奥小安の大自然に抱かれた秘湯! 大湯温泉「阿部旅館」/秋田

特集

【第11回】全国のタウン誌が選んだ“日帰り温泉100選”

2017/12/29

奥小安の大自然に抱かれた秘湯! 大湯温泉「阿部旅館」/秋田

秋田・宮城の県境近く、奥小安峡の山奥にたたずむ「阿部旅館」は、開湯は1810年頃と言われる秘湯「大湯温泉」を楽しむことができます。「大湯温泉」の魅力は、何と言っても壮大な、ありのままの自然景観です。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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BGMは鳥のさえずり、川のせせらぎ。秘湯の神髄を知る「阿部旅館」

昔ながらのたたずまいを残す大湯温泉「阿部旅館」は、渓流を眼下に眺めながら楽しめる露天風呂が自慢。栗駒山の西麓、大自然にすっぽりと包まれた温泉は、泉質はもちろん、四季折々に表情を変える景色も醍醐味(だいごみ)の一つです。

たっぷりのマイナスイオンを浴びながら秘湯につかるぜいたく……。著名人も多く訪れるという「阿部旅館」の魅力を、温泉大好きな秋田市在住のライター遠藤が探りました!

\今回取材するライターは!/

「阿部旅館」に到着!
ライター遠藤
ライター遠藤
「今回取材を担当するのは、秋田市在住・ライターの遠藤真悠です! 酒と温泉と旅をこよなく愛する36歳。見渡す限りの大自然、昔と今が融合したノスタルジックな『阿部旅館』の外観にワクワクが止まりません」

秋田・宮城の県境の秘湯!大湯温泉「阿部旅館」

「日本秘湯を守る会会員の宿」の証

入り口につるしてあるのは、「日本秘湯を守る会」と書かれた提灯(ちょうちん)。大湯温泉は、開湯1810年頃と言われる、知る人ぞ知る秘湯なのです。

入り口の扉を開けると、「いらっしゃいませ~」と素敵な笑顔で迎えてくれたスタッフさん
入口には日帰り入浴の案内が。大人は500円

館内は、何だか懐かしい雰囲気が漂っています。
日帰り入浴の料金(大人500円)を支払ったら一度外へ出て、建物の脇を通って浴場へ行くのだそうです。

すぐ下には川が流れています

生い茂る木々を眺めながら小道を歩くのは、爽快な気分。どんな場所にお風呂があるのかな? ……胸が弾みます

小道の突き当りには、貴重品入れが

ここで宿泊者専用(ひのき風呂)と日帰り風呂に分かれます。
日帰り客は左側へ……

浴場へのアプローチも雰囲気ありますね
ライター遠藤
ライター遠藤
「この階段を下りると、いよいよ秘湯への入り口! 階段の造りも、浴場の入り口も、情緒たっぷり。秘湯らしい、昔ながらのたたずまいですよね。こういう場所に来てみたかったんです、私。一段一段、雰囲気を味わいながら下りました(笑)」

これが秘湯「大湯温泉」! やわらかく、肌になじむお湯

扉を開けると、こぢんまりとした脱衣所の先に内風呂が。

アルカリ性のお湯は、やわらかく肌にす~っとなじむようです

身体が温まったら、露天風呂へ。
お湯はもちろん、川のせせらぎに虫の声、鳥のさえずり……全部が身体に染み入って、本当に気持ち良い!

すぐ下に川が流れていて、自然の一部になったような、すごく不思議な気分

つづいて、館主おすすめの「源泉蒸し風呂」へ。
一見サウナのようですが、源泉の蒸気なのでとてもやわらかく身体になじみます。

「源泉蒸し風呂」
お風呂から上がり、来た道を戻るとこんな看板が。小さな気遣いを欠かさない、あたたかい旅館だな~と思いました
ライター遠藤
ライター遠藤
「想像していたよりも山奥で、実はたどり着くまではドキドキしていた私。でも、山奥だからこそ、秘湯の魅力が味わえるのですね。す~っと身体になじむお湯と、大自然に包まれながら入った露天風呂は忘れられません! 今度は家族とゆっくり来たいな~」

▼温泉DATA 奥小安 大湯温泉 阿部旅館▼
・泉質:アルカリ性単純硫黄泉
・効能:慢性皮膚病・婦人病・切り傷・糖尿病・神経痛・腰痛・筋肉痛・関節痛・疲労回復・運動器障害
・風呂の種類:5種
・源泉風呂:有り
・露天風呂:有り
・入浴料(税込):大人500円、子供200円 ※未就学児は大人1名につき1名無料
・駐車場情報:有り、15台

奥小安 大湯温泉 阿部旅館

住所:秋田県湯沢市皆瀬字小安奥山国有林34
電話:0183-47-5102
営業時間:【日帰り温泉】8:00~20:00(受付/19:30)
定休日:不定休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

蔵の町の憩いの場! 旬菜みそ茶屋「くらを」で一息

せっかくここまで来たなら立ち寄りたいのが、奥小安峡から車で約30分の場所にある、蔵の町「増田」。明治時代から残る、奥ゆかしき商家の町並みを堪能できます。重厚な蔵が建ち並ぶ中で、食事ができる茶屋を発見!

街全体が趣ある増田。秋田県内でも注目されています
スタッフさんの笑顔も素敵で癒やされる〜

ほんのりしょっぱくて香ばしい! 味噌キャラメルソフト

くらを名物の「味噌キャラメルソフト」(300円)

店内に入ると、とっても笑顔が素敵なお二人が迎えてくれました。
味噌キャラメルソフトは老若男女問わず、幅広い世代に大人気なのだとか。ソフトに使っている味噌は、おかみさんのご実家が営まれている「羽場こうじ店」の味噌大豆の3倍もの麹(こうじ)を加え、一年かけて天然醸造させた、この土地ならではの自慢の味噌なんだそうです。

ライター遠藤
ライター遠藤
「一口食べて、思わず『美味しい!』と口に出してしまった私。そのくらい、甘くてひんやりとしたソフトとしょっぱ香ばしい味噌キャラメルとの相性は抜群でした! あっという間に完食。食べている間にも次々とお客さんが来て、『味噌キャラメルソフトクリーム』を頼んでいましたよ」
店内にはこんなノスタルジックな場所が! たんすをテーブルに仕立てる、粋なセンスが目立ちます。落ち着いてほっと一息入れたい時にぴったりの場所ですよね

「くらを」では、季節の食材を盛り込んだ食事メニューも提供しているのだとか。
「昔から横手市で大切に育まれてきた、古き良き食べ方を『作り』『伝え』『残したい』んです」と、おかみさん。

冬は雪深く、一年を通して気温が低い横手市に根付いた麹文化。「麹は横手の人々の生き方そのもの。その大切な文化を、世代を越えて残していきたい」と話してくれました。おかみさんの熱い想いに感動……次はもっとゆっくり「蔵の町」に立ち寄って、ランチもいただきたいな。

取材メモ/秋田市から日帰りで行ける秘湯、阿部旅館。一昔前にタイムスリップしたかのような、情緒あふれる風景を楽しめます。「大湯温泉って言っても、知らない人も多いんだよね……」と漏らしていた館主の阿部さん。こんな良い場所、知らないなんてもったいない! 日々の喧騒に疲れがたまってきている人にはぴったりの温泉ですよ。

取材・文・撮影=遠藤真悠

月刊あきたタウン情報

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毎月25日発行

「秋田の楽しいコ、トみつよう!」をコンセプトに、秋田県内のグルメ、イベント情報などを紹介。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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