東京別視点ガイド・松澤氏厳選!北関東ベスト「珍スポット」3選

特集

きょうは「冒険家の日」。ドキドキ体験、してみる?

2017/08/30

東京別視点ガイド・松澤氏厳選!北関東ベスト「珍スポット」3選

全国津々浦々に点在する奇妙な“珍スポット”。そんな一風変わった場所やイベントを紹介するサイト「東京別視点ガイド」の代表・松澤茂信さんが、北関東の「俺的珍スポットベスト3」を紹介。行くのにちょっぴり勇気が必要な、摩訶不思議なアドベンチャーへGO!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

\教えてくれたのはこの人!/
「東京別視点ガイド」代表 松澤茂信さん

珍スポットで集めたグッズや写真が所狭しと並ぶ、「東京別視点ガイド」の事務所で、淡々と、そして真剣に珍スポットの魅力を語る松澤さん
松澤茂信さん

松澤茂信さん

「東京別視点ガイド」代表

珍スポットの魅力は“自由な生き様”にあり!?

日本国内のみならずアジア各国にも足を伸ばし、貪欲に珍スポットを探し続けている松澤さん。なんと、今まで行った珍スポットの数は約1500カ所にものぼるそう。

松澤さん
松澤さん
「珍スポットの中でも、特にその施設の人が面白いところが好きですね。根っから変わっている人ももちろんいるのですが、実はそうじゃない人も多い。正気の判断で狂気の道を歩んでいるんですよね。珍スポットの人たちを見ていると、『こういう生き方をしてもいいんだな』と思えるんです」

今回は北関東に絞って、松澤さんオススメの珍スポットを教えてもらった。松澤さんの注目ポイントとともにご紹介!

\松澤さんの激オシ珍スポットベスト3/
1.珍宝館(群馬)
2.プラムの国(群馬)
3.岩下の新生姜ミュージアム(栃木)

1.珍宝館

伝説の性の語り部の軽妙なトークが炸裂

いわゆる秘宝館なのだが、一見しただけでは一般的にいわれるようないかがわしい雰囲気が感じられない。伊香保温泉に続く水沢通りに面している

まず松澤さんがオススメしてくれたのは、2500点以上の展示物が揃う珍宝館。自称・神の使いの館長兼マン長のちん子さんによるガイドが名物だ。

松澤さん
松澤さん
「秘宝館の館長は、“エロが大好きすぎるタイプ”と“ビジネスとしてやっている職人タイプ”がいるんです。ちん子さんは後者の職人タイプで、めちゃくちゃカッコいい人。行くとあだ名を付けてくれるのですが、僕は『こども店長』でした。もちろん展示自体も面白く、注目してほしいのは人の体に見える木を使った“自然木アート”ですね」

それではさっそく入館! この日はカップルや女の子のグループといった若者から、中年のご夫婦など幅広い年齢層のお客さんがひっきりなしに訪れていた。

まず出迎えてくれたのは庭にある夫婦石。なかなかのビッグサイズ!
全国の骨董品店から買い付けたという春画がずらり
どこからともなく現れたちん子館長。見学者たちを集め、唐突にガイドを始めた
ちん子さん
ちん子さん
「私が珍宝館の館長兼マン長の、ちん子と言います」

自己紹介から始まるトークは、メルトダウンやテポドン、最近話題の某国会議員の名前など時事に絡めた下ネタに次ぐ下ネタ! 客いじりもお手のもので「気を使わないで腰を使って」や「鼻の下は伸びているけどち◯こは短い」などの名言がバンバン飛び出し、笑いの渦に。ネタバレになるのでこれ以上は割愛するが、とにかく面白いのでぜひ生で聞いてほしい。ちなみに館長のガイドの時間は決まっておらず、お客さんが集まったら開催されるとのこと。

色紙を幾重にも重ねて作られている3D浮世絵。もはやアートだ
松澤さんオススメの自然木アート。珍宝館に来て感銘を受けた山師の方が作った作品なのだとか

これらの他にも、モンロー画で有名な鈴木信一氏の絵が揃う「マリリンモンローの部屋」や館長自ら拾い集めたという「珍石万石の部屋」など、さまざまな展示が。

始めは過激な下ネタにちょっぴりビックリしてしまうが、館長の軽快な語りは爆笑必至。訪れたらあだ名をつけてもらうのをお忘れなく!

珍宝館

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.プラムの国

のどかなプラム園にこだまする絶叫! その正体とは?

たわわに実ったプラムは、7月中旬〜9月上旬がシーズン
手作り感あふれる遊具がある広場。夏休み中ということもあってファミリーが多く訪れていた

珍宝館と同じく群馬県のみなかみ町にあるプラムの国は、プラム狩りが楽しめる農園。プラム狩りのほかにも遊具があるスペースやうさぎ小屋など、アクティビティが充実。そんなプラムの国のどこが珍スポット?

松澤さん
松澤さん
「プラム狩りができる農園なのですが、“恐怖の洞窟”というご主人が手作りした洞窟があるんです。その中がちょっとしたお化け屋敷になっていて、気がつくか気がつかないレベルで何かが揺れたりする感じがチープで良い。洞窟の最後に『握手をしてください』と手が伸びているのですが、それと握手をすると……」

握手をすると何が起きるのか気になる! ということで、いざ恐怖の洞窟へ。

木々が生い茂る中に恐怖の洞窟の入り口が。あまり怖くなさそう……
中は真っ暗で空気がひんやり! 想像以上に怖い

照明が少ないため洞窟内は真っ暗で、仕掛けが見えない……! しかし、我々の後に入ってきた子どもたちの絶叫が響き、ちょっぴり怖いムードに。ちびっこには良い刺激のようだ。

お経が聞こえると思ったら生首がドラム缶にプカプカ。エアーポンプが入っていて、生首が微妙に動くのがホラー
いよいよドキドキのクライマックス。握手をしてみると……何も起きない!
優しい注意書き。出口はかなり狭いので、服が汚れるのが心配な人は引き返すのがおすすめだ
プラムの国のご主人・大平眞一郎さん

プラムの国のご主人・大平眞一郎さんがこの洞窟を作ったのは約35年前のこと。「何かに使える」と思い作ったそうだが、10年は活用していなかったそう。そしてプラム園を始めることをなったときに、お化け屋敷にすることを思いついたのだとか。

大平さん
大平さん
「プラムのシーズンが夏なので、そのときに楽しんでもらうならお化け屋敷だろう、と思いつきました。コンセプトは特にないですね! 日本と外国とごちゃまぜ。もらったり拾ったりして集めたマネキンで手作りしました」

入園料だけでプラム狩り(しかもみずみずしくておいしい!)から恐怖の洞窟まですべて楽しめるので、とってもお得。プラムのシーズン以降は週末のみの開園なので、秋の行楽に行ってみては?

プラムの国

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.岩下の新生姜ミュージアム

新生姜のピンクがキュートなおいしい施設

栃木県栃木市にあるこちらはカフェやミュージアムショップも併設。ここでしか食べられない&買えないものがたくさん(写真提供:岩下食品株式会社)

誰もが一度は食べたことがあるピンクのお漬け物「岩下の新生姜」を素材に、多彩な展示物を集めたミュージアム。2015年のオープン以来、そのユニークさから人気に。

松澤さん
松澤さん
「企業でここまでやるか! というほどぶっ飛んだ展示が揃っているのが魅力。巨大な顔ハメや電流イライラ棒のようなゲームなどが面白いですよ。また、擬人化した新生姜の部屋があるのですが、そこにある本棚の中身も新生姜に絡めた内容。小ネタもぬかりないんです」
全高5メートルもある新生姜ヘッド。開催イベントによってはプロジェクションマッピングの投影が行われることも(写真提供:岩下食品株式会社)
松澤さんおすすめの新生姜の部屋の本棚には『ジンジャー鉄道の夜』や『吾輩は生姜である』などの人気作(?!)が並ぶ(写真提供:岩下食品株式会社)
電流イライラ棒を彷彿とさせるジンジャー・ツアーズ。「1分以内にクリアしないといけないんですが、難易度が高くて全然できないんですよ」と松澤さん(写真提供:岩下食品株式会社)

これらのユニークな展示だけでなく、1987年発売以来の歴代パッケージを張り出したギャラリーや誕生物語、岩下の新生姜を作る上でのこだわりを紹介するブースなど、ミュージアムらしいコーナーも。

元々は、岩下食品の先代の社長が所有していた美術品のコレクションを展示していた美術館「岩下記念館」だったそう。そのため、外観や庭園に美術館時代の名残が所々にあるので、そちらにも注目したい。

狛犬、ならぬコマシカのツノも新生姜と芸が細かい。隠れた新生姜を探しながら巡るのも楽しそうだ(写真提供:岩下食品株式会社)

岩下の新生姜ミュージアム

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材メモ/珍スポットというとチープなイメージがあったけれど(すみません!)、知れば知るほど作っている人たちの「お客さんを楽しませたい」という思いがとっても強いことが伝わってきて、胸にジンとくるものがありました。

取材・文/河島まりあ 撮影/延藤 学

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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