アートに触れながら温泉と郷土の味覚を楽しむ、十日町温泉/新潟

特集

【第2回】全国のタウン誌が選んだ“日帰り温泉100選”

2017/10/27

アートに触れながら温泉と郷土の味覚を楽しむ、十日町温泉/新潟

3年に1度開催される、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」。その舞台である自然豊かな里山・十日町市で、アートな温泉と地元ならではの味「へぎそば」を堪能しました!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

芸術と豊かな自然に触れながら、癒やしの温泉旅

新潟県十日町市。ここは3年に1度、世界でも最大級の芸術祭「大地の芸術祭」が開催されている場所。里山に囲まれた昔懐かしい街並みが広がるなか、車を走らせれば、現在もさまざまなアート作品を見ることができるのです。

十日町温泉「明石の湯」でパシャ!

みなさまこんにちは。『月刊にいがた』編集部の高崎です。好きなことは仕事終わりの発泡酒とコンビニおつまみ、22歳にして生活ぶりがオッサンさながらです。最近、流れているテレビ番組に話しかけてしまうようになってきて、いよいよアカンな。と、女として身の危険を感じております。ダメウーマン!

ライター高崎
ライター高崎
「このままではいけない……。今時の20代女子のようにおでかけして、『フォトジェニック~』とか言いながらインスタにアップする写真を撮って、温泉入って肌をきれいにして、とにかく女を磨かなければ!!」
2006年に制作された「たくさんの失われた窓のために」。十日町市内の桔梗原うるおい公園で見ることができます

どうです? インスタ映えするでしょ?? フォトジェニックでしょ??

「大地の芸術祭」の拠点施設のひとつである、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」。豪雪地では珍しい、半屋外の回廊をもつ美術館です。こちらに併設されているのが、「明石の湯」

黄色い看板が目印!
訪れた際は回廊の中心には水が張られていました。か、カモがいっぱいおる!
看板が立てられているのでわかりやすい
ライター高崎
ライター高崎
「こんにちは~! かっこいい建物ですね!」
スタッフ佐藤さん
スタッフ佐藤さん
「いらっしゃいませ! 『明石の湯』芸術祭の作品なので、温泉だけでなく十日町ならではのアートな雰囲気も楽しめますよ」
スタッフの佐藤明日美さん。施設オリジナルのタオルは佐藤さんがデザインしたんですって
ライター高崎
ライター高崎
「確かに、ちょっと近未来的な印象すら感じますね! ムム? どうやらユニークな変わり風呂もあるようですね!?」
あひる風呂
スタッフ佐藤さん
スタッフ佐藤さん
「そうなんです! ハッカ十日町のどくだみを入浴剤に使用したり、キャラクターの風船をたくさん浴槽に浮かべてみたり……、お客様が楽しく入れるようなお風呂をスタッフみんなで考えて準備しています。その月ごとにイベントカレンダーも用意しているので、気になるイベントをチェックして来られる方もいらっしゃいますよ」
ライター高崎
ライター高崎
「足を運ぶのが楽しみになりますね! それでは、ひとっぷろ浴びてまいりましょう」
中庭からの陽射しがやわらかく差し込み、どこかオシャレな雰囲気漂う浴場です。今日は変わり風呂の日ではなかったので普通のお風呂の光景。これはこれでとっても落ち着く~
ライター高崎
ライター高崎
「いや~。いいお風呂でございました。小腹が空いたので何か食べようかな。おすすめってありますか?」
スタッフ佐藤さん
スタッフ佐藤さん
「(この人、女を磨きに来たんじゃ……?)でしたら、女性に人気のメニューがありますよ」
「ジャンボとりつくね」と「豆腐と豆のサラダ」
ライター高崎
ライター高崎
「ふおおお~~~~~~~~~~~~~~~!! (歓喜)」
スタッフ佐藤さん
スタッフ佐藤さん
「手前が『ジャンボとりつくね』(630円)、奥が女性に人気の『豆腐と豆のサラダ』(700円)です。いずれも人気のメニューです!」
ライター高崎
ライター高崎
「イヤイヤ、マジ至福のひと時ですね。大きなつくねに、まろやかな卵が絡んでなんとも……。サラダも罪悪感なく食べられて、食べごたえもあります。ビールが水のように進む進む……!」

アートを感じながら温泉でさっぱりして、ゆーっくり過ごす夢のようなひと時。お腹を満たした私は、仮眠室でしばらくひと休み。

めっちゃ幸せ~

▼温泉DATA 十日町温泉 明石の湯▼
・泉質:塩化物・炭酸水素塩水
・効能:疲労回復・筋肉痛・肩こり・冷え性など
・風呂の種類:6種
・源泉風呂:なし
・露天風呂:なし 
・入浴料(税込):大人600円、子供300円
・駐車場情報:有り、300台

十日町温泉 明石の湯

住所:新潟県十日町市本町6
電話:025-752-0117
営業時間:【日帰り温泉】10:00~22:00(最終受付21:30)
定休日:水曜(祝日の場合は営業) ※8月と12月は無休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

新潟県十日町市ならでは、「フノリ」を使った「へぎそば」を食べよう! 

明石の湯でリフレッシュした高崎。少し休んだら再びお腹が空いてきました。

ライター高崎
ライター高崎
「やはり十日町グルメといえば……、あそこしかないっしょ!」

さあ続いてやってきたのは、田園風景が広がるなか店を構える蕎麦屋さん。

一面に広がる田んぼ! 山!
店舗外観

新潟県内に8店舗も店を構える老舗蕎麦店「小嶋屋総本店」! 
大正11年創業。新潟で蕎麦といえばまず名前の挙がる人気店。昔は小麦の栽培が行われていなかったこの地域。元々織物の産地であり、織物の緯糸をピンと張るためにフノリ(布海苔)を使っていたことから、蕎麦のつなぎに活用できないかと考えたのが始まりだそうです。

ライター高崎
ライター高崎
「織物に使っていた材料を食べ物に、って……すごい発想だなあ。でも、この独特の歯ごたえと喉ごしのよさは世紀の大発見だと思います。では、『天へぎ』一人前おねがいしまーす!!」

出された蕎麦茶(これがまた香ばしくてうまい。お土産に買っちゃうくらい)を飲みながらしばらく待つと……。

スタッフ星名さん
スタッフ星名さん
「おまたせいたしましたー!!」
お料理が到着
こちらは、「天へぎ 二人前」(2916円)。一人前は1458円

来ました来ました! ひと束ずつ盛られた蕎麦の美しいビジュアル。その形が波のようにも風のようにも見えて、とても自然豊かな十日町らしさを感じました。なんだかアーティスティック! 
ちなみに、関東などでは蕎麦をツユにチョンと浸して食べるのがツウとされているそうですが、こちらでは豪快に! たっぷりツユに浸していただきましょう!! ガツンと広がるツユの香りに、蕎麦とフノリの風味があいまって美味~~~。薬味のネギは食べ放題です。嬉しいですね。

ライター高崎
ライター高崎
「おや? 本来ワサビが乗るはずの薬味皿にカラシが……??」
スタッフ星名さん
スタッフ星名さん
「元々、この地域には小麦粉と同様、ワサビも無かったんです。小麦粉の代わりにフノリを使用したように、ワサビの代わりにカラシを使い始めたのが始まりと言われています。麺に少し乗せて、ツユに浸して食べてみてください」
ライター高崎
ライター高崎
「(カラシを付けた蕎麦ってどんな味なんだろうか……。意外と想像がつかないな……)いただきまーーす…。ムッ!? ウマイ!! ワサビの清涼感とはまた違った、カラシ独特の風味がマッチしています!」
スタッフ星名さん
スタッフ星名さん
「さらに、ゴマを半分ほど摺ってツユに入れるのもおいしいんです。七味も、普通の七味ではなく柚子の入った七味なので、さわやかな味わいですよ。天ぷらも天然エビを使い、地元の野菜を中心に提供しています」
ライター高崎
ライター高崎
「ほおお~。土地ならではの蕎麦を、他とは違った味の変化で楽しめるんですね。『どんな味が楽しめるのかな?』ってすごくワクワクします。天ぷらもおいしい! 天然エビとだけあって、プリプリで肉厚です」
食事の後は、やはり蕎麦湯。小麦粉を使わないので、サラッとしたお湯です。しかし、これがまたホッとする上品なお味。柚子七味の風味がさわやかでとってもおいしい

取材メモ/豊かな自然に囲まれた静かなこのエリアには、アートを感じる場所が「キナーレ」以外にも、あちこちにあるんです。芸術に触れて、ゆっくりとお風呂を楽しんで、地元ならではの味覚を、そのストーリーを感じながら味わう……。なんだかとても満たされた一日でした。女子力を上げたいと躍起になっていたのが嘘みたいに、とっても心おだやか。ドロドロの私のハートは、すっかりきれいに。
十日町市という土地自体に、大きな魅力を感じられた旅でございました。次は、来年の芸術祭のタイミングで訪れたいぞーーー!!

取材・文=高崎恵利佳 写真=小柳一弥

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