芋菓子の聖地・浅草で食べるべき絶品“いもスイーツ”12品

特集

おいしい焼きいもが食べたい! 秋の味覚「いも」を満喫

2017/11/12

芋菓子の聖地・浅草で食べるべき絶品“いもスイーツ”12品

有名いも菓子店が集まる東京・浅草。さつまいもの一大産地である埼玉・川越と川で繋がるこの土地には、古くいも問屋が栄えていたのだとか。そんないもの聖地で長く愛されているいも菓子店3店から和洋様々な絶品いも菓子12品を紹介する。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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いもを求めて浅草へ

人形焼や揚げまんじゅうなど、浅草には魅力的な和菓子店が多く揃うが、いも菓子抜きにこの街の甘味を語ってはならない。というわけで、いも好きライター伊藤が絶品いも菓子を求めて浅草へと向かった。

浅草寺を模した寺院風のメトロ・浅草駅。秋晴れの空に赤がよく映える

今回紹介するのはこの3店

1「舟和」(雷門店/仲見世3号店)

2「おいもやさん興伸」(オレンジ通り店)

3「浅草満願堂」(オレンジ通り本店)

元祖芋ようかんを販売する「舟和」、大学芋が人気の「おいもやさん興伸」、芋きんの実演販売が有名な「浅草満願堂」以上3店から和洋様々な絶品いも菓子12品を紹介する。

明治35年創業の老舗「舟和」のいもスイーツはやっぱり外せない

まず訪れたのは芋ようかんが有名な「舟和」の雷門店。

現在浅草に7店舗を展開する舟和。雷門店は雷門通りに位置し、アクセスも抜群
ウィンドーには、有名な「芋ようかん」「あんこ玉」をはじめ、和菓子がズラリと並ぶ

1品目 添加物ゼロ! いもと砂糖と塩のみで作る「舟和」の芋ようかん

しっとりした滑らかな口当たりとさつまいもらしい豊かな甘味が特徴「芋ようかん」(5本詰648円)

こちらのド定番の芋ようかんについて、舟和雷門店・店長の青木正美さんにお話を伺った。

明るく親しみやすい対応が非常に気持ちのいい青木店長
ライター伊藤
ライター伊藤
「舟和さんの芋ようかん大好きです」
青木店長
青木店長
「ありがとうございます。創業時からほとんど味を変えず、さつまいもと砂糖と塩だけで作っています
ライター伊藤
ライター伊藤
「え、それだけですか?」
青木店長
青木店長
「そうなんです。着色料や香料などの添加物は一切使用していません。だから、秋の新いもの時期は、いもの具合がいつも違うので、砂糖の量を調整したり、作る側は大変みたいです。僕ら売る側も、朝、箱に詰める際、色や香りの違いを感じます。自然のものなんですよね」

明治35年の創業当時、通常の小豆を使用した「煉(ねり)ようかん」は高価で、庶民はなかなか口にできなかったそう。そんな中、浅草寿町でいも問屋を営んでいた小林和助さん(舟和創業者)は、浅草の和菓子職人と共に、身近なさつまいもを使ってこの芋ようかんを作ったのだとか。

2品目に紹介するのはこちら。芋ようかんと同じ材料を鉄板でプレスし、焼き上げた「黄金色の芋金貨」(388円)。パリパリと軽い食感と口に広がるさつまいもの甘味が絶妙

甘すぎてもNG? いもの品種にもこだわりが

ライター伊藤
ライター伊藤
「さつまいもの品種って決まったものを使っているんですか?」
青木店長
青木店長
「当店の芋ようかんには『紅あずま』というさつまいもを使用しています。最近は『紅はるか』のような、蜜が多くてねっとりしたような品種が増えてきていますが、実はこれが芋ようかんには向かなくて。当店ではでんぷん質の多い、紅あずまに限定しています」
ライター伊藤
ライター伊藤
「甘ければいいというわけじゃないんですね」
青木店長
青木店長
「そうなんです。昨年くらいから『芋けんぴ』も作ってますが、これは紅あずまよりも淡白な『黄金千貫』を使っていて。油で揚げて、砂糖をつけても甘ったるくなりすぎないようにしています」
3品目は「芋けんぴ」(378円)。ふわっと香るさつまいも本来の香りがさすがの一品
Yahoo!ロコ舟和 雷門店
住所
台東区浅草1-3-5

地図を見る

アクセス
浅草駅[1]から徒歩約1分
浅草駅[A4]から徒歩約2分
浅草駅[東武線正面口]から徒歩約3分
電話
03-5828-2701
口コミ・写真など

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「焼芋ようかん」…? 仲見世3号店で食べたい絶品いも菓子

青木店長にオススメされ、続けてやって来たのは舟和の仲見世3号店。

ナチュラルな小屋風の外観が新鮮!

2年前にリニューアルしたこの店舗では、一味違ういも菓子が楽しめるとのこと。早速、人気のいも菓子をリサーチ!

4品目 芋ようかんをこんがり焼いた「焼芋ようかん」

こんがり焼き色が食欲をそそる「焼芋ようかん」(200円)。店舗では実際に鉄板で焼いている様子を見ることができる

芋ようかんに比べて焼芋ようかんはほくほく度も甘味もアップ。通常の芋ようかんとはまた違った味わいにハマる人続出とのこと。

5品目 芋ようかんを練りこんだ「芋ようかんソフトクリーム」

「黄金色の芋金貨」と芋ようかんのスライスがトッピングされた「芋ようかんソフト」(350円)

芋ようかんが練りこまれているとだけあって、その味は見た目以上にガツンと芋ようかん! 焼芋ようかんと芋ようかんソフトクリームは持ち帰りができないので、店舗横のスペースでいただこう。

6品目 持ち帰るなら、「芋ようぱん」

芋ようかんと同じ材料で作った芋あんをたっぷり包んだ「芋ようぱん」(250円)

しっとりしたパン生地にねっとり甘い芋あんがベストマッチ! こちらは持ち帰りもOKなので、おみやげや差し入れにも。

Yahoo!ロコ舟和 仲見世3号店
住所
台東区浅草1-20-1

地図を見る

アクセス
浅草駅[6]から徒歩約1分
浅草駅[東武線正面口]から徒歩約2分
浅草駅[A4]から徒歩約3分
電話
070-6480-1263
営業時間
10:00~19:00
定休日
無休
口コミ・写真など

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おいもやさん興伸で大振り絶品大学いもを

オレンジ通りに面する「おいもやさん興伸 オレンジ通り本店」

明治9年、さつまいも問屋として創業した「川小商店」が、昭和60年にさつまいも菓子専門店としてオープンしたのがここ「おいもやさん興伸」。宝石のように美しい大学いもが有名だ。

7品目はこちらの大学芋「みやび」(200g  480円)。家伝の蜜がたっぷり染みた大学芋は老若男女を問わず人気の商品。パリッとした薄皮としっとりした中身の絶妙なバランスは他では決して味わえない

店長を務める川崎優太さんにお話を伺った。

ライター伊藤
ライター伊藤
「大人気の大学いもですが、どんなところにこだわって作っているんですか?」
川崎店長
川崎店長
「まずはさつまいもの品質です。うちは大元がいも問屋のため、良いさつまいもを厳選して使うことができます」
ライター伊藤
ライター伊藤
「なるほど。問屋ならではですね」
川崎店長
川崎店長
「はい、目利きが厳選したいもは、工場で一括して皮むき、カット、面取りなど下準備されます。この工程はすべて、キャリアを積んだ職人による手作業で行います。また、この高品質を存分に味わっていただけるように、一つ一つがかなり大きめになっているのも、うちのこだわりですね。さらに各店舗で、これらの芋を調理しながら、味や出来栄えを最終的にチェックします」
ライター伊藤
ライター伊藤
「それぞれの店舗で作っているんですね」
川崎店長
川崎店長
「はい。どの店舗でも出来たてを味わっていただけますよ。最後にいもに絡める蜜は、弊店で代々伝わるオリジナルレシピ。いつでも変わらない「美味しさ」を提供するために蜜の担当者は、温度や湿度によって、蜜の硬さや配合を微妙に調整します」
ライター伊藤
ライター伊藤
「こ、こだわりがすごすぎる…」
毎年9月〜12月頃、販売する期間限定の大学いも「さつま」(200g  560円)。しっとりした「みやび」に比べ、ほくほくとした食感で甘味が強い

興伸さんでは1年中販売する「大学芋 みやび」とその時期に合わせた期間限定大学芋の常時2種を用意している。

8品目 とろける美味しさのスイートポテトもマストチェック!

大学芋の他にぜひ試して欲しいのが「スイートポテト」だ。

バターとミルクの風味豊かな「スイートポテト」(1個 250円)。とろけるような滑らかな食感はやみつきに
ライター伊藤
ライター伊藤
「なんだこの滑らかな舌触り…! 香りもすごくいいですね」
川崎店長
川崎店長
「冷めても美味しいですが、焼きたては溶けるような滑らかさが特徴です。柔らかすぎてトングで掴めないんですよ。香りもなんとも言えないよさですよね、バニラのような、ココナッツオイルのような…」
ライター伊藤
ライター伊藤
「まさにそれです。こんなスイートポテトは初めて食べました」

9品目 ほくほくの芋ようかんも見逃せない

職人が手作りするという「芋ようかん」(1個 250円)

舟和さんに比べて、興伸さんの芋ようかんはほくほくとしたさつまいもらしさが特徴。ぜひ食べ比べてみて欲しい。

Yahoo!ロコおいもやさん興伸 浅草オレンジ通り店
住所
台東区浅草1-21-5

地図を見る

アクセス
浅草駅[6]から徒歩約3分
浅草駅[東武線正面口]から徒歩約4分
浅草(TX)駅[A1-1]から徒歩約4分
電話
03-3842-8166
営業時間
10:00~19:00
定休日
無休
口コミ・写真など

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10品目は「浅草満願堂」の芋きんつば

最後に訪れたのは「浅草満願堂」オレンジ通り本店。

ここではきんつばの中身に小豆ではなくさつまいもを使用した芋のきんつば「芋きん」を実演販売している
六面体の芋きんを一面ずつ仕上げていく様子は必見だ

店長の和田壮一さんにお話を伺った。

ライター伊藤
ライター伊藤
「芋きんの実演、超おもしろいですね」
和田店長
和田店長
「ありがとうございます(笑)。芋きんは基本的に実演販売のみの商品なんです。日持ちは24時間。焼きたて、出来立てを提供しています」
鉄板に整列する芋きん。店長の華麗な手さばきにより心地よいスピードで仕上がっていく
ライター伊藤
ライター伊藤
「芋きんのこだわりってどんなところでしょう?」
和田店長
和田店長
「きんつばの中身にさつまいもを使用しているのはもちろん、きんつば皮部分に、いもの皮を使用しているところでしょうか」
ライター伊藤
ライター伊藤
「なるほど! つまりさつまいもを丸ごと使用しているんですね! でも色は紫じゃない…」
和田店長
和田店長
「さつまいもの皮が全て紫というわけではないですよ(笑)。芋きんは鹿児島産の『高系』という皮が茶色っぽいいもを使用しているので、こういう色になっています」
「芋きん」(1個130円)さつまいもの素材の味を活かすため、甘さ控えめに仕上げてある
手で割ると…ほっくほくの中身が! 黄金色が眩しい

「あえていもの繊維を残すように炊いている」と和田店長。焼きいものような香ばしさとお菓子としての洗練された味わい…いくつでも食べられる…。

11品目 とっても“香ばしい”焼きいものソフトクリーム

芋きんと一緒にぜひ味わって欲しいのが「焼きいもソフトクリーム」だ。

浅草満願堂自慢の「焼きいもソフトクリーム」(310円)。カップかコーンを選択可能
ライター伊藤
ライター伊藤
「このアイス…、こ、香ばしい…アイスなのに…」
和田店長
和田店長
「実は、いもの皮を焼いて粉状にした“芋粉”とさつまいものペーストをミキサーにかけ、アイスに練りこんでいるんです。焼きいもっぽい風味が特徴です」
ライター伊藤
ライター伊藤
「なるほど…!」
和田店長
和田店長
「ちなみにソフトに添えられたオリジナルの“芋クレープ”にもいも粉を使ってます」
ライター伊藤
ライター伊藤
「本当だ! いもづくしのアイスですね」

12品目 「芋きんどら焼き」が美味しくないわけがない

しっとりした皮との相性が抜群の「芋きんどら焼き」(1個216円)

どら焼きの中に、浅草満願堂自慢の“芋きんあん”をプラスした欲張りな一品。さつまいもの主張はそんなに強くないが、粒あんとの絶妙なハーモニーはぜひ一度お試しあれ。

Yahoo!ロコ満願堂 本店
住所
台東区浅草1-21-5

地図を見る

アクセス
浅草駅[6]から徒歩約3分
浅草駅[東武線正面口]から徒歩約4分
浅草(TX)駅[A1-1]から徒歩約4分
電話
03-5828-0548
営業時間
10:00~20:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

一口に「芋ようかん」や「芋アイス」と言っても、その味は店によってさまざま。お気に入りの“いも感”を求めて、複数店のいも菓子を食べ比べてみてはいかがだろうか。



取材・文・写真/伊藤このみ

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