昭和の大スターに愛された下部温泉の老舗宿・下部ホテル/山梨

特集

【第6回】全国のタウン誌が選んだ“日帰り温泉100選”

2017/11/24

昭和の大スターに愛された下部温泉の老舗宿・下部ホテル/山梨

“信玄の隠し湯”、“日本の名湯百選”、“国民保健温泉地指定”など、数々の呼び名を持つ湯治場・下部温泉郷。約20軒の温泉宿が軒を連ねる湯どころにあって、あの昭和の大スターも湯治に訪れた温泉宿のお風呂の魅力を徹底解剖しちゃいます!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

都会の喧噪を忘れて、身も心も癒やされる下部温泉

甲府昭和ICから中央道&中部横断道を走ること約40分。そのお宿「下部ホテル」は、川のせせらぎや鳥のさえずりがBGMという、ひっそりとした里山の中の湯どころ・下部温泉郷の入り口にあります。下部温泉はかの戦国武将・武田信玄公も戦で負った傷を癒やしたといういわれをもち、古くから湯治場としても知られています。歴史を感じさせる湯場風情に加えて、人も温かいから、温泉街をのんびり散策してから、いざ目的のお風呂へ向かいましょう!

\今回体験するのは....../

下部温泉駅前の石碑の前で、パシャ!
ライター澤田
ライター澤田
「JR身延線下部温泉駅前の石碑の前でキメている私、澤田明美と申します。地元女性向けのフリーマガジン『チュスマ』の編集長ですが、女子力は壊滅的。趣味は食べること、特技は山梨の道案内。温泉は長風呂派です」

いざ! 山梨の下部温泉郷最大の宿「下部ホテル」へ

老舗温泉宿と言っても建物は地上8階建ての近代的な造り!

「下部ホテル」は、創業88年を迎える老舗宿。JR下部温泉駅の目と鼻の先にある温泉郷最大のお宿です。館内には、多くの著名人から寄贈された書が点在し、歴史の長さと格式の高さを感じられます。地産地消にこだわった食事やゆったりとした客室、多彩な宿泊プランなど魅力が満載で、一人旅でも、家族利用でも、団体旅行でも、くつろぎの時間を過ごすことができます。

ホテル前の庭園には、俳人・高浜虚子の碑も!
フロントには旧五千円札の肖像で知られる新渡戸稲造直筆の書が!
山梨の味覚を楽しめる会席料理も魅力
純和風の客室に泊まれば癒やされること間違いなし!
毎晩ラウンジでは太鼓ショーも楽しめる!

宿泊も魅力の下部ホテルは、レンタルの浴衣(有料)、天然水と足湯を楽しめる「水のラウンジ」、ホテル特製の土産物が並ぶショップ、休憩スペースとして自由に使える広間、地元の特産であるゆばを使った丼で人気の中華レストラン『松林』と、日帰り利用でも存分に楽しめるさまざまな施設が揃っています。日帰りプランもあり、温泉と個室で会席料理を楽しめるのも見逃せません。

色浴衣の貸出しは540円。これを着るだけでなんだか気分があがる!
水のラウンジの天然水は飲み放題!
デッキの足湯では日本庭園を眺めながらのんびり~
土産処の一番人気はホテル特製の温泉まんじゅう! 試食をパクリ
日帰り入浴では広間が開放されていてゴロゴロできる
併設の中華レストラン「松林」の人気メニュー「生湯葉と海老の塩味中華丼」
事前予約の日帰りプランで楽しめる会席料理(写真はイメージ)
ライター澤田
ライター澤田
「浴衣に着替えれば肩肘張らずのんびりくつろげるし、休憩スペースから眺める松林の風景は最高だし、ごはんも美味しいし、お土産もいっぱいだし……! う~ん、これは帰れなくなる贅沢さだ。そんな、下部ホテルの日帰り温泉の魅力を若女将にきいてみました!」
下部ホテルの若女将・矢崎さんとライター・澤田@水のラウンジ
ライター澤田
ライター澤田
「いや〜。いたれりつくせりですね、太っ腹です! 下部ホテルさん」
若女将 矢崎さん
若女将 矢崎さん
「ありがとうございます。私どもは、お客様に自慢の温泉をゆっくり楽しんでいただきたい一心でお迎えさせていただいております」
ライター澤田
ライター澤田
「そう! そのおもてなしがハンパないんです! だからこそ、あの昭和の大スター・石原裕次郎さんにも愛されたんじゃないですか?」
若女将 矢崎さん
若女将 矢崎さん
石原裕次郎氏には、昭和36年に骨折の療養のため1カ月半、当館をご利用いただきました。下部温泉はもともとけがの回復などで名高い温泉ですが、当時を知るものは、日に日に回復されていくご様子を目の当たりにすることができたそうです」
ライター澤田
ライター澤田
「今も当時と変わらないまま?」
若女将 矢崎さん
若女将 矢崎さん
「滞在されたお部屋と温泉の成分は変わりありません。ですが、現在当館では敷地内に自噴する硫黄泉と2種類の源泉をお楽しみいただけるようになっておりまして、そこは大きく変わっております」
ライター澤田
ライター澤田
「ということは当時よりパワーアップしたお風呂ということですね! これは楽しみだ!」
若女将 矢崎さん
若女将 矢崎さん
「ぜひ、ゆっくりおくつろぎくださいませ」
石原裕次郎氏が滞在していた時の貴重な写真が見られる展示室がある
石原裕次郎氏も泊まった別館の名「裕林亭」はご本人が命名したそうです

2種類の源泉を楽しめるのは、下部温泉郷唯一!

下部の自然にとけ込むようなホテル自慢の露天風呂。写真は岩をテーマにした「松ぼっくりの湯」
源泉のひとつ、無色透明のアルカリ性単純泉
自噴の硫黄泉を楽しめる内湯
硫黄泉の源泉は旅館の敷地内にある!
静かに目を閉じてつかりたい瞑想の露天「八角檜(ひのき)風呂」
「陶器風呂」はひとりでゆ〜ったり温泉を楽しめる!
ライター澤田
ライター澤田
「打撲や外傷後療に効能があるとされる下部温泉のアルカリ性単純泉と、敷地内に自噴する硫黄泉の2つの源泉を持つ下部ホテル。硫黄泉ならではの香りに包まれる内湯は、トロリとした肌触りのお湯で、美肌の湯ときいたら、もうじっくりつかるしかありません! 一方、露天風呂美しい庭園と多彩な浴槽が魅力のアルカリ性単純泉で、肌にじ~っくりなじむような感じ。高冷浴や半身浴をしながらゆっくりつかっていたいお風呂です。湯上がりは心なしかカラダが軽くなって、肌がしっとりした気が……。後ろ髪をひかれるような、離れるのが名残惜しいお風呂でした」
明日からの仕事のエネルギーチャージ完了!

▼温泉DATA 下部ホテル▼
・泉質:アルカリ性単純泉/硫黄泉
・効能:アルカリ性単純泉:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、冷え性、病気回復期、疲労回復など
    硫黄泉:神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病など
・風呂の種類:14種
・源泉風呂:なし
・露天風呂:有り
・入浴料(税込):大人1200円、 子供600円、日帰り会席プラン おひとり様 5400円~
・駐車場情報:有り、100台

下部ホテル

住所:山梨県南巨摩郡身延町上之平1900
電話:0556-36-0311
営業時間:【日帰り温泉】11:00〜20:00
定休日:無休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

下部温泉を訪れたらこの甘さは体感したい!

甘さの中に感じるほのかな葡萄の酸味がクセになる「かくし最中」

自家製の白あんの中に干しぶどうが見え隠れする下部温泉の銘菓
下部温泉駅前にある昭和レトロな外観の「ニュー梅月」

下部温泉を訪れたら、ぜひ食べてほしいのが「ニュー梅月」「かくし最中」(6個入り700円)。毎朝店主母娘が炊き上げる、自家製白あんた~っぷりの最中は、お店のオリジナル商品「砂糖が多め」にもかかわらず上品な甘さに感じるのは、中に干しぶどうを忍ばせているから。干しぶどうの酸味がアクセントとなり、あれよあれよという間に完食して、次に手が伸びる甘いもの好きにはたまらない和菓子。長年ファンも多く、中には大量買いして冷凍しておくという人も。「口の中に含んだ時のシャリシャリしたあんの食感が好き」という通もいる、下部の素朴な銘菓をご堪能あれ!

ライター澤田
ライター澤田
「購入してすぐお店の前でパクリ。『あまっ!』と思った次の瞬間、その甘さがプチッという食感とともに広がる、干しぶどうの甘酸っぱさが絶妙なんです! バラ売りもしてくれるので、温泉街の散策途中や帰りの車の中で、お茶と一緒に楽しむのも良いかもです」
購入してすぐお店の前でパクリ

取材メモ/戦国武将昭和の大スターも癒やしてきた湯治場は、仕事に追われ疲れきった30代女性ライターの身も心もたった1日で癒やしてくれました。自然、静けさ、人の良さ……。田舎の温泉だからこそ堪能できる“ぜいたく”を体感しにお出かけしてみてください。

取材・文=澤田明美 撮影=加藤広仁

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