進化する、大阪のイマドキ・チューハイ

進化する、大阪のイマドキ・チューハイ

2017/11/20

飲み会の最初の1杯「とりあえずビール」をチューハイに移行する人口が急増中。大阪の街は空前のチューハイブームだ。永遠の定番、レモンチューハイに加えて、ハーブを使ったものや、仕込みや作り方を工夫したものなど、店発信のこだわりの1杯が増えている。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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SNS映えするフルーツ、フローズン、自家製がキーワード

女子ウケのいいフレッシュフルーツたっぷりのチューハイ、自家製シロップを使って店自慢の味わいを推すハンドメイド・チューハイ、凍らせたフルーツの果肉をたっぷり使うフローズンタイプなど、見た目もカラフルでキュートなチューハイが街を席巻。今回はキャラが異なる大阪の3チューハイを巡った!


フレッシュな果肉たっぷりチューハイに昇天!

天国(大阪・肥後橋)

ザクロ(680円)。フレッシュなフルーツを注文後に搾るから、風味は格別

「野菜から果物まで珍しいものがある」というご近所の八百屋さん。そこで仕入れる素材ごとに店長の鄭ユウキさんがチューハイメニューを開発。当初は店主であり実兄である鄭成基さんが作り出したレシピをベースに試行錯誤の毎日だったが、今ではジューサーやミキサーを駆使し、ブラッドオレンジならジューサーでギュッと、ゴールデンパインならミキサーでジュースにして…とフルーツの特徴を的確に捉えた絞り方でヒットメニューを続々生み出している。

ザクロは、ジューサーでギュッと絞ってチューハイに

マスカット(780円)は昨今人気のサンシャインマスカットを皮ごとハンドミキサーでクラッシュ。ジューサーでギュッと絞ったザクロ(680円)は、チューハイの朱色がお店の不思議な雰囲気に映える。仕上げにトッピングされた果肉もなまめかしく、そのビジュアルかわいさにインスタ投稿はゼッタイ。

ハンドミキサーで皮ごとクラッシュして作るマスカット(780円)

女子にうれしい自家製フルーツビネガーサワー

炭屋キッチン やまや(大阪・お初天神)

こちらのチューハイは、フルーツと角砂糖をハーブとともにビネガーで漬け込んだ、自家製フルーツビネガーをふんだんに使用。定番の国産レモン&実山椒(さんしょう)チューハイ(700円)と旬のフルーツを使ったチューハイが常時4種、スタンバイしている。チューハイ以外にもハイボール、ワイン、ソーダなどいろいろな割り方も楽しめる(500円~)。

国産レモン&実山椒チューハイ(700円)

イタリア料理出身の店主・神野弘幸さんがフルーツを主軸に、合わせるビネガーやハーブを選定。国産レモン&実山椒チューハイにはまろやかな白ワインビネガーが使われていて、レモンや山椒にも合い、スッキリと飲みやすい。お店の看板メニューである炭焼き料理との相性もいい。

フルーツとハーブで、自家製ビネガーを仕込む

フレッシュベリー&スターアニス(700円)はアニスの香りが程よく鼻に抜け、爽やかな口当たり。アブサン、イエーガーマイスターなどの薬草系リキュールが好みの人にぜひおすすめしたい。季節ごとの自家製ビネガーはイチジク×スターアニス、メロン×カルダモン、キウイ×コリアンダー、リンゴ×シナモンなど。こだわりの調合で漬け込んでいるため、チューハイのそのものの風味と、フルーツの味がけんかすることなくどれも飲み心地がよい。12月にはカリン×しょうがが登場予定。シェフの遊び心ある組み合わせチョイスで、一期一会の出会いを楽しみたい。


熱い思いから生まれたクールなレモンサワー

炭焼笑店 陽 天満(大阪・天満)

天満のひときわにぎやかなエリアに君臨する有名炭焼き酒場。東京でのビール離れ、健康志向やボタニカル志向に店長の田仲賢さんが早くも着目。「見た瞬間においしそうと感じさせる、五感を刺激するチューハイで、流行を作りたい、だけど、流行で終わりたくない」と数々の試作品を作り研究を重ねて1年、ついに今年誕生したのがこの「劇レモン」(650円)。

角切りの国産レモン約2個分で作るレモンチューハイ「劇レモン」(650円)

マイナス25度で冷凍保存した国産の角切りレモンが氷代わりにゴロゴロと。目の前に出された瞬間、五感はビンビン刺激されまくり、口の中は大洪水。同じグラスに300円でサワーを追い足しでき、1杯目はスッキリとした口当たりでレモンの酸味より氷結されたレモンの冷たい刺激が勝るが、2杯目からはグンとレモンの果汁が溶け出してきて味の変化が楽しめる。ついつい追い足しを重ねたくなるが、果汁となじむ3杯目までがベストと田仲さん。

マイナス25度で瞬間冷凍した角切りレモンを氷代わりに使う

劇シリーズは他にルビーグレープフルーツ酎ハイ(650円)も。ちなみに次回作もすでに構想が出来上がっているそう…。いつか出会えるであろう熱い思いがギュッと凝縮された新チューハイにも期待大だ。


取材メモ/フレッシュフルーツを搾る以外に、ハーブやスパイスとの組み合わせを楽しんだり、ビネガーやシロップで素材を漬け込み、独自の味わいを追求したり・・・、お酒もヘルシーに飲みたいという女子がいる限り、チューハイもますます進化していきそうだ。

取材・文・撮影=楠木愛子 構成=Lmaga.jp

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