一度は訪れたい、熊本県・不知火の海の絶景スポット

一度は訪れたい、熊本県・不知火の海の絶景スポット

2018/09/17

世は「絶景ブーム」。熊本にも「自慢したい絶景」がたくさんあるって、ご存知ですか? 誰もが知る絶景から、ちょっと目線を変えて出会える絶景まで、12の絶景をお楽しみください。

月刊タウン情報クマモト

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謎の蜃気楼“不知火”が見られる神秘の海
[宇城]永尾剱神社
Einootsurugijinjya

限られた季節、いくつかの条件が重なった場合のみ出現する謎の蜃気楼“不知火”。古代日本の情景を綴った“日本書紀”にも登場し「見ることができたら幸運」と伝えられている。その不知火の名を冠した海へ――。

神話の時代から受け継がれる幻想的な海辺の景色。吸い込まれそうに神秘的

潮の満ち引きで表情を変える
不知火海に佇む鳥居

物産館や食事処、温泉が併設されたドライブスポット『道の駅不知火』。そこからわずか5分の場所に神秘的な絶景ポイントがある。まるで異世界への入口のような佇まいは、一度訪れたら心に刻まれ忘れられなくなるはず。

潮騒に誘われて海へ。ふと沖に目を転じると、海の中に凛と佇む鳥居に気づく――。満潮時には根元が海中に没し、干潮時には全体が現れるこの鳥居は、約1300年前に創建された『永尾剱神社(えいのおつるぎじんじゃ)』のものだ。「海からエイに乗ってやってきた」と伝わる「海童神(神武天皇の母・玉依姫命)」を祀り、鳥居は神が訪れた道筋を辿るように神社前の遠浅の海に建てられている。まさに目も心も奪われてしまいそうになるほど神秘的な景色。

PHOTO by KOUJI ASAKAWA

この、静かに海を見つめる鳥居がひときわ美しく輝く季節があるそうだ。それは、残暑厳しい9月中旬の旧暦八朔、風のない未明のこと。水平線に不思議な蜃気楼“不知火”が出現し、あたりを幻想的な雰囲気が包む。茜色に染まる夕空、静寂が支配する闇夜、そして不知火が現れる未明。刻々と変化する海の景色と鳥居のコントラストに見惚れてしまうことだろう。海を背に立つ鳥居と石灯篭はまるで、別世界への入口のよう。淡く光る夜の海を眺めつつ、古代の人々に思いを馳せるのも一興だ。

さて、不知火町のもう1つの魅力と言えば、風情ある土蔵白壁のレトロな町並み。『松合町並み保存会』のみなさんが中心となり、その歴史や魅力を継承している。さらに明治中期の造り酒屋を活用しただご汁屋も営んでいるので、ぜひお腹を満たしに訪れてみて。小腹が空いたら、地域の人に愛されている『おがわパン』でかわいらしいパンをゲットするのもおすすめだ。

[宇城市不知火町]
永尾剱神社(えいのおつるぎじんじゃ)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

「道の駅不知火」には温泉もあるので、帰りに立ち寄って♪

お立ち寄りSPOT

松合(まつあい)郷土資料館
[宇城市不知火町]

白壁から御船千鶴子まで
松合の歴史を知るならココへ

“えびだご汁”の定食700円(予約がおすすめ。Tel.0964-42-2121)

江戸時代から明治にかけて交易港として栄えた松合地区。ノスタルジックな土蔵や白壁の家が軒を連ね、明治時代の建物を活かした資料館では、映画『リング』のモデルとも言われる御船千鶴子に関する資料を展示している。すぐ近くには地元のおばちゃんたちが作る“えびだご汁”の店『下萬屋』があるのでぜひ立ち寄って。

古い民具や商家の什器を展示する松合郷土資料館
だご汁の店『下萬屋』は造り酒屋の建物を再利用

おがわパン
[宇城市不知火町]

町の風情にしっくり馴染む
小さなパン屋さん

自宅を改装した小さなお店にパンがズラリ

卵と牛乳を使わず、オーガニックレーズンの自家製酵母を使ってゆっくり発酵させた優しい味わいのパンが、常時約30種類並ぶ町の小さなベーカリー。素材にとことんこだわり、小麦は熊本産の“南のめぐみ”を使用。季節ごとの新作をはじめ、子どもが喜ぶ菓子パンや“トマトバジルベーグル”150円など食事系パンまで揃う。

見た目もかわいい“クリームパン”150円

この記事を書いたライター情報

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創刊から37年、熊本県民の皆さんに“タンクマ”の愛称で親しまれ続けている『タウン情報クマモト』。グルメ、温泉、観光、人、音楽、ファッション、アートなど、熊本の“旬”を満載。毎月27日発売。360円。

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