お酒が大好きな女子が「一人鍋」を楽しめる店を巡った

特集

冬だ!うまい「鍋」であったまろ。

2017/12/06

お酒が大好きな女子が「一人鍋」を楽しめる店を巡った

近頃は一人用の鍋の素が売れているらしい。大勢で楽しむのもいいが、一人で食べたって鍋はおいしい。特に外で食べると、なおおいしい。「鍋は二人前から」という店も多いが、一人だって注文できる店はあるのだ。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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一人鍋の極意、それは楽しむこと!

鍋がおいしい季節になってきた。都内には気軽に行ける鍋の店が意外と充実している。今日は女子でも気軽に入れる「一人鍋」のお店を、現役女子大生でもあり、家で頻繁に一人鍋を繰り返しているという山本萩子さんに案内してもらおう。

山本萩子

山本萩子

タレント・女子大生

1.江戸時代から庶民の食事を支えた伝統料理「どぜう飯田屋」(浅草)

創業120年の老舗。ドジョウの専門店は都内に数軒しか残っていない

ドジョウは田んぼに暮らす小さな魚だ。「え、食べるの?」と思う若い人も多いだろうが、日本全国に生息するドジョウは、食用として日本人に愛されてきた長い歴史を持ち、手軽に取れるタンパク源として、庶民に親しまれてきた。

1階はテーブル、2階は座敷になっている

ドジョウは栄養価が高い。そして、どこの田んぼにも泳いでいたので簡単に獲れた。健康にいい食材として薬の書物にも書かれていたというように、体にいいことは広く知られていた。ドジョウ1匹でうなぎ1匹に相当する栄養があるともいわれていた。

山本萩子
山本萩子
「ドジョウですか。もちろん食べるのは初めてです。おいしいといいなあと思っています!」

及び腰かと思いきや、意外とたくましい彼女。一人でもまったく物怖じしないし、店内での居心地も悪くなさそうだ。実際に一人で訪れる客も多いという。歴史ある店の雰囲気を楽しんでいるようにも見える。

テーブルにはコンロが置かれている。この上に鍋を置いて加熱して食べるのだ

こちらの飯田屋は創業120年。江戸時代から営業していたが、ドジョウ専門店になったのは明治時代だという。浅草界隈に多くある、歴史のある老舗の一つだ。この味を愛する有名人も多い。

店内に生簀がありドジョウはサイズごとに管理されている

かつてドジョウはどこでも獲れた。だが、現在では国内産は激減し輸入物も多いという。こちらでは秋田県から取り寄せたほぼ自然に近い状態で育てられたドジョウを使用している。味わいの違いは歴然だというが、一体どんな味がするのか。

「お待たせしました」と鍋を運んで来た若旦那は5代目にあたる
山本萩子
山本萩子
「おいしそう! 割り下のいい香りがします」
「丸」と「抜き」の合わせ(それぞれ1850円・税別)

上の写真。鍋の右半分は「丸」。これはドジョウを丸ごと入れたものだ。同じく左半分の「抜き」はさばいて開いたもの。丸の方が骨の食感とドジョウが持つ豊かな土の香りを楽しむことができる。

山本萩子
山本萩子
「やはり『丸』を頼んだ方がツウなんでしょうか?」
「お好みですね。昔は単に捌く技術がなかっただけ。かつては鰻もぶつ切りでしたから」(若旦那)

「丸」でも「抜き」でも、お客様の好きな方を頼んでほしいという若旦那。5分程経ったら、そろそろでき上がりだ。鍋が煮立ってきたらネギを入れていく。ネギはシャキシャキでも火がしっかり入ったあとでも、お好みでどうぞ。

身は崩れやすいので慎重に運ぼう。ちなみにネギはおかわり自由だ

ドジョウの身は小さい。そのため味の濃い割り下だと味が強くなってしまう。創業から変わらないという専用の割り下は淡白であっさりしているが、旨味を吸ったドジョウは美しい茶色に輝いている。

「おいしい!」「ありがとうございます」と自慢げな顔の若旦那。若い人にドジョウを喜んでもらえて嬉しそうだ

「丸」は骨まで食べてもらうために、あらかじめ柔らかくなるまで煮込んである。『抜き』はさっきまで生きていた物を捌きたてなので、肉の弾力が全然違う。

山本萩子
山本萩子
「『丸』は口に入れた瞬間トロトロに。本当に柔らかい!「抜き」は食べ応えがあります。甘くて優しい割り下と、旨味がぎゅっと詰まったドジョウの身が本当にマッチしていますね。そこにネギのさっぱり感で加わっていくらで食べられそうです」
「これには日本酒が合いますね」

どぜう飯田屋
住所:台東区西浅草3-3-2
アクセス:浅草(TX)駅[A2]から徒歩約1分
田原町(東京都)駅[3]から徒歩約6分
浅草駅[3]から徒歩約8分
電話:03-3843-0881
営業時間:全日/11:30~21:30(LO21:00)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.ファミレスの有名店でヘルシーな火鍋が食べ放題「バーミヤン」

バーミヤンは中華料理に特化した人気ファミレスだ

ファミレスはいい。辛いときも楽しいときも、どんなときでも変わらぬ味であなたを受け止めてくれる。もちろん一人のときだって。ファミレスは都会に住む私たちのオアシスだ。

山本萩子
山本萩子
「私はよく一人でファミレスに行きますよ! 意外と人目も気にならないので、一人でビールを飲むのにちょうどいいんです!」

中華料理に特化した「バーミヤン」では、火鍋の食べ放題を実施している。牛豚鶏をはじめとするお肉と、野菜など10品以上がなんと1699円で食べ放題なのだ。

「火鍋しゃぶしゃぶ食べ放題」(1699円・税別)
山本萩子
山本萩子
「これだけ頼んでこのお値段……まだ学生なので嬉しいです!」

ちなみに、火鍋とは中国の鍋料理のこと。鍋が2つに仕切られていて、2種類の紅白のスープを入れることが一般的だ。バーミヤンでは四種類から選ぶことができるが、今回は選んだのは鶏と豚をベースにした白いスープと、四川山椒などのスパイスが入った赤いピリ辛のスープだ。

程よい辛さの赤いスープで牛肉をしゃぶしゃぶ

食べ放題のいいところは、好きなものを好きなだけ食べられること。お肉はもちろん、近頃高い野菜だってパクパク食べることができる。

野菜をどんどん投入しよう
山本萩子
山本萩子
「このままでも十分味はついているのですが、ラー油、ゴマだれ、ポン酢で味を変えるのも楽しいですね!」

鍋のいいところは、調味料で自由に味わいを変化できること。これならいくらでも肉と野菜が食べられそうだ。ピリ辛スープとコクある白湯スープのおかげで、野菜とお肉がどんどんお腹に収まっていく。肉と野菜でお腹いっぱいになるって、なんとヘルシーで贅沢なことだろう。

調子に乗ってビールも頼んだ

ピリ辛のスープにはビールが合う。飲まずにはいられなかった彼女の気持ちはよくわかる。そういえばドジョウと日本酒を合わせていたし、鍋にお酒は欠かせない。こちらのお店では999円でアルコール飲み放題を追加できる。たくさん飲む人にとってこれは嬉しい。

熱々の鍋をつつきながらビールを飲む。至福のひと時である

ちなみにアルコール飲み放題にはドリンクバー料金も含まれているので、こんな楽しみ方もできる。

カルピスソーダを選んだ

ドリンクバーとアルコール類を混ぜて、オリジナルカクテルを作ることができるのだ。

ビールとカルピスソーダで、ホワイトビール(風)のできあがりである
山本萩子
山本萩子
「これは楽しいですね。こんな風にしてたら、いくらでも食べて飲めちゃいそうです!」

いくらでも食べるといい。100分の時間制限(ラストオーダーは終了20分前)の中で、心ゆくまで楽しんでほしい

最後は中華麺と雑炊で締めよう

注意)実施していない店舗もあります。

バーミヤン 新宿西口大ガード店
住所:東京都新宿区西新宿7丁目1-1 新宿カレイドビル3F
アクセス 新宿西口駅[D5]から徒歩約0分
新宿(東京メトロ)駅[B16]から徒歩約2分
西武新宿駅[南口]から徒歩約2分
電話:03-5337-5855
営業時間:平日 10:00~24:00 土曜 10:00~24:00 日曜・祝日 10:00~24:00

※火鍋食べ放題は店舗により実施有無・時間が異なります。
火鍋実施店舗・時間 http://www.skylark.co.jp/bamiyan/menu/pdf/hinabe.pdf

新宿区新宿西口大ガード店は平日17:00~21:00 土11:00~21:00 日・祝11:00~21:00(最終受付21:00)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.自分へのご褒美に松阪牛のしゃぶしゃぶ「山笑ふ」

最後は流行を発信する街、表参道の隠れ家へ

初めてしゃぶしゃぶを食べたのはいつの日か。大人になってわかったのは、しゃぶしゃぶは安くはないということ。時が経ち気がつけば特別な料理の一つになっていた。

山本萩子
山本萩子
「しゃぶしゃぶはほとんど食べたことがありません。でも、ここはお店の雰囲気もいいし、なんだか一人で入りやすそうな気がします」
それは店内はカウンター席のみで、目の前にそれぞれ鍋が用意されているから

店名の「山笑ふ」とは俳句の季語だ。春を意味し、豊かな食材、そして生命の芽吹きをイメージしてつけられた。全席カウンターで隣席との間隔も広く、一人客でも入りやすいと評判だ。

美しいサシが入ったピンクの松阪牛。A5ランクのロースを使用している。今日はこちらをいただく
チルドした牛肉を目の前でスライスしてくれる

この店で使用する松阪牛は、他の牛と比べて、サシの入り方も綺麗で、脂も良質だという。

ソムリエがオススメしてくれたワインを飲みながら料理を待つ

ワインの種類も豊富で、ナチュラルワインやビオワインをグラスで楽しめる。この日いただいたのは勝沼産のフレッシュワインだ。前菜を楽しみながらメインを心待ちにする。彼女はこの時間が楽しくて仕方ないという表情をしている。

そして、これが「松阪牛(100g)&米澤豚一番育ちロース(50g)しゃぶしゃぶコース」(5300円・税別)だ

今回オーダーしたのは牛と豚の両方を楽しめる贅沢なコースだ。たまには奮発してもいいではないか。松阪牛と一緒に並んだ右の米澤豚は、一般の豚の2.7倍のビタミンEが入っているという。

シンプルな昆布出汁でいただく

まずは牛から。数回しゃぶしゃぶすると肉の色が変わってくる。そろそろいい頃合いだろうか。そっと肉を引き上げる。肉の旨味が濃厚なので、最初はシンプルにポン酢でいただこう。

期待に満ちた表情である。その期待は裏切られることはない
山本萩子
山本萩子
「溶けてなくなりました! 口の中に入れて、お肉が溶けてなくなった後に、旨味が一気に押し寄せるんです。ポン酢の酸味が牛の旨味をさらに引き立てています!」
これはおいしい

一方の豚はオリジナルのゴマだれでいただく。こちらには豆板醤が入っており、キリッとした味わいで噛みしめるたびに肉の旨味が溢れ出す。

豚肉で野菜を巻いていただきます。最高の時間だ

彼女はいつまでも口の中に広がる肉の旨味を噛み締めていた。おいしいお肉は人を幸せにする。たまにはこんな贅沢も悪くない。

山笑ふ 表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前4-9-4 2F
アクセス:表参道駅[A2]から徒歩約2分
明治神宮前駅[エレベータ]から徒歩約7分
外苑前駅[3]から徒歩約9分
電話:03-5413-3967
営業時間:[夜]平日17:00~22:00(21:30LO)、土日祝16:00~22:00(21:30LO)[昼]平日11:00~15:00(14:30LO)、土日祝11:00~16:00(16:00LO)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


一人で食べる鍋は寂しいか。答えは「ノー」である。一人鍋は楽しい。人に気を使わないで、心ゆくまで鍋と向かい合うことができるからだ。そして、お酒があればもっと楽しい。今夜のあなたの一人ご飯に、「鍋」という選択肢が加えていただきたい。

たくさんお酒を飲んで上機嫌の萩子さん

取材・文/キンマサタカ(パンダ舎)
撮影/木村雅章
モデル/山本萩子(セントフォースsprout)

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