まるでタイムスリップ! 歴史を感じる温泉、竹瓦温泉/大分

まるでタイムスリップ! 歴史を感じる温泉、竹瓦温泉/大分

2017/11/10

源泉数・湧出量が日本一を誇る大分県。中でも別府は数多くの温泉があり、日本三大温泉の一つとされている。今回は別府温泉を代表する「竹瓦温泉」をご紹介します。どっしりと構えた外観に、懐かしさあふれる内観や、名物「砂湯」など、長い歴史を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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昔懐かしいレトロ感たっぷりの竹瓦温泉

別府というとすぐに思い浮かぶのが温泉! 別府駅を下りるとすぐに手湯があったり、いたるところで湯けむりを見かけることかでき、日頃の疲れを癒やすのにぴったりなスポットです。
今回は、数多くある温泉の中で明治時代から続く、歴史ある「竹瓦温泉」を紹介。地元の人から観光客まで、多くの人から愛されている、別府のシンボル的浴場を紹介します!

別府駅に到着! 別府の観光開発に尽力した油屋熊八さんと一緒に
ライター豊久
ライター豊久
「『おんせん県おおいた』で生まれ育った『シティ情報おおいた』編集部員・豊久未歩が、地元民ならではの別府温泉の魅力をご紹介。 温泉セットはつねに車にスタンバイ。いつでもどこでも温泉に入る準備万端です!」

別府温泉のシンボル「竹瓦温泉」

別府駅から細い路地を歩き続け、徒歩約10分で到着

明治12(1879)年に創設された歴史ある温泉。建築された当初は竹屋根瓦葺(ぶ)きだったが、のちに瓦葺きに改築されたために「竹瓦温泉」という名称がついたといわれています。昭和13(1938)年に建築された、唐破風造(からはふづくり)の外観は、まさに別府温泉のシンボル的存在。

建物の中に入るとすぐ右手に受付がある

趣あるのれんをくぐると、レトロな雰囲気の湯上がりスペースが広がっています。地元の人も集うこの場所は昔から変わっておらず、まるで実家に帰ってきたような感覚で、のびのびと過ごせます。歴史を感じることができる建物は、登録有形文化財近代産業遺産に認定されています。

◆名物「砂湯」を体験! 身体の芯から温まる

多くの観光客がこれを目当てに訪れているんだとか

砂湯は時間帯ごとに入れる時刻が決まっており、前もっての予約ができないので要注意! 待ち時間が発生することもあるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
入り口は男女分かれていますが、砂湯は専用の浴衣で入るため、共通の砂湯となっています。

サウナなどとはまた違った感覚が味わえる

浴衣を着て横たわると、肩からつま先までしっかりと砂かけさんが砂を優しく丁寧にかけてくれます。砂湯の時間は10分~15分で、あっという間なのかと思っていましたが、体の奥から温まるには十分な時間。入るとすぐにじんわりと汗がでてきて、体の芯から温まります
日頃の疲れやストレスを、汗とともに洗い流してリフレッシュできますね。

手や足を出すなどして、暑さの調整もしてくれるよ

初めての砂湯体験で、まず驚くのが砂の重さ! 地熱を利用している砂湯と違い、ここの砂湯は時間をかけて温泉で温めた砂を使用しています。つまり、砂が水分を含んでいるので、ずっしりとした重さにびっくり。
しばらくすると重さにも慣れてきて、指圧されているようで、心地良くなってきますよ。

サイズはS~Lまで、各1500円で販売

砂湯から上がり、休憩で一息つこうとしていたら発見! スタッフも着用しているオリジナルTシャツ。別府にちなんでサルの柄から、竹瓦温泉モチーフのものまで選べますよ。別府温泉を訪れた記念にいかが?

ポストカード(モノクロ)、絵葉書セットともに300円。ポストカード(カラー)は500円

「竹瓦温泉」の歴史を写真とともに振り返るポストカードと、別府八湯の情緒あふれる絵葉書セットも販売。日頃なかなか会えずにいるあの人へ、たまには手紙を書いてみませんか?

◆タイムスリップしたような空間で温泉を堪能

入浴料は100円、6歳以下は無料

脱衣所と内湯が同じ空間にあり、階段を下ってすぐのところにシンプルで素朴な湯船が見えます。シャワーなどはなく、湯船からお湯を汲(く)んで体などを洗うというスタイルなんだとか。用具が洗面器と椅子のみなので、必要なアメニティは持参を。

地元の人も多く通い、どこか懐かしい雰囲気が漂う

温度は43度前後という、比較的熱めの設定となっている。地元の人や観光客など、温泉を利用するすべての人に楽しんでもらいたいと、できる限りの範囲で温度の調整も可能。効能は疲労回復や肩こりなど、日常や旅行での疲労を癒やしてくれます。

風呂上がりにゆっくりできる、広々とした休憩スペース

身体がポカポカ温まったところで、水分補給もかねて念願の1本をごくり。中央の休憩スペースではドリンクやアイスの自販機があり、居心地の良い空間でゆっくりとくつろぐことができます。

入ってすぐ右手にある受付で、明るい笑顔で歓迎してくれる

温泉と同じように癒やしてくれる笑顔の持ち主、スタッフの出田(でた)裕子さんに話を聞いてみました。

ライター豊久
ライター豊久
「『竹瓦温泉』と聞くと、印象的な建物がすぐに思い浮かびます。古き良さが残る、別府の歴史を感じることができますね。まず建物に魅了される観光客も多いのではないですか?」
スタッフ出田さん
スタッフ出田さん
「そうですね。最近は外国人の方も多く、日本の良さが詰まった外観や内装を温泉と一緒に楽しまれています」
ライター豊久
ライター豊久
「あと、天井がとても高いことに温泉に入ってみて気づきました。おかげで、室内でも開放感ある空間で、ゆったりと過ごすことができました」
スタッフ出田さん
スタッフ出田さん
「実は、天井の高さは入り口からずっと同じ高さなんです。地下に砂湯と内湯がある作りなので、天井が高く感じるだけなんです。窓も多いので、光が多く差し込み、温泉の良さをじっくりと味わっていただけます」
ライター豊久
ライター豊久
「どこか懐かしさを感じる、落ち着いた雰囲気は、そういった細かい造りなども関係しているんですね」
休憩スペースの一角に大きく飾られている「温泉名人」たちの名前

別府には、「別府八湯温泉道」という温泉スタンプラリーがあり、別府温泉の88カ所を制覇すると、「名人」という称号が与えられます。ここには殿堂入りした「温泉名人」たちの名前がずらり。殿堂入りを目指して、別府温泉巡りの旅もおすすめです。

ライター豊久
ライター豊久
「久しぶりに訪れた『竹瓦温泉』のさまざまな魅力を、たくさん見つけることができました。子供の頃に来たときは熱さに驚き、すぐに上がってしまいましたが、今では温泉の熱さを心地良いと感じながら、ゆったりとした時間を過ごせたので大満足です。別府に訪れた際には、ぜひ竹瓦温泉で別府温泉の魅力を味わってください」

▼温泉DATA 竹瓦温泉▼
・泉質:男湯/ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、女湯/ナトリウム-炭酸水素塩泉、砂湯/ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉・塩化物泉
・効能:切り傷、やけど、慢性皮膚病など
・風呂の種類:内湯2種(男女)、砂湯1種(男女共通) ※男女別内湯あり
・源泉風呂:有り
・露天風呂:なし
・入浴料(税込):普通浴100円(6歳以下無料)、砂湯1030円(6歳以上から入浴可)
・駐車場情報:なし ※竹瓦温泉利用の場合は、北浜海岸駐車場の駐車料金1時間(200円)が無料(駐車券を竹瓦温泉受付に提示)

竹瓦温泉

住所:大分県別府市元町16-23
電話:0977-23-1585
営業時間:【日帰り温泉】6:30~22:30(普通浴)、9:00~22:30(砂場最終受付20:45~※定員になりしだい終了)砂湯のご利用について、浴槽の準備や混雑の状況によりお待ちいただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。(最大8名同時利用可能)
定休日:(普通浴)12月の第3水曜ほか不定休、(砂場)第3水曜

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

風呂上がりの小腹を満たしてくれる、居心地良いカフェで一息

◆TAKEYAの名物「揚げたてカレーパン」

竹瓦温泉のすぐ前、テイクアウトも可能
「揚げたてカレーパン」300円

日本最古の木造アーケード「竹瓦小路」のすぐ横「TAKEYA」。ドリンクメニューも充実しており、大分の郷土料理「やせうま」「だんご汁」も味わえます。
おすすめは名物の「揚げたてカレーパン」。注文を受けてから揚げるので、サクサク!! 野菜をたっぷりと使った「ドライカレー」はマイルドなので、子どもでもペロリと食べてしまいます。

ライター豊久
ライター豊久
「サクサクのカレーパンは、ビールとの相性も抜群! ついつい温泉帰りに寄って長居してしまいそうな予感……。店主の水口さんの人柄もすてきで、おいしいものを食べながら、おしゃべりがすすんでしまいます。水口さんが作る温かみある家庭の味を味わいながら、別府の街でゆったりとくつろげますよ」

取材メモ/「竹瓦温泉」はレトロな雰囲気で、すごく居心地が良く、別府の魅力が詰まった温泉でした。すぐ目の前にはおなかを満たしてくれる「TAKEYA」があり、大分名物も食べられるので、別府観光にもぴったりです。取材中に街の人が、気軽に話しかけてくれて、心までポカポカになりました。

取材・文=豊久未歩、撮影=薬師寺正春

月刊シティ情報おおいた

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