竹原港からフェリーで垂水港または白水港へ。そこから車で約15分~20分の位置にあるのが「きのえ温泉ホテル清風館」。大崎上島はブルーベリーの産地で有名な島で、最近は映画のロケや広島県が発行したフリーペーパー「カンパイ! 広島県広島秘境ツアーズ」の撮影場所にもなりました。
Yahoo!ライフマガジン編集部
穏やかな瀬戸内海を眺めながらリラックス
温暖な気候に恵まれた大崎上島ではブルーベリーやレモンなど柑橘(かんきつ)の農業が盛ん。また、200年以上続く伝統行事「櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)」が見られる7月下旬~8月上旬には多くの観光客で賑わいます。また昨年、大崎上島町に初めて観光案内所「風まちの時間」もオープンし、島をより一層盛り上げています! そんな魅力あふれる島で絶景を眺めながらゆったり温泉を楽しむなら「きのえ温泉ホテル清風館」。どんな温泉と景色が待っているのでしょうか? 楽しみです。
- ライター篠原
- ライター篠原
- 「こんにちは! ライターの篠原ゆきと申します。広島在住ですが、大崎上島へ行くのは今回が初めてです。記念に映画の撮影でも使われたという場所でパシャリ。満足したところで、『きのえ温泉ホテル清風館』へ行ってきます!」
絶景露天風呂の「きのえ温泉ホテル清風館」へ
平成6年にオープンした「きのえ温泉ホテル清風館」は、小高い地形を生かしたロケーション抜群の温泉と全ての部屋から海が望めるオーシャンビューの客室、瀬戸内海で採れた新鮮な海の幸が堪能できる人気のホテル。そんな人気ホテルの温泉が日帰りでも利用できるなんてうれしい限りです。男湯、女湯は固定されていてそれぞれの露天風呂からは瀬戸内の多島美が眼下に広がります。露天風呂の浴槽が2つあるのも特徴で、フェイスタオルは無料貸し出ししています。
広いロビーの大きな窓からも景色が綺麗に見えました。隣には「レストラン漁火」もあり、日帰りの方も食事(予約状況によっては難しい日もあるので事前に電話で確認を)が楽しめます。
- スタッフ田中さん
- スタッフ田中さん
- 「ようこそ。自慢の露天風呂は瀬戸内海の島々が大パノラマの景色で楽しめます。ゆっくり岩風呂につかって癒やされてください。泉質は塩化物冷鉱泉で塩分を含んだ泉質なので湯冷めしません。露天風呂からの景色は季節、気候、時間によって全く違う表情を見せてくれます」
まるで絵画のような景色!
風呂は男湯、女湯ともに内風呂が1つと、露天風呂が2つ。露天風呂の空間が広く、海側は大パノラマで瀬戸内海の景色が楽しめます。手前側の露天風呂は柱が額のような役割を果たしてまるで絵画のように。
- ライター篠原
- ライター篠原
- 「目の前を遮るものが全くないので、遠くの方までしっかり見えますね。露天風呂に設置された案内図と実際の島を重ねて見てみたりして楽しい時間になりました。さらに、景色だけじゃなく泉質にも注目ですね! 肌がしっとりして湯冷めしないのはうれしいです」
温泉をじっくり堪能した後は観光や食事を楽しんで大崎上島を満喫しよう! 日帰りの方はフェリーの最終時刻にくれぐれも遅れないように事前にチェックを!
- ライター篠原
- ライター篠原
- 「露天風呂からの景色は圧巻。海の向こうはもう愛媛県で、見えている島は全て愛媛県の島。晴れた日には石鎚連峰の尾根までくっきり見えるそうです。日帰り入浴だけもいいけど、瀬戸内海の島に来たのでせっかくなら海の幸も楽しむべき! 日帰り会食は4320円から各種プランが用意されているので次回はそちらを利用したいです!」
▼温泉DATA きのえ温泉 ホテル清風館▼
・泉質:塩化物冷鉱泉
・効能:神経痛、関節痛、冷え性、高血圧など
・風呂の種類:6種
・源泉風呂:なし
・露天風呂:有り
・入浴料(税込):700円 ※毎月5、15、25日は500円/日帰り会食プラン4,320円、6,480円、9,180円、10,800円
・駐車場情報:有り、50台
きのえ温泉 ホテル清風館
住所:広島県豊田郡大崎上島町沖浦1900
電話:0846-62-0555
営業時間:【日帰り温泉】10:30〜21:00
定休日:無休
- 口コミ・写真など
※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。
一度食べるとクセになる! がんすバーガー
「HOGALAKA」のがんすバーガー
今年で開店11年目のスーパー「パルディ」の中にあるパン屋「HOGALAKA」では、障がい者福祉施設「ふれあい工房」から来たスタッフさんたちが元気に働いています。軽バンでの移動販売も行っていて地元では有名店。老若男女から愛されているパン屋さんです。
1日4~5回を目安に焼き立てのパンが約30種類。惣菜パン、菓子パン、食パンなどいろいろなパンがありますが、名物はなんといっても「がんすバーガー」。ちなみにがんすとは、魚のすり身を平らにしてパン粉をまぶして揚げたもの。オープンして1年後に「大崎上島の名産品を活かしたハンバーガーを作りたい」と生まれたそう。「岡本醤油」の醤油で作ったタレに「相原かまぼこ店」のがんすをくぐらせて「HOGALAKA」のバンズで包んだご当地バーガー。醤油もがんすも、もちろん大崎上島産です。味はてりやき粒マスタード、てりやきマヨ、島レモンタルタルの3種類。季節によって大葉が入ったりレモンが入ったりするそうです。
大崎上島の恵みがギュッと詰まったハンバーガーですが出合えるのは週2回程度! だいたい木曜と土曜に店頭に並んでいることが多いので狙って訪れましょう。
- ライター篠原
- ライター篠原
- 「そもそも『がんす』は酒の肴にぴったりな食べ物。それを『パンではさむなんて!』と衝撃でしたが、見事にその衝撃を上回る美味しさでした! がんすバーガーはもちろん、もちもち食感の食パンも美味でした」
取材メモ/アクセスはフェリーのみの大崎上島。離島ならではの島時間を感じながらのんびり1日が過ぎていきました。「きのえ温泉ホテル清風館」の露天風呂から望む絶景はなによりの贅沢。リフレッシュにぴったりのスポットでした。
取材・文・撮影=篠原ゆき
TJ Hiroshima
毎月25日発行
2017年に40周年を迎えた広島のタウン情報誌。グルメ、レジャー、ファッションなど広島の街ネタなら何でもおまかせ! 巻頭特集が40ページ以上で読みごたえ十分。広島カープの選手インタビューも毎月掲載中。