

「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」!!

標準価格1万6800円(税別)の豪華版。ぱっと見、そうめん専用とは思えません

タカラトミーアーツが『東京サマーランド』のスライダープールをモチーフに、サマーランド監修のもとつくったそうめん専用スライダーです。従来の「流しそうめんマシン」(※ぐるぐるまわるやつ)を圧倒する全長5メートルのジャンボっぷり。全国のおもちゃ屋さんで買えるというこちら(※AMAZONなどネットショップでも買えます)・・・思いっきり童心に帰れますね!

というわけで、世界流しそうめん協会の上田会長 ご登場

青竹を想起させるカラーの協会シャツを着て登場

上田さんは、もとより京都の特産でもある竹の未来を考察するNPO法人で代表を務めています。2012年の「世界流しそうめん協会」を発足した理由も、竹の需要拡大目的だったそう。本来は「竹の人」だったのですが、今やすっかり「流しそうめんの人」として認知されている様子で、手段と目的の逆転劇が彼の“人生という舞台”の中で繰り広げられています。

鼻毛
鼻毛
せっかくの環境なのに、竹不使用(※オールプラスチック製)ですみません!
上田さん
上田さん
いえいえ、この「そうめんスライダー」は、協会公認(※)のものですから大歓迎ですよ!

※今年から「世界流しそうめん協会」の公認グッズに認定されたそうです。

実用性と遊び心を追求した細かすぎるディティール
上田さん
上田さん
見てくださいよ。各パーツの無駄のない結合部と(竹では実現できない)自由な曲線美。とはいえ、レーンには竹の節目もしっかりと再現してあって、(タカラトミーアーツ社の)竹に対する敬意を感じます。だからこそ僕も公認を出したんですよ!
鼻毛
鼻毛
すみません。(マニアックな視点で)そこまで考えてみてませんでした!
昭和レトロな旧校舎とそうめんスライダーは見事にミスマッチ!

流しそうめん行事(もちろん竹のものを使用)を企画中(取材時)のカフェスタッフも、まるで黒船が来航したかのような好奇心で最新機材を見つめます。

「もう、片付けも楽だしこれでいいじゃん!」なんて声も。

なお、そうめんスライダーは最下層まで流れた水をモーターポンプで汲み上げ、電池(単2電池2本)が持ちこたえる限り循環し続ける高効率なマシン。一切の無駄がない作りで、心置きなく流しそうめんに集中できるというものですね。

“さあ、スライダーの頂から、いよいよ麺がスタートを切りました!”

そんな実況が脳内に鳴り響く中、記者(鼻毛の森)が、人生初の流しそうめん(キャッチ)に挑みます!

青く、半透明なレーンには清涼感も

複雑なコースではあるものの、半透明のレーンで見通しはよく、流れるタイミングも掴めました!つけ汁を片手に準備も万端!利き腕が下部に向かせるのがコツなので流れに向かって左側にポジション取りします。迫ってきました!たっぷりの流水にさらされたツヤッツヤのそうめんが!!

鼻毛
鼻毛
さあ、僕の箸に飛び込んでおいで!

(落とし穴に)ドボン!

本来はコースを短縮するための開閉扉です

ほげっ。

突然いなくなると頭の中が真っ白になるものです
鼻毛
鼻毛
消えた…(泣)。

麺の流れにとらわれ過ぎた結果、目下の確認がおろそかになり、コース短縮用の扉が開かれているトラップにも気づかず、箸で掴む目前で流れ落ちた麺…その見失い方はまるで過去の恋愛のようです(笑)。どうやら最先端の「流しそうめん」は、遊び(いたずら)心にも溢れすぎているみたい。

お水は徐々に麺で濁るので取り替えましょう

「流しそうめん」が「お流れそうめん」になった形となりましたが、もちろん食べ物を粗末にしているわけではありません。全ての麺は最下部のプールに大集合するので、あとからゆっくりいただけるのです。

※溜めすぎと食べすぎには要注意です。

うめだにCAFÉ
住所:京都府木津川市梅谷池ノ谷
電話:080-4566-9555
営業:11:00~15:00(貸し切り・イベントなどでの時間外営業あり)
定休:日~水曜

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

気が変わったので…本来の流しそうめんも体験!

大通り沿いの住宅地からちょっと進んだらものすごい山里に
鼻毛
鼻毛
流しそうめん、楽しいですね!せっかくなので本格的なのもやりたいです!
上田さん
上田さん
でしたら、近くに工房があるので寄って行ってください!

生涯初の流しそうめんに感動した記者は、昔ながらの「竹レーン」を製造する竹公房(木津川市)に連れて行ってもらいました。

のどかな田園風景、その小高い丘に佇む工房は、上田さんら地元の竹作家でシェアされており、販売用の「流しそうめんセット」のみならず趣味の工芸作品まで様々な竹細工が創作されています。

職業作家からアマチュアまでが集う工房には竹の芳香が充満
竹カップは、料亭のスイーツ用としても重宝されるそう。贅沢!

こちらで製作されている竹製の流しそうめんセットは、1.5メートルずつ分割販売される専用レーン(1,500円/税込※セットがお得)や、それらを支える足(1,500円/税込)、さらにはつゆ用の「竹カップ」(350円/税込)まで、青竹からの削り出しで一つひとつ手作りしているそう。

ただ、竹は水分に触れると腐食リスクがあるので、1回限りの使用を薦めているのだとか。一度しか使用されない特別なレーンで味わう流しそうめん。これは「そうめんスライダー」が極めたエンターテイメント要素とも一味違う、かけがえのない思い出を提供してくれそうです。

それでは実食!

この日一日を過ごした2人の絆が試される瞬間です
鼻毛
鼻毛
さあ、落とし穴がないことは確認済みだ(笑)。いつでも流してらっしゃい!

後方に受け用バケツは用意するものの、水もそうめんも一発勝負のかけ流し。流す人間と流される人間の高度な“阿吽の呼吸”が求められます。要領は「そうめんスライダー」と同じ。箸を持つ利き手を後方に構え、流れるそうめんを真正面で受け止める。さあ、麺が流れました!

ど真ん中ストレートで投じられた麺が迫ります

とったどー

キャッチが出来て当たり前のプレッシャーを克服しました
鼻毛
鼻毛
できた!僕にもできたよ!(箸の持ち方は微妙だけど)

麺のみならず、上田さんの「流しそうめん」への情熱ごと受け止めた気分…この瞬間、上田さんとの距離もぐっと縮まった感覚を覚えましたとさ。

結論!時代を問わず、流しそうめんは楽しい!

プラスチック製の青竹レーンは妙にリアル!

お気軽に自宅で流しそうめんを楽しみたいなら「そうめんスライダー」のようなグッズを。庭などスペースに余裕があり、もう少し本格的に楽しみたいなら竹製レーンの“オールドスタイル”を。流しそうめんの新旧(プラスチックVS竹)対決は、結論として「選択肢が増えるっていいもんだね!」としか言いようがありません(笑)。

上田さん
上田さん
ちなみに、青竹の代わりに使うなんちゃってレーン(プラスチック製)も売れてるですよ!足は竹製のままでの販売になりますけど。足は水にぬれてもさほど問題ありませんから!

そんなイイとこどりの折衷案もあるんですね! もうこれはTPOにあわせてやるしかありません。 
全体の市場が伸び盛りで楽しみ方選も増え続ける「流しそうめん」、是非お好きなスタイルからお試しくださいね!

取材・文・写真 鼻毛の森

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES