昭和26年創業。黒澤明や三島由紀夫が愛した新宿「どん底」

特集

【動画付き】新宿東口・老舗グルメ浪漫譚

2018/01/24

昭和26年創業。黒澤明や三島由紀夫が愛した新宿「どん底」

新宿三丁目駅から徒歩約3分。細い路地にある、創業昭和26年の「新宿 居酒屋 どん底」。創業当時から黒澤明、三島由紀夫など各界の著名人たちが集い、語らう居酒屋として愛されてきました。情緒を残す店内の雰囲気と、昔から受け継がれる居酒屋ならではのオリジナル料理をご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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まずは、どんなお店かが1分で分かる動画をご覧下さい!

デパートや映画館などでにぎわう新宿三丁目交差点から細い路地へ入り3分ほど歩いたところに、昭和26年(1951年)創業の「新宿 居酒屋 どん底」があります。

ツタが絡まる木造3階建ての建物。入口の黒板には”新宿で最も古い建物”と書いてある

さまざまな世代の客が訪れる店

中に入るとすぐにカウンターで店長さんが出迎えてくれます。歴史あるお店なので、お客さんは昔からの常連さんである年配の方から、若い世代の方までさまざまいらっしゃるとのこと。店長さんがその日のフロアの雰囲気を見ながら、席を決めてくれます。

カウンターで出迎えてくれる店長の宮下伸二さん。4フロアーの中から席を案内してくれます

大人っぽい、でもワクワクするような店内

地下、1階、2階、3階と4フロアあり、どのフロアも落ち着いた雰囲気ですが、暖炉のオブジェやランプ、吊るされたボトルなど、細かな内装がテーマパークのようでワクワクさせてくれます。

奥には暖炉のオブジェがある地下のフロア
天井から吊るされたお客さんのキープボトル

3つのフロアにカウンター

このお店は地下、1階、2階それぞれにカウンターバーがあります。どの階も同じ条件でお酒が楽しめる”メインフロア”なのだそうです。さらにフロアごとにカウンターの雰囲気が違うので、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるお店です。

こちらは1階。つや光りしたカウンターテーブルや柱が歴史を感じさます
3階に吹き抜けになっている2階のカウンター

著名人が愛した居酒屋

舞台芸術学院に在学しながら俳優もしていた矢野智さんが、昭和26年(1951年)に開店。安くておいしいお酒が飲めるとすぐに評判になり、若者が多く集まる歌声酒場のようになった時代もあったそうです。黒澤明、三島由紀夫など、演劇界、映画界、文学界の著名人も数多く訪れていたそうです。

創業当時のお店。表の看板に「コーヒー5円 ドンカク5円」と書いてある

創業当時から愛されるドンカク

焼酎とレモンがベースのオリジナルカクテル「どん底カクテル」。安くておいしくてすぐ酔えるお酒だと、創業当時から常連さんたちに「ドンカク」の呼び名で愛されてきたそうです。

「どん底カクテル」グラス650円

昭和30年代からのメニュー「ミックスピザ」

昭和30年ごろからある「ミックスピザ」。当時はピザがまだ今ほど普及していなかったので、「どん底で初めてピザを食べた」という人も多かったそうです。玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、アサリ、そしてたっぷりのチーズをかけた、お酒が進む一品です。

アサリの旨味と風味がチーズと相性抜群 「ミックスピザ」1300円

オリジナルメニュー「林さんのライス」

昭和30年代の後半に常連さんだった、”林さん”という方のオーダーでできた「林さんのライス」は、牛肉と大きく切ったキャベツをソースで炒めた一品。赤いたくあんがいいアクセントです。

「林さんのライス」950円。ライスのない「林さんのみ」は900円

にぎやかな新宿三丁目の細い路地にある古き良き老舗の居酒屋さん。およそ60年変わらない店の雰囲気とお酒を、ぜひ味わってみてください。

新宿 居酒屋 どん底

住所:新宿区新宿3-10-2
電話:03-3354-7749
交通:東京メトロ丸ノ内線・副都心線・新宿三丁目駅C2・B2出口から徒歩約3分、都営地下鉄新宿線・新宿三丁目駅地下通路C5出口から徒歩2分
時間:17:00~0:30(LO23:30)
定休日:なし。ただし大晦日から正月は除く

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・撮影・動画制作・文=日テレアックスオン AX-ON Inc.

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