マーカスさんと智子さんの台所には、島暮らしの喜びがありました

2017/09/30

マーカスさんと智子さんの台所には、島暮らしの喜びがありました

雑誌やテレビではなかなか紹介されることが少ない、島暮らし。豊かな自然に恵まれている、新潟県・佐渡で暮らす人たちの取材を通して、島の生活が垣間見られました。

月刊新潟Komachi

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ふたりで耕す畑とつながる、自給自足をかなえるキッチン

今では世界から注目を浴びている佐渡に、今から約25年前に移住した二人がいます。「T&M Bread Delivery」のオーナー夫妻、マーカスさんと智子さんです。

仲良く料理をする二人

二人でキッチンに立つことも少なくないそうです

二人が作る天然酵母のパンを求めて島内外からファンが訪れる人気ベーカリー「T&M Bread Delivery」。今回は島暮らしの台所を拝見させていただきました。両津港から車で約1時間。山道を進んだ先に二人は暮らしています。

こんなところに家があるのか不安になるような場所です

大型ショッピングセンター、コンビニがあることが当たり前のように暮らしている私にとっては、とても新鮮に感じられる場所でした。二人の食卓は、まず裏の畑で野菜を収穫することから始まります。

山道をどんどん進むマーカスさん

細い道を進んだ先に畑があります
ハーブの香りをかぐマーカスさん

パーマカルチャーの概念で野菜や果物を育てているマーカスさん。パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた造語のことで、人と自然が豊かなになるような関係を築いていくためのデザイン手法のことです。取材で訪れた日は、赤カブに似たビーツを収穫していました。

普段ではなかなか見かけることが少ないビーツ

ビーツは街のスーパーマーケットで手に入れようとすると高価な場合も。そんな野菜も二人は自ら育てて、食卓に取り入れています。ビーツを使って、一体どんな料理が出来上がるのでしょうか。

「台所道具は生活に見合ったものだけあれば十分」と語る智子さん

タンポポの葉、パクチー、ビーツの葉…どれも二人が耕す畑でとれたもの。あっという間にサラダが完成しました。

即席で作ったとは思えないほど彩りがキレイです
智子さんは青い器を選ぶことが多いそうです

続いて出てきたのが、赤タマネギとビーツの和え物。ビーツはビタミンとミネラルがたっぷりで、食べるだけで元気になれるそうです。ひじきとゴボウのアーリオオーリオ、ワラサもおいしそう!

炊きたての「黒豆と玄米のご飯」

ふたを開けた瞬間に炊きたてのいい香りが部屋に広がります

大きな黒豆と玄米のご飯もちょうどよく炊きあがって、今日の料理が完成です!

広いテーブルは友人たちを食事をするときにも活躍します

佐渡の自然が育む野菜、果物、ハーブを取り入れた料理がテーブルに並びます。今では野菜30種ハーブ20種ほどが一年を通して収穫できるようになったそうです。大きなテーブルは廃校にあった机を再利用しています。

マーカスさん手作りの食器棚

広いカウンターはテーブルとしても使えるそうです

キッチンの中で特に目を引く、大きな食器棚。「文房具屋さんが捨てるものだからとくれた作り付け家具を食器棚にしたんだ」とマーカスさんはDIYで何でも作れる才能もあるみたいです。

それぞれ瓶に保管されています

大豆、番茶、乾物などを保管している棚もマーカスさんの手作り。

サンドイッチを入れて、ピクニックに行くときにも活躍するそうです

畑の収穫に必要不可欠なカゴもたくさんそろっていました。そして、二人のキッチンを取材していて気づいたことが一つ。この空間には時計がないのです。島時間とはよくいったもので、スローな時間が流れていました。都市生活では感じることができない、自然なひととき。島で暮らすことの喜びを垣間見ることができたように思います。

ハーブはすぐに使えるようにキッチンの窓に常備してあります

窓際に置かれたハーブも印象的でした。パッと料理に使う智子さんを見ていて、食卓に取り入れたくなりました。まずはハーブを育てることから暮らしを見つめ直してみるのもいいかもしれません。

Yahoo!ロコT&M Bread Delivery SADO Island
住所
新潟県佐渡市羽茂本郷634-1

地図を見る

電話
090-3064-2880
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

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