絶景プロデューサー詩歩が選ぶ「紅葉が美しい」絶景スポット3選

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詩歩の絶景さんぽ

2017/11/28

絶景プロデューサー詩歩が選ぶ「紅葉が美しい」絶景スポット3選

累計60万部のベストセラーシリーズ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサーの詩歩さんに、この秋に行きたい、紅葉が美しい絶景3つを教えてもらいました。

詩歩

詩歩

死ぬまでに行きたい!紅葉が美しい絶景3つ

詩歩

詩歩

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー

この時期だけの絶景を見に、美しく燃える秋の紅葉狩りへ

こんにちは! 絶景プロデューサーの詩歩です。日ごとに秋が深まり、紅葉の美しい季節になりましたね。今回は、紅葉狩りにオススメしたい絶景スポットを3つご紹介します。紅葉狩りは平安の時代から親しまれ日本人のDNAに刻まれた行楽行事ですが、なかには、今の時代ならではの理由から近年人気を集める紅葉スポットもあるんですよ。

1.鶏足寺(滋賀県)

360°真っ赤な世界で
秋を踏みしめる

燃えるような紅葉が視界いっぱいに広がる鶏足寺の参道。360°真っ赤な世界に迷い込む

最初にご紹介するのは、近年人気急上昇の滋賀県の紅葉スポットです。通常、紅葉狩りというと、色づいた木々をみんなで見上げて楽しむところが多いと思うのですが、こちらの鶏足寺は参道の両脇に200本ものモミジがずーっと続いており、参道の石畳を埋めつくす散ったモミジを踏みしめながら散策できるんです。上を見ても真っ赤、下を見ても真っ赤…まさに360°真っ赤な世界!

琵琶湖の北部に位置しておりアクセスもいいので、私は東京から日帰りで訪れたのですが……実は、日帰りで行ったことを後悔してるんです……。

かつては己高山(標高922m)山頂付近にあり、現在はその別院である飯福寺を鶏足寺と呼ぶ。秋には参道のモミジが赤く染まり幽玄の趣を醸し出している(写真:アフロ)

昼の1時ころ鶏足寺に到着して、ベストスポットと思しき場所にたどり着いたのですが、正直なところ「思っていたより赤くないし、しょぼいかも……」と思ってしまったんです。でもまあ、せっかく来たのでふらふらと撮影しながら3〜4時間ほど散策をして、そろそろ日が傾いてきたので帰ろうかと先ほどの場所に戻ったら……。なんと、モミジがさっきよりも真っ赤に美しく色づいているではありませんか(笑)! というのも、太陽が高くて真上にあると、太陽光で透けてしまい赤く見えなかったようなのです。

帰りのタクシーで、地元の運転手さんに紅葉が一番美しく見える時間帯を聞いてみたら、やはり太陽が昇る前の朝イチがとてもきれいとのこと。日帰りでも来られるスポットですが、やっぱり泊まったほうがいいな、と思いました。

イチョウの落ち葉が一面に広がる。モミジが植えられた場所よりも奥にあるため、あまり人が立ち寄らないという穴場スポット

少し奥まで散策すれば、イチョウの紅葉が美しいエリアもあります。赤の世界から一転、黄色い絨毯が広がっています。踏みしめるとふかふかの感触が靴の下から伝わるほど。あまり人がいないので、穴場ですよ。

穴場といえば、こちらも!

「地元の学生さんも立ち寄るパン屋さん。昔ながらのほのぼのした感じがしてすごくいいですよね」(詩歩さん)

紅葉とはまったく関係ないんですけど、ぜったいに立ち寄っていただきたいおいしいパン屋さん、「つるや」が鶏足寺の近くにあるんです。一説には、滋賀県民のソウルフードとも言われている「サラダパン」ってご存じですか? 

こちらが滋賀県民の愛するサラダパン。「美しい紅葉を見て、最後はこちらのパンを食べるルートを強くおすすめします(笑)」(詩歩さん)

“サラダ”と銘打っていますが、細切りにしたたくあんをマヨネーズで和えて挟んであるコッペパン。「ネタでしょ?」って思うかもしれないですが、これが感動するほどおいしかった(笑)! たくさんのしょっぱさとマヨネーズのまろやかさがマッチしてとってもおいしい。お土産用にといくつも買い込んでしまいました(笑)。散策でしっかり運動したら、おいしいパンのご褒美が待ってますよ。

鶏足寺(旧飯福寺)
※紅葉の参道を皆様にご覧いただくため、参道の一部を立ち入りご遠慮いただいております(紅葉の期間中)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


東京駅から東海道新幹線で約3時間半!

口コミ・写真など

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2.鳴子峡(宮城県)

渓谷を染める
紅葉のパッチワーク

鳴子峡レストハウスから望む絶景。大深沢橋と呼ばれる橋がきれいに撮影できる人気のフォトスポット

続いてご紹介するのは鳴子峡。山深い渓谷沿いに色付く木々が美しい絶景です。先ほどの鶏足寺は一面が赤に染まる紅葉でしたが、こちらはさまざまな色が混じり合い、まるで紅葉のパッチワークのような雰囲気…。秋色に染まった絶壁にかかる橋も美しいですよね。

こちらの橋は、車も通れるのですが、人間も歩いて渡れるのが特徴。お散歩を楽しみつつ、いろいろな角度から紅葉を観賞することができるんです。

大深沢橋の歩道からはJR東日本のポスターにもなった絶景スポットが楽しめる

こちらの「奥の細道湯けむりライン」の愛称で知られる陸羽東線が走る鉄橋は、紅葉の鳴子峡を訪れたら、ぜひ写真に収めたいカットです。渓谷に作られたトンネルからぴょこっと顔を出した電車がかわいいでしょ? 紅葉の時期には、徐行運転をしてくれるので、写真も撮りやすい。ただし本数の少ないローカル線なので、勝負は1分弱(笑)。撮り逃したらまたのんびり待ちましょう。

散策中には足元に広がる秋にも注目を!

奥深い渓谷なので、日帰りはなかなか厳しいのですが*鳴子峡温泉という温泉街になっているので、ぜひ泊まりがけで出かけたい場所です。ただし、人気のスポットなので早めの宿泊予約が必須。…とはいいつつも、寒暖差が激しいと早く色付くので、ベストシーズンを狙うのが本当に難しい! 今秋は寒い日が続いて、紅葉前線の進みが早かったそうで、シーズンは終了。冬支度を始めた渓谷は、現在は立ち入り禁止時期に入りました。来年の楽しみに取っておいてください(泣)。

鳴子峡
※平成29年の紅葉は終了していますのでご注意ください。

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.瑠璃光院(京都府)

古都・京都で人気急上昇
超フォトジェニックな紅葉

浄土の世界を表現したという美しい庭には、モミジなどの木々が端正に整えられている(写真:アフロ)

最後にご紹介するのは、瑠璃光院です。有名な紅葉スポットが点在する京都の中でも、近年人気が急上昇。春と秋の一般公開時には拝観まで4時間待ちという日もあるんだそう。

受付が済むとみなさん一目散で書院2階へ上がります。お目当ては、2階にある写経の間。きれいに磨き上げられた机に庭の木々が写り込んで、上の写真のようなフォトジェニックすぎる紅葉写真を撮影できちゃうんです。

書院から望む庭の紅葉。廊下もピカピカに磨かれているので、鏡のように木々が写り込んでいる(写真:アフロ)

少しでもいい写真を撮ろうとみなさん本気。机の周りに集まって夢中でひたすらシャッターを切り続けるので、静かな書院にカシャカシャ、カシャカシャとシャッター音だけが鳴り響きます。窓から直接眺める紅葉ではなく、机に映り込む紅葉写真が人気を集めているのが、フォトジェニック時代を象徴していておもしろいですよね。

実は、私が訪れたのは春の公開時。新緑は「青もみじ」と呼ばれ、それもとっても美しんです。

春の一般公開時に撮影。「優雅に“青もみじ”を楽しんでいるような写真ですが、他の方の撮影の邪魔にならないように、一瞬で撮影しました(笑)」(詩歩さん)

こちらの私が入った写真は、一瞬の隙をついて、見ず知らずの方にお願いして撮影してもらいました(笑)。セルフタイマーを使わず自分も写り込んで撮影したい時は、一眼レフを持っている人に声をかけるのがポイント。やはり写真の素養があるのでステキな画角で撮影してくれる確率を高いんです。なるべく高そうなカメラを持っている人にお願いしてくださいね(笑)。

瑠璃光院
住所:京都市左京区上高野東山55
電話:075-781-4001
※年2回の期間限定公開(春季4月~6月、秋季10月~12月)
※駐車場はないのでご注意ください

<平成29年 秋の特別拝観>
■期間:10月1日(日)〜12月10日(日)
■拝観料:一般2000円
■拝観時間:10:00〜17:00
※12月3日(日)までの拝観時間は9:00〜18:00(チケット販売は18:00まで。完売次第販売終了)
※拝見予約受付はなし、団体ツアーでのチケット一括販売なし
※当日、状況に応じて開門時間の変更あり

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

この時期にしか楽しめない、季節限定の絶景。紅葉狩りに出かけて、四季のある日本に暮らす幸せを噛み締めませんか?

写真=詩歩 構成=Yahoo!ライフマガジン編集部

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