茨城の「なめがたファーマーズヴィレッジ」でいも体験してきた!

特集

おいしい焼きいもが食べたい! 秋の味覚「いも」を満喫

2017/11/12

茨城の「なめがたファーマーズヴィレッジ」でいも体験してきた!

さつまいも有数の産地である茨城県行方(なめがた)市に2015年10月オープンした体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」(通称なめファ)。廃校になった小学校を利用した施設でありながら、子連れから農業関係者まで、連日お客さんが絶えないらしい…。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

なめファの魅力を探るべく潜入調査を敢行

日本有数のさつまいもの産地・茨城県行方にある体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」がやたら楽しいという。これはもう行くしかあるまい。東京からの距離はこんな感じ。

東京から車で80分、バスで150分

琵琶湖に次ぐ日本第二の大湖・霞ヶ浦の向こう側。北浦のほど近くに位置するなめファ

運転免許証を持っていないライター伊藤は東京駅から高速バスと路線バスを駆使し、2時間半かけてこの地に向かった。

バスの車内。最初から最後まで誰も乗ってこなかった。この日は平日だからかいわゆる貸切状態だ
路線バスで「レイクエコー」で下車すればもう目の前

廃校を再利用とはいえ、想像以上に小学校のままの施設。早速、校門を抜け、中に入る。

まずなめファ公式ゆるキャラ「焼き右衛門(やきえもん)と記念撮影を

今回のいもコースはこちら

今回、こちらで体験するプランは以下の通り。

1 イルリストランテFarm to the Table

2 やきいもファクトリーミュージアム

3 手づくりスイートポテト教室

4 おいも熟成蔵

まずは、「イルリストランテFarm to the Table」でいもと新鮮野菜を楽しめるランチを味わい、その後、やきいもファクトリーミュージアムでいもの知識を身につけ、いもを試食。続けて手作りスイートポテト教室で自分で作ったスイートポテトを味わい、おいも熟成蔵でお酒と干しいものマリアージュを楽しむという、いもづくしのプランである。

イルリストランテFarm to the Tableで味わう自然派ランチ

施設2階に位置するレストラン「イルリストランテFarm to the Table」

まずは空腹を満たそう。ここ「イルリストランテFarm to the Table」では新鮮な野菜といもをたっぷり味わうことができるそう。使用している野菜は、行方産か茨城産がほとんどとのこと。

笑顔がまぶしい副店長の中野聖美さん
ライター伊藤
ライター伊藤
「メニューにある『ビューティーベジタブルビュッフェ』って何ですか?」
中野さん
中野さん
「セットメニューについている、野菜を中心としたビュッフェです。たくさん食べても太らないことをコンセプトに様々なメニューを用意しています」
ピクルスやサラダ、バーニャカウダなど行方、茨城産の野菜をふんだんに使用した自慢のビュッフェ
さつまいものスープや、さつまいもパウダーを使用したパンなど芋メニューももちろん充実している
ライター伊藤
ライター伊藤
「カラフルで写真映えしますね」
中野さん
中野さん
「ありがとうございます。味も自慢なので是非召し上がってください」
ライター伊藤
ライター伊藤
「では早速。…え、なにこれ、めちゃくちゃ美味しい。野菜が違う…スープも濃厚で甘いし、パンもふわっと香り高い…」
中野さん
中野さん
「そうなんです。野菜はなめがたファーマーズヴィレッジの農園部が作っている野菜も、新鮮な状態で仕入れて出していますし、お料理も出したままにせず、頻繁に交換しています」

さつまいもパウダーが練りこまれた極上芋ピザ

「なめがたの野菜をたっぷり使った栄養満点のピッツァ」はボリューム満点。生地はもちもちのナポリか、カリカリのクリスピーを選択可能
ライター伊藤
ライター伊藤
「ピザももちもちで美味しい! おいももホクホクです」
中野さん
中野さん
「ありがとうございます。さつまいもパウダーを使用することで生地がもちもちなるんです」
デザートは「まるごとやきいもパイ ジェラート添え」。ホクホクの焼きいもがぎっしり。滑らかなジェラートと相性抜群!

やきいもファクトリーミュージアムでいもを学ぶ

いもグルメで元気をチャージした後は、お隣のやきいもファクトリーミュージアムへ

レストランのすぐ隣にあるさつまいもカラーのエントランス
ミュージアムの入館料は大人(中学生以上)800円、子ども(4歳~中学生)600円。これまたさつまいもカラーの生徒手帳が手渡される(早速名前を記入した)。中の宿題に答えると最後にプレゼントが!

ここから先はなめファ広報・西聡子さんに案内していただくことに。

ライター伊藤
ライター伊藤
「今日は宜しくお願いします」
西さん
西さん
「宜しくお願いします! 早速展示室を回りましょう!」

エントランスを抜け最初に通るのは大きなスクリーンとさつまいもカラーのいすが並んだシアタールーム(展示室1)。ここでいもについての知識を養う。

焼き右衛門がいもの歴史やいもの素晴らしさを教えてくれる
ライター伊藤
ライター伊藤
「そうか、日照りが続いたり、戦時中などいもは救世主だったんですね」
西さん
西さん
「意外とおいものことって知らないですよね」
ライター伊藤
ライター伊藤
「はい。あと焼き右衛門、かわいいですね」
西さん
西さん
「ありがとうございます。2017年のゆるキャラグランプリ企業部門で10月現在、第13位なんです」
ライター伊藤
ライター伊藤
「おお(笑)。結構人気なんですね」
西さん
西さん
「あと、焼き右衛門の声、永作博美さんなんですよ」
ライター伊藤
ライター伊藤
「なんと! 」
西さん
西さん
「永作さん、行方市出身なんです」

展示室には森光子さんのお宝が! ってなんで森光子さん!

シアタールームを後に、やってきたのは、芋をさらに深く学ぶことができる展示室2。学校の教室をそのまま利用しているため、無性に懐かしい気持ちに…。しかし席についているのは子供ではない。

教室で席に着く森光子さんの人形。手には焼きいもと思しきものが…
ライター伊藤
ライター伊藤
「この教室は…なんなんですか?」
西さん
西さん
「ここではおいもやおいもの歴史に関わった人達を学べるようになっています」
ライター伊藤
ライター伊藤
「これ森光子さんですよね? なぜ森さんが?」
西さん
西さん
「森光子さんはかの名作『放浪記』でお芋を食べるシーンがあって、リハーサル、本番含めて3000個もの焼きいもを食べたそうなんです。その関係で」
ライター伊藤
ライター伊藤
「放浪記と言えば、でんぐり返しばかりに注目が集まりがちですが、焼きいもも食べまくっていたんですね」
西さん
西さん
「ちなみにこのお着物や髪飾りは一般財団法人『森光子芸能文化振興財団』から寄贈いただいた本物なんです」
ライター伊藤
ライター伊藤
「超お宝じゃないですか!」

農業関係者にとってのお宝とは?

次にやってきたのはいもの未来について考える展示室4。興味深い展示が並ぶ中、農業関係者が熱視線を送るお宝があるそうで…。

こちらは「サツマイモ系統図」という何やら難しい表…
ズームしても何もわからない…
ライター伊藤
ライター伊藤
「これは一体…」
西さん
西さん
「これはサツマイモの種類の系統図なんですが、農業関係者の方にはすごく興味深いものだそうです。『自分の部屋に貼りたい』っておっしゃる方もいるんですよね」
ライター伊藤
ライター伊藤
「きっとロマンがあるんでしょうね…」

いも製品の製造過程が見られる大人気の工場見学

展示室を後に、続いては工場見学へ。手を洗い、廊下を歩いていくと…。

西さん
西さん
「ここは工場を見られるコーナーです。ガラスの下を見てみてください」
スイートポテトを並べるスタッフの方々の様子をじっくり見学することができるレアなコーナー
数えきれないスイートポテトが綺麗に配列され、延々と流れていく様子は圧巻…
ライター伊藤
ライター伊藤
「これ2時間くらい、見ていられますね…」
西さん
西さん
「(笑)。次は冷凍庫に向かいましょう」

マイナス30℃の世界を体験!

西さんに連れられやってきたのは、シルバーの重厚な扉が設置された部屋。すでに若干空気がひんやりしている。

西さん
西さん
「この扉の向こうはマイナス30℃になっています」
ライター伊藤
ライター伊藤
「マイナス30℃ってどのくらいですか?」
西さん
西さん
「オーロラとかが見られるような場所の温度ですね」
ライター伊藤
ライター伊藤
「ひぃ…(上着カーディガンのみ)」
扉が開くと白いもやがかかった極寒の世界が…
ライター伊藤
ライター伊藤
「寒い! けど意外といけるかも」
西さん
西さん
「凍ったバナナと芋があるので触ってみてくださいね」
ライター伊藤
ライター伊藤
「うっわー。カッチカチですね。…あれ? やばい、寒いかもしれない。後からきますね、寒い!(泣)(震)」
西さん
西さん
「(震)」

展示を見て回った後は芋のプレゼントが!

二人して凍りかけた冷凍庫を抜け出し(皆さんもお気をつけください)、向かうはお楽しみのプレゼント! 展示の中で学んだ情報を生徒手帳の空欄に記入し、提出するとまずは大学芋といものガレットがもらえる。

大学いもは外がパリっと薄く、中はほくっとした幸せの味…。ガレットもほろほろと甘く、たくさん学んだ(?)体に染み渡る…
お次は外に出て「やきいもガーデン」へ。なんとこのやきいももプレゼント
ライター伊藤
ライター伊藤
「うわ〜、こんな甘い焼きいも初めて食べました」
西さん
西さん
「本当に甘いですよね。おいもを収穫した後、キュアリングという工程を挟んで、熟成させ、さらに焼く時の温度にこだわって作るからこそ、この甘味がでるんです」
ライター伊藤
ライター伊藤
「やっぱり手がかかってるんですね。ここまで甘いと香ばしい皮がアクセントになりますね。相乗効果でさらに美味しいです」

すぐできる! 人気の手作りスイートポテト教室

おいしいいも菓子と焼きいもを堪能した直後ではあるが、ここでぜひ体験したいのが「手作りスイートポテト教室」。先生に黒板を使って教えてもらいながらスイートポテトを作ることができます。

会場は家庭科室。コック帽と紙エプロンを身につけ、いざスタンバイ
スイートポテトを成型する伊藤。とても食べ物を作っているとは思えない慣れない手つきを見かねてか、先生が非常に優しくアドバイスしてくれる
成型が終わったらオーブンへ。関係ないが、なめファのスタッフさんは全員笑顔が素晴らしい
約11分で焼き上がる。言うまでもなく奥の高さがあるものが先生作。手前のツチノコのようなヤツが伊藤作だ 

あっという間にできるスイートポテトだが、いもの皮入りのさつまいもフレークを足したことで、ぐっと香ばしい味わいに。味は大満足の仕上がりだ(計量は先生がやってくれる)。

お酒と干しいものマリアージュ? 

1階にある「おいも熟成蔵」ではお酒と干し芋を提供する

かなり、胃も満たされているが、最後にぜひ寄りたいのがここ、「おいも熟成蔵」。

中に入るとこれまでとは違いすぎる雰囲気に驚くこと間違いなし
ライター伊藤
ライター伊藤
「わ、バーですね。ここではやっぱりお酒が飲めるんですか?」
西さん
西さん
「はい。熟成干し芋を提供していて、それに合うお酒も用意しています」
熟成干し芋食べ比べセット(756円)とワイルドターキー(324円)。なんとここで提供しているお酒はワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎と全て324円という破格
ライター伊藤
ライター伊藤
「なんですか、このおしゃれな干しいもは!」
西さん
西さん
「よく売っているのとは全然違いますよ。しっとりとした和菓子のような味わいです。種類は左から、スティック、スライス、丸干し、燻製です」
ライター伊藤
ライター伊藤
「このパウダーはなんですか?」
西さん
西さん
「緑が抹茶のパウダー、白がブランデーのパウダーです。ふわっと香る感じが結構衝撃的ですよ。最初は普通に食べてもらって、お好みでパウダーをつけてどうぞ」
ライター伊藤
ライター伊藤
「では早速…。お、美味しい…全然違いますね。スティックからスライス、丸干しと柔らかくなっていく…。パウダーもすごい! ブランデーも抹茶もぴったりですね」
西さん
西さん
「燻製もどうぞ」
ライター伊藤
ライター伊藤
「わ、本当に香りが燻製だ…。これブランデーパウダーとめちゃ合います」
西さん
西さん
「通常干しいもは芋を蒸したものを干していますが、ここで提供しているのいもを焼きいもにして、干したものなんです。燻製は焼きいもにして干したものを燻製にしています」
ライター伊藤
ライター伊藤
「なるほど。本当に初めて食べる干しいもでした」

持ち帰りにお得すぎる大学いもスティック!

おみやげも充実しているなめファだが、自宅へのお土産ならぜひ大学いもスティックを。

おみやげも充実しているなめファだが、自宅へのお土産ならぜひ大学いもスティックを。

ただいもを食すだけでなく、新しいいもの楽しみ方を教えてくれるなめファ。「農業のディズニーランドにしたい」というスタッフさん達の対応の素晴らしさも魅力だ。ぜひ、この秋、新しいいもとの出会いを求めてなめファに足を運んでほしい。オススメは車だ。

Yahoo!ロコなめがたファーマーズヴィレッジ
住所
茨城県行方市宇崎1561

地図を見る

口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文・写真/伊藤このみ

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

RECOMMEND

SPECIAL

SERIES