激安系VS散財系! 都内のカニ食べ放題を食べ比べしてきた!

特集

おいしいカニを食べたい!

2017/11/19

激安系VS散財系! 都内のカニ食べ放題を食べ比べしてきた!

乱穫や漁獲制限などの理由から、年々値段が高騰している「カニ」。近年はますます規制がかかり値段は上がるばかり。そんな中で気になるのがカニ食べ放題の存続だ。というわけで今回は、様々な大食いグルメに挑戦してきたライター小山田滝音が、カニの現状を知ると共に実際に食べ放題に行ってみた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

カニをひたすら食べる人

下からなめるようなアングルでこんにちは
小山田滝音

小山田滝音

ライター

《激安編》 わずか1995円で味わえるカニ食べ放題の巻

まず小山田がやってきたのは、JR田端駅から徒歩10分ほどのところに佇む居酒屋店「ごはん処 千九五家(チクゴヤ)」。昨年9月にオープンしたばかりで、店名が示すように「1995円」という信じられない低価格でカニ食べ放題を提供している。

2枚の野口英世券を握りしめやってきた

そんな小山田を出迎えてくれたのは、この店のアイドル的存在というスタッフの廣瀬翔一さんだ。

年齢は21歳で、好きな食べ物はハンバーグ…ってカニじゃないんかい!

とりいそぎカニの被り物について突っ込んでいいのかわからないが(※ちなみにいつも被っているそうです)、ふと小山田に目をやると…。

お前もか。

まったく違和感なし。実はこの被り物、店で用意されているもので、ノリの良い常連さんはコレを被りながらカニ料理を愉しむとか(強制ではありません)
廣瀬さん
廣瀬さん
「いらっしゃいませ。当店は『カニ食べ放題』をメインにする、下町によくある居酒屋のようなお店です。地元の方を中心に、若い方からご年配まで、性別や国籍問わず、さまざまな方々からご好評いただいております。面白い“仕掛け”をたくさん用意していますので、いろんな意味で楽しんでいってください。早速ですが席へご案内します。どうぞこちらへ!」

そう言われて席へ行くと、テーブルの上には何かが乗っていた

予約プレートの代わりに「バナナ」? よく見ると手書きで「ヤフーライフマガジン様」と書かれてある
ライター小山田
ライター小山田
「被り物にバナナプレート…端々にこの店の狂気を感じますね。ところで今日は、1995円でカニが食べ放題食べられると聞いてやってきたんですが…」
廣瀬さん
廣瀬さん
「『紅ズワイガニ食べ放題』(120分制)ですね。かしこまりました。あ、小山田さんはよく食べると聞いておりますので、手始めに3人前を用意しますね」

そう言って運ばれてきたのがこちら。

どーん!

にっこにこの廣瀬さんが手にしているのは紅ズワイガニの無数の脚
積み重なるカニ。これで3人前の量
ライター小山田
ライター小山田
「激安だからカニカマみたいなのが来るかと思ったら、ガチガニじゃないですか」
廣瀬さん
廣瀬さん
「もちろんです。ここで提供しているカニのほとんどは北海道産です。ちなみに1995円は税抜き価格ですので、税込み表記に直すと2155円となります。それにお通し代として300円を頂戴しており、他の料理も一品は注文していただくシステムになっております」
ライター小山田
ライター小山田
「えっ、そうなんですか…それでも3000円いくかいかないくらいですもんね。しかし、これだけ安いと味を疑いたくなりますね。兎にも角にもまずはいただいてみましょう!」

早速、お口にカニを運ぶ小山田。

何度も言うが1995円のカニ食べ放題である。その味ははたして…?
ライター小山田
ライター小山田
「うんま! カニってこんなにトロっとして甘かったでしたっけ? でもこんなに美味しいのに、何でこの値段で成り立ってるんですか?」
廣瀬さん
廣瀬さん
「当社の代表が北海道出身で顔も広く、独自のルートを持っているというのもあるんですが、店の場所自体が都心から離れていて家賃がそこまで高くありません。その分商品に値段をかけなくても済むんです。それに、ただ単純に多くの方にカニを楽しんでほしい、そしてこの店を知ってほしい、そんな店の考えもありましてこの価格が実現できているんです」
ライター小山田
ライター小山田
「安さの裏側には、そんな理由があったんですね。久しぶりに食べて思ったんですが、カニって中身の部分を取るのって結構コツがいりますよね? 僕なんかこういうの下手くそで…」
廣瀬さん
廣瀬さん
「今日はせっかくですので、綺麗なカニの取り方をお教えしますね!」

以下、廣瀬さんによるカニの食べ方レッスン

1 カニの根の深い部分から切っていく。

専用のハサミを使ってカニの根の深いところからカットする

2 カニの“第一関節”から1センチほど根元(体)よりを支点に力を込めてふたつに割る。

意外と力が必要である

3 最後に殻をスライドさせて、綺麗に中身を取り出せばOK

どうせ食べるならこれくらい綺麗に取ってから食べたいもの。ぜひみなさんもチャレンジしてみてください
ライター小山田
ライター小山田
「おお、さすが綺麗に取り出しますね! 僕は何度やっても全然うまくとれないな…。まあそんなことは置いておいて今日は食べまくるぞ! これはどうやって食べればいいんですか?」
廣瀬さん
廣瀬さん
「カニ自体に味がしっかりついているので、そのまま召し上がっていただいても美味しいですが、『特製カニ酢』(103円)のご用意もありますので、こちらを漬けていただいて召し上がっていただくのもおすすめです」

廣瀬さんがさっと特製カニ酢を差し出した。

ブロンズ色に光輝く自家製の「特製カニ酢」
ライター小山田
ライター小山田
「どっちも美味しい! 何も漬けずに食べるのもさっぱりしていて美味しいですし、特製カニ酢も濃い味わいが楽しめてこれまた箸が進みます。もう止まりませんね!」
廣瀬さん
廣瀬さん
「それにしても小山田さんは本当によく食べる。そうしましたら、ぜひこちらのメニューも食べていってください!」

そう言って持ってきたのが、こちら!

「濃厚カニ味噌鍋」(左=1614円)と「本ズワイガニ&紅ズワイガニ盛り合わせ食べ放題」(3234円)
ライター小山田
ライター小山田
「ゲップ。やっと食べ終わったと思ったのに(笑)。もうカニ三昧な一日じゃないですか。ではせっかくなのでいただきましょう…!」

まずは「濃厚カニ味噌鍋」から!

鍋メニュー(3人前)には、しめじ、舞茸、豆腐などもインされている。冬はやっぱりカニ鍋ですな
ライター小山田
ライター小山田
「この時期の鍋は最高。あったまる〜。本ズワイガニも良いですね! 鍋はとっても濃厚で、寒い日にお酒と一緒に食べたくなるやつですよ。そして、さっき食べた紅ズワイガニも美味しかったですが、本ズワイガニの方がさらに甘くて美味しいですね。これはもう止まりません。ああビールが飲みたい…」
廣瀬さん
廣瀬さん
「たくさん食べていただきありがとうございます! あの、小山田さんの脇にある山積みの殻を取ってもらってもいいですか?」
ライター小山田
ライター小山田
「うっぷ。この殻の山ですか? これどうするんですか?」
廣瀬さん
廣瀬さん
「この殻をこうしてこうして…これでぜひ記念撮影してください!」

そう言って再びテーブルの上に出されたのが、こちら!

バ、バル●ン星人(!?)

こんなサービスもやってくれるなんて、なんてアットホームでチャーミングなお店だろう
廣瀬さん
廣瀬さん
「喜んでいただけたみたいで良かったです。現在当店では新しいメニューを考案中で、寒い冬の時期にぴったりの『カニラーメン』を出そうかなと思って開発しているところです。メニューに載せましたらぜひまた味わいに来てください! ちなみに、今年の冬は結構問い合わせが来ておりまして…予約してからのご来店をお待ちしています」

「カニ食べ放題」はもちろん、カニ三昧に浸れる「千九五家」。この秋、ぜひ一度予約して訪れてみてはいかがだろうか?

《散財編》 15000円で三大カニを味わうの巻

続いて小山田がやってきたのは、浅草にある「まるごと北海道 浅草店」。2008年にオープンした、北海道の郷土料理を提供するお店だ。

続いては福沢諭吉を2枚握りしめてやってきた

小山田を出迎えてくれたのは、店長の川上リンカさん。小山田的どストライクの美女だ。

中国出身の川上さん。日本に来て14年が経つという
川上店長
川上店長
「いらっしゃいませ。ここはカニ食べ放題をメインに、北海道の郷土料理を提供するお店です。日本人はもちろん、中国やタイなどアジア圏からのお客さんにご好評いただいております。ありがたいことに、来年の3月くらいまで予約が埋まっています」
ライター小山田
ライター小山田
「半年先までですか。それはすごい! かなりの人気店というわけですね。早速ですが、カニ食べ放題を味わいにきたんですが…」
川上店長
川上店長
「分かりました。今すぐ持ってきますね」

そう言って持ってきたのが、こちら!

同店の一押しメニュー「三大蟹食べ放題」(1万5600円)
川上店長
川上店長
「こちらのメニューでは、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニのいわゆる“3大ガニ”が味わえます。どれも北海道産で、時間は90分制となっております」
こちらはタラバガニ。単品で6680円(一肩)する
毛ガニ。姿盛り(単品)の場合は5180円
そしてズワイガニ。一肩で注文する場合は1460円である
さらに食べ放題には、サラダ、カニクリームコロッケ、カニ雑炊、バニラアイスが付く。宴感がすごい
ライター小山田
ライター小山田
「めっちゃ豪華ですね。カニはどうやって食べるのが正解ですか?」
川上店長
川上店長
「そうですね、マヨネーズやバターで食べたいというお客さんも多いんですが、自家製のカニ酢がありますので、ぜひこれで味わってほしいです。北海道の美味しいカニと合うように甘めに仕上げています」
こちらが自家製のカニ酢

タラバガニをカニ酢に漬けて一気に口に入れる小山田

あまりにカニでかすぎて口からエクトプラズムが出ている風になっている
ライター小山田
ライター小山田
「デリシャスすぎますよ。タラバガニは甘くて、それでいてビターさもあって “大人の甘さ”って感じです。毛ガニは繊細で上品。ズワイガニは甘くて食べ応えもやわらかくて美味しい!」
川上店長
川上店長
「ありがとうございます。私は個人的にはズワイガニが甘くて一番好きですよ。毛ガニは丸一匹ペロッと食べちゃいますね。身を全部取って味噌に入れて、バターと混ぜて食べたりするのが好きです。ビール片手に(笑)」
ライター小山田
ライター小山田
「その食べ方も美味しそうですね! ところで、何でカニ食べ放題を始めようと思ったんですか?」
川上店長
川上店長
「社長が札幌の出身なんですが、美味しいカニを安く提供したいという考えから始まりました。当初は今よりももっと安く出していたんですよ。当時は3大ガニの食べ放題は8000円で、ズワイガニ食べ放題ですと3500円くらい…今より半額くらいで提供してたんですよ」
ライター小山田
ライター小山田
「そうなんですか! 今後もやはり値段は上がっていく感じなんでしょうか?」
川上店長
川上店長
「そうですね、今年もまた値段は上がると言われています。それに合わせて当店はどうするか…。それでもこの金額で食べ放題をやっているところももう少ないと思います」
ライター小山田
ライター小山田
「じゃあ、もう食べまくらないと!(猛烈にペースをあげる)」

心ゆくまで絶品のカニを堪能した小山田。本人曰く、「四半世紀分は食った」とのこと。大満足な様子で膨れた腹をさする小山田に、川上店長がコソっと耳寄り情報を。

川上店長
川上店長
「いい食べっぷりですね〜。ところで私、ジンギスカン食べ放題の店でも店長をやっているんです!」
ライター小山田
ライター小山田
「へー、そうなんですか〜(今、お腹いっぱいなんで食べ放題の話されても)」
川上さんが店長を兼任する「まるごと北海道 浅草国際通り店」。カニ食べ放題の店の二軒隣のビルに入っている
川上店長
川上店長
「ぜひジンギスカンの食べ放題も食べていってくださいよ!」
ライター小山田
ライター小山田
「……いや、さすがに今からは…」
3大ガニが味わえる「まるごと北海道 浅草店」。ぜひ食べ比べをしてみては?

取材・文=小山田滝音

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES