絶景プロデューサー詩歩が選ぶ「気軽に行ける」絶景スポット3選

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詩歩の絶景さんぽ

2017/10/27

絶景プロデューサー詩歩が選ぶ「気軽に行ける」絶景スポット3選

累計60万部のベストセラーシリーズ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサーの詩歩さんに、ロープウェイや船に乗車して気軽に出かけられて、3世代にわたり楽しめる絶景3つを教えてもらいました。

詩歩

詩歩

死ぬまでに行きたい!3世代で楽しめる絶景3つ

1.SORA terrace(長野県)
2.奥大井湖上駅(静岡県)
3.四日市の工場夜景(三重県)

詩歩

詩歩

 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー

3世代みんなで楽しめる乗り物で行ける楽ちん絶景の旅

こんにちは! 絶景プロデューサーの詩歩です。“絶景”というと、そう簡単にはたどり着けない奥地の秘境などを想像して、尻込みしてしまう人も多いのでは? これから寒くなり、お出かけが億劫になってしまう季節。「乗り物」を使って気軽にお出かけできる絶景3つをご紹介します。あまり歩かずに済むので、お子さん連れやおじいちゃんおばあちゃんとのお出かけにもぴったりですよ!

1.SORA terrace(長野県)

大型ロープウェイで異世界へ
東京から日帰りで見に行ける雲海

「SORA terrace」の雲海は、朝夕2回にわたり出現のチャンスが訪れる。昨年の雲海発生率は67%とかなりの高確率! 

最初にご紹介するのは、東京から日帰りで行ける雲海です。標高1770mの竜王山の山頂にある展望台からは、眼下に雄大な雲海が広がります。こちらの展望台へは世界最大級のでっかいロープウェイに乗車してひとっ飛び。なんとワンちゃんも乗車可能という、3世代+ペットまで楽しめる絶景です。

私が訪れた日は、地上では雨だったのですが、上る途中で雲を抜けると雨が急に切れ、まるで異世界に入り込んだような不思議な感覚を味わいました。

急斜面に建てられたテラスから雲海に沈んでいく夕陽を眺める詩歩さん。雲海は昼夜の寒暖差が激しいほど出現率が上がるという

雲海といえば、暗いうちから頑張って早起きして行かなくてはならないスポットが多い中、「SORA terrace」は夕方からが絶好の雲海タイム。しかも、ロープウェイは9時から運行開始なので、張り切って早起きする必要がまるでないんです。朝に弱い私にはなんとありがたい(笑)。東京から日帰りで、気軽に雲海が見られる場所ってなかなかないので、ここはもっと有名になっていいんじゃないかと思います。今、イチオシの絶景ということで、9月に出した新刊『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編』の表紙にも採用! 

詩歩さんの新刊『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編』(1400円・三才ブックス刊)。こちらの表紙を持参すると「SORA terrace」ロープウェイが100円割引に

実はこれ、iPhone6で撮影した写真なんです。テクいらず、スペックいらずでこんなフォトジェニックな写真が撮れてしまうのは絶景のたまものですよね。

山の天気は変わりやすいと言いますが、この写真を撮影した日も到着したお昼ごろ、山頂は曇っていたんです。4時間くらい待ったら急に青空の中に雲海が出て、「うわあっ!」って興奮しながらシャッターを押しました。でもまた一瞬で雨が降ってきて、そこから再び待機…。夕陽が沈む時間にもう一度だけ雲海が出てくれて、最後はオレンジに染まる雲海を眺めることができました。

こちらも夕刻時の雲海の写真。今年カフェがリニューアルオープンを果たし、テラス側の席では、カフェの中から雲海が楽しめるそうで、ますます楽チン絶景度がアップ

雲海ってけっこう“生き物”なんです。この日も「あら、今日出てないじゃなーい」って次のロープウェイで帰ってしまうお客さんがいましたけど、本当にもったいない! 雲海は待てば出る、ってことをもっと啓蒙していかなければ、と勝手に使命を感じてしまいました。

この展望台は春から秋までの限定オープン。冬からは竜王スキーパークというスキー場になります。今年は11月5日までなので、急いで! 一瞬一瞬で景色が変わっていく、目の前で起こるドラマを楽しんでください。

 

SORA terrace(竜王マウンテンパーク)
<ロープウェイ情報>
通常営業日:9:00〜19:00(最終上り乗車18:40)
星空ナイトクルーズ営業日:9:00〜21:00(最終上り乗車20:40)
※2017年シーズンの星空ナイトクルーズは終了
往復乗車券:大人2200円、子供1100円、シニア(65歳以上)2100円
※中学生以上は大人料金、3歳以下は無料
※グループ割引料金・障害者手帳割引は他の割引券との併用不可
※犬と乗車する際はケージに入れる、もしくはリードでつなぎ抱えるなど周囲への配慮をお願いいたします

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

東京駅から北陸新幹線で3時間弱!

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.奥大井湖上駅(静岡県)

レトロな赤い列車で行く
湖上に浮かぶ秘境の駅

エメラルドグリーンの湖に赤い橋が映える、まるで絵葉書のような1枚。これからの季節は紅葉が美しく燃える

続いてご紹介するのは日本で唯一の湖上駅、奥大井湖上駅です。まるで湖に浮かんでいるみたいでしょう? 山の中を列車で進んで行くと、突如開けて奥大井湖上駅が出現。「こんな湖の上に駅があるの!?」みたいな秘境感がすごい。こちらの駅を走る大井川鐵道の井川線は、山あいを縫って走る秘境列車。日本一の急勾配区間を擁しているため、国内で唯一のアプト式列車を採用する珍しい路線なんです。

奥大井湖上駅は無人駅。駅を作った当初は集落ができる予定だったが、結局集落が作られることはなく、今では秘境駅として人気を集める観光スポットに

列車もレトロな見た目でとってもかわいい。ローカル線にごっとんごっとん揺られながら、ゆったり絶景の旅が楽しめます。足腰に自信のないお年寄りも、電車好きのお子さんも、そして鉄道好きの鉄ヲタさんも(笑)、老若男女みんなでお出かけできますよね。

無人駅なので、お店などはないのですが、線路の端っこに歩道がついていて、緑に染まる湖を眺めながら散策ができます。駅から15分ほど階段を上ると、橋と湖と駅のベストショットが撮れるスポットがあるので、ぜひ行ってみて。健脚なおばあちゃんなら問題なく上れるくらいの階段です。

奥大井湖上駅の看板前でパシャリ。「鉄ヲタってわけでもないのですが、昔懐かしい硬券切符をパチンって改札鋏で切ってもらったのはかなりうれしかった!」(詩歩さん)

隣駅は接岨峡温泉だったり、このあたりは源泉が豊かで温泉が数多くある温泉地。源泉がありすぎるくらいあるらしい(笑)。せっかくローカル線に乗ってゆったり旅を楽しむなら、近くの温泉地で1泊するのもオススメです。以前ご紹介した「夢の吊橋」も近いので、奥大井湖上駅のついでに立ち寄るのもいいかもしれません。

自然豊かな山あいを散策しつつ、ぼーっと次の列車を待つ。なんとも贅沢な時間ではありませんか。

奥大井湖上駅

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.四日市の工場夜景(三重県)

夜の海にともる
人間の営みがつむぐ絶景

四日市港ポートビル14階展望展示室「うみてらす14」から撮影した1枚。近未来の都市のようで幻想的

最後にご紹介するのは、三重県・四日市市の工場夜景です。クルーズ船に乗って海上から観賞するも良し、展望展示室から幻想的な輝きを観賞するも良し。こちらも老若男女問わず楽しめる絶景です。各地の工場地帯でツアーなど開催されていますが、四日市は工場がギュッと密集しているのでかなり迫力があるんですよね。

こちらが四日市港ポートビル。2015年「日本夜景遺産(施設型夜景遺産)」に認定された

私が訪れたのは2015年の12月。三重県に初雪が降った寒い日でした。クルーズの前に、四日市港ポートビル14階展望展示室「うみてらす14」でパノラマビューを楽しみました。このビルは夜景撮影で有名なスポットで、屋内からの夜景撮影に必須の暗幕が無料で借りられるんです。船は間近に工場を見る迫力がありますが、動いているので写真撮影は難しい。写真を撮るなら、こちらの展望展示室がオススメです。

写真は工場夜景クルーズで船上から撮影したもの。「目の前に現れる工場の数々はかなりの迫力。ただし、デッキに立って見るなら防寒必須!」(詩歩さん)

クルーズでは、工場が目の前に次々と現れ、目を奪われました。何段にも積み重ねられた巨大コンテナや、大きなクレーンなど陸上からは見られない視点で楽しめます。たまに火がブォーっと吹き出したりして、無機質な美しさの中に、人間の営みを感じて、温かな気持ちになりました。

普段は天然モノの絶景に多く触れていますが、工場夜景がすばらしいのは、いつ行っても絶対見られるということ! 雨でも必ず見られますし、4時間も待たなくていい(笑)。雨も雨で雰囲気があっていいですしね。空気の澄んだ冬は夜景がさらに美しくなる季節。イルミネーションとは一味違う、静かな輝きを湛える工場夜景もおすすめですよ。

うみてらす14

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

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口コミ・写真など

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乗り物を使って楽ちんに楽しめる絶景。家族みんなでのお出かけにいかがですか?

■詩歩さん新刊情報

『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編』

『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編』

1400円・三才ブックス刊

シリーズ待望の新刊が9月7日に発売。まだあまり知られていない穴場スポットをメインに全60スポットもの絶景を紹介。47都道府県を網羅し、日本の美しさを再発見できる絶景ガイドです。

写真=詩歩 構成=Yahoo!ライフマガジン編集部


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