新橋のサラリーマンが愛するスタミナ丼3軒は茶色の“肉い”ヤツ

新橋のサラリーマンが愛するスタミナ丼3軒は茶色の“肉い”ヤツ

2017/08/17

サラリーマンが働く場所として一番にイメージするのは、やはりメディアでも多く取り上げられる新橋。働く男が集まる新橋なら、スタミナ丼がたくさんあるはず! そんな新橋のサラリーマンが集う、ランチにオススメのスタミナ丼3軒を紹介します!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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憧れの新橋に赴き、サラリーマンコスプレで実食レポ

ライター業をするようになり10数年が経った、アラフォーライターの嶌村(しまむら)です。普段は職業柄、スーツ、シャツ、革靴をほとんど使うことがないだけに、同じ働く男として、新橋で汗水たらして働くサラリーマンの姿にはどこか憧れの気持ちがあります。

そこで舞い込んだ今回の新橋企画。普段はカジュアルな服装で働いているけど、シャツと革靴を着用、ビジネスバッグを持って“サラリーマンコスプレ”で取材に行ってきました。

普段はカジュアルな服装(写真左)で働いていますが、今回はビシッと決めて新橋へ

コスプレだけでなく、事前に“ビジネス漫画”の代表格でもある「課長 島●●」を読んで勉強(漫画の島さんはかなりモテモテです)。そこで私も名前に嶌(これで「しま」と読みます)がつくので、無理矢理ですが…「サラリーマンしま」になりきり、いざ新橋へ!

当日は、朝9時からの取材。通勤ラッシュに巻き込まれながらも到着。これが毎日…新橋のサラリーマン、尊敬します

新橋のサラリーマンが愛するスタミナ丼3選

1.岡むら屋 新橋店の「デラ肉めし」
2.豚大学の「豚丼」
3.肉食酒場 らいどんの「みっくす丼」


1.岡むら屋 新橋店の「デラ肉めし」

店は新橋駅烏森口すぐのニュー新橋ビルの1Fにある

幕末と明治初期に生まれた「牛鍋」をイメージした牛丼がコンセプト。“かっぱ”と呼ばれる部位のスジ肉を、味噌などが入った醤油ベースのタレで煮込み、それをご飯にかけたものが「肉めし」490円だ。店主の早川正輝さんにオススメを聞いたところ、「肉めしにダイコンと卵がのった『デラ肉めし』が人気ですよ」とのことなので、そちらを注文することに。

\サラリーマンが愛するスタミナ丼はコレ/
「デラ肉めし」590円

「デラ肉めし」590円は、肉、コンニャク、タマネギ、卵、豆腐、ダイコンなど、多彩な具材が入る
ダイコンがかなり目立つが、まずはお肉からパクリ
サラリーマンしま
サラリーマンしま
肉は脂がトロリとした食感で、身はしっかりと歯応えがあります。コンニャクも柔らかく、ダイコンも味が染み込んでいますね。味噌を利かせたタレもパンチがあり、濃厚な味わいです」
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「かっぱと呼ばれるスジ肉は牛バラよりドシッと来る感じで、腹持ちがいいと思います。この肉は安くはないので、正直今の価格はギリギリのライン…。でも近くにライバル店も多く、そこより少ないと絶対思われたくないので、価格とボリュームに自信があります!」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「どの具材もしっかりと煮込まれていましたが、何時間煮込んでいますか?」
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「5時間ぐらい煮込んでいます。肉が柔らかくなるまで時間がかかるんですよね。長時間煮込むことで脂がほどよく落ちて、脂の甘味も感じられると思います」

\ココにこだわり/

肉はタマネギやコンニャクなどを一緒に煮込む
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「煮込んでいるタレの中には、ニンニクやショウガも溶け込んでいるので、スタミナ効果は抜群です! 定温調理で煮込み、ある程度のところで火を弱めて、余熱で火を通していきます。昔はダイコンの形も違いましたが、今の形がほどよく染み込んでいくんですよね」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「試行錯誤しながら今の味が完成したんですね。それはサラリーマンとしても勉強になります」
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「…そうですか。しかもこの丼は、全国丼グランプリで2年連続1位にも輝きました。これが一番人気ですが、同じくらい人気なのが『牛しゃぶ すきめし』です」

\2杯目いくならコレ!/

「牛しゃぶ すきめし」740円。肉の下には、ご飯と豆腐も入っている
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「これはビジュアルもすごいですね。(試食)。食べても食べても肉が減りませんが、これは何gの肉を使っていますか?」
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「140gです。下にあるご飯が余らない量を計算して、このグラム数にしました」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「肉をガツッと食べている感じで、タレの味噌がほんのり効いています。卵も好きなタイミングで投入できますね」
店主の早川正輝さん
店主の早川正輝さん
「肉は牛モモ肉のスライスなので、食べ応えがあるはず。バラより肉本来のうまさを堪能できます」
新橋が本店で、秋葉原にも支店がある
満足そうな表情で店を出るサラリーマンしま

店主が「隣の『台湾ぎょうざ本店』も系列店なので、そちらも今度来てください」とアピールするのを、ビジネスマンらしく大人の対応でかわすサラリーマンしま(店主の早川さん、すいません)。お店は30~50代のサラリーマンが主流で、中でも30~40代が多いそう。「肉めし」ならワンコインで食べられ、さらに腹持ちもいいので、お給料前のランチはここがオススメです。

※星が5個で満点

岡むら屋 新橋店

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


2.豚大学の「豚丼」

「岡むら屋 新橋店」と同じニュー新橋ビル内にある「豚大学」

取材で訪れた時間は16時だったが、店内はほぼ満席状態の人気店。この店のメニューはシンプルに豚丼のみで、小500円、中650円、大810円、特大1020円にトッピングやセットがあるだけだ。ワンコインで食べられるのはかなりお得だなと思いつつ、今回はスタミナ丼特集なので、「特大」を迷わずオーダー。

\サラリーマンが愛するスタミナ丼はコレ/
「豚丼(特大)」1020円

「豚丼(特大)」は直径20cm、肉300g+ご飯700gの総重量1㎏オーバー
肉を1枚とってもまだご飯が見えない…。ちなみに肉の量は、特大は上記の通りで、小120g、中180g、大240gも使っており、かなりボリューミー
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「豚肉が香ばしくて柔らかい! ご飯にもしっかりタレが染み込んでいますね。これがいわゆる秘伝のタレですか?(やや得意げ)」
店主の岸本俊さん
店主の岸本俊さん
「…そうです。創業時から継ぎ足しているタレですね。注文を受けてからタレをつけて焼き、もう一度タレをつけてしっかり焼くことで、肉にしっかり味がつきます」

\ココにこだわり/

手前にあるのが秘伝のタレ。甘辛い味でくせになる
店主の岸本俊さん
店主の岸本俊さん
「何が入っているかはあまり言いたくありませんが、ニンニクは入っています。焼く時は、強めの火力で炙り、香ばしさを出すため、あえて焦げ目がつくように焼いています。ただ、焼き過ぎると肉が硬くなるので、その焼き加減が難しいんです」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「なるほど。ビジネス的な側面からもタレの作り方は企業秘密なんですね。焼く時のタレとご飯のタレは同じものですか?」
店主の岸本俊さん
店主の岸本俊さん
「えっ、…ええそうです。タレ自体は同じですが、それぞれ分けて使っています。焼く用のタレは落ちた脂で、ご飯の味が濃くなってしまうので。あと、うちのご飯は水分が多めなんです。タレをかけてもご飯がまとまって箸でとりやすいように工夫しています」

\トッピングするならコレ!/

さらなるスタミナアップを目指して「スタミナ大学セット」260円を追加!
サラリーマンしま
サラリーマンしま
ニンニクチップはタレと異常に合いますね。かなりご飯が進みました。食感もおもしろいし、タレのコクと甘味が引き立ちます。キムチはちょっとさっぱりになるし、はまろやかになり、食べながら味変を楽しんじゃいました」
店主の岸本俊さん
店主の岸本俊さん
「トッピングは『半熟卵』110円が圧倒的に人気ですね。個人的には『さっぱり大学セット』240円がオススメです。僕がネギを好きなのもあるんですが、ネギでさっぱりするし、味噌汁と定番の半熟卵も付いています」

ちなみに丼の中央にのっているのは、菜の花。「丼の見た目が茶色なので色味のアクセントと、牛丼でいう紅ショウガのような口直しの効果もあります」(岸本さん)。

豚丼の小に半熟卵と味噌汁が付いた「豚丼セット」640円が一番人気。そのほかのサイズは量が多いので、セットや単品のトッピングをうまく活用しながら、好みに合わせて自分なりの食べ方を見つけたいところです。

「ごちそうさまでした!」と店を出る、サラリーマンしま。しかし「豚丼(特大)」の破壊力はスゴかった…
※星が5個で満点

豚大学

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


3.肉食酒場 らいどんの「みっくす丼」

お店はビルの地下にあり、虎ノ門の駅からも近い

2014年7月にオープンした店は、ホルモンや焼肉などのリーズナブルな肉料理がウリの肉酒場。店名の「らいどん」には、「肉食と言えばライオン。そして、ライドオン=流れにのる、前に進むイメージから、私が造語でつけました」(店主の石井亮三さん)。ここのランチでオススメなのが、6食限定の「みっくす丼」だ。さっそくライドオン!

\サラリーマンが愛するスタミナ丼はコレ/
「みっくす丼」780円

「みっくす丼」は、そのほかのランチ「ぶた丼」「うし丼」「とり丼」(すべて780円)の肉が入ったなんとも贅沢な一杯
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「いろいろな料理をちょっとずつ食べたい派なので、僕ならこれを頼みます」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「『みっくす丼』の豚肉は角煮ですが、鶏と牛は炭火で焼いています。香ばしさがあるとないでは全然違いますから」
丼だけでなく、サラダ、豆腐などの小鉢がいっぱい!

\ココにこだわり/

マーボー豆腐、サラダ、冷ややっこ、きんぴらごぼう、キムチ、味噌汁が付いて780円はお得
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「こんなに小鉢が付くなんて、かなり贅沢&ボリューミーですね。特にマーボー豆腐は、パンチのある辛さで、挽き肉がプリプリ食感でかなりうまかったです」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「3種の肉を合体しただけではつまらないかと思い、マーボー豆腐も付けました。これが付くのは『みっくす丼』だけなので、お得感も出るでしょ」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「なるほど、お得感もあるから『みっくす丼』は限定6食なんですね。丼の肉はもちろんですが、これだけ小鉢があればバランスのいい食事ができますね。普段はコンビニ弁当ばかりなので、かなり助かります。お得感の出し方、バランスの良さはかなり人を惹きつけますね、(ふむふむと頷きながら)ビジネスの勉強にもなります」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「…。それはよろしいことで…」
さっそくいただきます。見よ、この豚の角煮のこのブ厚さ!
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「豚の角煮はめっちゃ柔らかい。口の中でとろける感じです」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「豚の角煮は、旨味を閉じ込めるため、まず一回油で揚げます。そのあと、蒸し器で3時間ぐらい蒸すことで、余計な脂を落とし、肉も柔らかくなるんです」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「牛肉は肉に味がしっかり染み込んでいますね。さらに、炭火で焼いているから香ばしい。個人的には鶏肉が一番おいしかったです。塩加減が絶妙でした」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「塩はヒマラヤ産のピンク岩塩を使っていて、ミネラルも豊富です。単品の『とり丼』は、カツオダシのスープが付き、お茶漬け風にするのもおいしいですよ」

\2杯目いくならコレ!/

「うし丼」は、牛のバラ肉とキムチがのり、見るからにスタミナ飯
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「『うし丼』は、ご飯と混ぜてビビンバ風に食べるのもオススメです」
サラリーマンしま
サラリーマンしま
「丼の肉だけでなく、小鉢も一つ一つ丁寧に作られている印象を受けました。それほど全部がうまかったです」
店主の石井亮三さん
店主の石井亮三さん
「アルバイトを含めると料理歴20年以上になるので、そう言ってもらえてうれしいです。うし丼のタレも自家製で作っていますし、前職の時に信頼する肉業者と知り合えたのもあり、いい肉が入るようになりましたね」
個人経営のこぢんまりとしたお店。「日常使いしてくれるお客さんが多いです」(石井さん)

「ご飯は大盛り無料で、スープもお代わりできるので、ガッツリ食べたい人はぜひ」と店主が語る通り、ボリュームはもちろん、本格的な肉料理が味わえる上に小鉢も豊富と、サラリーマンしま的に文句なしの一品でした。店主の石井さんはシャイな方なので顔出しはNGでしたが、ぜひお店で顔と料理の腕前を確認してみてください。

限定6食の「みっくす丼」が売り切れた時は、「とり丼」を食べようと思いながら帰るサラリーマンしまでした
※星が5個で満点

肉食酒場 らいどん

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


3軒のスタミナ丼を食べてパワーが沸いてきた&多くのことを学んだこともあり、思わずガッツポーズをするサラリーマンしま

憧れの新橋のサラリーマンになりきって、3軒の実食を終えた今回の取材。日々進化する「岡村屋 新橋店」、タレにこだわる「豚大学」、丼だけでなく小鉢が豊富な「肉食酒場 らいどん」など、味はもちろん、どのお店もサラリーマン的にも勉強になりました。

次にサラリーマンしまが現れるのは、あなたの街かもしれない(たぶん今回が最後)。

新橋の駅前は比較的チェーン店が多いが、1本路地を入ると個人経営の店が連なる

取材メモ/取材で久しぶりに訪れた新橋。当然ながら女性の姿もあるが、駅周辺はサラリーマンであふれていました。新橋特有の街並、雰囲気、匂いはいつまでも変わってほしくないなと思う今日この頃です。

取材・文=嶌村優(エンターバンク)、撮影=角田幸也

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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