マクロビオティックのスペシャリストが手がける山の中のカフェ

マクロビオティックのスペシャリストが手がける山の中のカフェ

2018/09/18

美味しい食事に、お洒落な空間……。それに加えて、心地よい風を感じる事が出来たら、どんなに素敵か! ここでは、そんな特等席があるお店をご紹介。季節の変わり目の心地よい風を感じていたら、日々の疲れも吹き飛んでいくはず。

月刊タウン情報クマモト

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体想いのマクロビ料理が心も満たしてくれる

TAO’s café (タオズカフェ)
[阿蘇市一の宮町]

阿蘇の大自然に包まれた中で、医食同源の農的生活をベースにしたスロー&ナチュラルライフを提案する『TAO塾』。「気軽に食の大切さを体験出来るように、週末限定でオープンしたカフェ。

マクロビオティックのスペシャリスト・北里が作る、動物性のものを一切使わない料理を、カフェという気軽なスタイルで提供&提案しているのだ。メニューもカレーやピザと馴染み深いものばかり。食事を食べると気づくが、「本当に動物性のものを使っていないの?」と驚くほど、コクや旨味を感じる料理なのだ。

TAO’s café 外観

例えば、カレーは野菜でルウを作るが、タマネギやニンジンなど数種類の有機野菜を、近くの立岩水源の軟水でじっくり煮込んで、野菜自体の旨味を凝縮。クルミやカルダモン、タイムなどの十数種類のスパイス&ハーブを加える。カレー独特のとろみを表現するため葛も使われている。これだけの手間をかけて800円というから、北里さんたちの「身近に感じてほしい」という心遣いを感じる。

“有機野菜のベジカレー”800円(サラダ付)。独自ブレンドのスパイスで仕上げたもの。自家菜園で獲れた野菜を使っていて安心・安全

野鳥も遊びに来る、
絵本の中に
迷い込んだような隠れ家

よーく見ると小鳥が写ってるよ♪ 探してみて

ただ、いかんせん道のりが少々ハード。それでも通うお客がいるのには、もうひとつ理由がある。それは、テラス席の心地よさ。

サクラやモミジ、エゴの木など、季節の移り変わりを感じる木々が席に迫るように植えられ、その先には、何もない山間の景色。風が吹けば、澄んだ空気に包まれ、心が潤うような気持ちになる。ぼーっと景色を眺めていると、小さな野鳥が近くの木にとまった。

北里さんが用意したタネを狙っているのだとか。少し離れて様子を見ていると、2羽が交互に訪れ、何度もタネをくわえて飛び去っていく様子を見ることができた。

高い天井が開放感抜群の店内。オープンキッチンになっていて、まるで北里さんの家に遊びにいった気分に。思わず昼寝してしまう人もいるとか

「杉山だった荒れ地を整備して、花の咲く木、実のなる木を植えました。動物が住めるような、自然に近い森の形態にしたかったんです」。その想いは叶い、時にはタヌキがテラスでイタズラをしていることも。自然と共にある場所なのだ。
 
こんな素敵な場所だから、もっと長い時間を過ごしたいと思った人もいるだろう。そんな時には、宿泊することも可能(1泊2食付きで8500円)。山の中のカフェの冬は長いので、お天気の良い日には、ぜひ足を運んで、お腹も心も満たされて。

全粒粉の生地に、菊芋チップスの食感が楽しい“クリスピーベジタリアン・ピザ”900円。“菊芋チップスなど、素材の販売も行う
「何にもないところですが、ゆっくりしていってくださいね」 「TAO塾」代表・波多野さん、マクロビ料理研究家・北里さん

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創刊から37年、熊本県民の皆さんに“タンクマ”の愛称で親しまれ続けている『タウン情報クマモト』。グルメ、温泉、観光、人、音楽、ファッション、アートなど、熊本の“旬”を満載。毎月27日発売。360円。

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