源泉かけ流しで贅沢気分! 日本三美人の湯・湯の川温泉/島根

特集

【第7回】全国のタウン誌が選んだ“日帰り温泉100選”

2017/12/01

源泉かけ流しで贅沢気分! 日本三美人の湯・湯の川温泉/島根

日本各地さまざまな“日本三大○○”がありますが、「日本三美人の湯」をご存知ですか。実は島根県の湯の川温泉はそのひとつ。泉質のクオリティが高く、落ち着いた雰囲気の中で楽しめると、有名温泉地に引けを取らないスポットなのです。その実力やいかほどか……リアルな感想をお楽しみください。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

女神からも太鼓判! 歴史ある美肌の湯

のどかな田園風景が広がり、チューリップやヒマワリなど四季折々の花が楽しめる島根県出雲市斐川(ひかわ)町おちらと(方言で「ゆっくりした」の意味)時間が流れる町に、なんと「日本三美人の湯」のひとつがあるというのです。その名も湯の川温泉。ここは日本最古の歴史書・古事記に登場する八上姫にまつわる伝説が残る温泉。なんでも、大勢の神から求婚されたものすごく美しい姫が、ますます美しくなったといわれている湯なんです。女の端くれとしてやはり「美」は気になるもの。「ニッポン美肌県グランプリ」でトップクラスの成績を残す島根県在住、でも自身はとっくにお肌の曲がり角を過ぎたライター紗田が体を張って検証します!

湯の川温泉に到着!
ライター紗田
ライター紗田
「島根県在住ライター、地元スポットの紹介記事を主に担当しています。お得なネタやコストパフォーマンスがいいものに興奮するクセあり。最近の口癖は『癒やされたい……』」

源泉かけ流しが魅力の「湯元湯の川」へ

落ち着いた雰囲気の旅館。喧騒から離れて過ごしたい人にピッタリ

国道9号線からほど近い場所にある湯の川温泉。遠くを見れば山、近くを見れば田んぼ……と日本の原風景とも言えるような景色を楽しみながら向かったのは、このエリアの旅館の中でも最も奥にある「日本三美人の湯 湯元湯の川」。明治10年創業という老舗旅館です。何といってもこちらの温泉は100%源泉かけ流し。つまりは良質な湯が、新鮮なままたっぷり楽しめるということ。これは期待が高まります。

旅館の敷地内にある神社。元々は旅館の裏手にあった神社だそうです
私も大勢の神から求婚されますように……

その前に入口にある「八上姫神社」へ。昔々、大国主命と恋に落ちた八上姫が、大国主命を追って出雲の国にやってきたときに温泉につかり、ますます美しい姫となったという神話が残る湯の川温泉。こちらは、名前の通りその八上姫を祀(まつ)る神社で、美肌や良縁を願う人が多く訪れるとのこと。フロントで販売しているハート型の絵馬を奉納すれば、ご利益もアップするかも!?

「美人泉」の看板は100年以上前から使われているものらしい
ライター紗田
ライター紗田
「入口に到着。老舗旅館と聞くと入口には旅館名が書かれた大きな看板があって……なんて想像するけど、こちらは道路沿いに小さくあるだけ。その代わりに迎えてくれるのは『美人泉』の看板。この“中身で勝負しよう”という心意気、惚れるわ……」

さて、こちらの温泉ですが、冒頭でもお伝えしたように「日本三美人の湯」のひとつ。無色透明の湯は一見普通……しかし、このやわらかな湯の泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉肌の水分量や保温に優れた効果を発揮し、さらには保湿によいメタケイ酸を含んでいるのでスベスベ肌も期待できると評判。この湯をめがけて遠方から訪れる人もいるというほど。

少し離れたところにあるっていうのがワクワク感を刺激しますよね

旅館に入り、まずは大浴場へと向かいます。しかし、その途中に気になる通路を発見。この先に何があるのか、旅館の方に聞いてみます。

スタッフさん
スタッフさん
「こちらは貸切風呂です。日帰りの場合はふたつのお風呂から選んでくださいね。入浴料プラス2000円で50分間お楽しみいただけますよ」
ライター紗田
ライター紗田
「大浴場だけでなく、貸切風呂も入れるんですね! ちょっとまずはこっちを利用していいですか」

贅沢な空間で良質な湯が堪能できる貸切露天風呂

たっぷりの湯につかりながら坪庭を眺める……温泉の粋な楽しみ方

こちらは檜(ひのき)風呂の「やさしさ」。広めの浴槽なので大家族でも余裕で入れます。窓を全開にすることができるので、露天風呂っぽい雰囲気が楽しめるのもいいですね。

洗い場もゆったり。この空間がすべて自分だけのものに

もうひとつは赤いタイルがかわいらしい「暖」。檜風呂に比べてコンパクトなので、カップルや夫婦で入ると親密度も増しそうですね。

スタッフさん
スタッフさん
「日帰り利用の場合は昼のみですが、宿泊の場合は夜も貸切風呂を無料で利用していただくことができます。電気を消して入っていただくと、満天の星空を眺めることもできるんですよ。それに宿泊の場合は24時間入浴可能というのもうちの特徴です」
ライター紗田
ライター紗田
「いやー、サラッとした湯で入りやすいけど、保温効果抜群のお湯で上がった後もしっかりポカポカ。しかも、干からびていたと思ってた自分の肌がモッチリしっとり。このお湯はもう一度体験したいし、そんな風に言われたら宿泊したくなる~」
大浴場は浴槽がひとつあるのみ。シンプルだからこそ湯のよさが際立つ

貸切風呂もいいけれど、落ち着いた雰囲気の大浴場もオススメ。もちろん、どちらも100%源泉かけ流しです。大浴場だけの利用だと、ワンコインで入れるというのも魅力。

ライター紗田
ライター紗田
「500円玉ひとつでエステ帰りレベルの肌になれるなんて……恐るべし湯の川温泉。そりゃ女神も気に入るわ」

▼温泉DATA 日本三美人の湯 湯元湯の川▼
・泉質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉
・効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・冷え性・慢性婦人病
・風呂の種類:4種
・源泉風呂:有り
・露天風呂:なし
・入浴料(税込):大人(中学生以上)500円、小人(3才~小学生)300円
・駐車場情報:有り、40台

日本三美人の湯 湯元湯の川

住所:島根県出雲市斐川町学頭1329-1
電話:0853-72-0333
営業時間:【日帰り温泉】10:00~16:30(最終受付16:00まで)、貸切風呂は11:00~、12:00~、13:00~、14:00~、15:00~の5回(各50分間※当日の9時より電話予約可能)
定休日:不定休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

温泉の後はスパイスの効いたスイーツを

「出西生姜」を使ったソフトクリーム

抹茶ソフトのように思えるかもしれませんが、ショウガです
原料となる「出西生姜」(しゅっさいしょうが)は8月下旬~10月までの限定品だが、ソフトクリームなら年中楽しめる
オリジナルのグルメや出雲市斐川町の特産品が充実

「日本三美人の湯 湯元湯の川」でしっかり温まった後は、国道沿いにある「道の駅 湯の川」へ。ここでは斐川町出西(しゅっさい)地区の限られた畑でしか採れない、幻のショウガとも称される「出西生姜」を使ったメニューが豊富。中でもオススメは「出西みどり生姜ソフトクリーム」(360円)。

ライター紗田
ライター紗田
「あれ、でも『出西生姜』は黄色のはず……。何で“みどり”ソフトなんだろう」

疑問に思って聞いてみると、何とこちらの緑、「出西生姜」の葉や茎の色とのこと。ショウガの実と一緒に粉末にして、それをソフトクリームに練り込んでいるそうです。天然の色なので安心だし、栄養分も余すところなく摂取できるのがポイント。ひと口食べると……さわやかな香りピリッとした辛みが一瞬にして広がります。ソフトクリームの甘さと辛みが想像以上に合う!

ライター紗田
ライター紗田
「これは……やめられない止まらない。冷たいソフトクリームを食べているのに、心なしかポカポカしてきたような気がする。これがショウガ効果か!」
道の駅内で足湯用のタオルを販売しているので手ぶらでも安心

また、施設内には足湯も用意されています。最初は熱く感じるけれど、だんだん慣れてくるとその温度が気持ちいい。足湯のほかにも温泉スタンドがあり、さすが温泉地にある道の駅といったところ。足湯は短時間だったにも関わらず、上がると足が軽くなっていました。

足湯の隣には八上姫の石像も。湯をかける姿も美しい……

取材メモ/日帰り温泉からの立ち寄りスポットでまた温泉が楽しめるなんて最高。温泉で温まり、クールダウンしながらショウガで体を温める……八上姫にも出西みどり生姜ソフト、食べさせてあげたかったな。気軽に湯の川温泉を堪能できる現代に生まれてよかったー!

取材・文=紗田さあや 撮影=赤山シュウ

タウン情報Lazuda(ラズダ)

タウン情報Lazuda(ラズダ)

毎月25日発行

販売エリア:鳥取県・島根県 発行部数:20,000部 定価:442円(税込) 株式会社メリットが発行する、山陰唯一のタウン情報誌。山陰両県の主要書店・コンビニなど450店舗で販売。

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

おすすめのコンテンツ

SERIES