博多駅の専門店に聞いた! 今食べるべき九州の駅弁10選

特集

一度は食べてみたい全国の人気駅弁【西日本編】

2017/11/23

博多駅の専門店に聞いた! 今食べるべき九州の駅弁10選

幕の内に始まり、焼肉、とんかつ、海鮮と実に多様化している駅弁の世界。本記事では、博多駅構内で約70種の駅弁を販売する駅弁専門店協力のもと、九州エリアの“今食べるべき”駅弁を厳選して10個ご紹介します。店頭でどれを買おうか迷いがちなそこのあなた!ぜひ参考にしてみてください。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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博多駅で買える、九州の人気駅弁をチェック!

博多駅や商業施設を収容する、JR博多シティ。写真は博多口側の大時計

おでかけシーズン、電車での旅に欠かせないものといえばやはり「駅弁」だ。今回は福岡のターミナル駅である博多駅で営業している駅弁専門店「駅弁当」さん協力のもと、人気の高い“今食べるべき駅弁”をピックアップしてご紹介!

\協力いただいたお店はこちら!/

博多駅コンコース内にある「駅弁当 博多口店」

福岡を中心に、佐賀や鹿児島などの駅弁も取り扱う専門店。博多駅構内と新幹線駅構内に計3店舗を構えており、1日平均2500個、多いときには4000個以上が売れるという。

11月末までは旬素材を取り入れた弁当が並ぶ「秋の行楽フェア」を開催中だ

そんな駅弁専門店の店長さんに、最近はどのような駅弁が人気なのかを聞いてみた!

\紹介してくれるのはこの人!/

駅弁当 店長の岡田朋久さん。「いろいろな駅弁がありますが、どれも本当に個性的。幕の内系は全体的によく出ていますね」と最近の駅弁事情を教えてくれた

【その一】博多彩時記弁当(980円)/福岡県

視界に飛び込んでくる派手めな色使いが印象的

幕の内系のなかでも一番人気の幕の内弁当

まず紹介するのは、見た目も華やかな“幕の内スタイル”のこちら。煮物、揚げ物、有頭海老など9種以上が入り、さらにご飯もかしわめし、味ご飯、白ご飯の3種と食べごたえも申し分なし。

品数豊富で見た目も楽しい。おかずの種類もバランスがいい

シュウマイや串かつ、白身魚のマリネといった“ご飯が進むおかず”が多いのもうれしいところ。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「幕の内系の弁当のなかでは一番の売れ筋商品です。1000円以下という価格で、たくさんの味を少しずつ楽しめるのがいいですよね。女性の方が手に取られるのをよく見かけます」

【そのニ】島川特選焼肉弁当(1080円)/福岡県

長辺約30cm!そのサイズ感と、両端からチラ見えする肉に惹かれる

濃い目の味付け!ガツッと食べたいときにおすすめ

牛ロースと牛バラを使った、“肉の2色弁当”。牛肉は色味の薄い方が味噌、濃い方が醤油でそれぞれ少し濃い目に味付けされており、ご飯がどんどん進むウマさだ。ご飯は普通盛りより気持ち多い程度ということもあり、女性からの指示も集める。

牛肉にのるタマネギやいんげん豆の食感もアクセントに

2種の味を交互に食べるなら、弁当の中央にある出し巻き卵やレンコンのきんぴらなどあっさり系の添え物で口の中をリセットするのがおすすめ。これにより一口目の感動が蘇る!

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「特に新幹線駅構内の店舗で評判のいい駅弁です。弁当は種類によって売れるピークの時間帯があるのですが、この焼肉弁当に関しては昼夜を問わずよく出ています。終日で売れる弁当は案外少ないんですよ」

【その三】かしわめし(復刻版)(720円)/佐賀県

往年の掛け紙を復活!正しい商品名は「しめわしか」ではなく、右から読んで「かしわめし」だ

レトロな掛け紙が可愛い、九州・福岡の駅弁の定番!

佐賀県・鳥栖の老舗駅弁会社・中央軒が手がける「かしわめし」。掛け紙のデザインは70年以上前(太平洋戦争中)に使用されていたもの。経木(きょうぎ)の容器も相まって、昔ながらの駅弁の雰囲気を演出する。

かしわ肉はしっとりタイプで、鶏の旨味をしっかり感じられる

鶏のスープや醤油で炊いたかしわめしに、濃い目の味付けのかしわ肉などがのるスタンダードスタイル。弁当のサイズは小さいが、容量のほとんどをご飯が占めているので食べごたえもある

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
九州・福岡の駅弁の定番ですね。70年以上続く歴史ある商品だけに、やはりどの世代にも安定して購入されています。付け合せが漬物のみというシンプルさが、老若男女に愛される理由ではないでしょうか」

【その四】行楽弁当(930円)/佐賀県

落ち着いた色使いで、品のあるパッケージ

食事からデザートまでが楽しめる、ちょっと欲張りな駅弁

八角形の容器や鮮やかな料理の色味で行楽気分を演出。弁当の定番である鮭、煮物、出し巻き、ミートボールなど豊富なおかずが魅力的だ。内容は春夏、秋冬で異なり、秋冬バージョンには栗ご飯などが入る

秋冬バージョンの一番の特徴は、風味豊かな栗ご飯。食事の最後はサクランボや、その隣にある抹茶大福でしめよう

豊富なのはおかずの種類だけじゃない。栗ご飯に細巻き、いなり寿司とご飯の量も意外と多いため、男性でも満足できる。デザートとしてミニ抹茶大福が入っているのもうれしい。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「春夏、秋冬と季節で違いを楽しめる幕の内弁当で、主に女性や年配の方に好評ですね。食事からデザートまでをこれひとつで完結できるのも特徴です」

【その五】七つの街道めぐり 長崎街道(930円)/佐賀県

江戸時代の長崎街道や宿場町などをあしらった掛け紙が懐かしさを感じさせる。手がけるのは、佐賀県鳥栖市にある駅弁の老舗・中央軒

長崎街道をモチーフにしたおかずがラインアップ!

上記「その三」で紹介している「かしわめし(復刻版)」におかずが付いた駅弁見た目の彩りが美しく、また和牛の味噌焼き、豚の角煮などこの弁当ならではの料理もたっぷり。

中央軒の看板商品であるシュウマイも入る

かしわめしを囲むように配されたおかずは、長崎街道にあった宿場町をイメージしたもの。「羊羹は佐賀?」「ビワは長崎?」と想像を巡らせながら食べると、各地を旅した気分になれるかも?

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「『かしわめしを食べたいけど、それだと量が足りない』という人におすすめしています。駅弁の掛け紙は赤色が多いのですが、こちらは青色がメイン。弁当のコンセプトもひと目でわかるので、つい気になっちゃうのかもしれませんね」

【その六】鹿児島黒豚めんたい弁当(1080円)/鹿児島県

シズル感のある黒豚と明太子が黒地に映える!

博多と鹿児島、双方の名物を取り入れたコラボ駅弁

鹿児島の“黒豚”博多の“明太子”をメインに据えた、豪快な一品。手がけるのは、昭和4年に出水駅(鹿児島県出水市)での立ち売りからその歴史が始まった駅弁会社・松栄軒(しょうえいけん)。甘辛く味付けされた肉の柔らかな食感は、黒豚ならでは

まるまると太った明太子はインパクト大!黒豚との相性もばっちり

大ぶりの明太子は、福岡で40年以上続く辛子めんたいの「まるいち」のもの。ほどよい粒感とマイルドな味わいで、錦糸卵と一緒に食べたり、添えられた高菜漬けとあわせて高菜明太にしてみたりといろいろな楽しみ方ができる。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「見た目の通り、生明太子は半腹とはいえかなり大きめです。しっかり味付けされた黒豚だって負けてはいません。博多と鹿児島の味のコラボでガッツリお腹を満たせますよ」

【その七】博多味自慢弁当(1080円)/福岡県

パッケージには笠をかぶった博多美人が描かれる

仕出し屋が手がける、博多ならではの幕の内弁当

かしわめし、鶏ごぼう巻、がめ煮、明太子とその名の通り“博多の味自慢”な品々がそろう一口サイズで小分けされており、食べやすさに配慮されているのもうれしい。ちらし寿司や蟹爪なども入り、見た目も鮮やかだ。

甘辛い味付けの鶏ごぼう巻も一口サイズにカット。経木の容器も駅弁の雰囲気に合う

どれも上品な味付けで、おかずとご飯の量もバランスよく食べやすい。一品ずつが丁寧に盛り付けられているのもうれしい。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「福岡県福岡市にある仕出し弁当の専門店『菜加川』さんが手がける駅弁です。味や量といった全体的なバランスは、さすが仕出し屋さんといったところ。人気の幕の内スタイルで、博多が誇る“うまいもん”をお楽しみください」

【その八】手ごねハンバーグ弁当(950円)/福岡県

ひと目で食欲をそそられるハンバーグの写真に思わず手を伸ばす人多数!

ギュッと詰まった手ごねハンバーグを駅弁で!

ありそうでなかった、ハンバーグをメインとした駅弁。肉厚のハンバーグは食べごたえ抜群で、別容器に入ったコクのあるジャポネソースをかけて食べよう。

ハンバーグは丸く大きなげんこつサイズ

ギュッと肉が詰まったハンバーグは、時間が立つとどうしても少し固くなってしまう。購入時に店頭で温めてもらうのがおすすめだ。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「ハンバーグをメインにエビフライも入った、どこかお子様ランチ的な趣もある駅弁です。ハンバーグは肉がしっかり詰まっていて食べごたえあり。エビフライ用にタルタルソースも付いています」

【その九】和食屋さんのとんかつ弁当(830円)/福岡県

和食屋の大将(?)を描いたゆるいイラストが目印

約束のボリューム感で腹ペコ男子も満足!

サクサクの衣に包まれたとんかつが主役。直径10cm以上と弁当に入るものとしては大きめのサイズで、食べごたえ抜群だ。付属のソースやからしをつけて食べよう。

サクッとした衣と柔らかい豚肉を楽しもう。とんかつソースは直接かけるもよし、弁当の中央にあるくぼみに注ぐもよし

煮物や皮付きポテトフライ、辛子高菜やキクラゲの佃煮と付け合せも充実。ご飯の量も多いので、腹ペコ男子でも満足できるはず!

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「メインのおかずの味をイメージしやすいことから、季節や世代を問わず売れています。ドリンクと合わせても1000円を切る価格設定も人気の理由ですね」

【その十】海老・蟹 わっぱ(800円)/福岡県

エビとカニが描かれた和風なパッケージ

ボイルしたエビとカニをたっぷり使ったぜいたく弁当

エビ3尾とカニのほぐし身、甘く煮たシイタケなどがのるちらし寿司風な海鮮弁当。エビとカニは水っぽさがなく、丁寧な仕上がり。錦糸卵の黄色も入り、インスタ映えも狙えそう!

鮮やかな色味バランスが食欲をそそる!

少し物足りないかと思いきや、わっぱ内には酢飯がぎっしり詰められているため量的な満足感もあり。短い時間でサッと食べるのにも適したサイズだ。

駅弁当 店長の岡田朋久さん
駅弁当 店長の岡田朋久さん
「鯖寿司などを出している清広食品さんが手がけています。ほどよいボリュームで、夜にビールなどと一緒に購入される方も多いですね。数少ない海鮮メインの弁当なのもポイントですね」

ひと言で「駅弁」と言っても、そのバリエーションは実にさまざま。博多駅にある駅弁当では、ここで紹介しているもの以外にもたくさんの駅弁を販売中だ。電車での遠出の際は、ぜひ立ち寄ってみよう!

駅弁当 博多口店

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材メモ/中身もそうですが、パッケージもそれぞれ個性的ですよね。どうしても決めきれないときは、ジャケ買いならぬ“掛け紙買い”もありかも、なんて思いました!

取材・文=廣田祐典(シーアール)/撮影=高尾正秀

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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