飼えない人もにゃんこ初心者も歓迎!「看板猫」に会える店

特集

猫が大好き!

2017/11/13

飼えない人もにゃんこ初心者も歓迎!「看板猫」に会える店

猫グッズもいいけれど、やっぱり本物のにゃんこに会いたい! そんな願いを叶えてくれる、看板猫のいる飲食店を訪ねてきた。飼いたくても飼えない人やかわいい猫がいると聞けばいても立ってもいられない人、必見!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

好きなのに近づけない、そんな人にこそ行ってほしいお店

猫、かわいいですよね。かわいいけど、金魚や亀しか飼ったことがないから、どう接していいのかわからない。道でのら猫を見かけても、そっと遠くから見つめるのが精一杯……だって、触れたら壊れちゃいそうで怖いんだもん! そんな、恋する男子中学生みたいな状態の人、猫ブームと言われる今も案外多いのではないでしょうか?

ということで今回は、そんな猫初心者も楽しめる、看板猫のいるお店3店をご紹介。猫のなで方もわからない筆者が、その魅力を確認してまいりました。

にゃんことおまんじゅうでほっこり 神楽坂の「ムギマル2」

ツタに覆われたこちらのお店ににゃんこが

まずやってきたのは神楽坂のカフェ「ムギマル2」。まるで小さな森のような外観…入口がどこかもわからないほど、ツタがからみまくっております。

よく見ると、右のほうに入口がありました
ドアをくぐると、中にはジブリの世界に出てきそうな空間が広がっています

アンティークのアイテムが静かに並ぶ古民家に木漏れ日がやわらかく差し込み、異世界にもぐりこんだような不思議な気持ちになります。

店内には、看板猫ちゃんの写真が! この子に会えるのかな?

そしてこちらが店主の岩崎さん。

ほかほかと湯気をあげる、手作りの小麦マンヂウ

根岸で営んでいたカフェ「ムギマル」が建物の老朽化により取り壊されることとなり、神楽坂に移転したのがこの「ムギマル2」だそう。店内でふかす「マンヂウ」が目玉という、ちょっと異色のカフェであります。ただ、肝心のにゃんこがいない。どこ?どこなの?

岩崎さん
岩崎さん
「天気のいい日はお散歩に行っちゃうから、今日はしばらく帰ってこないかも? ごはんの時間の13時半頃と17時過ぎなら、会えることが多いですよ」

なるほど。では、ゆっくりお茶しながら、にゃんこ達を待ってみることにしましょう。

美味しい珈琲とまんじゅうでのんびりにゃんこを待つ、という贅沢

「コーヒー」(550円)、「小麦マンヂウ」(各180円)。まんじゅうはヨモギ地にアンチーズ、白地につぶあん、さつま芋まんの3つをセレクトしました

岩崎さんのご実家は、山梨の「岩田屋」という和菓子屋さん。作り方にはその和菓子屋仕込みのレシピが活かされているのだそう。そのまんじゅうの味を引き立たせるために、コーヒーのブレンドは、酸味を抑えて苦みを効かせています。注文が入る度に豆を挽いて淹れるので、甘く香ばしい香りが2階席まで立ち上ってくるのがたまりません。

「ヨモギ地にアンチーズ」を割るとあんとチーズがぎっしり

小麦まんじゅうにありがちなパサつきがなく、ずっしりとした食べ応え。お店で炊いているあんは塩が効いていて、ひとつ食べるともうひとつお代わりしたくなってしまうはず。生地・あんともにいろいろな種類があるのだが、ふっくらあんにチーズの旨味が加わった「ヨモギ地にアンチーズ」をぜひ試してみてください!

ツタが室内にも伸びており、建物全体が生き物のよう。このコタツを囲んで初対面のお客さん同士が猫トークで盛り上がることも

ムギマル2のドアは開放されているため、2匹のにゃんこ達は店の内と外を自由に行き来します。つまり、店内で会えるかどうかは運次第。この日はとっても天気がよかったので、今日は会えないかもなあ、でもこの素敵な空間とおいしいおまんじゅうがあればそれでもいいか、などと2階席でのんびりお茶をしながら、待つこと30分。

お散歩に出ていたにゃんこが、帰ってきた!

兄妹猫のお兄ちゃん、トンちゃんだ。でも、寒くなり始めたこの季節、帰ってくるなり2階のこたつに潜り込んでしまい……
こたつの中でのご対面となりました

縞模様の背中と白いお腹がかわいいトンちゃん。寒いのが苦手だそうなので、これから冬にかけての季節は店内で会えるチャンスが増えそう。お客さんの足元で、ぬくぬく過ごしていることも多いとか。

岩崎さん
岩崎さん
「トンちゃんはこたつに入ったら、なかなか出てこないですよ〜」

なるほど。では、お代わりをしながら、次の住民・寸(すん)ちゃんに出会える時を待ちましょう。

おかわりにオーダーしたのはカモミールやラベンダーが香るフラワーカルテット(ポット550円)に、マンヂウふたつ

もぐもぐほっこり。至福の時間。つい食べ過ぎてしまった。

そして、20分ほどで、帰ってきました。

トンちゃんの妹、寸ちゃんです。

こちらが寸ちゃん。横顔が凛々しい

トンちゃんの特等席は2階席のこたつでしたが、寸ちゃんのお部屋は1階席の高い場所にあるそう。

丸いランプに照らされた姿が、満月を眺めるにゃんこのよう

猫初心者にはうかつに手を出せない高貴さに、離れたところからじっと見つめるほかありませんでした。今度来たら、なでなでしたい〜!

待つ時間も苦にならないステキな店内は、初対面のお客さん同士が猫談義を楽しんだり、「トンちゃん来ましたよ〜」と教えてくれたりと、終始あったかいムードに満ちていました。

Yahoo!ロコムギマル2
住所
新宿区神楽坂5-20

地図を見る

アクセス
牛込神楽坂駅[A3]から徒歩約2分
神楽坂駅[1]から徒歩約4分
飯田橋駅[B3]から徒歩約5分
電話
03-5228-6393
営業時間
12:00~21:00
定休日
水曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

5匹のにゃんこと一緒に飲める!「赤茄子」

江古田駅前のにぎやかな商店街にお店がある

さて、夜も更けたところで、お次はにゃんこ酒が楽しめる「赤茄子」へ。トマトを意味する店名からは看板猫がいるなんて想像もつきませんが、なんと、ここでは5匹のにゃんこに会えるのです!

5匹のにゃんこが営業中ずっと店内にいて、お客さんと一緒に遊んでくれる

店内に入ると、さっそくプリティなにゃんこが気ままな姿を見せています。にゃんこがテーブルの間を自由に行き来し、人間は場所を分けていただきながら飲み食いできるという、夢みたいな楽園。それが「赤茄子」なのです。

ご主人と一緒にご夫婦でこの店を営む小柳さんにお話を聞きました。

小柳さん
小柳さん
「最初はトマト料理をメインにした居酒屋をやるつもりでスタートしたんですけど、お客さんの猫を預かったりしているうちに、いつのまにかこうなっちゃって」

店名にみじんも猫を感じさせないのは、そういうワケだったのですね。地元・江古田のお客さんは普通の居酒屋として親しんでおり、遅い時間にはにゃんこ目当てのお客さんが増えるといいます。逆に、子猫ちゃん=ホステスの女性がいっぱいいると勘違いして入ってくる男性客もいるとか(笑)。

制服のエプロンでおめかしして、かわいい姿を見せてくれるチーちゃん

こちらは、開店後初めにお店にやってきた先輩格、店長のチーちゃん。人をほとんど怖がらず、カワイイポーズもいっぱいとってくれるアイドル的存在です。

ノンちゃんとチーちゃんが見分けられたら常連の証?

チーちゃんとそっくりなのがノンちゃん。それもそのはず、チーちゃんの次の世代の兄弟なのです。二人並んで同じポーズで向かい合っていたりすると、不思議な気持ちになります。

まん丸のお目目がキュートなタビちゃん

奥のソファ席がお気に入りで、のんびりした姿を見せてくれたタビちゃん。タビちゃんはノンちゃんと一緒に生まれた兄弟なのですが、全然毛色が違います。三毛猫の黒毛部分が少しシルバーがかったような、キレイな毛の色なのです。

クロネコヤマトの宅急便の箱の中でゆったり過ごすアーちゃん

箱の中でぬくぬく過ごしていたのはアーちゃん。ノンちゃんとタビちゃんの間にできた女の子。先祖返りのシルバーの毛並みが、とってもキレイ。

いろんなポーズでお客さんを喜ばせてくれる、サービス精神いっぱいのマコちゃん

そして、撮影のカメラに興味津々で、カメラマンの周りを飛び回っていた元気なマコちゃん。お客さんから預かったにゃんこなのですが、そのまま居着いてしまったそう。赤茄子一番の若手従業員。

居酒屋がつくる“にゃんこグルメ”とはどんなもの?

居酒屋メニューとにゃんこが合体! 

赤茄子は猫カフェのような店ではなく、猫のいる居酒屋というコンセプトのお店。来たら必ず猫に会えるだけでなく、猫に触れたりごはんをあげたり、時には膝に乗ってもらったりと、めいっぱい触れ合いながら、お酒と料理が楽しめます。そして、ここに来たらぜひオーダーしたいのが、先に上げた3つのにゃんこ料理です。

一つ目は「チーちゃんピザ」(700円)

2〜3人で食べるのにちょうどいいサイズ

こちらは、人気メニューだったジェノベーゼのピザをにゃんこデザインにアレンジ。さらにゴルゴンゾーラ&ナチュラルチーズをベースに変えたのだそう。にゃんこの顔を割るのが忍びなくて、具になかなか手が伸ばしづらいところですが、チーズがたっぷり乗っているので、具のない部分もおいしくいただけるのがウレシイ。

続いては「ニャポリタン」(700円)

甘めのソースとたっぷり入った具材で食べ応えある一皿

続いてはナポリタンをにゃんこ風にしたこちら。揚げたポテトでひげ、ハムで耳、ゆで卵とオリーブで目を表現しています。あ、鼻は枝豆ですね。どこから食べていいか悩んじゃいそうな一皿です。

三つ目は「ニャンバラヤ」(650円)

夕飯にはもちろん、お酒のおつまみにもピッタリなスパイシーさ

味はもちろんジャンバラヤ。カワイイ見た目からは意外な、なかなかのピリ辛メニューで、お酒もすすみます。

にゃんこメニューだけでなく、飲ん兵衛に嬉しい酒場メニューも充実しています。

ママさんお手製の「鶏と大根の親子煮」(450円)。ほろほろに煮込まれた手羽先と大きな大根にだしが染みて、ひと皿では終われないうまさ。つい日本酒に手が伸びてしまう……

和食やエスニックメニューなど幅広いラインナップで、にゃんこ抜きにしても近所にあったら嬉しくなる居酒屋です。


ちなみにお食事を楽しめるのは、人間だけじゃありません。来店すると、猫ちゃん用のおやつがもらえるのです。

お客さん一人(または一組)に一つ、キャットフードの入ったタッパーを渡してくれる

キャットフードを手に乗せ、にゃんこに食べてもらうことができるのですが、担当ライター増山は猫にごはんをあげたことなんて、もちろんない! どうすればいいの??? と戸惑いながらも、おずおずと手を差し出すと、ペロっと食べてくれました! か、かわいい……!

猫初心者の手を恐れることなく、おいしそうに平らげてくれた!

すると急に、我が子のような愛おしさがあふれ出してきました。そうか、猫を飼っている人が「猫は自分の子供みたいな感じ」って言う感覚って、きっとこれなんですね。

勢いづいて、恐る恐る、チーちゃんを抱かせていただきました! 人間とは違う、毛の奥からほわ〜っと立ち上るようなあたたかさです。生きてるんだなあ、かわいいなあ……。ぬいぐるみとはぜんぜん違うしなやかな重みに、ちょっと涙が出そうになります。

スタッフさんの腕から託してもらったチーちゃん。ライター増山抱き上げ方がわからず、こんな感じに

一度抱き上げると、さらに一つ階段を上ったような気持ちになって、自然と隣にいたタビちゃんに手が伸びました。ソファの背に向かってくつろいでいるタビちゃんの喉をなでなで。あれ、なんだか、ごく自然に触れている気がする!

見知らぬ人になでなでされても、マイペースでのんびり

先ほどから男子高校生の例えで申し訳ないのですが、女子とごく自然に手を繋げた! みたいな感動がありました。さっきまでは指の先っぽで恐る恐るごはんをあげていたのに、今ではグラス片手に、にゃんこの喉元をなでなでしているなんて! もはや、縁側で猫をなでているおばあちゃんの域に達したような気分です。

店長のチーちゃんがアラレちゃん風の帽子をかぶってポーズを決めてくれました。はぁはぁ、かわいい…
自由奔放な猫ちゃんたち。気づけば、あなたの隣にいるかも?

平日はゆったり過ごせる日も多いそうなので、うまくいけば一人で5匹のにゃんこをひとり占めできちゃうかも!?

Yahoo!ロコ赤茄子
住所
練馬区旭丘1-77-2 2F

地図を見る

アクセス
江古田駅[南口]から徒歩約1分
新桜台駅[2]から徒歩約7分
新江古田駅[A2]から徒歩約7分
電話
03-6915-3166
営業時間
[水~日]18:00~24:30(オーダーストップ23:30)閉店時間は変動あり
定休日
月曜日、火曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

上野の“猫バー”でロックグラスとにゃんこ片手にしっぽり

看板には「女性お一人でも安心」の文字が

最後に、こんな素晴らしい猫日和をしっとりと締めくくるべく、小さなバーへ赴きました。上野の飲み屋街「仲町通り」を照らす看板が印象的な 「Bar猫」。

ドアを開けると、看板に描かた黒猫ではなく、シルバーの毛並みが美しい若々しいにゃんこがお迎えしてくれました。

カウンターにねこ。もうこの破壊力はすごい

看板猫のアクビちゃんはシンガプーラという、シンガポールのにゃんこ。

このバーを一人+一匹で切り盛り

「『ママ』って呼ぶのは禁止です(笑)」と笑う、店主の三根(みね)さん。アクビちゃんに会いたくて来るお客さんだけでなく、珍しいお酒をゆったりと楽しみたい人や、三根さんがセレクトしたロックなどのBGMをお目当てに訪れる人も多いそう。

ウイスキーやリキュールなどが並ぶバックバー。200種類以上のメニューのほか、お好みのカクテルを作ってもらえる

バックバーにずらりと並ぶウイスキーを見ていると、いつの間にか、アクビちゃんがボトルに擬態を?

鏡に写った自分の姿やお客さんをじっと見つめているときもあった

照明のあったかさが気持ちよくて、ついここに来てしまうのだとか。なんてかわいいんでしょう!

たまらず、アクビちゃんのそばにあったウイスキー「ブッシュミルズモルト」をロックでいただいちゃいました。

「ブッシュミルズモルト」(800円)。バーに来たんだから、こういうの飲んじゃいますよね
三根さん
三根さん
「氷が溶けると味が変わって、より飲みやすくなるんです。ウイスキーに苦手意識がある方にもおすすめですよ」

さきほどは気づかなかったのですが、よく見ると、カウンターに並ぶお酒も猫仕様。

“猫ラベル”のお酒もちらほら。ちょっと飲み比べてみたい願望が…

青い猫のオブジェのようなボトルや、招き猫のラベルが貼られたボトルもあります。

にゃんこがグラスのお酒をペロペロなめているアブサンのボトルも気になる

迷いに迷った挙げ句、黒猫がさりげなく印刷されたジン「ヘイマンズ オールド・トム・ジン」を使ったカクテルと、気になりすぎてしょうがない「またたび酒」のロックを注文。

ジンは、グリーンが美しい「アラウンド・ザ・ワールド」(900円)に
またたび酒(800円)は、日本酒をベースに、本物のまたたびを漬け込んだお酒

ほんのりハーブ系の香りがし、思いのほか甘くて飲みやすいお酒です。女の子のアクビちゃんですが、またたびのにおいが気になるようで、今にもペロリとやりそうな勢いでかわいい顔をグラスに近づけてきます。

ミントリキュールを加えた「アラウンド・ザ・ワールド」も甘く、お酒が苦手な人でも楽しめそう。さりげなく、コースターがにゃんこになっているのも嬉しい
店内には、サルやヤギ、犬などのデザインをあしらった珍しいボトルのお酒も。バックバーの”小さな動物園”で飲み比べするのも面白いかも
お客さんに見守られながら、気持ちよさそうに眠るアクビちゃん

酔いも回ってきたし、そろそろ帰ろうかな、と思ってアクビちゃんに目をやると、アクビちゃんもお眠のようす。また来るからね〜、と小声で挨拶し、店を後にしました。

Bar猫

住所
東京都台東区上野2-8-7 上野広小路永谷ビル 3F
アクセス
銀座線上野広小路駅[A3出口]から徒歩約3分

電話
090-1886-2297
営業時間19:00〜翌2:00頃(日によって異なる)
定休日 日・第1月・第3水

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

今まで私(ライター増山)は、本当に猫を一回も抱っこしたことがなかったのですが、この取材で、なんだか、猫との距離を一歩縮められた気がします。これからは、のら猫のあごの下をうにうにしたり、前足をむぎゅむぎゅしたりできるかもしれないなぁ。猫なんて全然興味のないって方も、今回ご紹介した3店を巡れば、きっと誰もがにゃんこと素直に向き合えるハズです。おすすめですよ。


取材・文/増山かおり
撮影/赤茄子、Bar猫=田渕日香里、ムギマル2=増山かおり

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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