デートに使っても喜ばれる!「個性的なちゃんこ鍋」3本勝負

特集

冬だ!うまい「鍋」であったまろ。

2017/12/06

デートに使っても喜ばれる!「個性的なちゃんこ鍋」3本勝負

相撲取りが毎日のように食べる鍋料理、「ちゃんこ」。近頃の相撲ブームの影響か、巷のちゃんこ屋も客足が好調だという。しかし、年々店の数は増え続け、過当競争時代に突入した。ガチちゃんこ戦争の始まりである。予約殺到、待った無しの個性あふれる名店をご紹介しよう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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さあ、ちゃんこ屋へ行こう

1.歴史ある良店「霧島」(両国)

相撲の聖地両国にある老舗ちゃんこ屋が「霧島」だ

「霧島」は元大関霧島のお店だ。霧島は昭和を代表する人気力士であったが、現在は陸奥親方として後進の指導にあたっている。オープンからかれこれ20年が経つが、この界隈を代表する名店として名高い。

地下1階から8階までがお店。テーブル、掘りごたつ、個室、座敷などが用意されている

上部階では窓から両国国技館が見える。駅前という最高の立地で、場所中は客足が絶えない人気店だ。客の目当ては、豚骨・鶏ガラから出汁を取った自慢のスープを使ったちゃんこ鍋だ。

「ちゃんこ鍋」は2人前から(1人前 3030円・税込 ※本場所中はコースのみ)

いわゆる一般的なちゃんこのイメージとは異なり、スープはこってりしている。さらに白身、ホタテ、えび、などの豪華な食材から出た旨味が、濃厚なスープをさらに満足感溢れるものに仕上がっている。背脂とトンコツのコクに対して、隠し味に柚子胡椒を使うことで、全体的にシャープな口当たりが印象に残る。

スープは味噌と醤油のブレンドがお店のおすすめだ

親方は自分が気に入った料理人を、その場でスカウトする情熱の持ち主だとか。食も相撲も人を見初めるのが仕事ということか。親方がこだわり抜いたスープは20年前から変わらない味で、今日も人々を魅了している。

霧島関は「和製ヘラクレス」「角界のアラン・ドロン」などの異名を持つ人気力士だった
Yahoo!ロコちゃんこ 霧島 両国本店
住所
東京都墨田区両国2-13-7

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アクセス
両国駅[西口]から徒歩約1分
両国(都営線)駅[A4]から徒歩約7分
馬喰横山駅[C2]から徒歩約9分
電話
03-3634-0075
営業時間
[月~土]11:30~23:00(L.O.22:30)[日・祝]11:30~22:30(L.O.22:00)【年末年始】三十日:通常営業、三十一日・一日・二日:休業、三日:11時半~22時半迄営業、四日:通常営業
定休日
無休
口コミ・写真など

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2.ミシュランにも選ばれた新進気鋭の名店「増位山」

「増位山」の最寄りは都営新宿線森下駅。両国からも遠くはない

「相撲も料理の世界も縁はなかった」という店主が2年前にオープンして以来、瞬く間に評判が広がり、ミシュランのビブグルマンにも選ばれたちゃんこ界の新星がこちら「増位山」だ。店主のお父さんは元大関増位山。現在は歌手として活躍しているが、その父もまた大関だった。

料理長の澤田さん。お父さんも、おじいさんも大関という家に生まれたが、本人はずっとテニスに打ち込んでいたという

相撲と全く関係ないスポーツに取り組み、大学卒業後は広告代理店に勤務していた澤田さんは、現在店があるこの場所が空くと知って店を開いた。実はこの場所はもともと父親が親方を務める相撲部屋だった。定年退職後に部屋をしめたが、この場所を有効に活用したいと思ったのがオープンのきっかけだった。

店内には土俵がある。立ち入りは自由だが相撲は禁止だ

澤田さんは自分が小さい頃から親しんできた本物のちゃんこを出したいと思った。だが、店を開くにあたり、日本全国を食べ歩いたが口に合わなかったという。そして、父親の部屋で腕を振るった最後のちゃんこ番をスカウトすることで、理想の味を出すことに成功したのだ。

「鶏つくね醤油ちゃんこ」は2人前から(1人前 2400円・税別)

大切にしているのは素材の持つ旨さだ。つくねは歯ごたえを出すために。朝しめたばかりの鶏肉を使っている。つくねの食感を出す研究を続けた結果、肉を数種類入れて鴨の皮も使っているとか。理想のちゃんこのためには手間を惜しむことはしないのだ。

力士と同じように、みんなで箸を入れて親睦を深めてほしいと菜箸は出さない。客からの求めがあったり、接待で利用している場合は、そっと出すとか

力士はちゃんこを具沢山のスープのような感覚で食べている。ちゃんこはバランスが大事だと考える澤田さんの理想のちゃんこは脂っこくないもの。それには魚は魚、鶏は鶏で同じ素材から出汁を取るべきだと考えている。この店のちゃんここそ、澤田さんが幼き日に食べていた、まさに懐かしくも理想の味なのだ。

かまぼこは自らの旨味をスープに出した後に、今度は全部の旨味を吸ってくれる優れものだ

「相撲の道に入れと親は言わなかった」と澤田さんは笑う。だが、周囲からの期待を感じて、それがいやで東京を離れたこともある。最終的に澤田さんが選んだのは父と祖父と同じ相撲に関係する世界だった。ちゃんこは東京を代表する料理。ミシュランビブグルマンに選ばれ「親孝行できた」と思ったというが、「いつかはミシュランの星が欲しい」とさらなる高みを目指している。

澤田さんのお父さんは現役・親方時代から美声で知られ、現在も歌手として活躍している
Yahoo!ロコちゃんこ増位山
住所
墨田区千歳3-2-12

地図を見る

アクセス
森下(東京都)駅[A5]から徒歩約3分
両国(都営線)駅[A5]から徒歩約9分
両国駅[東口]から徒歩約11分
電話
03-3631-0109
営業時間
定休日:毎週月曜日営業時間:火曜~金曜17:00~22:30(LO22:00) 土曜、日曜17:00~22:00(LO21:30)但し、最終ご入店時間は20:30までとさせて頂きます。
定休日
月曜(但し、東京場所開催中は営業)
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

3.塩ちゃんこ発祥の店「佐賀昇」

新橋演舞場の真横にある「佐賀昇」

グルメ口コミサイトにおいて、ちゃんこ専門店でナンバーワンの評価を獲得している名店がこちら「佐賀昇」だ。この店はもともと料亭であったが、佐賀昇関との縁で現在のちゃんこ屋へと業態変更をした。それ以来、変わらぬ高い評価を得ている。

佐賀昇関の化粧まわしが飾ってある

それまでのちゃんこ屋は、いい意味で家庭料理らしさがあったが、同店では元料亭らしく見た目や盛り付けに最新の注意を払ったという。その結果、新橋演舞場横という一等地にふさわしい一流店となった。

スタイリッシュなフロアは芸能人も御用達だという

この店は接待にも使われることも多い。接待される方は、店構えや雰囲気に圧倒される。だが実際にはデートにも使われるように、お手頃価格で楽しめるお店なのだ。価格帯も立地を考えると決して高くない。

看板メニューの「塩ちゃんこ」は2人前から(3000円・税別)

実はこちらは塩ちゃんこ発祥の店でもある。塩味のスープの味を引き立たせる出汁には、大量のカツオと昆布が使われている。火が入ってニラがくたっとしてきたら食べ頃のサイン。ひと口スープをすすると濃厚な旨味が押し寄せる。シンプルな塩味でいただくことで、具材の上質さがよくわかる。

九州ではポピュラーな柚子胡椒をスープに入れることで、味がグッとしまっておいしくなる

各テーブルには昭和63年の番付がランチョンマット代わりに置いてある。これは佐賀昇関が最高位にいた時の番付表だ。2階は相撲甚句、4階はジャズなど、フロアによってガラッと雰囲気が変わるのが面白い。相撲関係者も多く足を運ぶというが、彼らはこの店のちゃんこのファンなのだ。

旨味が詰まった鶏団子は人気だ

こちらのお店から築地は目と鼻の先。毎朝市場から新鮮な食材を仕入れることが可能だ。まさに台所がわり。そして、鍋を残さずいただいた後は、モチモチとした特製うどんで締めよう。

黒胡椒をかけていただきます

銀座からすぐの一等地で、上品な女将と親しみやすい接客。そして最高のちゃんこ鍋。一度知ってしまったら足しげく通いたくなる大人のための名店なのだ。

貴花田(現貴乃花親方)に勝った取り組みの様子が飾ってある

佐賀昇
住所:東京都中央区銀座 7-18-15 2F
アクセス:築地市場駅[A3]から徒歩約2分
東銀座駅[6]から徒歩約4分
汐留駅[3]から徒歩約7分
電話:03-3545-1233
営業時間:月~土 17:00-23:00
定休日:日・祝

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

恋も相撲も王道が一番。がっぷり四つから寄り切ってほしい。

取材・文/キンマサタカ(パンダ舎)
撮影/木村雅章

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